国立ベルリン図書館への訪書(2002年8月23日)
←戻る

 ここStaatsbibliothek zu BerlinはPotsdamer Str. 33にある。交通はバス便(129番・148番・348番)が近く、地下鉄・国電のポツダム広場駅からはやや遠い。前回の98年に来たときも下写真と同じ所を撮影したが、当時は写真を軽くしてウェブページに乗せる方法を知らなかった。それで小さな写真だったが、今回はドーンと大きくしてみた。しかし実際は館内での規則がともかく厳格で、申請しても4、5日後の許可を待たねばならず、けっきょく何も撮影できなかったからに過ぎない。

 下写真も前回と同じだが、以前はStaatsbibliothek zu Berlinの文字がなかったと思う。前回はここの三階にある東方部門でトルファン出土文書を調査したが、今回は同部門Dr. Kurio氏の協力で所蔵の日中古医籍を調べた。

 とはいうものの一日だけ、しかも東方部門の現物古典籍の閲覧は9:00から14:00まで、東方部門自体も17:00で閉室する。それで現物の調査は『本草品彙精要』の清写本と『政和証類本草』の嘉靖版のみで、後は目録を調べた。当館独自の日中古典籍目録はないとのことで、中国書については西ドイツ時代の全図書館連合目録を見たが、貴重と思われるのは今回見た2書のみ。日本書の全ドイツ連合目録は98年までに5冊が出版されているようだった。うち1冊しか見る時間がなかったが、これという珍しい医薬書はなかった。