第11回日本HTLV-1学会学術集会

ご挨拶

第11回日本HTLV-1学会学術集会
会長 石塚 賢治
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科
血液・膠原病内科学分野 教授

第11回日本HTLV-1学会学術総会を2025年11月7日(金)から11月9日(日)の3日間、鹿児島市で開催いたします。

2025年は、HTLV-1の発見から45年、代表的なHTLV-1関連疾患である成人T細胞白血病・リンパ腫とHTLV-1関連痙性脊髄麻痺の発見からそれぞれ48年、40年になります。まもなく半世紀になろうとしていますが、この間にHTLV-1あるいはHTLV-1関連疾患に対する研究は大きく進歩し、治療も確実に前進しています。そこには本邦の研究者が大きな貢献をし、世界をリードしていることは言うまでもありません。

HTLV-1研究会を前身とするこのHTLV-1学会学術集会は2025年には11回を迎えます。The first decadeは2010年に制定されたHTLV-1総合対策により母子感染対策が全国に定着しHTLV-1感染者の減少に向けた大きな進歩があり、治療についてはATLに対する複数の新薬が導入された画期的な新時代であったと言えます。そして次の10年、私たちはきっとまたこの領域に大きな進歩をもたらすと確信しています。記念すべき"The next decade."の始まりを世界的にも有数のHTLV-1侵淫地域で長年HTLV-1関連疾患に苦しめられてきたこの鹿児島の地にみなさまをお迎えし、熱い討論を行うことができますことをたいへんうれしく思います。

みなさま、ぜひご参加ください。お待ちしております。