ご挨拶
第16回日本IgG4関連疾患学会学術集会 会長
児玉 裕三
神戸大学大学院医学研究科 内科学講座 消化器内科学分野
児玉 裕三
神戸大学大学院医学研究科 内科学講座 消化器内科学分野
皆さんこんにちは。この度、第16回日本IgG4関連疾患学会学術集会会長を拝命いたしました神戸大学消化器内科の児玉裕三です。多診療科の専門家が一堂に会し、基礎医学から臨床医学まで領域横断的に侃侃諤諤と意見を交わす、その様な唯一無二の学会を担当させて頂くこととなり大変光栄に存じます。
私が本格的にIgG4関連疾患の研究に取り組むようになりましたのは、恩師である千葉勉先生(当時 京都大学消化器内科教授)が同疾患の厚労省研究班をご担当された2012年頃かと思います。それからわずか12~13年ではありますが、同疾患の基礎・臨床研究に取り組んで参りました。そしてその間、厚労省班会議の事務局や国際シンポジウムなど、様々な経験をさせて頂き、私自身、本疾患に育ててもらったたように感じています。
さて、本学会ではそのメインテーマを「時代を繋ぐ 次代を創る」とさせて頂きました。IgG4関連疾患は本邦で提唱されたものであり、その疾患概念の確立と世界への普及には、諸先輩方の絶大なご功績があります。私たちは時代を超えてそのプライドを次世代へと「繋ぎ」、若い力とともに次代を「創る」、そのような好循環を産んでゆければと願う次第です。本学術集会が、次代を担う人材を育て、次代の研究の育み、そして次代の医療を患者さまに届けることに繋がりますよう期待しております。
学会前日には神戸の夜景を一望できる前夜祭を企画しております。また学会2日目には第3回の市民公開講座も予定しております。ぜひ次代を担う若い先生方もお誘い合わせのうえご参加ください。それでは皆さん、神戸でお会いしましょう!