【結論】56才未満での高血圧,糖尿病と危険因子集積は極めて強い冠危険因子であった。肥満も56才未満では危険因子であった。全般に高中性脂肪血症/低HDL血症を示し、若年者でその特徴が強く現れた。Multiple Risk Factor Syndromeの特徴が若年者に強くは認められた。危険因子が累積した場合もより強く作用していた。
一方高齢者では、全身の動脈硬化の進展を反映してか、脈圧の拡大が虚血性心疾患群で認められた。糖尿病も強い危険因子であった。50才未満では3名のみだった女性が、70才以上では、19名(35%)と多く、閉経後に動脈硬化が進展することが観察された。
危険因子の保有数はどの年代の間でもIHD群が多かった。
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