社会・文化に関する話題:
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更新日: 2000年5月12日
- 海外危険情報,2年間で2倍 (朝日新聞; '00/2/12)
発信こまめに,でも最後は個人判断。:
外国に出かける日本人に,安全度の目安として外務省は「海外危険情報」を出している。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/
危険情報は,在外公館や関係国からの情報を基に,5段階に分けられている。
危険度1: 注意喚起
危険度2: 観光旅行延期勧告
危険度3: 渡航延期勧告
危険度4: 家族等退避勧告
危険度5: 退避勧告
内戦が続くアフガニスタンは「5」,宗教対立が激化しているインドネシア・マルク州は「4」と言った具合だ。危険情報には
法的な強制力はないが,「2」が出ると,団体ツアーは自粛されるなどの効果がある。
外国旅行を計画している人は,お出かけ前にチェックしましょう。
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- 62年ぶり,中原中也の日誌発見 (朝日新聞; '00/2/6)
「悲しみ呆け」だと思うのでございます
詩人中原中也の日誌は62年間もの間,千葉市内の病院で書類の山に埋もれていた。最愛の長男文也を失い精神に
変調を来していた中也が,自らの病気を「私のは『悲しみ呆け』だと思うのでございます」と冷静に自己分析し
てみせるくだりをはじめ,古びた一冊のノートは新発見に満ちている。
「段ボールの中から何気なく拾い上げたノートの表紙に『日誌 中原中也』と書かれていた時には,心底びっくりしました。
この病院に中也が入院していたことは知っていたが,まさかこんな宝が残されていようとは」。昨年3月日本大学教授の
曽根博義さんは,中村古峡の資料調査のため,千葉市中央区千葉寺町の中村古峡記念病院(旧・中村古峡療養所)を訪れた。1992年頃から
何度も通っていたが,古峡の残した書類の山は減らなかった。
古峡の養子で同病院院長の中村民男さんは「父は物を捨てない人で,家中紙だらけ。ネズミが巣くったりしていた。」と語る。
49年当時の古峡の著作には,2000人あまりの患者の日誌が物置に保管されていたとあり,その中から中也の日誌が出てきたのは
まさに奇跡だった。
「悲しみ呆け」と言う表現は,37年1月26日の項にに出てくる。「朝6時起床。室内の掃除をなし,廊下を拭く」で始まる
一日だ。中也は古峡に,自分が回復に向かっていることを丁寧に説明する。
「子供が息切れました瞬間,今迄十数年勉強してきました文学がすっかりいやになり,ーーなぜならば,自我を振りかざす
近代文学は,絶えず山登りでもしているように熱っぽい物でございますので,それがイヤになり」........
そして,「此度の私の病気を自信省みてみますに,『欲呆け』と言う言葉がございますけれど」として,自分は「悲しみ呆け」
だと分析する。しかし,「その『悲しみ呆け』が,入院して以来,殊に此の三四日来よほど快方に向かいまして,今や亡き子
の面影が思い浮かんでも,そぞろ悲しむといふ,われながら雄々しい態度が出来ると存ぜられます」と続ける。
中也に詳しい詩人で日本近代文学館理事長の中村稔さんは「最晩年の中也の詩境をを解き明かすかぎが,この日誌の中にある」
と語っている。
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- 「原爆の図」夫婦で描く。丸木俊さん死去 (朝日新聞;'00/1/14)
丸木美術館のホームページ:
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/index.htm
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- 遺伝子組み換え作物・初の国際規制「カルタヘナ議定書」
(朝日新聞; '00/1/30)
遺伝子組み換え生物の国際取引に関する初めての規制である「バイオセーフティ議定書(カルタヘナ議定書)」
が29日,カナダで開かれていた生物多様性条約に基づく特別締結国会議で採択された。遺伝子組み換え技術を
使った作物や微生物が国境を越えて生態系を攪乱することを防ぐのが目的。種子などについては輸出国と
輸入国の間で事前手続きが義務づけられ,輸入国が輸入禁止の措置をとることもできる。
「カルタヘナ議定書」:(要旨)
