第189回日本胸部外科学会関東甲信越地方会

ご挨拶

第189回日本胸部外科学会関東甲信越地方会 会長
北里大学医学部 心臓血管外科
宮地 鑑

関東甲信越地方会会長ご挨拶

 2022年6月25日(土曜日)に、第189回日本胸部外科学会関東甲信越地方会をThe Okura Tokyoにて開催させていただきます。北里大学としては、2008年9月の小原邦義先生主催の第147回以来14年ぶりの開催となります。歴史と伝統ある本地方会を開催させていただくことは誠に光栄なことであり、皆様方に厚く御礼申し上げます。
 新型コロナウィルス感染収束の見通しが不透明な中ではありますが、現地開催を目指して、鋭意準備にあたってまいります。コロナ禍により沈滞した雰囲気を払拭すべく、新しくなったThe Okura Tokyoで現地開催することにいたしました。万全の感染対策を講じますので、安心してお越しいただきたいと存じます。
 本地方会は研修医や専攻医をはじめとする若手胸部外科医が発表を通して、学術活動の経験を積んでゆく場であり、私自身も約30年前、本地方会で緊張して発表したことを鮮明に記憶しております。心臓血管・呼吸器・食道の3外科分野において、稀少な臨床経験、治療に難渋した症例、手術手技の総意工夫などを発表・議論して、切磋琢磨する場でもあります。先生方には、活発かつ忌憚のない意見を述べていただき、発表者である若手胸部外科医を育てていただきたいと思います。また口頭での発表にとどまらず、当日の議論や意見をもとに症例報告論文としてまとめ上げ、貴重な経験を文献として世に残すよう努めていただければと思います。
 今回も一般演題のほか、医学生・研修医セッションを設け、優秀演題のJATS Case Presentation Awardsへの推薦もいたします。ランチョンセミナーやアフタヌーンセミナーを設け、各セミナーにおいてはその領域の第一人者を講師にお招きして、興味あるご講演をお願いしますので、ぜひ聴講いただきたいと存じます。
 コロナ禍にあっても、本地方会本来の姿である対面での議論、知的交流や情報交換の場が提供できるよう尽力してまいります。多くの演題のご応募と先生方の奮ってのご参加をお待ち申し上げております。

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