脳の病気に関係する症候

頭痛 頭痛とは頭部が痛いと感じる症候の総称です。その殆どは習慣性頭痛といわれるもので、その代表が偏頭痛、緊張性頭痛です。この2種の頭痛はとても頻度が多く、一般人の2〜3割にみられ、頭痛の大半を占めます。しかし、特に突発するもの、程度の激しいもの、嘔気。嘔吐を伴うもの、また何らかのほかの神経症状を伴うものには、危険な病気が潜んでいることがあります。
頭痛の解説
めまい めまいはさまざまな病気や病状でおこります。最も多いのは耳の半規管の障害によるもので、耳石の異常やウイルス性の迷路障害などです。その他血圧不安定、不整脈できたされることもあります。中には脳に大きな病変がある場合もあります。症状が繰り返す場合には耳鼻科、もし何らかの随伴する症状があるばあい、ふらつきが強い場合には脳神経外科、神経内科を受診しましょう。
【ミニノート:めまいと脳卒中 [PDF]】(めまい発症は脳卒中の前兆か?)
手足の麻痺 手足の麻痺が起こるもっとも多い病気は脳卒中です。もし変だなと思ったらすぐに病院にいきましょう。その他の脳の病気や、手や足を圧迫されておこること、脊髄の病気やヘルニアなどでもおこります。
手足の感覚障害 手足の感覚障害は主に脊髄や末梢神経の障害で起こります。脳の視床という部分の障害でおこることもあります。手がしびれる、だんだん強くなるなどの症状がある場合、神経系の専門医を受診しましょう。
顔面の麻痺 顔面の麻痺(笑うと左右がゆがむ)で最も多いのは顔面神経にウイルスがついておこるベル麻痺と呼ばれるものです。これは早期の治療が効果がありますので、なるべく早く近医耳鼻科や脳外科・神経内科を受診しましょう。そのほか脳の腫瘍や、外傷、感染などでも顔面のまひがおこることがあります。
聴覚障害 聴覚・耳の聞こえが悪くなるのは、さまざまな原因があります。急に起こるものは突発性難聴やウイルス性の炎症です。また年齢によるもの、中耳の病気によるものなどがあります。なかには脳の腫瘍で聴覚を失うもの(聴神経腫瘍など)もあります。耳の聞こえが悪い場合、耳鼻科専門医を受診しましょう。
顔面のぴくつき 顔面のぴくつきは両側の場合は殆ど気分のせいまたは神経内科の病気でおこります。片側に起こった場合、脳の血管が神経を圧迫しておこる片側顔面痙攣という病気である可能性があります。
顔面の痛み 顔面の痛みはたくさんの病気で起こります。目や歯、鼻の病気であることが殆どですが、もし痛みが非常に強く、電気の針でさしたような痛みが顔の片側に起こる場合、三叉神経痛とよばれる病気である可能性があります。その場合、さまざまな原因がありますが、薬、ブロックや手術治療などさまざまな治療法があります。
手足の痛み 脊髄や末梢神経の障害できたされることが多い状態です。脳の病気で手足が痛むことはとても稀です。 神経内科・脳神経外科・整形外科の専門医と相談しましょう。

このページの先頭へ

Neuroinfo Japanについて お問い合せ