補償金4420万円の嘘:「ノイズ」として処理される接種後死亡
Impfen Macht Frei それでも受けます?大規模/集団/職域接種
五輪実現のため「犠牲払わなければ」:ぼったくり男爵なんてとんでもない。正真正銘の正直爺さんじゃないですか!それに引き替え嘘つき村のやらずぶったくりと来たら。

「うまい話」には気をつけましょう     「ワクチンは国との契約」という意味   接種後死亡は「ノイズ」として処理   いるのは「打ち手だけ」 AZワクチン海外無償提供の真実    薬害裁判にもなりません   memento mori
Impfen Macht Frei  (*) 「うまい話」には気をつけましょう
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ワクチン接種で死亡したら4420万円支払い 厚労相(朝日新聞 小林豪 2021年2月19日)
 新型コロナウイルスのワクチン接種により、副反応などで死亡した場合、国の予防接種健康被害救済制度で一時金4420万円が支払われると田村憲久厚生労働相が19日、明らかにした。衆院予算委員会で、立憲民主党の末松義規氏の質問に答えた。田村氏は医療機関側の過失の有無にかかわらず、接種によって死亡した場合は遺族に対し、4420万円が支払われると説明。その他、葬祭料として20万9千円も給付される。また、常に介護が必要になるような1級の障害が生じた場合は、18歳以上は本人に対して障害年金505万6800円(年額)を支給。入院せずに在宅の場合は、年額84万4300円の介護加算がされるという
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(*Impfen oder Vakzin?(語学に興味のある方向け):このImpfenは動詞ではない。英語のimmunizationに相当する(動詞impfenが名詞化した)動名詞だ。通常具体的な接種行為を示す意味でdas Impfenと定冠詞つくのだが、ここでは、特定のワクチン接種のことではなく、接種全般を意味する一般名詞を意識した使い方だからdasがつかない。Impfungという名詞もあるのだが、動詞の動名詞化したものと元々の名詞の棲み分けについては→こちらを参照  なお、2021年6月17日現在の検索では”Vakzin Macht Frei”はたったの253件でそれも仏語やロシア語を含むスラブ語圏が多く独語圏は皆無に等しかった。一方"Impfen Macht Frei"は19600件がヒットして、かつそのほとんどは独語圏だった。画像や動画も豊富なこともあり、ここでもImpfenを用いることにした)

「ワクチンは国との契約という意味を御存知ですか?
ワクチン接種後に死亡した場合、その遺族には必ず4420万円が支払われる?そんな「うまい話」があるわけないでしょ。だって職域接種に唯唯諾諾と従って任意のワクチン接種を希望(!)しても「一般労働者のワクチン接種は業務として認めず、健康被害労災保険の対象外」と明言している厚労省がですよ、すんなり4420万円もの大金を払うと思います?
    もちろん予防接種は保険外診療だから医薬品副作用被害救済制度も適用されません。だから田村大臣の言う「予防接種健康被害救済制度」(以下救済制度)を使うという理屈になるのですが、それがどんな制度か知ってます?知らない?随分と呑気なもんですね。救済制度はあなたと国との責任賠償保険契約なのですよ。その契約内容を知らずにワクチンを受けるのは、「たとえ国に騙されても後で文句は言いません」という誓約に他なりません。その国が補償金を国庫から支払うに当たっては、当然生命保険会社よりもさらに厳しい査定がなされます。だってあなたが払った分も含めて国民の皆様の血税を預かっているのですから、補償の対象も徹底的に絞り込むのは当然です。死亡に関して言えば、少なくとも現段階ではアナフィラキシーショックによる死亡のみが一時金4420万円の対象であり、それ以外の死亡事例には国はびた一文払いません。以下、実際に国が支払いを拒むトリックロジックを説明します(図はクリックして拡大)。
    とは言っても、救済制度の対象は予防接種副反応による健康被害に限定されていますから、あの細かい字でびっしりと書かれた生命保険会社との契約書を読むような苦労はありません。それこそ「安心して」読み進めてください。
