ご挨拶
第198回日本胸部外科学会関東甲信越地方会 会長 筑波大学 医学医療系呼吸器外科学 佐藤 幸夫 |
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関東甲信越地方会会長ご挨拶
この度、第198回日本胸部外科学会関東甲信越地方会を2025年6月7日(土曜日)にステーションコンファレンス東京において開催させていただきます。歴史と伝統のある本会を筑波大学呼吸器外科で主宰いたしますこと胸部外科医として光栄です。
本地方会は、胸部外科3領域を網羅した症例検討が中心です。私の研修医時代のメンターは「一つ一つの症例を大切にしなさい」といつも指導してくれました。勿論エビデンスとガイドラインを抑えておくことは基本ですが、あくまで最大公約数的な指針であり、それらのみではリアルワールドの変化に富んだ症例で最適解に辿り着くことはできません。個々の症例に応じて手術適応・手術手技・周術期管理に真摯に向き合う経験の蓄積が外科医の実力を涵養し、個々の力の積分が施設の実力となるのです。しかし、個々そして一施設の外科医がすべてのタイプの症例を経験することはできません。本会で、発表される様々な症例のエッセンスを通じて、手術や診療に役立つ考え方や工夫・自身で経験できないrare case等、実戦に役立つTipsを身に付けることができます。研修医や学生の発表も歓迎します、自身の発表経験は勿論ですが、先輩胸部外科医の活躍に触れることが、彼らの胸部外科医への窓口になります。優秀演題には胸部外科学会学術集会での発表機会が与えられ、その中からCase Presentation Awardが選ばれます。さらに各領域のエキスパートによるホットな話題のセミナーも用意しますので、皆様にご満足いただけると思います。是非奮って演題登録頂けますようお願いいたします。
コロナ前と同様、現地開催のみの予定です。是非ご来場いただき、対面ならではの熱いディスカッションを通じて、交流を深めていただければ幸いです。
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