WHO Guide to Good Prescribing (GGP) と P-drug
P-drug (Personal drug) とは?
・オランダGroningen大学医学部における薬物療法(臨床薬理学)の教育プログラムが発祥。
・WHO の Action Programme on Essential Drugs の一環として出版提唱されている概念。
・Evidenceに基づいて「自家薬籠中の薬」を選び、それを各患者に対して正しく使用する考え方。
・教育目標:薬物治療の論理 (therapeutic reasoning)。
・教育手法:教員から学生への知識授与型の講義だけではなく、学生間での討論やロールプレイング等に基づく問題解決型の演習。
・教育効果:7ヶ国の学生(219名)を対象とした調査で短期間のP-drug研修でも問題解決型の臨床薬理学の能力は未研修学生よりも有意に高く、特に6ヶ月後の時点でも維持・向上 (Lancet, 346, 1454-57, 1995)。