「WHOがすすめる医薬品適正使用とP-drug」
「プレアボイド報告の実際」
平成12年10月14日
富山県立中央病院 5階
DI委員会
回収27枚/参加者58名
1.今回のDI研究会の感想をお書き下さい。
a.非常に良かった 14名
- 今の学生はいいなぁ、と思いました。先生のlessonを私も受けてみたいです。(大学院をうけなおすか?!)
「医薬品適正使用」という言葉は聴きなれていますが概念でしか知らなかったので、具体的な手順を勉強できて、
すぐにやってみたい.と思いました。Drに任せっきりの処方設計や薬剤選択に充分な情報を提供し、設計に携わり、
また患者への情報提供もきちんと行える薬剤師は憧れですね。→ 目標にしよう!!
- 川上先生の御講演を聴いて、普段の薬局業務の反省、見直しを行うことができた。新しい薬の知識を積み上げる事も大切だが、
時に、その姿勢を見直すことも必要であると思いました。
- 「P-drug」はじめての講演だったので。
- ・今回のP-drugについて、学生と同じようなロールプレイを受ける機会があればうれしいと思う。
・プレアボイドは、自分でもできそうだと思わせてもらえたような気がする。
- ・私自身、まだ病院薬剤師になったばかりだったため、今後、病棟に出ていくために今、自分自身が何をしなければいけないのか
考えさせられるいい機会でした。
・プレアボイド報告は、現在自分が行っている服薬指導の参考になりました。
- ・P-drug・・・大きいテーマをわかりやすくきけた。「問題解決型」の学び方・考え方.これから絶対必要と思う。オランダでの写真、
とても参考になった。
・プレアボイド・・・プロとしての姿勢すばらしい。Dr・Nsとの信頼関係がかなり築かれていると感じた。日々の文献あつめもすごい。
- プレアボイド報告の話、参考になりました。
b.まあまあ良かった 13名
- P-drugの概念が確立されると、私のような新人薬剤師は勉強しやすいと思った。
- オランダにおける薬剤師の状況についての紹介があり、日本とはかなり違っているのだと知れて考えさせられる部分があり良かった。
- P-drug:今回、教育的な面からの割合が高かったように思われ、実際的(実例的?)なものも見られれば良かったかも。
- プレアボイド報告がよかった。
- プレアボイド報告の具体例。
c.期待外れ −
d.その他 −
2.1.で期待外れと答えられた方にお尋ねします。何を期待していたかをお書き下さい。
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3.仕事の上で相互作用について悩んだり、疑問に思ったりしていることがありましたらお書き下さい。
- データ検索(EBMを行うにあたって)を行う上で、手段がよく分からない。
- 患者さんが日常的に服用することが多いOTC薬と医療用医薬品の相互作用について。
- 薬剤師の評価をいかに↑するか。
- ハイリスク(高齢、各慢性疾患等)患者における薬のコントロールと選択のためのスキルのつみ方。
- 投薬した薬を患者さんが正しく服用しているか知ることがむずかしく、また薬物に対する相互作用に対してはある程度の説明は行うが、
食品に対する相互作用まで説明できてないと思うので、その点はどうしたらよいのか。
- 止血剤と血小板凝集阻害剤の併用について。
- 胃潰瘍の患者さんが、プロトンポンプインヒビター(以下、PPI)を服用している場合。
当院ではどうしてもPPIでなければ症状が改善できないと訴えられて、8週服用後も服用されている方がいます。PPIの長期投与については、
これからもやはり8週間しか認められないのでしょうか? 長期にPPIを服用している場合、やはり安全ではないのでしょうか?教えて下さい。
<→「病院薬剤師のためのQ&A」参照>
- 患者が何か不都合を訴えられたときに、どのような対応をすればいいのかわからない。
特に薬剤性なのか、病気からくるところなのかわからない。特に多くの薬を飲んでいる患者(6コ以上)の場合そうである。**
4.今後のDI研究会の内容、運営についてご意見やご希望、取り上げてほしいテーマなどありましたら
お書き下さい。
- 新人のための勉強会をもっと行ってほしい。本日はたいへん勉強になりました。
- 抗生物質の適正使用について。
- 輸液の選択、抗生物質選択の基準について。
- カウンセリングに関する講演。
- **多くの薬剤を使用している患者に対し、不都合な症状が、薬剤性だ、相互作用だ、病原性だ、
と見分けるポイント。
5.その他、お気付きの点がありましたらお書き下さい。
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