日本老年泌尿器科学会では、「高齢者排尿障害マニュアル」を作成し、現在、全国で24名のマニュアル普及委員をお願いして、マニュアルの普及をはかっております。
マニュアルを使った方から、より専門的な評価が必要に思われても、その相談先がなくて困るという意見が多く寄せられました。
このようなことよりその相談に応じるものとして「排尿管理相談員」という新たな役職を設け、排尿管理相談員になる意思のある方を学会の皆様から募っております。
排尿管理相談員をお引き受け下さる方は、以下の内容をご参考に事務局までご連絡ください。
また排尿管理相談員は学会員であることが原則です。非会員の方は入会手続きもあわせてお願いしております。
排尿管理相談員の任務
1) 医師・看護師・介護士などの専門職からの、高齢者の排尿管理に関する相談に応じます。
2) 患者・家族からの直接の相談は遠慮してもらいます(相談がきてしまった場合は、日本コンチネンス協会にお願いする方法もあります)。
3) 相談の前には、相談用紙に整理するようにお願いしてあります。
4) 医師である必要はなく、ある程度の専門知識がある、必要に応じて適切な相談者や治療者を紹介できる、といったことでも任務を果たすことができます。
5) 氏名・連絡先などは、インターネットやマニュアルに掲載します。それ以外の媒体を使用することもありえます。それを見て、相談がくることになります。
6) 相談が診療に結びつくとは限りませんが、相談を契機に受診する患者もいると思われます。
7) 相談に対しては、報酬はありません。学会または厚生労働省からの助成を検討中ですが、あくまでボランティアでお願いすることになります。