ごみ分別と焼却システム

臨床研究倫理指針を整備すれば,いかがわしい臨床研究があたかも治験であるような錯覚を関係者に植え付けます.すると,その臨床研究は,承認申請という出口のない袋小路の奥までどんどん進んでいきます.そうして,行き止まりになって初めて,出口のないことに気づきます.そこで,当事者達が,いくら泣き喚いても,詮無いことです.

ルールを弁えずに勝手に進んでいった方が悪いのです.きちんとルールを知っている人達は,正しい道に進んでいます.そんな最低限のルールさえ弁えない人達によって行われた臨床研究はどうせろくでもないものですから潰れてもらって結構.研究はそこで焼却処分となります.

このように,我が国の現行制度は,合理的なごみ分別システムであり,厚労科研や製薬企業の奨学寄附など,多少の社会的コストはかかるものの,ごみ焼却施設としても十分機能していると言えましょう.

目次へ戻る