会長挨拶

第40回日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会総会会長
東京女子医科大学病院 病院長

板橋 道朗

この度、日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会の第40回会長を仰せつかり、2023年2月24日(金)~25日(土)に京王プラザホテルにおいて開催させていただく運びとなりました。日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会は、「ストーマの造設方法や適切な管理、排便・排尿障害の治療やケアなどについて医療者の知識と技量の向上を図ることで、障害をもつ患者様の福祉の向上につながるような活動」を目的として創設され、1984年に第1回総会が開催されて以降、「ストーマ造設やケアの研究」や「消化管ストーマ造設の手引き」「消化管ストーマ関連合併症の予防と治療・ケアの手引き」などの 発刊を通じて我が国におけるストーマ・排泄ケアの発展に大きく貢献して参りました。現在、19の委員会が設置され、熱心な活動が繰り広げられ、まさに日本のストーマ・排泄の治療とケアを決める大変重要な学会です。 Covid-19による非常事態宣言やまん延防止等重点措置を受け、大変残念なことに第38回および第39回学会総会は現地開催を縮小、ハイブリッド開催を余儀なくされ、日本のストーマ・排泄の治療とケアの発展には 大きな障害となりました。今回の第40回学会総会、過去2回の総会から感染防御、安全に配慮した上で意義のある研究の推進がなされるよう切に願っております。 今回の第40回日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会総会では、「未来のための今  次の10年のために今を見つめる」を全体テーマとして、当日はディスカッションを深めて是非とも有意義な学会総会にしたいと考えております。

2022年2月吉日