後発品による医療費抑制は子供だまし

後発品使用促進が医療費を抑制するという根拠は,一体どこにあるのでしょうか?あれほど大本営攻撃が好きな方々が、こんな子供だましにころりとやられてしまう。役人の方が一枚も二枚も上手のようですね。

日米英独仏の後発品の市場シェアと各国の医療とは関係がない→図1
 

欧州では国によって後発品使用率にはひどいばらつきがあり、日本未満の国もたくさんあります。イタリアやスペインといった医療費優等生の国の後発品採用率は日本よりも低いのです。→図2

A Review on the European Generic Pharmaceutical Market in 2005

横断的な観察研究で、相関関係すらないのです。なのに、有効性を主張して介入試験を強行する。おまけに、その介入試験のアウトカムに関して誰も責任を持って検証しない。厚労省はそんな新薬開発は絶対に認めないのに、自分のところの政策では、根拠も、アウトカムの検証責任もなしで、やりたい放題。これじゃあ、先発品メーカーが文句を言う気持ちもよくわかるってもんです。

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