びまん性軸索損傷の当事者研究
19歳男性が,交通事故によりびまん性軸索損傷となり,意識が回復した後に後遺障害で苦しむ経過が当事者研究の形で描かれている.遷延性意識障害の時期も,家族による詳細な経過があるので,受傷から社会復帰まで記録が途切れることがない.本人,家族,友人達の感情,行動はもちろんのこと,医学・医療の観点からも大変貴重な資料となっている.私はこれ以上の症例報告を知らないし,これから読むこともないだろう.
「どうしよう、脳が目覚めた」―― 作者の衝撃体験描いた実話漫画「交通事故で頭を強打したらどうなるか?」
Web版:実録漫画「交通事故で頭を強打したらどうなるか?」
書籍(KADOKAWA)
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