日本精神病理学会

第43回大会

The 43rd Annual Meeting of Japanese Society of Psychopathology

第43回大会ご参加へのお礼


 日本精神病理学会第43回大会は、2020年10月16日(金)、17日(土)の会期(一般演題は16日(金)~25日(日)にオンデマンド配信)で開催されました。Web開催にもかかわらず、約200名のご参加をいただき、大過なく終了できました。これもひとえにご参加の皆様の力添えのおかげとスタッフ一同、感謝申し上げます。

 本大会は「新時代の精神病理学-明日の臨床と方法論-」を基調テーマに、教育講演、特別講演、4つのシンポジウムを企画いたしました。それぞれに興味深い内容で、常時100人以上の参加者がありました。加藤先生、國分先生、プログラム委員の先生方、司会の皆様、発表者の皆様には改めて感謝申し上げます。残念ながら、オンラインでのディスカッションは会場開催に比べると、隔靴掻痒の感もありましたが、それなりの体裁は整えられたように思います。

 一般演題23題に関しても、録画済みパワーポイントファイルのオンデマンド配信という全く新しい発表形式になりましたが、一題の取り下げもなく無事配信できました。こちらはテキストを介してですが、十分な質疑の時間は取れたのではないかと感じています。今回は文字通り「新時代の精神病理学会」となり、参加登録や発表形式に関しても試行錯誤の面がありました。皆様にはご迷惑をおかけした点が多々あったと思いますが、初めてのWeb学会ということで、ご容赦いただければ幸いです。

 最後に、開催に際してご協力賜りました製薬会社、出版社、病院各位、そして学会にご参加いただきました皆様のこれからの益々のご活躍とご多幸を祈念してお礼の挨拶とさせていただきます。


日本精神病理学会第43回大会

大会長 阿部隆明

ご挨拶

日本精神病理学会 第43回大会のお知らせ


 元号が平成から令和に変わり、日本は時代の区切りを迎えました。精神医学の領域で、平成の30年間は、操作的診断が普及した時代でもありました。とはいえ、この診断法に基づく生物学的な研究は行き詰まりを見せていて、これからも精神症状の把握や理解において精神病理学の果たす役割は決して小さくありません。今大会は、過去の研究を振り返るとともに、今後の問題提起をしていきたいと考えています。

特別講演は『中動態の世界』で脚光を浴びた気鋭の哲学者である國分功一郎先生にお願いしました。先生は精神科臨床にもコミットされており、哲学と精神病理との関係を語るうえで最適の人材と言えます。教育講演は自治医科大学名誉教授の加藤敏先生に最近の精神医学のトピックに関して話していただきます。大会長講演では「気分障害の包括的な理解に向けて」というタイトルで、これまでの研究をまとめて発表する予定です。

シンポジウムは、1日目は臨床中心で、うつ病と統合失調症の2つのテーマで行われます。2日目は精神病理学の方法論に焦点を当てて、哲学とラカンの2つのテーマを用意しました。やや盛沢山な印象はありますが、学会員の多様なニーズに応えられればと思います。

なお、COVID-19の感染状況を考慮した結果、開催はWeb形式に変更となりました。会場での白熱した議論が期待できずに申し訳ありませんが、逆にいつでもどこでもアクセスできるWeb学会のメリットを生かし、「新しい精神病理学会」を作り上げていきたいと思っています。会員多数のご参加をお待ちしております。

日本精神病理学会 第43回大会

大会長  阿部隆明

開催概要

20201016日〜17

会期

栃木県総合文化センター

→Web開催へ変更となりました

会場

会長

阿部隆明

自治医科大学とちぎ子ども医療センター 教授

大会事務局

〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1

自治医科大学とちぎ子ども医療センター医局内(受付:鈴木奈緒美)

Tel:0285-58-7710   Fax:0285-44-8329

E-mail:pspa43@jichi.ac.jp

事務局長:西依康(自治医科大学精神医学教室)

広報:稲川優多(自治医科大学精神医学教室)

主なプログラム

特別講演

國分功一郎(東京大学大学院総合文化研究科・教養学部准教授)

「中動態から考える自己」

教育講演

加藤 敏(自治医科大学 名誉教授・小山富士見台病院 院長)