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「予防接種の副反応による健康被害は、極めて稀ですが、不可避的に生ずるものですので、接種に係る過失の有無にかかわらず、予防接種と健康被害との因果関係が認定された方を迅速に救済するものです。予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、市町村により給付が行われます」(予防接種健康被害救済制度のホームページから)
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    この文章は何も予防接種だけを特別扱いしたわけではなく、医薬品副作用被害救済制度でも全く同じことです。予防接種後に居酒屋に立ち寄った帰り道に転倒したのを「健康被害」と申請されてはたまりませんからね。さて、そこで気になる、「疾病・障害認定審査会」(感染症・予防接種審査分科会)での認定作業ですが、ワクチン接種はもう始まっているので、認定作業も実質的にもう始まっています。何しろ「迅速に救済する」わけですから。では、その認定作業の結果はどうなっているかというと、→こちら死亡139例全例が「γ (情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの)」とされていて、「α (ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの)は0件。これは一体どういうことか? 実はお医者さんに言わせれば当たり前のことなのですが、ここで確認しておきましょう。
1.アナフィラキシーショックのような、既に副反応として知られていて(既知)添付文書に記載のある事象での死亡は1件もなかった。
2.139件は全て因果関係があるかどうか、未知の事象なので現時点では判断できない。
3.この139件のうち新たな情報が得られて、その情報により因果関係があると判断できた場合に限り「疾病・障害認定審査会」はその旨の意見を厚生労働大臣に具申する。
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接種後死亡は「ノイズ」として処理されるLasciate ogne speranza, voi ch'intrate
    では、実際の具体例で因果関係についての今後の審査過程を考えてみましょう。(2021年5月26日開催の第60回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会資料1-3 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要 事例2 ) 参考:「ノイズ」として処理された「孤独死」 誰がワクチンを潰したのか?
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26 歳 女性
既往歴:特記すべきことなし。
死因:脳出血(小脳)、くも膜下出血
現病歴:2021年3月19 日ワクチン接種(1回目)。接種後、アナフィラキシー等なし。体調変化なし。3月22 日 通常勤務。3月23 日 夜勤だが出勤されず、家族へ連絡し、当院職員も自宅へ。家族、警察、救急隊が先に午後5時15 分頃到着し、死亡確認された。検死により午前11 時頃の死亡と推定された。AI のため当院へ午後7時48 分到着。全身CT の結果、頭部CT、小脳左半球小脳橋角部 にかけ、直径3.5cm の血腫あり、石灰化(+)で形態より血管腫や髄膜腫などの血管性腫瘍からの出血が疑われる。脳動脈瘤の可能性もあり。脳幹への圧排が左背側からあり、周囲にくも膜下出血の広がりあり、側脳室内に血液流入あり。肺野では両側肺に中枢側を中心に肺水腫の所見あり。よって、小脳出血の脳幹部圧排、くも膜下出血等、脳出血を直接死因とした。患者の家族の意向もあり剖検は実施されなかったことが確認された。
本剤は、3月19 日午後14 時筋肉内投与された。本ワクチン初回接種日前4週間以内のワクチン接種歴はなかった。事象の発現前2週間以内の併用薬投与はなかった。関連する病歴はなかった。家族歴には高血圧と糖尿病があった。SARS-CoV-2 抗体定性試験:陰性、SARS-CoV-2 抗体定量試験:陰性、SARS-CoV-2 PCR 検査:陰性(いずれも2021年3月23 日)。頭部MRIと剖検は施行されなかったため、脳動静脈奇形(AVM)の可能性の有無は判断できなかった。
(5) ワクチン接種との因果関係(報告者の評価)
評価不能。報告者意見:AI 画像では、上記所見を認め直接死因と判断した。ワクチン接種と死亡の因果関係は、評価不能だった。ワクチン接種以外の要因の可能性の有無:有(脳出血(小脳)、くも膜下出血)
