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Tokyo Seminar of Neuro Endovascular Therapy for Strokes 東京脳卒中の血管内治療セミナー

ご挨拶

近年の脳血管内治療の発展は著しく、デバイスの進化や技術の向上により、適応の拡大や難治例への挑戦など新たな可能性が広がっています。この著しい発展は、ひとつずつ積み上げられた科学的根拠に立脚しています。大規模臨床試験や研究によって得られた知見は、治療法の改善や最新の技術の導入につながり、我々が行う手技の質を向上させ、患者にとって安全で有益な治療を提供するための基盤となります。日常臨床において、長年の臨床経験が役立つ場面は多々ありますが、治療方針の根拠となるのは科学的な知見によります。今年は、我々が日常臨床において治療方針の決定の際に指標とする科学的根拠にフォーカスし、 “血管内治療を科学する”をテーマに血管内治療のあらゆる側面から再考してみたいと思います。これから脳血管内治療に携わる医師だけでなく、現在、脳血管内治療を行っている医師たちにとっても充実した内容として、脳血管内治療のレベルアップを目指します。

本会は2006年に医師、看護師、放射線技師など、脳卒中診療に携わる医療者を対象に、最新の脳卒中診療技術の習得を目的として設立した教育研究会です。毎年9月に東京で開催し、2020年からはwebによる配信を行い、全国から多くの先生方にご参加いただいています。本年は会場開催とLive配信によるハイブリッド開催、オンデマンド配信にて開催予定です。

本会が実りあるものとなりますよう、是非皆様にも奮ってご参会賜りますようお願い申し上げます。

2024年3月吉日

東京脳卒中の血管内治療セミナー
代表 根本 繁
第18回事務局 東京医科歯科大学 血管内治療科
壽美田 一貴

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