会長挨拶

日本アンドロロジー学会第40回学術大会 会長挨拶

この度、日本アンドロロジー学会第40回学術集会、ならびに、第31回精子形成・精巣毒性研究会を開催担当させて頂く運びとなりました。新型コロナウイルスの勢いが未だ収束の兆しが見えない中、会期の延期、あるいは、開催方法に関して様々な見地からいろいろ検討、苦慮致しました結果、あえてオリンピックの開催に先駆けて、会期は6月12日、13日、オンサイト、Webのハイブリッド形式にて開催予定とさせて頂きました。

さて、今回の学会テーマは「生きる源、男性力」であります。昨今、PDEF5阻害剤の開発、普及に伴い、その血管拡張効果は様々な領域で驚くべき効果が報告されており、まさに不老長寿の生きる源とも言われています。本学会では、生きる源、男性力を学会テーマとして、この“不老長寿の殿下の宝刀”的な薬剤が奏でる様々な効果、特に男性更年期の予防と治療、そして、発癌予防効果に至るまで、化学的根拠に基づいた極めて興味深い内容を、本邦、いや、世界的なエキスパートの先生方にシンポジウム、教育講演、そして、特別講演などなど、盛りだくさんでご講演をお願いしております。

また、同時開催の精子形成・精巣毒性研究会では、精子形成障害の三次元解析をテーマに時代を先取りした不妊治療の最前線の先生方によるシンポジウムが予定されています。

会場は大阪府高槻市、大阪医科薬科大学看護学部学舎を予定しております。アクセスの良さだけは最高の本学、阪急高槻から徒歩5分、JR高槻から徒歩8分の極めて便利な立地です。懇親会は、その時の状況によりますが、昨年オープンしたばかりの最新ホテルでのバンケットを予定しており、“できる限りお顔の見える学会を”をモットーに、スタッフ一同、多数のご来場を心よりお待ち申し上げておりますので、是非、お越し頂けますようお願い申し上げます。

大阪医科薬科大学 医学部 泌尿器科 東 治人