会長挨拶

川口 正一郎

第18回日本ガンマナイフ学会学術総会
会長 赤羽 敦也
NTT東日本関東病院 ガンマナイフセンター

第18回一般社団法人日本ガンマナイフ学会学術総会を開催させていただくこととなりましたNTT東日本関東病院の赤羽でございます。今回は本学会が法人化してから初めての学術総会となりますが、ひとつの節目となる本会を催す機会に恵まれましたことは、大変な光栄であるとともに身の引き締まる思いであります。

今回の学術総会は、古川星陵病院鈴木二郎記念ガンマハウス 城倉英史先生が会長を務められる6th Meeting of the Asian Leksell Gamma Knife Societyとの共同開催となります。ガンマナイフという同じモダリティに関わるアジアの仲間達と共に最新の知見を持ち寄り、お互いの経験を共有し、さらに親交を深めるよい機会となってくれることを期待しております。

旧ガンマナイフ研究会は、users’ meetingにその源を発していることもあり、ベンダーであるエレクタ株式会社の全面的なサポートによって成立しておりました。しなしながら、本学会が法人化した現在におきましては、学術団体としての社会的信用が得やすくなった一方で、運営・財政面での自立が求められております。我々は大変規模の小さな学会ですので、構成する皆さまおひとりおひとりが「自分たちの学会である」という意識を持っていただくことが、活性化のカギを握っているかと存じます。今回の学術総会では社員総会も開かれますが、是非ともご出席いただき、学術面のみならず本学会の運営につきましても関心を持っていただければ幸いです。

結びにあたり私事になりますが、今を去ること20年前、私がガンマナイフに携わり始めました際には、そのイロハを城倉先生から教えていただきました。そして、私自身、当時は思ってもみなかったことですが、その面白さ・奥深さから、その後もライフワークとなって現在に至っております。今回、その師匠と共に、仙台の地で皆さまをお迎えできますことは大きな感慨であり、是非とも実り多きものにしたいと考えております。

今回の会期となります厳冬期の仙台は、「杜の都」のイメージとは異なって、やや彩りに欠けるきらいもありますが、その分、松島湾の牡蠣は旬を迎え、また山間部へ小一時間も足をのばせば雪見風呂を楽しむこともできます。ご多忙とは思いますが、学術総会と合わせ、この機会に仙台の冬も楽しんでいただければと思います。

会場にて皆さまにお目にかかれますことを楽しみにしております。

2018年8月吉日

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