会長挨拶

　第29回日本ステロイドホルモン学会学術集会
　会長　市川　智彦
　千葉大学大学院医学研究院　泌尿器科学　教授

この度，第29回日本ステロイドホルモン学会学術集会を2022年2月19日（土）に開催させていただく運びとなりました。当初は対面での開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの情勢を踏まえオンライン開催として準備を進めて参りました。
　今回のテーマは「ステロイドホルモン～基礎と臨床の融合～」とさせていただきました。私自身は泌尿器科学を専門とする臨床医でありますが、最先端の診断や治療は基礎医学の発展とともに今日に至っていることを実感しております。本学会は，基礎ならびに臨床の多くの研究者が参集し，互いに知見や親睦を深める点で大変有意義な学会です。それぞれの領域の研究成果を討議することにより、ステロイドホルモン研究のさらなる飛躍が期待されます。
　オンライン開催を踏まえ、指定演題はすべてZoomを用いたLIVEによるご講演をお願いすることといたしました。長谷川奉延先生に理事長講演をお願いし、井上　聡先生、笹野公伸先生、ならびに生水真紀夫先生にはそれぞれ特別講演をお願いいたしました。柴田洋孝先生、曽根正勝先生に座長をお願いしシンポジウム「副腎腫瘍とステロイドホルモン」を企画していただきました。お昼の時間帯には、共催セッションとして教育セミナーも設けております。
　一般演題は28題のご応募をいただき、そのうち9題が優秀演題賞候補演題にエントリーいただきました。9題すべてを対象としてLIVEでご講演いただき、閉会式で結果を発表できるようにプログラムを編成いたしました。また、19題はMP4形式で事前登録していただき、20日（日）まですべてオンデマンドとして視聴できるように準備を進めております。
参加される皆様にとって，本学会がステロイドホルモン研究の新たな展開をもたらす一助となることを願っております。
　多数の会員の皆様のご参加を，心よりお待ち申し上げます。