The 58th Scientific Meeting of the Japanese Medical Society for Lung Surfactant and Biological Interface

日本肺サーファクタント・界面医学会第58回学術研究会

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日本肺サーファクタント・界面医学会第58回学術研究会

会長 宮崎 泰成

東京医科歯科大学呼吸器内科 教授


この度は、日本肺サーファクタント・界面医学会 第58回学術研究会を担当させていただきます。伝統ある本学術研究会は大変光栄なことです。

肺サーファクタントは肺の成長・発育に始まり、肺構造の維持、そして外界から侵入する異物に対する免疫など、肺疾患を考える時に最も重要なものの一つと考えられます。そこで、今回の学術研究会は「肺の免疫・恒常性の維持」というテーマで開催したいと思います。

30年ほど前になりますが、私が東京医科歯科大学第1内科に入局してまもなく、筑波大学から吉澤靖之先生が赴任されました。当時医員として大学におり、急性肺傷害のテーマを吉澤先生からいただいたのが研究歴の始まりとなりました。炎症局所に起きた時に免疫細胞が血管から肺内に集まってくるのに接着分子が必要だと注目されていたので、米国ユタ大学のZimmerman研に留学、新規β2インテグリンの研究を始めました。ここで免疫細胞の動きに興味を持つようになり、過敏性肺炎という免疫の関わる間質性肺疾患の臨床及び研究を30年続けることになりました。肺胞上皮や血管内皮といった肺の構造を形成する細胞とともに、樹状細胞・肺胞マクロファージ・単球・リンパ球・好中球・好酸球・好塩基球といった免疫細胞がオーケストラのように、急性期・慢性期にわたり、時間空間的の変化していく様子に興味を抱き研究しております。

そのような中で、今回の学術研究会では、肺サーファクタントと上皮細胞や肺サーファクタントと免疫細胞がどのように恒常性の維持に役立ち、そしてその破綻により疾患を形成していくのかなどを議論する場ができればと考えています。

基礎研究者も臨床医も集まり意見交換の機会となり、本学術研究会の発展になるように努めたいと思います。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

リンク

日本肺サーファクタント・
界面医学会

開催会場

事務局

東京医科歯科大学呼吸器内科

事務局長:岡本  師
事務局員:松本 祐希

運営事務局

株式会社
コンベンションアカデミア

〒113-0033 東京都文京区本郷3-35-3本郷UCビル5F
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