当講座では細菌の病原因子の発現調節、細菌の宿主および環境中での生存戦略を分子生物学的に解明する。これまで行ってきた研究は、1)細菌感染における線毛の役割に関する研究、2)常在細菌と病理細菌および宿主との相互作用、3)レジオネラ、キャンピロバクター、黄色ブドウ球菌の宿主および環境中での生存機構に関する研究、4)バイオフィルムの形成機序に関する研究、5)生きているが培養できない(VNC:viable butnonculturable)細菌に関する研究の5つに大別される。これらの研究は、今後とも継続していく予定であるが、医療・公衆衛生の観点からバイオフィルムに関する研究、常在細菌に関する研究、およびVNC 細菌についての研究が重要であると考えられるので、この3つの研究主題については特に重点的に力を注いでいきたいと考えている。

●主な研究課題

1.黄色ブドウ球菌のバイオフィルム形成機構の解明およびバイオフィルム形成を阻害する医療素材の開発

2.表皮ブドウ球菌が黄色ブドウ球菌の定着を阻害するメカニズムの解明

3.宿主内で発現する黄色ブドウ球菌の病原因子の同定と解析

4.VNC病原細菌の分子メカニズムに関する研究


5.常在性の腸内細菌が宿主免疫系におよぼす影響:潰瘍性大腸炎やクローン病の発症メカニズムの解明

6. 大気圧走査電子顕微鏡(ASEM)を用いたバイオフィルムの構造解析

7. バイオフィルム感染症によるアミロイドーシスの発症メカニズム
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