日本超音波医学会第51回関西地方会学術集会

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会長挨拶

会長 大川和良
大阪国際がんセンター肝胆膵内科

会長 大川和良
大阪国際がんセンター肝胆膵内科

 この度、日本超音波医学会第51回関西地方会学術集会会長を拝命しました、大阪国際がんセンター肝胆膵内科 大川和良と申します。2024年9月21日(土曜日)に大阪国際会議場におきまして、本学術集会を開催させて頂きます。

 テーマは「超音波医学 ~今を勉め、明日を見通す~」とさせて頂きました。医学のすべての分野において、知識の蓄積と技術の進歩はすさまじいスピードで行われていますが、超音波医学においても装置、技術の進歩はめざましく、超音波検査の医療に占める役割はますます重要度を増しています。かかる現状において、超音波診療に携わる人達には、超音波医学の発展の現状と展望をしっかりと見極めて、最大限に診療に生かしていくことが強く望まれています。
 特別講演には、私の超音波医学における師である田中幸子 先生にお願いをさせて頂きました。また領域横断的な特別企画を予定しており、各専門領域からの演者の先生に超音波技術を用いた先進的な試みについてご講演を頂きます。この企画におきまして、超音波医学が現時点でどのようなレベルにまで到達し、また近い将来にどのような展望がみられるのかについて、多方面から実感して頂くことができればと考えています。また、各専門領域に特化したシンポジウムについても複数予定しています。
 例年どおり、卒後5年以内の方を対象とした新人賞の応募も予定しています。毎年多数の方が新人として超音波医学の世界に入ってこられますが、そのような若い方に早い時期から学術活動に慣れ親しんで頂くことは非常に重要であると考えています。本学術集会は、若手の方にとっての貴重な発表の場となりますことを大いに期待しています。是非、できれば演題を応募して、本学術集会への積極的なご参加をお願いします。
 2020年から世界的流行が始まった新型コロナウイルス感染症は、現在はやや落ち着きをみせ、5類感染症に引き下げられましたが、本感染症の蔓延は人々の生活様式を一変させました。学会もWEBでの参加が一般的となり、現地に行くことなく容易に参加できるようになりましたが、その一方で、現地開催での活発な論議や参加者間の交流は学会には欠かせないものであると考えます。本学術集会では、これらの双方の利点を活かして、現地開催+一部オンデマンド配信の形での開催の予定としております。
 本学術集会が参加者の皆様にとって、超音波の技術発展とその臨床応用について改めて認識する場となり、ひいては明日からの日常業務、日常診療に大いに役立つものであって欲しいと考えています。多数の方々のご参加をお待ちしています。

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