Q: 先生の今後の研究の糧、ひいては双極性障害の患者全般の救済になればうれしく、必要でしたら、私のような者でもお役に立つならこの先ご研究の対象になさっていただいて構いませんが、余計なお世話でしょうか?

 

A: 研究にご協力いただけるとのこと、どうもありがとうございます。余計なお世話どころか、大変ありがたいことです。何しろ、躁うつ病の研究は、患者さんにご協力いただかなければ、一歩も進みません。もし、ちょうど良い研究プロジェクトがございましたら、是非ご参加いただければ幸いです。

 私たちの研究室の中、および日本全国の躁うつ病の共同研究で、いくつかの研究プロジェクトが進行しています。

現在、積極的に研究被験者の方を募集はしておりませんが、もし一卵性双生児で、うちお一人が躁うつ病(双極性障害)に罹っておられ、もう一人は健康でいらっしゃる方々(遺伝子発現の研究 [採血])がいらっしゃれば、ぜひ、tadafumi-tkyアットマークumin.ac.jp(加藤)までご一報いただければ幸いです。

今後、何とか大規模な躁うつ病の全国共同遺伝子研究ができればと思いますが、こうしたサンプルを集めるにも大変な人手がかかりますので、簡単ではありません。残念ながらバイオバンクの、40疾患の30万人のDNAを集めるプロジェクトに精神疾患を入れてもらえなかったこともあって、なかなか進みませんが、将来、何とかこうしたプロジェクトが実現できればと思っています。その際に御連絡できるよう、ご協力いただける方は、上記の連絡先に御連絡いただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

 

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