脳腫瘍
脳腫瘍の種類
脳腫瘍には脳を包む膜からでるもの(図のA)や脳からでる神経からでるもの(B)、脳下垂体にできるもの(C)や脳のなかにできるもの(D)などがあります。
Aの代表的なものが髄膜腫
Bの代表的なものが聴神経腫瘍
Cの代表的なものが下垂体腫瘍
Dの代表的なものが神経膠腫です。
脳腫瘍の治療脳腫瘍の治療は手術的な全摘出が理想的です。
しかし、脳の大切な機能を保つために、腫瘍を一部残したり、
腫瘍の境界部の摘出で無理をしないことがあり、こういったと
きは術後に放射線や化学療法が必要となることがあります。
脳腫瘍の術後治療手術後の追加治療について
東京大学脳神経外科では手術後に追加治療の必要なかたに放射
線や化学療法を行う場合、患者さんの生活の質(QOL)を考え
た治療を最も大切と考えて治療を行っています。 なお、放射線
治療については、放射線科、当科ガンマナイフグループ と協力
して患部のみに放射線を集中させる、原体照射、ガンマナイフ
治療などを組み合わせて行っています。
大量化学療法 小児悪性脳腫瘍、若年者胚細胞腫(germ cell
tumor, 松果体腫瘍)に対する大量化学療法
については、末梢血幹細胞移植、骨髄移植
を併用した化学療法を、血液内科、小児科、無菌治療部と協力
して行っています。
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