第201回日本胸部外科学会関東甲信越地方会

ご挨拶

第201回日本胸部外科学会関東甲信越地方会 会長
東京女子医科大学 心臓血管外科学講座
新浪 博士

関東甲信越地方会会長ご挨拶

 このたび、第201回日本胸部外科学会関東甲信越地方会を、2026年6月6日(土曜日)にステーションコンファレンス東京にて開催させていただくこととなりました。歴史と伝統のある本地方会を主宰する機会を賜りましたことは誠に光栄であり、平素より学会活動にご協力いただいております会員の先生方、関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
 本地方会は、胸部外科3領域(心臓・大血管、呼吸器、食道)における症例報告を中心に、日常診療に直結する実践的な議論が行われることを大きな特色としております。近年は学生・初期研修医の発表も恒例となり、若手にとっては発表と討論の経験を積む貴重な機会であると同時に、指導医にとっても次世代育成を具体的に実感できる場となっています。とりわけ近年やや演題数が限られがちな食道外科領域のご発表も心より歓迎いたします。日常診療の工夫、周術期管理、合併症対応、集学的治療など、ぜひ積極的にご応募ください。
 私自身、若い頃にこの地方会で受けた鋭いご指摘や温かい励ましが、現在の診療・研究・教育の礎になっています。胸部外科は、卓越した技術のみならず、患者さんの背景を読み解く総合力、チームで安全を積み上げる姿勢、そして「なぜそうするのか」を言語化して次へ伝える力が問われる分野です。若手の先生方には、本地方会を“発表の場”にとどめず、学び方を学ぶ場として最大限に活用していただきたいと思います。症例の成功だけでなく、判断に迷った点、工夫した点、反省点まで含めて共有することが、同世代の力になり、指導側にとっても次の教育を磨く材料になります。
 また今回、初めてNP(ナース・プラクティショナー)セッションを新設いたしました。周術期管理、退院支援、合併症予防、患者教育など、胸部外科医療は多職種の連携によって質と安全が支えられています。NPをはじめ看護師、臨床工学技士、理学療法士、薬剤師、栄養士など、他職種チーム医療の視点からの実践知を共有し、相互理解を深める機会としたいと考えております。医師のみならず、多くの医療スタッフの皆様のご参加も心より歓迎いたします。
 今回も、多彩な一般演題を広く募集いたします。日常診療の中で得られた気づきや工夫、周術期管理、医療安全、チーム医療、教育的取り組みなど、明日からの臨床に役立つ発表を歓迎いたします。なお、優秀演題は、定期学術集会における「JATS Case Presentation Awards」での発表に推薦されます。ぜひ奮ってご応募ください。
 末筆ながら、皆様の益々のご健勝とご発展を祈念申し上げますとともに、第201回地方会への多数のご参加を心よりお待ち申し上げます。

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