理事長あいさつ

理事長 齋藤 清(独立行政法人労働者健康安全機構 福島労災病院 病院長)

 日本間脳下垂体腫瘍学会は2018年5月30日に法人化し、2年が経過しました。2020年2月21日に開催された社員総会をもって理事も第1期から第2期(2022年2月予定の社員総会まで)に移行し、法人組織として体制が整いました。私も引き続き1期2年間、理事長を務めさせていただきますので、宜しくお願いいたします。
 学術集会は、2020年2月で第30回を迎えました。1991年に間脳下垂体腫瘍と間脳下垂体内分泌学発展のため研究会として発足してから30年ですが、本学会はロゴマークに”Since 1980”と記載がありますように、1980年に佐野圭司先生が開催された第1回下垂体腫瘍Workshopから続いております。川俣貴一先生が開催された第30回学術集会のテーマは「覧古考新:先端技術と内分泌学」でした。このテーマが示すように、本学会は「内分泌学」を学会の基盤として、各分野における先端技術の進歩が支えています。
 「間脳下垂体」は体を維持する真の中枢で、多彩な腫瘍が好発しますが、その病態や機能の理解は「内分泌学」に基づきます。また、放射線・病理診断、手術・放射線・薬物療法は年々進化し、手術については技術が治療成績に直結するという特徴があります。このような中、本学会は脳神経外科医、内分泌内科医、小児内分泌科医、病理医、放射線科医、婦人科医など間脳下垂体疾患に関わる各科の皆様が協力して、学問と診断・治療技術を高め合う、すばらしい学際的な学会です。
 また、若い皆様が活躍していることも本学会の特徴と思います。毎年、研究奨励賞には優秀な論文を応募していただき、若い先生が多くの発表をしておられます。学術評議員にも若い年代からベテランの先生まで就任され、学会を支えています。引き続き、教育セミナーやハンズオンの充実、安全で確実な手術手技の伝承、新しい診断・治療や機器の開発を支援します。学会の発展のため、若手の世代がさらに活躍されることを期待しております。
 これからも日本内分泌学会、日本脳神経外科学会と協力し、本学会が社会にとって有益で、会員にとっても魅力ある学会となるように努めてまいります。本学会の発展のため、皆様のご支援ご協力を、どうぞ宜しくお願いいたします。

2020年3月12日

 

理事長(2006年2月2日より理事会制となる。)