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私家版スウェーデン留学ガイド

サバイバル編 その1 食事について


 

1. 食材

 ストックホルムにはいくつかの日本食材店(JFKなど)があり、さまざまな日本の食材が手に入ります。だいたい、日本から輸入されたものの場合、日本の市価の3倍程度の印象があります。

 日本食材専門店以外にも、中国人がやっている中華食材店(Sdrahalanaの地下一階の映画館の横にあるAsian Livsなど)や、大手デパート(NK, Alensなど)でもある程度、和食用の食材や調味料が手に入ります。

 醤油はどこのスーパーでもキッコーマンのものが手に入ります。みりん、味噌などは日本食材店・中華食材店など特定の店に行かないと手に入りません(みりんはNKでも売っていました)。こちらのマヨネーズは日本のものとちょっと味が違って、酸味が弱いです。

 お米はたいてい、タイ産などのインディカ米(長粒種)しか置いてありませんが、価格は手ごろです(チャーハンやカレーにするとべたべたしなくて美味しいです)。カリフォルニア米などのジャポニカ米(単粒種)は、日本食材店・中華食材店・大手デパートなどにSushi用の米として売られているのをしばしば見かけますが、インディカ米にくらべるとかなり高いです。電気釜も入手可能で、これがあるとだいぶ楽です。

 ラーメンはオランダ製の出前一丁が"Demae Ramen"の名で売られており、これはどこのスーパーでも手に入ります(スープを別に沸かしたお湯で溶かすのが、おいしく食べるコツだと思います)。イタリア産のパスタ類は安くて種類も豊富で、私もよく食べます。そば、うどん、ソーメンの類は、日本食材店・中華食材店で手に入ります。

 意外と手に入りにくいのが乾燥したトウガラシ(鷹の爪)で、一般のスーパーにはおいていないことが多いです(スウェーデンでは伝統的にあまり辛いものを食べないのだそうです)。中華食材店、大手デパートの他に、中近東系の小さなスーパー(けっこう町中にあります)で手に入ります。これらの中近東系の小さなスーパーでは、安いジャポニカ米(古米のようだけれども)やゴマ、マンゴチャツネといったスパイス類が手に入ります。

 牛乳、クリーム、チーズなどの乳製品は日本よりも安く(半額くらいの印象)、質も良いです。

 野菜・果物はヨーロッパ各国よりさまざまなものが輸入されていて種類も豊富ですが、一般的に鮮度管理があまり厳密ではないので、気をつけて購入する必要があります。ズッキーニ、パプリカ、ポロネギ、ジャガイモなどは日本より安くて質もよいです。アサツキはよく見かけますが、日本で使うような和ネギのサイズのものが入手困難です。キャベツは肉厚で煮込むと美味しいのですが、そのまま千切りにして食べるとかなりごわごわした食感がするので、私はいつもレタスで代用しています。白菜はよく見かけます。マッシュルーム類もいろいろとありますが、日本のしいたけ・えのき・なめこに類するものは見かけません。

 肉類は、豚肉が安くて質もよい印象があります。牛肉はそれほど高くないのですが、それほど質がよい印象はありません。また、スライス肉が概して厚いので、すき焼きとかに使う場合は特別に頼み込む必要があります(余談ですがすき焼きにポロネギを使うと美味しいです)。鳥肉はものによりますが、丸ごと1羽買うと安いです(身をとった残りのガラでスープをとると美味しいです)。

 魚は、概して鮮度がよくありません。新鮮なものを手に入れようと思った場合、あちこち探し回る必要があります。こちらでよく見かけるのは、サケ、マスノスケ、サバ、タラ、カレイ、アマエビといったところです。アマエビはよく水煮で売っていて、サラダやサンドイッチにすると美味しいです。マグロの切り身もよく売っていますが、寿司・刺身で食べる場合、特に鮮度に気をつける必要があります。貝類は、冷凍のムール貝が売っています。夏の終わりにはザリガニも売っていますが、現在は輸入の冷凍物が多いようです。

