トランプ落選運動「ではない」
―危険なほど無能なのは合衆国の指導者「達」である
これはトランプ落選運動ではない。いつもの朝日のでっち上げに過ぎない。それはNEJMの論説そのものを読めばわかる。
参考→ジョー・バイデンのパーキンソン病と認知機能障害
The Editors. Dying in a Leadership Vacuum. October 8, 2020. N Engl J Med 2020; 383:1479-1480.
●ドナルド・トランプという個人名はもちろん、大統領という職名さえ、一言も出てこない。
●出てくるのはleadersという複数形かleadershipという集合名詞である。
●「危険なほど無能」なのは党派に関係ないと明記している。
Our leaders have largely claimed immunity for their actions. But this election gives us the power to render judgment. Reasonable people will certainly disagree about the many political positions taken by candidates. But truth is neither liberal nor conservative. When it comes to the response to the largest public health crisis of our time, our current political leaders have demonstrated that they are dangerously incompetent.
危険なほど無能なのは、党派なんぞには関係ない。今のこの合衆国全体の公衆衛生の危機を招いたのは、合衆国の指導者達全体の問題である。ブラック企業の旗艦誌にしては至極まともな意見を述べている。これは現職大統領を恐れているからではない。たとえ民主党候補が大統領選に勝ったとしても、彼も又現職大統領同様に「 危険なほど無能な」ことは、COVID-19に対するこれまでの彼の行動・発言から明らかだからだ。ジョー・バイデンのパーキンソン病と認知機能障害. 
 一縷の望みを持って見たテレビ討論会では民主党候補がなんと現職と同じ土俵に降り不愉快な漫才を演じただけだった。そうして絶望したEditorsが書いたのがこのNEJMの論説だ。この論説を読めば、朝日の記事が性懲りも無いでっち上げであることは直ぐに露見する。ではなぜそんな見え透いたイカサマをやったのだろうか?単なる習慣だろうか?でも、でっち上げの習いが性となっていたとしても、そもそもNEJMの論説を読めなければでっち上げもできなかったはずである。
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【アメリカ】「トランプ氏に投票しないで」米医学誌が異例の社説 朝日新聞 2020年10月8日
トランプ政権をこれ以上存続させ、さらに数千人の米国人を死なせるべきではない――。医学界で最も権威のある米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンが、11月の米大統領選でトランプ氏に投票しないよう社説で呼びかけた。こうした呼びかけを出すのは同誌の208年の歴史の中でも初めてだと、ニューヨーク・タイムズなどは報じている。
社説は「リーダーシップ不在により死す」という題で8日付で発表。「我々はほぼすべての段階で失敗した」と、十分な警告があったにもかかわらず、効果的に検査ができず、感染防護具も足りなかったことを指摘した。また、世界をリードする疾病対策機関であった米疾病対策センター(CDC)は骨抜きにされ、検査態勢と政策に劇的に失敗したほか、ワクチン開発の司令塔である米国立保健研究所(NIH)も政府の重要な意思決定の多くから排除されたと指摘。「米国の指導者は専門家を無視し、中傷すらしてきた」ため、第2次世界大戦以降、どの紛争よりも多くの米国人が死亡しているとした。その上で、「彼らに仕事をさせ続けるべきではない」「今の政治指導者は危険なほど無能」とトランプ政権の新型コロナウイルス対応を痛烈に批判し、トランプ氏に投票しないよう訴えた。米国は新型コロナの感染者数、死者数ともに世界最多で、米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、それぞれ750万人、21万人を超す。
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実は上記は朝日新聞記者が独自に書いたものではない。これまた例によってNY Times の焼き直しに過ぎない。
In a First, New England Journal of Medicine Joins Never-Trumpers. NY Times Oct. 7, 2020
NEJM論説の本来の趣旨をねじ曲げ、NEJMがあたかも反トランプ陣営の旗頭を務めているかのようなでっち上げの元ネタはNY Timesだったのだ。そのNY Timesは、大統領閣下のクロロキンゲートに対して何ら為す術がなかった。其処へ行くと朝日ときたらNY Timesより一層悪質だった。朝日にとって不倶戴天の敵だったはずの方が御執心だった、裏口承認を非難するどころか、薬機法に違反してまでアビガンのヨイショ記事を載せたのだから。

裏口承認首相の異常な愛情 または如何にして私は心配するのをやめてアビガンを愛するようになったか
炎症悪化しアビガン決意 片岡篤史さん「副作用よりも」(朝日新聞 2020年5月17日←これはアビガンの正体を暴露するNY Timesの記事が東洋経済オンラインに掲載され、実質的にアビガンの息の根が止まった5月9日から1週間以上も経って、薬機法違反を覚悟してまで出した記事である。こんな出来の悪いステマで形勢逆転できるわけもなく、悪あがき以外の何物でもないのだが事ほど左様に朝日は安倍晋三首相を熱心に応援していた。大東亜戦争中、東条英機首相の応援団長を務めていた朝日新聞ならではの所業である。なのに何故首相の靖国神社参拝に反対するのかだろうか?一貫性があるのはでっち上げだけなのか?)

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2020/12/12 updated