<目的> 近代的なバイヲテクノロジーで遺伝子を組み換えた生物が,生体多様性の保全と接続可能な利用に
悪影響を与えないよう,国境を越える移動に十分な安全性を持たせる。
<適用範囲> すべての生きた遺伝子組み換え生物の国境を越える移動に適用される。他の国際条約や
協定が扱っている人間の医薬品は除く。
<事前通告と同意> 輸出国は遺伝子組み換え生物の最初の輸出の前に,輸入国に通知し同意を得なければならない。
食料・飼料・加工用および閉鎖的な環境で利用の遺伝子組み換え生物は除く。
<輸入国の決定> 輸出国から通知を受けた国は,議定書が定める危険性評価の方法に基づき,輸入の許可
あるいは禁止を決定しなければならない。
<食品など> 食料・飼料・加工用の遺伝子組み換え生物を輸出する可能性のある国は,その情報を各国に提供する。
各国は議定書の目的に合致する国内規制で輸入の可否を決定できる。国内規制がない国は,議定書に定める
危険評価の方法に従って判断できる。(共同)
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- ”酒豪遺伝子”南北に集中:(1)秋田(2)鹿児島・岩手
(朝日新聞;'00/1/10)
酒に強い体質の遺伝子の型を持つ人の割合を都道府県別に並べると,「番付上位」には北海道
・東北・九州・沖縄地方が集中することが筑波大学社会医学系の原田助教授の調査でわかった。この順位と
1人あたりのアルコール消費量の都道府県別順位とは傾向が似ており,遺伝子は酒豪を調べる有力な
手がかりとなりそうだ。
原田助教授らは,アルコールの分解過程にかかわる数種類のアセトアルデヒド脱水酵素(ALDH)のひとつ
ALDH2を作る遺伝子の型によって,体質的に酒の強さが異なるとされることに注目。全都道府県の5255人を対象に
,酒に強いとされる遺伝子の型(NN型)を持つ人の割合を調べ,順位付けした。またこの順位を国税庁が公表している
1人あたりの年間酒類販売量と比較した。
その結果,NN型の人は,中部・近畿・北陸で少なく,東西に向かうにつれて増え,九州や東北で多くなる傾向がった。
秋田県がもっとも多く77%で,鹿児島県・岩手県が71%で続き,もっとも少ないのは三重県の40%,二番目に少ないのは
愛知県の41%だった。
一方消費量は,秋田県が10.6リットルで4位,鹿児島県が9.6リットルで6位など,NN型の順位と同様に傾向があった。
ただし完全には一致しておらず,たとえば消費量が11.8リットルで一位の東京都はNN型の割合は55%で19位であった。消費量は
都道府県ごとの小売り販売量で,実際に飲まれた量とは一致していないことなどが影響しているという。
原田助教授らはさらに,NN型の人の遺伝子に含まれている遺伝情報の中で,ALDH2が作られる量を調節する
部分を調べた。するとこの部分が変異している遺伝子を持っていないか,片方の親からしか受け継いでいない人は
両親から受け継いでいる人に比べ,アルコールの分解中間産物であるアセトアルデヒドを代謝するスピードが
速かった。聞き取り調査で調べた1人あたりの年間消費量も約1.5倍の18リットルで,同じNN型でも強さが
異なることがわかった。
なぜNN型の割合に地域差があるのかについて,原田助教授は「現在の日本人は縄文人と弥生人の特徴を兼ね備えているが
,縄文人は酒に強い体質の遺伝子を持つ人が多かったと考えている。酒に弱い遺伝子は北方系の弥生人によってもたらされたのではないか。
地域で差が出たのは,この歴史のためだと思う。」と話している。
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- 源氏物語絵巻 (朝日新聞;'00/1/9)
源氏物語絵巻を鑑賞できる美術館:
徳川美術館
場 所 : 名古屋市東区徳川町1017 TEL: 052-935-6262
開館時間: 月曜休館(祝日の場合は翌日)
URL:http://www.cjn.or.jp/tokugawa/
尾張徳川家伝来の「源氏物語絵巻」3巻を所蔵。「柏木」「横笛」など15場面の絵がある。
五島美術館
場 所 : 東京都世田谷区上野毛3-9-25 TEL: 03-3703-0661
開館時間: 月曜と祝日の翌日休館)
阿波・蜂須賀家伝来の「源氏物語絵巻」1巻を所蔵。「紫式部日記絵巻」4巻を所蔵。
2000年11月3日?26日:5年に一度,「源氏物語絵巻」を一堂に集め公開。
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