職務怠慢

感じる?何をどう感じるのだろうか?神社にでもお参りした時の感想だろうか?諮問委員会のメンバーなのに、感染者・患者の明らかな減少さえも把握していないと見える。あるいは棒グラフも折れ線グラフも読めないのか?新型コロナウイルス国内感染の状況(2020/4/28 12:00時点)のパネルから、以下が読み取れる。中学生、あるいは小学生高学年の自由研究にぴったりである。
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●感染者数、患者数ともに移動平均線は4/16をピークに既に下降局面に入って久しい。
●重症者数もそれよりやや遅れて4/20のピーク以後は下降局面
●死者数はそれより更に遅れて、恐らく4/26がピークとなる可能性大
●患者数、重症者数、死者数のそれぞれのピークのずれは疾患の進行に要する時間と考えれば合点が行く。
●これらの移動曲線は株価のそれとは比べものにならないぐらい頑健である。なぜならば、これらの移動曲線の場合、株価はもちろん医療費の類いとも違って、診療に関わる因子以外には極めて影響されにくいアウトカムの変動を表しているからだ。

そんなことさえわからないのだから、この常任理事による記者会見自体が、ありきたりの煽り報道,緊急事態宣言原理主義そのものになってしまっている。日医にはこの程度の人材しかいないのか?そんなことで,あなた方が常に軽蔑している「バカなマスコミ」が垂れ流すデマを見破れるとでも思っているのか?現におたくの会長さんは立派なアビガン第二のサリドマイドのセールスマンになっているじゃないか。それでお医者様=薬の専門家とは片腹痛い。

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緊急事態宣言の解除「難しい」 日医、全国延長言及 日経新聞 2020/4/28
日本医師会の釜萢敏常任理事は28日に開いた記者会見で、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う政府の緊急事態宣言について、5月6日を期限として解除することは「難しい」と述べた。特定の都道府県だけ解除すると他の地域からの「人の移動を引き起こすことが懸念される」と指摘し、全国で延長する可能性が高いとの見方も示した。

釜萢氏は政府が緊急事態宣言について判断するための諮問委員会のメンバーを務めている連日新たに確認される感染者の数については「狙っていたほど減少していないと感じる」と話した。重症患者向けの集中治療室や人工呼吸器が逼迫してきているという医療提供体制の状況も、解除するかどうかの判断材料になるとの見方を示した。

現在、13都道府県が指定されている「特定警戒都道府県」に関しては「最近の状況を分析し、外した方がよいのかなど検討すべきだと思う」と述べ、対象の見直しに言及した。
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