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イタリアで見たドラゴン

 左は2002年5月31日にローマのNavona広場付近にある教会(名前は失念)で見た、正面右側の壁面に刻まれていた直径1.5m近い像。同行してくれたDr. Elena Caprari女史にドラゴンかと質問すると、そうかも知れないとのこと。製作年代も不明で、ドラゴンかどうか疑念もいささか残るが、迫力ある姿に見入り、撮影した次第。

 右は翌日の6月1日にシエナのMuseo dell' Opera Metroplitana del Duomoで見た間違いないドラゴン。高さ30cm程度で、とても可愛かった。製作年代の表示はなかったように思うが、シエナの歴史からすると14、5世紀前後の作だろうか。顏つきや首・腹部・足・尾などは中国の竜に近いイメージだが、手がなくて翼である点、胴体と尾が明瞭に分かれている点が違う。