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2011年1月31日
平成22年度産業歯科保健部会・関東産業歯科保健部会 
合同研修会のお知らせ


テーマ: 働く人の顎関節症
日 時: 平成23年 2 月 26 日(土)13:00〜17:00
会 場: 東京医科歯科大学 歯学部特別講堂
座 長: 尾崎哲則(日本大学)
             村松 淳(東京歯科大学水道橋病院・村松労働衛生コンサルタント事務所)


顎関節症は、顎(顎関節や咀嚼筋)の痛み、口が大きく開けられない(ないしは顎の動きに異常がある)、口を開けると顎関節に音がするなどの症状が生じる病気です。また頭痛、肩凝り、首の痛みなどを伴う事もあります。 顎関節症は職域においても発症頻度が高いと考えられており、事業所の健康管理部門でも相談を受ける機会に遭遇する事も多いです。また職場での精神的ストレスなどメンタルヘルスに関わる問題が関連していると考えられる事例や、VDT作業などとの作業関連性があると考えられる事例も多く存在します。

しかしながら、産業保健スタッフの顎関節症に対する認識不足、職域での疫学・人間工学的なデータの不足、VDT作業従事者の健診項目に顎関節・咀嚼筋の診査項目が抜けているなどの事情もあり、未だ上記の問題が明確になっていない部分も多いかと思います。 今回の研修会では顎関節症を専門とされている先生方や実際に職域で顎関節症に取り組んでおられる先生方をお招きし、顎関節症に対する共通の認識を持っていただいた上で、これらの問題を整理し、今後の職域での対応を考えて行きたいと思います。 産業歯科保健関係者のみならず、産業医・産業看護職、人間工学の専門家の方などに も積極的にご参加いただき、議論を深めるきっかけにしていただければ幸いです。


演 者:

1.顎関節症の発症や症状維持における歯列接触癖の為害性
  
    木野孔司(東京医科歯科大学)

昔から顎関節症の原因は「不良咬合」とされていましたが,そうではなく,患者自らのもつ習癖行動が大きな役割を担っていることが分かってきました.その観点から見ると,勤務形態や職場でのストレスが,この習癖に大きく影響しています.そのあたりのことをお話ししようと思います.

 

2.VDT作業と顎関節・咀嚼筋の疼痛―筋・筋膜トリガーポイントとその関連痛について
    澁谷智明(日立横浜病院横浜診療所)

現在多くのVDT作業者が首・肩のこりや頭痛など頭頚部の筋に問題を持っており、その中には顎関節症も含まれます。その原因としてTCHの他に、筋・筋膜トリガーポイントからの関連痛が考えられます。そこで今回は主に咀嚼筋を中心に筋・筋膜トリガーポイントとその関連痛について説明いたします。

 

3.事務系労働者の顎関節症状とその関連因子について   
    三村将文(カシオ)

企業内診療所としての顎関節症への対応を説明するとともに、顎関節症状の状態と他の因子(会社の規模、VDTとの関連、口腔習慣、身体的症状)との関連性を提示します。 指定発言、「VDT作業と関連して」 落合孝則(東京工業大学大学院)

■事前の申し込みは、不要です。

■資料代: 1000円 当日、受付にてお支払いください。

■日本歯科医師会 生涯研修制度 認定研修 (産業保健)

  日本歯科衛生士会 認定研修

■問い合わせ先:関東産業歯科保健部会事務局 担当:品田佳世子

  東京医科歯科大学歯学部口腔保健学科 口腔疾患予防学分野内

  (事務局の所属・分野が変更になりました)
  〒113-8549 東京都文京区湯島1-5-45
  E-mail: occupoh-admin@umin.ac.jp

■会場

  歯科棟南(旧称:歯科外来事務棟)4階

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