HPVワクチンのdeja vu
ワクチンを作った企業は責任を取らなかった
コ ロナワクチンに関して企業が免責となるのは誰もが知っていることでした。人類が未だ経験したことのない未知の病原体に対する「新兵器」を開発する。それは 正にMission Impossibleです。治療用医薬品とは比べものにならないぐらい、ワクチンの開発リスクは大きい。だから国が責任を持つのは当然だ。製薬企業ならず とも誰でもそう思います。

安全・安心なワクチンだからリスクコミュニケーションは不要??
それなのに、専門家や、厚労省の役人や、政治家は、「馬鹿な国民の皆様には”知らしむべからず”が一番だ。あいつらに余計なことを言っても反ワクを増やすだけだ」 そう固く信じて疑いませんでした。「BSEパニックの標的となったJAの二の舞を防ぐためにも、リスクコミュニケーション [1] が欠かせない」なあんて夢にも思っていなかったのです。

専門家達も責任を取らなかった
ワクチンのリスクコミュニケーションと言っても決して難しいことではありません。通常の医薬品の開発・規制との相違点を理解できさえすればいいのです。医薬品開発を習った医学生なら理解できます。ましてや医師ならば診療科を問わず、たとえ臨床医でなくとも理解できます。しかし、コロナの「専門家達」=ワクチンを推奨したお医者様達はそれを決して認めようとしません。リスクなど金輪際無いのだから、コミュニケーションも金輪際必要ないというわけです。

HPVワクチンのdeja vu
コロナワクチンの副作用など存在しない。あるのは副反応だけだ。それが彼らの終始変わらぬ主張です。HPVワクチンの副作用に対する態度と全く同じ。彼らがやることと言えば、HPVワクチン接種後自己免疫性脳炎 [2] の患者を神経内科医に押し付け(文句あっか!?)、逃げ回るだけ。コロナワクチンの副作用問題はHPVワクチンのそれを再現したに過ぎません。

1.食のリスクを問いなおす 筑摩書房
2.HPVワクチン接種後自己免疫性脳炎

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