「狂気内包性精神病理学・狂気内包性精神療法を考える」

会長講演

阿部隆明(自治医科大学 とちぎ子ども医療センター 教授)

「気分障害の包括的な理解に向けて」

シンポジウム

I

「うつ病の精神病理を見直す−「あとの祭り」のあとで」

司会:深尾憲二郎、松浪克文

シンポジスト:小林聡幸、堀有伸、野間俊一、杉林稔

シンポジウム

II

「2020年、統合失調症は消えゆくのか?」

司会:岡島美朗、内海健

シンポジスト:清水光恵、関由賀子、船山道隆、大塚公一郎

シンポジウム

III

「精神医学の哲学としての精神病理学」

司会:井原裕、兼本浩祐

シンポジスト:榊原英輔、和田信、塩飽 耕規

シンポジウム

IV

「日本のラカン受容のこれまでとこれから」

司会:松本卓也、鈴木國文

シンポジスト:新宮一成、菅原誠一、十川幸司、西依康

日程表・プログラム

日程表とプログラムのPDFファイルが、

下記ボタンよりダウンロード可能です。


  日程表  ‥‥‥‥‥‥‥‥




 プログラム   ‥‥‥‥‥‥‥‥

演題募集要項

一般演題の募集について

申し込みにあたって

演者は(口演者、共同演者ともに)本学会の会員に限ります。発表をご希望の方は、入会手続きをおとり下さい。なお、入会手続きが大会の直前になりますと、資格認定・確認に際して事務作業に支障を来すおそれがありますので、手続きは必ず余裕をもって早めにお済ませ下さい。

発表形式

抄録原稿作成および提出方法

発表はすべて、録音済みパワーポイントファイルのオンデマンド配信となります。

インターネット上での公開となるため、プライバシー保護には十分配慮していただくようお願い申し上げます。

抄録原稿の作成

提出方法

抄録原稿テンプレート(WORDファイル)をダウンロードし、これに上書きする形で作成して下さい(抄録本文は800字以内)。 抄録のファイル名は、「お名前・抄録」として下さい。

演題の応募は、電子メールでのみ受付けます。

1). メールの件名は「演題応募」として下さい。 

2). メール本文に、 

 a. 発信者のお名前とメールアドレス 

 b. ご所属と連絡先住所・電話番号・Fax番号 

 c. 演題タイトル 

 を記載して下さい。 

 上記Microsoft Wordファイルで作成した抄録をメールに添付、下記大会事務局宛に送信して下さい。送信後、土・日・祝日を除く3日以内に受領確認の電子メールを大会事務局よりお送りしますが、これが確認できない場合、大会事務局までお問い合わせ下さい。また上記方法での応募ができない方は大会事務局までご相談下さい。 

大会事務局】

pspa43@jichi.ac.jp

提出期限(応募締め切り)

演題募集は2020年2月3日から開始します。締め切りは2020年7月3日です。

  一般演題の募集締め切りは7月15日17:00に延長されました。

    → 一般演題の募集締め切りは7月22日17:00に延長されました。

     一般演題の募集は締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。

採否について

演題の採否についてはプログラム委員会で決定させていただきます。

採否の決定通知は、演題応募時の発信元メールアドレスに応募締切日より1ヶ月以内にお送りします。発表日時なども併せてお知らせします。

学会参加者へのご案内

学会参加の皆様へ

1. 会期

2. 大会参加手続き

講演、シンポジウム(Zoomを利用したオンライン発表)

10月16日(金)8:50~17:10

10月17日(土)9:30~17:00

一般演題発表(録音済みパワーポイントファイルのオンデマンド配信)

10月16日(金)~10月25日(日)

・    すべて事前参加登録となります。混雑を避けるため、早めの参加登録にご協力ください。

・    下記内容をご確認のうえ、大会ホームページの参加申し込み用紙をダウンロードして、必要事項を記入の上、電子メールに添付して大会事務局(pspa43@jichi.ac.jp)まで送付をお願いいたします。領収書を確実にお届けするため、所属施設名・住所は正確にご入力ください。所属は、部署名までお願いいたします。個人情報の漏洩をご懸念される方は、参加申し込み用紙にパスワードをかけていただき、パスワードを別メールでお知らせください。