 酒類は、アルコール度5%未満のライトビール等はスーパーでも買えますが、5%以上のものは国営のSystembolagetという専売店(土日は営業していない)でしか売っていません。しかし、Systembolagetでは日本酒(日本製の菊正宗とアメリカ製の大関)およびキリンビール(イギリス製)・サッポロビールが手に入ります(店によって置いていないこともありますが、実費で取り寄せ可能とのことです)。ウィスキーなどの蒸留酒は税金が高いため、かなり割高な感がありますが、逆にワインとビールは日本よりも安い印象があります。特にイタリア産・スペイン産のワインは鮮度もよく、50〜60クローネ出せばかなりの質のものが手に入ります。逆に150クローネを越す高級ワインの品揃えは薄く、ゆえにフランスワインの有名なものは入手困難です(たぶんあまり売れないのだろうと思います)。

 こちらでは入手困難で、日本から持ち込まないと手に入らないものとして(つまりおみやげとして喜ばれる)、辛子明太子・(本物の)豚骨ラーメン・和菓子・上等の日本酒(吟醸酒など)・泡盛などがあります。余談ですが、成田空港の売店にはこれらのもの(ただし泡盛は売ってなくて焼酎なら入手可能)がしっかりと売っています(かなりツボを押さえた商売やっていると思います)。

 

2. 外食

 ランチは市内各所のレストランでだいたい50〜70クローネ程度で食べれますが(私たちがいつも行くHuddinge病院のそばのGrantorps Restaurantというところでは45〜52クローネ)、夕食の時間帯にこの値段で食べれるのは、マクドナルドなどのファーストフード店くらいしかありません。ファーストフードはマクドナルド・バーガーキング・ピザハットの3強が寡占状態で、その他にホットドック屋(10クローネ程度)や中近東系のケバブ屋(50クローネ程度)が多数あります。中央駅近くに若干の中華料理系・タイ料理系のファーストフード店がありますが、日本で言うところのラーメン屋・定食屋の類はほとんど見かけません。セルフサービスのキャフェテリアもあちこちにありますが、こういったところで供されるスモーブロー(サンドウィッチ)の中では、アマエビのサンドイッチがお勧めです。

 レストランは、昼はだいたい上記の予算でランチが食べれますが、夜は最低100クローネ以上、ちょっとしゃれたところだと200クローネ以上することが多いです。スカンジナビアン・フレンチ・イタリアン・中華・和食などさまざまなレストランがありますが、和食の場合、日本人がやっているところ以外では驚くようなものが出てくることがあります。私が気に入っているのは地下鉄のOdenplanから少し南に歩いたところにある新札幌 菊清亭 (Shin-Sapporo Kikusei-Tei Tel: 08-316566)という日本人がやっている日本料理店です(まるで日本の居酒屋にいるような気分がします)。スウェーデン料理を食べるのであれば、ガムラスタンの南端にあるツム・フランシスカネル(Zum Fransiskaner Tel:08-4118330)が値段もリーズナブルで気に入っています(ここのヘラジカのステーキやピュットゥ・イ・パンナはおいしいと思います)。歴史的な雰囲気という点では、ガムラスタンの王宮近くにあるフェム・スモー・ヒュス(Fem Sm Hus Tel: 08-100482)や、ノーベル賞受賞者と同じメニューを楽しめるという市庁舎の地下のスタッドヒュースシェラーレン(Stadhus Kraren Tel: 08-650 5454)がお勧めですが、それなりに値も張ります(もちろん上着着用です)。

 有名なスモーガスボード(日本で言うところのバイキング)は、昼・夜ともに供されます。Grand HotelのVerandan (Tel:08-679 3500)のものが有名(予算一人当たり飲み物込みで300クローネ程度)です。ストックホルムの北の方にあるウルリクスダール離宮のレストラン(Urliksdal Vrdhus Tel: 08-850815)のスモーガスボードも人気が高いようですが、私はまだ行ったことがありません。

 


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Last Updated 1999/11/18

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