2018年8月21日から8月23日にかけてJAXA筑波宇宙センター、日本大学岩崎研究室、渋川医療センターの3か所へ訪問しました。

▼JAXA筑波宇宙センター
速水先生からフライトサージャンについてのレクチャーをいただいた後、「多くの医師がフライトサージャンになるために効果的な募集」を考えるワークショップを行いました。
参加者はフライトサージャンに至る経緯から研修中の出来事までを知り、身近に感じることができました。
また、参加者自身がこれから医者としてどうキャリアを積んでいくのか考えるきっかけにもなりました。
その次に、古川先生と山田先生にレクチャーをいただきました。実際に宇宙飛行士として経験したことやその後のリハビリ、そして現在の宇宙医学研究について知ることができました。
人類が宇宙に滞在するにあたってのリスクの大きさと対処の重要性が伝わる話に参加者も引き込まれていました。
JAXAにて

▼日本大学岩崎研究室
日本大学医学部の岩崎教授から循環器系についてのレクチャーをいただきました。
また、日本大学医学部の遠心人工重力負荷装置による重力負荷体験を行いました。
岩崎教授は国内外を問わず宇宙飛行士等からさまざまなデータを測定し、循環器系の研究をされています。
参加者は環境による人体の変化の奥深さや、対処の難しさに強い関心を寄せていました。
また、重力負荷体験では地球重力の最大2倍の人工重力の中で、自分の体が思い通りに動かない現象を体験しました。
遠心加速器の試乗体験

▼渋川医療センター
渋川医療センターで小児科医として勤務されている石北先生から、宇宙麻酔機器開発についてのレクチャーをいただきました。
石北先生は吸入麻酔器を簡単に扱えるよう劇的に小型化する研究を行なっており、その実物に触れさせていただきました。
また、小型化した麻酔機器が火星探査など長期間の宇宙滞在に必要なことも知ることができました。
参加者は今まで出来なかったことが出来るようになる未来を感じ、宇宙医学の可能性の大きさに関心を寄せていました。
石北先生のレクチャー

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