・    参加費のお支払いは、指定銀行口座への振り込みのみとなります。参加申し込みをされた方には、振込先を電子メールでお知らせいたします。指定銀行への入金の確認をもって、参加登録完了となり、確認メールが送付されます。しばらくしても確認メールが届かない場合や、登録内容に誤りがあった場合は、大会事務局までご連絡ください。大会1週間前をめどに、登録のメールアドレスに大会への招待メールやパスワードが届きます。

3. 事前参加登録期間

・    2020年8月31日(月)9時~10月9日(金)24時

・    登録自体は10月10日以降、大会第1日目(10月16日)午前中までは受け付けますが、登録完了が大会終了まで間に合わない可能性もありますのでご了承ください。

4. 大会参加費

5. プログラム・抄録集

・    会員 10,000円 

・    非会員(医師)10,000円

・    非会員(医師以外、コメディカルなど)5,000円

・    学生(医師以外) 2,000円(参加申し込み用紙を送付時に、学生証の写真データまたはスキャンPDFデータをメール添付してください。)


*    納入された参加費は、事務局の事情で学会が開催されない場合を除いて、いかなる理由があっても返金には応じかねますので予めご了承ください。

・    会員の方は事前に郵送されるプログラム・抄録集をご覧ください。

・    プログラム・抄録集:1部2,000円

・    会員で追加購入される方、あるいは非会員で購入希望の方は、参加用紙に記載してください。入金確認後、プログラム・抄録集を発送させていただきます。

6. 領収書・参加証の送付

・    領収書と参加証は大会終了後に送付されます。紛失やお忘れによる領収書、参加証の再発行には対応できかねますので、ご注意ください。

7. 会議のご案内

1.    理 事 会 :10月15日(木)18:30〜20:30 (Google Meet使用)

2.    評議員会:10月16日(金)12:40〜13:10 (Google Meet使用)

3.      総  会  :10月17日(土)11:45〜12:15 (Zoom使用)

8. 精神科専門医単位取得について

本大会は、日本精神神経学会における精神科専門医制度の対象となっています。

取得単位は3 単位(ポイント対象学会の B 群)です。詳細につきましては、日本精神神経学会ホームページの「精神科専門医制度規則」「精神科専門医制度規則施行細則」(http://www.jspn.or.jp/residents/specialist/index.html)をご覧になるか、直接日本精神神経学会(TEL:03-3814-2991)にお問い合わせください。

2020 年 10 月 16 日(金)~ 10 月 17 日(土)が単位の対象期間です。大会長講演、教育講演、特別講演、シンポジウムが単位認定講演となり、1時間1単位、最大で3単位となります。Zoom会議室に入室し、大会参加が確認されれば、単位が認定されます。単位取得をご希望される場合は、参加申し込み用紙に日本精神神経学会の会員番号を記載してください。

講演・シンポジウム・一般演題のご案内

完全Web開催となる今回大会は、Moodleと呼ばれるeラーニングプラットフォーム上で開催されます。下記リンクから入室できます。




一般演題は10月16日から25日までのオンデマンド配信とし、掲示板へ書き込む形でディスカッションを行います。

特別講演やシンポジウムは、10月16日・17日の会期中、ZoomのWebinarを用いて開催します。

どちらもMoodle上で配信をするため、事前参加登録をして参加費の入金を確認できた方へ、開催約1週間前にログインID・パスワードを配布します。お早めの事前参加登録・参加費入金をお願い致します。

講演・シンポジウム・一般演題のご案内については情報量が多いため、

下のボタンからPDF資料をダウンロードして各自ご参照ください。

<講演・シンポジウムのご案内>

 I.   オンライン開催について   ‥‥‥‥


 II.  発表者の皆様へ ‥‥‥‥‥‥‥‥


 III. 座長の先生へ    ‥‥‥‥‥‥‥‥


 IV. 聴講者の皆様へ   ‥‥‥‥‥‥‥‥


<一般演題のご案内>  ‥‥‥‥‥‥‥‥


<Web開催会場へのログイン方法> ‥‥


PPTファイルのアップロード>  ‥‥‥