
第38回日本小児科医会総会フォーラム
東京小児科医会 前会長
東京小児科医会の塙佳生と申します。第38回日本小児科医会総会in東京の会頭を仰せつかりました。同会は2027年6月26日、27日の両日、東京・永田町の砂防会館で開催いたします。
現在、鋭意東京小児科医会が一丸となって開催準備を進めております。来年はぜひ東京にお越しいただければと思います。
また、38回総会フォーラムは、初めて日本小児科医会と各都道府県の小児科医会が連携しての開催となります。とはいえ、総会フォーラムの使命に変化はありません。
また、初の連携開催とはいえ、私たち小児科医の果たすべき役割は従来と変わるものではありません。
社会環境やそのほかの要因が変化しても、小児医療における理念は従来と変わりません。
今回総会フォーラムのテーマを「小児科医者力を高めよう!必要とされること、見直すべきこと、忘れられていること」としました。「医者力」という言葉は、一般に用いられる「医師」や「医療」とはやや異なる表現であり、戸惑いをお感じになる先生方もいらっしゃるかと存じます。しかし、この言葉は日本小児科医会初代会長・内藤寿七郎先生のお言葉に由来しています。
小児科医としての矜持と責務をあらためて見つめ直す意図も込めて、このテーマとしました。
近年、医療や医療技術は著しく進歩し、その恩恵は患児のみならず社会にも広くもたらされています。一方で、いかに時代が変化しても、小児医療は常に、子どもが健やかに成長できるよう支えることを最優先に行われるべきと考えております。この点は現在の医療常識が将来に変化しても、私たちが常に心に留めておくべき点です。
さらに、研鑽の在り方やキャリア形成が多様化する中で、臨床経験と専門医としての研鑽の重要性が改めて認識されています。
本フォーラムでは、小児医療の専門性に加え、医師としての総合的な力を高め、小児科医としてのあるべき姿を見つめ直す機会にしたいと考えております。
本フォーラムがそのような議論の場となることを願っております。
さて、みなさまをお迎えするにあたり東京らしさをどのようにみなさまにアピールできるかを考えています。総会開催までに妙案をひねり出したいと思っています。されど東京の者は案外、灯台下暗しというか、東京を語るのが不案内です。とはいえ、来年の総会フォーラムが、全国の先生方の知恵と志が交わる場となれば、これに勝る“東京らしさ”はないのかもしれません。
すべては子どもたちの笑顔と未来のために、2027年度の第38回総会フォーラムIn Tokyoがその一助となれば幸いです。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。