(6) 専門家の評価
因果関係評価γ(情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できない)
専門家コメント:死亡時画像診断(CT)にて、小脳半球から小脳橋角部にかけて石灰化を伴う血腫を認めており、脳動静脈奇形や海綿状血管腫の存在が示唆されるが、特定のためには剖検などのより詳細な情報が必要である。脳出血による死亡とワクチン接種の因果関係は評価不能である。
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    この事例は2021年4月9日開催の第55回検討部会に初めて報告されました。感染症疫学者も交えた副反応検討部会は、「ワクチン接種者群の出血性脳卒中による死亡者頻度は=0.12件/100 万人・日。それに対して 新型コロナワクチン接種開始前 令和二年以前の出血性脳卒中による死亡者頻度は=0.97件/100万人・日であり、ワクチン接種者群の方が明らかに低い」と結論しました。以後2021年6月9日までの2ヶ月の間、計5回の検討部会を経ていますが、これ以上の新たな情報が得られる可能性はありません。
    たとえ仮にコミナティの添付文書に何年後かに、免疫性血小板減少症(ITP)→大脳静脈洞血栓症(CVST)→頭蓋内出血(ICH)といった副反応が明記されるに至ったとしても、「γ (情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できない)」との専門家の評価が覆ることはありません。なぜなら本例では以下のように因果関係を証明きる証拠が決定的に不足しているからです;(やや専門的になりますが、全て理解する必要はありません)
1.肝心の血小板数が不明
2.血清も保存していないので抗PF4抗体も不明
3.解剖も行っていないので(血小板産生の状況を見るための)骨髄や大脳静脈洞血栓症も検討されていない
以上より、どこの誰がどう判断しても、因果関係は証明できない、完全に一時金4420万円支払いの対象外なのです。それでも本例は解剖していないこと以外は情報がよく揃っている方で、他のほとんどの例では本例よりもさらに情報不足、やはり一時金の対象外で国からはびた一文出ません。もちろん免責となっているファイザーからも、びた1セントも出ません。こうして彼女の死は他の接種後死亡者同様、単なる「ノイズ」として処理され、医療従事者としてワクチンを進んで受けた彼女の名誉は踏みにじられたのです。

いるのは「打ち手」だけ。あなたの名誉を守れる医者はどこにもいない集団接種に臨む「打ち手」の方々へ
そう考えると、「万が一の時、一体どこのお医者さんが自分の名誉を守ってくれるのか?」が大問題になってきます。只今絶賛キャンペーン展開中の、大規模/集団/職域接種で接種後にあなたが自宅で急変した場合(アナフィラキシー以外の副反応は全て上記の26歳女性のように、家に帰宅してから起こります)の際の、緊急搬送先・駆け込み先の医療機関が後々の補償申請に見合うだけの対応をしてくれるかどうか、誰も保証してくれません。想像しただけでも絶望的な気持ちになりますが、現実はその想像をはるかに超えて絶望的です
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接種後に死亡、報告悩む医療機関…遺族は「国に伝えて」 読売新聞 2021/05/09
(抜粋)旭川赤十字病院などによると、亡くなったのは同病院事務職員の40歳代男性。が始まり、男性は2021年3月19日に同病院で医療従事者向けのワクチン接種を受けた。当日は体調に変化はなかったという。だが、翌20日に体調が急変し、同病院に搬送されて死亡が確認された。死因は急性大動脈解離による心タンポナーデだった。(中略)旭川赤十字病院によると、男性の死亡について、院内では複数の医師がワクチンとの因果関係を検証し、「過去のワクチンの症例などを踏まえて、因果関係はない」と判断。いったんは国への報告を見送った。しかし4月22日、遺族から「国に伝えて、今後の研究に生かしてもらいたい」などと強い要望があったため、方針を転換して翌23日に死亡例として国に報告したという。同病院の牧野憲一院長は「(当初報告を見送った)病院の判断は間違ってはいなかったと考えている。ただ、今回は遺族の思いを尊重し、国に判断してもらおうと考えた」と話した。厚労省の担当者は「報告するかしないかは現場の病院に任せている。広く報告してもらう分には問題はない」と話す。
