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私家版スウェーデン留学ガイド

サバイバル編 その3 交通手段について


 

1. ストックホルム市内・近郊の地下鉄・ペンデルトーグ(郊外電車)・バス

これらはすべてSLによって運行されており、切符は共通。中心部から同心円状に1〜4のゾーン制になっていて、同一ゾーン内ならクーポン2枚、2つのゾーンにまたがるならクーポン3枚、3つのゾーンならクーポン4枚、全ゾーンならばクーポン5枚が必要。クーポンは1枚8クローネだが、20枚つづりの回数券が110クローネで買える。最初に乗るときに行き先を言って改札もしくはバスの運転手に時刻等を印字してもらい、そのあとは1時間以内なら乗り換え自由。改札を出るときにチェックはないが、無賃乗車は見つかると高額の罰金を取られるらしい。定期券は全ゾーン有効で1日、3日、30日、シーズン券、1年券があって、特に30日のもの(450クローネ)は通勤に使うならかなりお得な印象がある。シーズン券、1年券を買ってもあまり安くならない。しばしば改札に人がいなくて"Please Pass"という緑の札が出ていることがあるが、それにもかかわらず車内検札でつかまって罰金を取られたという話も聞くので要注意(ちなみにその人はあとで厳重に抗議して、緑の札が出ていたという証人の手紙を送ったら、罰金を取り返せたとの話)。ちなみにペンデルトーグというのは、振り子(ペンダント)みたいに行ったり来たりする電車という意味。

この緑の札はしばしば見かけるが要注意

Pendeltag(郊外電車)

注:2000年1月よりSLの料金が10%強、値上げになった。

2. タクシー

ストックホルムのタクシーは会社により料金が違うので要注意。乗る前に行き先を告げてだいたいの値段を確認する必要がある。ドライバーはたいてい、基本的な英語が通じることが多い。料金は概して東京より少し高い印象がある。流しのタクシーは少ないが、空港、中央駅、CITY Terminalen、IKEA、大病院などの前には待機していることが多い。

3. アーランダ国際空港の交通

エアポートリムジンバスを使うのが一般的。片道60クローネ、所要40分弱。中央駅の北側のCITY Terminalenというバスターミナルから発着する。本数も多い。また、空港でタクシーの乗車券をセットで買うことができるが、これは割安で荷物が多いときに便利。降りたバスの前でタクシーが待っていてくれる。

リムジンバスは空港の各ターミナルから発着する

タクシーだとアーランダ国際空港から市内までは350〜400クローネ程度の定額で行ってくれるようだが、これも会社により値段が違う。また、市内からアーランダまで行く方が50〜100クローネ程度、高い。いずれにせよ、タクシードライバーに料金の確認をしてから乗ることが肝要。

路線バス(583番)でメルシュタ(Ma:rsta)に出て、そこからペンデルトーグに乗り継ぐ方法もあるが、本数が少ない(1時間に2本程度)上、ちょっと分かりにくいのでストックホルム初心者にはあまりお勧めできない。ただし料金は中央駅までクーポン5枚(現金だと40クローネ、回数券だと28クローネ)と安いし、さらに中央駅を超えてペンデルトーグや地下鉄に乗っていく場合も1時間以内なら同料金である。所要時間はエアポートリムジンより30分程度余計にかかると考えた方がよい。メルシュタではたいていバスと電車は接続していることが多い。安いので個人的には急がないときに使っているが、ほとんど地元の人しかこのルートは使わないようだ。

1999年11月からArlanda Expressという日本の成田エキスプレスみたいな直通特急が開業した。Stockholm中央駅から片道120クローネで15分間隔の運行。また、2000年1月からはStockoholm Syd/Flemingsbergなどのストックホルム南部からアーランダ国際空港への直通列車が走るようになった。こちらも片道120クローネで1時間に1本程度の運行。いずれもアーランダ国際空港の地下にあるArlanda駅に発着する。

4. 長距離列車

国鉄SJおよびTagkompanietが運営している。SJの窓口はストックホルム中央駅ホームに向かって左側、Tagkompanietの窓口はVasagatanに面した出口のFOREXの隣。

X2000


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Last Updated 2000/01/20

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