お返事 H17.10/10

煙草は著者三名にとって瑣末です。疫学についても瑣末。
個人の健康に国家が介入すべきかという所まで還ってお話ししないといけません。「車は」「酒は」と云う事になります。
「はい、ファシズムです」と、単純明快なトム・パーソンズたる私は答えます。悩みおおきウィンストン・スミス君たる小谷野さんには、「そうだアルコールは悪い一緒に戦おう」と賛意を示します。

旧内務省体質の根幹です。「富国強兵」であり国富を生む生産年齢の健康を増長し、高齢者の医療費を削減する。
3名の著者の気に障るのがタバコなのでしょうが、私の様な「旧内務省体質」の人間にしてみれば「酒も」「車も」制圧したい訳です。
ただし、霞ヶ関が骨の髄までファシストではなく、「酒」「タバコ」が旧大蔵省の権益であるが故に増長していた。外交の取引としてタバコ同様に酒は海外からの輸入を緩和するという形で流通しやすくなったわけです。そして国際的な条約の取り決めに依って「批准する」すべとして「国内法」が整備されたという側面を恣意的にか、触れずに居ます。

本丸は酒で、二の丸は車です。

商売柄からすると、揚げ油と砂糖なんですけどね。敵は。もっとも砂糖業界は「砂糖の消費量減っているのに肥満は増えている悪者にするな!本当の悪者は油だ!」と逃げ腰ではあります。

カルフォルニアは果汁100%のものしか小学校の自動販売機に置かない訳ですが、日本では水道水しか無い訳です。どちらが肥満を制圧するかと云えば日本の方が正しいんですが、これをファシズムという訳です。
学校内での経済活動を制約するのはいかん。買い食いくらい認めなさい。校則で縛るのはなんですか、ファシズムだ。に、なります。或は非関税障壁ですね。アメリカでは学校で自動販売機が置いてあって云々。そうはいっても米国の自動販売機業界も悪戦苦闘してます。


マネルな危険
嘉糠洋陸さんの追憶


脱定価と健康・環境ー清涼飲料水と糖尿病


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