4月1日より,業務調査を行うという御触書が来た.
職員一人一人が,いつ,どこで,何時間何分の間,何をやったかと,半年間の間,毎日細々記入しなさいというのである.誠にわずらわしい割には,職員の仕事の効率などは,金輪際わかりっこない書式内容となっている.役人の中にもバカと利口がいるが,こいつはくるくるパーの役人が考え出した”調査”なのだ.
記入するのも,集計するのも壮大な時間の無駄である.このような調査をして数字だけを出しても何の役にも立たないことは誰にでもわかる.だからこんな調査は苦痛でしかない.数字好きのお役人の自己満足だけでは済まない.本人は,組織の効率化を計るという幻想を抱いて考え出したのだろうが,その幻想とは全く逆に,現実には働く者に苦痛と無力感を与えて,組織の機能を廃絶させるという,重い罪を負う.どこかで聞いた話,そう,これはインパール作戦だ.
近い将来,埼玉県社会福祉事業団が,リストラに遭うのは誰でも知っている.そのリストラの暁に,こんな第一級の無駄な仕事を考えついた奴は,A級戦犯として追求されるだろう.