最低・最悪裁判所が国民を裏切り続けてきた動かぬ証拠
エリート判事を騙した後藤医師の嘘 その2
私の内なるアイヒマン
→ 後藤医師の嘘を忠実に反映した根崎決定


 根崎判事を騙した後藤医師の2番目の嘘は、最初の嘘よりも遥かに簡単なものだった。A子さんの症状が筋弛緩剤ベクロニウム中毒によるものか、それともミトコンドリア病MELASによるものか、それが鑑別診断の最大の争点だった。

さすがにベクロニウム中毒だけでは説明できないと判断した検察は、いくつかの症状をベクロニウム中毒に続発した脳虚血が招いた中枢神経症状とこじつけたが、それでも説明できない症状が数多く残った。この検察主張の致命的な欠陥については第一次請求審に提出した意見書に明記した(m3 com 記事2ページ目)。ご覧いただければ一目瞭然である。

たとえ、後付けで「低酸素脳症」をこじつけたとしても、ごまかせるものではなかった。では、この表を後藤医師は自分の意見書の中でどう扱ったのだろうか? 実は全く触れていない。故意に無視したのである。当然、この表に言及すれば、筋弛緩剤中毒は否定され、MELASが棄却できなくなる。だから無視したので ある。臨床医として当然の振る舞いだった。その証拠に、後藤医師の意見書には、A子さんが筋弛緩剤中毒であるとは一言も書いていない。

そうして後藤医師はこの表について、根崎判事には何も説明せずに逃亡した。後に残された根崎判事は、この表の意義について誰からも何も知らされなかった、この表が、A子さんが筋弛緩剤中毒ではない動かぬ証拠であるなどとは、夢にも思わず今日に至っている

→ エリート判事を騙した後藤医師の嘘 その1
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