COVID-19感染の対応に関する本学会員からの情報

大阪大学 脳神経外科から

 阪大では、耳鼻咽喉科が鼻の手術を全例、延期することを決めましたが、悪性腫瘍の延期は困難であるため「コロナPCR検査、胸部CTで術前スクリーニングして、・・」という流れが、感染制御部との話し合いで行われています。我々も感染制御部と交渉したところ、間脳下垂体腫瘍も、鼻腔内悪性腫瘍に準ずるとの判断がなされ、同様の流れとなっています。しかし、患者との話し合いで「現状は面会が難しい」などの理由で延期になるケースも出ています。術中は、術野に透明のカバーを掛けて、持続的に鼻孔からの吸引を行っています。医師はサージカルマスク+術衣、ゴーグル着用で行っています。経鼻的手術は1日1件として、2件目に設定し、術後、消毒をしています。N95マスク、陰圧室等の対応はしていません。以上は、病院長の理解も得ています。
今後、状況の変化によっては、対応は変わる可能性があります。    

齋藤洋一