第2回日本視野学会学術集会 会期/2013年5月18日(土)−19日(日) 会場/東京慈恵会医科大学 大学1号館 3階講堂 会長/中野 匡(東京慈恵会医科大学 眼科学講座)

学術集会会長挨拶

第2回日本視野学会学術集会開催にあたって

この度、第2回日本視野学会学術集会を、2013年5月18日(土)、19日(日)の両日、東京慈恵会医科大学にて開催させて頂くことになりました。この「日本視野学会(Japan Perimetric Society:JPS)」は、1980年に発足し、長年にわたり専門別研究会として活動してきた「日本視野研究会」を2011年12月1日より新たに学会として発展させた伝統と歴史のある古くて新しい学会です。第1回学術集会は、2012年5月20日に、たじみ岩瀬眼科の岩瀬愛子先生が学会長をつとめられ、「スクリーニング」をテーマとして大盛況のうちに会は終了しました。第2回では「視機能から考える視野」をテーマにプログラムを企画し、多くの研究成果を発表できる場になればと開催期間を2日間としました。視野には多くの取り組むべき課題と領域があります。本学術集会が今後の学会発展の礎となる会になればと願っております。

学会スケジュールは土曜の朝から日曜日の夕方まで、とても充実したプログラムとなりました。JPS Lectureは、四谷しらと眼科の白土城照先生に「緑内障診療における視野検査」をご講演頂きます。二つのシンポジウムのテーマは、最新のトピックの「近視と視野」と「社会生活と視野についての問題提起」です。教育セミナーでは、視野を「感度からみる視機能」ととらえ基礎知識から各疾患の解明にいたるまで、わかりやすく解説頂きます。一般講演も視野に関連する横断的な視機能学会にふさわしく、幅広い領域から多数のご登録を頂きました。また各種セミナーも共催企業の方々の多大なるご理解とご支援を頂き、本学会の趣旨に即した一体感のある内容となりました。ランチョンセミナーでは、土曜日は「心理物理学と電気生理学」を、日曜日は「日本と世界における視野研究の歴史」をお話し頂きます。日曜日の朝はモーニングクルズス「構造vs.機能」を2会場で同時開催し、それぞれの立場から、「縦切り」「横切り」というユニークな視点で明快に講義頂きます。さらに実践的セミナーとして、各種視野計、OCT機器についてヘビーユーザーの先生方から各機種の特徴を解説頂く予定です。

最後に第2回のポスターデザインですが、第1回目の「視野の島」の続編をイメージしました。第1回で雲の上から視野の島を見ていた探検隊が、いよいよ視野の島に降り立って、まさに森の中に向かっていく場面を描きました。二つの湖は青の濃淡でマリオット盲点や比較暗点を、蝶々は動的視野、花は色視野を表現しています。これから森の中に入っていくと、空からは見えなかった、どんな構造変化が生じていて、どう視野と関連づけて視機能評価をしていくべきなのか、本学会に参加頂くことで、視野に関する基本的な知識を確認し、視機能としての視野について、より深く、より広く見識を深めて頂きたいと願っています。

第2回日本視野学会学術集会
会長 中野 匡(東京慈恵会医科大学 眼科学講座)

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