(自分の仲間に対する医師達によるこの冷酷な扱いは、海外に向けても報じられています→(Hospitals face reporting decisions on deaths after vaccinations.The Japan News. May 09, 2021)
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自分が勤務している病院で接種を受けて死亡したら、その病院のお医者様からこの仕打ちです。ましてや見知らぬお医者様が「打ち手」となる集団接種の翌朝、自分が床の中で冷たくなっていたら・・・そんなこと誰も考えたくないです。でも考えざるを得ない状況に我々は今生きている。誰の責任かなんて考えるのは無駄です。どうせ責任なんか誰も取りゃしないんだから。それが嘘つき村の手口だってことは、今まで嫌というほど目の当たりにしてきたのだから。今我々に必要なのは、自分の名誉をどうやって守るかを自分自身で考える当事者意識です。
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AZワクチン海外無償提供の真実
東南アジア5カ国へワクチン提供、外相発表 台湾に続き(日経新聞 2021年6月15日)。
国民の皆様のほとんどは、まだまだ「血栓リスクが明らかなアストラゼネカのワクチンなんてとんでもない」と思っているでしょう。嘘つき村もそこに目をつけました。ここまで読んでいただいた非国民の皆様ならもうおわかりでしょう。『アストラゼネカを無理矢理押しつけてもワクチン忌避運動家を含む国民の皆様に喧嘩を売るだけで終わる。それに対してコミナティならば一石二鳥だ。安全安心のワクチンキャンペーンを大々的に展開できるのはもちろん、アナフィラキシーショック死さえ防げば、他の接種後死亡は全てノイズとして処理して死亡補償金はビタ一文支払わずに済む』 千代田区しか知らない田舎者が考えそうなことです。

薬害裁判にもなりません
参考国側勝訴は既に決まっている
「ワクチンの副作用」というとすぐ裁判を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、上記事例を含め新コロワクチン接種後の死亡事例は決して裁判にはなりません。なぜなら(何もかもがイカサマだったアビガンの開発とは全く異なり)、ワクチンの場合は、開発、承認審査の過程、緊急承認の経過、海外規制当局との連携、市販後のモニタリング体制、専門家会議での検討、全ての作業が法に則って遂行され、全てのプロセスが公開され、科学性、合理性、そして透明性が担保されています。全てが法に則って処理されているのです。上記の旭川赤十字病院のような「うっかり」はありますが、それにしても、余りも無恥で・未熟でしたと薄くなった頭頂部をテレビカメラの前に晒せばそれでおしまいです。
     薬害エイズや 北陵クリニック事件のようにマスゴミによるでっち上げ記事の洪水で裁判官を騙して勝てた時代は終わったのです。さらに新コロ流行前には「全ては患者様のために」なんて嘯いていたお医者様たちも、いざワクチン禍となれば途端に上述の如く合法的な健康被害隠蔽に走る。そんな無法地帯で裁判を起こしても誰にも勝ち目はありません。弁護士間の競争が激化する中、そもそもそんな勝ち目のない=骨折り損のくたびれもうけ裁判を引き受ける酔狂な弁護士もいません。どう考えても裁判なんてできっこないのです。医療国賠訴訟の第一人者(何しろ世界で一人しかいないから)が言っているのだから間違いありません。

memento mori
      「ワクチンで自由になろう」という呼びかけに応じ、一切の希望を捨てて接種会場の門をくぐった後、犬に食われるほど自由になる自分を想う。SARS-Cov-2は、そんなまたとない機会を我々に与えてくれました。 もちろんここまで読んでくださったあなたも含めて、我々 一般市民(=正当派非国民)にとって、「打て」・「打つな」のどちらも余計なお世話です。ワクチン推進にせよ、反ワクチンにせよ、どちらか一方に与することは、当事者意識を捨てて思考停止に浸ることに他なりません。「自分の名誉くらい 自分で守れ ばかものよ」 嘘つき村の手口はそう我々に教えてくれています。
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集団接種に臨む「打ち手」の方々へ
国家権力と医師
本当は素晴らしいワクチン「のはずだった」
病死は「強制水増し」・副作用死は「裁量隠蔽」
統計処理された#MeeToo 誰がワクチンを潰したのか?
新コロバブルの物語
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