原発性改革依存症
ーバラク・オバマはバカボンのパパに勝てないー

PMDAのDirector Medical Reviewerまでやった人間が言うのだから間違いはありません。

組み入れ基準:現状のどの点で、どんな悪いことが起きているのか?

比較対照・介入:現状放置を比較対照として、どんな改革で?

用法・用量:どの程度(強さ)、どういうルートで、どのくらいの期間?

アウトカム:どういう指標を用いれば、その改革が「成功」と判断できるのか?

誰かが「改革」を叫んだ時、このプロトコール審査に耐えうるかどうか考えてみてください。バラク・オバマがバカボンのパパに勝てないのは、水が高きから低きに流れるのと同じぐらい自然なことがわかるでしょう。

でも、合衆国大統領の叫び声がどれだけ虚しいかなんてことは、実はどうでもいいことです。あなたにとって最大の問題は、原発性「自己」改革依存症だからです。「自分は変わらなければいけない」という絶え間ない妄想から解放されたかったら、上記のプロトコール審査を活用することをお勧めします。

えっ?その時のエンドポイントはどうすればいいかって?やだなあ、そんなことを訊かなくてはならないようでは、いつまで経っても自己改革妄想から抜けられませんて。

あなたの真のエンドポイントは、あなたしかわからないでしょうに。みなさん、年収とか、教授の椅子とか、持ち家とか、ご自由にお決めになっているじゃないですか。だから、私も、自分の好みで「幸せな気分」にしてます。

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