当番世話人挨拶

2024年10月5日(土曜日)、第22回日本乳癌学会北海道地方会の開催にあたりまして、当番世話人としてご挨拶申し上げます。

会場は札幌市教育文化会館3Fフロアを用意いたしました。1年9ヶ月にわたる大規模改修工事が終了、10月1日にリニューアルオープンとなり、初めての週末のイベントとなります。


メインテーマは『Work together!〜地域・世代・職種を超えて〜』といたしました。
「work together」には「連帯する、タッグを組む」という意味がございます。
乳癌治療は新しい薬剤の活用、HBOC診療を含むゲノム医療の進歩、個別化治療などで大きな変化を遂げています。しかし北海道はあまりに広大で、医師やスタッフの偏在もあり医療の進歩の恩恵をすべての患者さんに届けるにあたり大きな障害となりえます。中堅医師達の高齢化が進む一方、乳腺診療を志す若者も増えつつあります。また近年コロナ禍で本学会の参加者、特に看護師・薬剤師らメディカルスタッフの参加者が大きく減少していました。現代の医療では他職種によるチーム医療が不可欠です。本地方会では地域・世代・職種を超えたさまざまな連携を再構築できればと願います。
38の一般演題の応募頂きました。恒例の教育セミナーや共催セミナーに加え、医師以外のメディカルスタッフの方々の学びの場になるようなプログラムを企画したいしました。少しでも診療の糧になり、北海道の乳癌診療に明るい未来を感じていただけるような会にできるようにスタッフ一同準備いたしました。是非、多くの方々にご参加頂けるよう心よりお待ちしています。

第22回 日本乳癌学会北海道地方会

当番世話人 渡邊 健一

(独)国立病院機構 北海道がんセンター 教育研修部長/乳腺科

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