クスリの売人達

自分達は(合法的な)クスリの売人、製薬企業・医療機器企業の販売代理店業なのに、そういう自覚が完全に欠如しているお目出度いお医者様達 の何と多いことか。 イカサマ市販後臨床試験で、製薬企業と大学教授ばかり責められているが、コストパフォーマンス抜群のACE阻害薬をさしおいて、ARBを売 りまくったのは(*)他でもない、クスリの売人と言われても理解できないお医者様達だった。

そんなことだから、利益相反という言葉をわざわざ持ち出して、自分達の危うい立場をようやく自覚できるのはまだいい方で、利益相反問題でお 医者さん達が酷い目に遭わないようにと、製薬企業からせっかくの提案があっても、それを拒否したりしてしまう。 そんな程度のリテラシーしかない連中に「日本のマスコミは」なんていう資格は、これっぽっちもありゃしねえ。

 *ディオバンの2011年度の売り上げは1193億円。プロプレスは1487億円。

参考
最新医療は本当に“最もいいもの”か?

下記のようなあからさまな違法例と対比すると、「医者は合法的なクスリの売人」ということが理解しやすいでしょう。
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Purdue社 無謀なOxyContin処方医師のリストを抱え込んでいる (Biotoday 2013-8-14)
LA Timesによると、薬物依存者や売人に麻薬性鎮痛薬OxyContin(オキシコドン)を売っている疑いがある医師のデータベースをそのメーカー Purdue Pharma社は有していますが、同社はそのデータを警察や医療規制機関と殆ど共有していません。Purdue社のデータベースには 1800人を超える医師の名前がありますが、同社はそれらの僅か約8%(154人)しか 通知していません。Purdue社は処方量が多いこれらの医師からの利益を享受し続けています。1996年の発売以来 OxyContinは270億ドル相当以上売れました。
OxyContin maker closely guards its list of suspect doctors
Oxy Maker Won't Share List of Suspicious Doctors
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