真柳 誠
1. 臺灣所在醫藥古典籍:1538點(ウェブ公開)
故宮博物院圖書文獻館:810點(うち日本舊藏蔵書:約400點)
國家圖書館(舊中央圖書館):648點
中央研究院圖書館:64點
臺灣大學圖書館:14點
中央圖書館臺灣分館:2點
2. 故宮藏書醫家類:第1―觀海堂本、第2―四庫全書本、第3―その他
3. 觀海堂本:第1―小島家本、第2―江戸醫學館・多紀家本、第3―小島家關係者本(奈須家、森家、澁江家、伊澤家、山田家、小島弟子)、第4―その他
4. 小島家本:第1―尚質手澤本、第2―尚眞手澤本、第3―尚絅手澤本
共通:藏書印記―「小島氏/圖書記」「博愛堂記」
讀書室號―攷古齋・葆素堂・寶素堂・寶素閣・博愛堂
稿紙―「攷古齋鈔本」「寶素堂鈔本」
5. 書物移動:多くは恐らく森立之の紹介
小島家→楊氏
奈須家・啓迪院→小島家→楊氏
小島尚質→村田章→小島家→杉垣{竹+移}→楊氏
啓迪院・養安院→杉垣{竹+移}→楊氏
養安院→久志本家→小島家→澁江家→森立之→楊氏
伊澤家→小島家・澁江家→森立之→楊氏
山崎家→(小島家・森立之)→楊氏
野間家→森立之→楊氏
森立之→楊氏
多紀家→楊氏
伊澤家・多紀家・小島家→山田家→楊氏
武田文庫→澁江抽齋→多紀家→寺田望南→楊氏
6. 鍼灸關聯孤本(故宮目録の記載および真柳の*コメント)
○扁鵲八十一難經辨正條例一卷一冊。(宋)周與權撰。日本文化乙亥(十二年)小島尚質手鈔本。
○扁鵲八十一難經辨正條例一卷一冊。(宋)周與權撰。日本考古齋鈔本、小島質朱筆手校並題記。
○難經注 不分卷一冊。舊題(周)秦越人撰、(金)紀天錫注。日本考古齋鈔本。
○王翰林集注黄帝八十一難經五卷五冊。舊題(周)秦越人撰。日本慶安五年武村市兵衛刊本、日本元治甲子森立之手書題識、附三部九候圖一卷・難經考注一卷。*附三部九候圖一卷・難經考注一卷は立之自筆の難經攷注稿本の假綴じ。
○讀甲乙經丙卷要略 不分卷一冊。不著撰人。日本抄本。*故宮目は「不著撰人」に作るが、「藍川愼編」が適切。
○論骨度篇 不分卷一冊。不著撰人。日本鈔本。與讀甲乙經丙卷?略合冊。*故宮目は「論骨度篇」「不著撰人」に作るが、「讀骨度篇」「藍川愼撰」が適切。
○新刊活人妙法針經 存一卷(卷二)一冊。(明)徐廷璋撰。明弘治甲子(十七年)魏氏仁實堂刊本。*故宮目は「(明)徐廷璋撰。明弘治甲子(十七年)魏氏仁實堂刊本」に作るが、「(明)徐庭〔廷〕璋撰。明弘治甲子(十七年)序魏氏仁實堂刊本」が適切。「東都鍼醫官山崎氏藏書」の旧蔵印記あり。大陸亡佚書で、日本等にもない孤本。
○銅人{月+兪}穴鍼灸圖五卷附録一卷四冊。(宋)王惟一撰。日本寄所寄樓烏絲欄鈔本。*故宮目は「銅人{月+兪}穴鍼灸圖 五卷附録一卷四冊。(宋)王惟一撰」に作るが、「銅人{月+兪}穴鍼灸圖補註 五卷附録二卷四冊。(宋)王惟一撰、(日本)山崎次善補註」が適切。山崎次善註には上掲の「新刊活人妙法針經」を引用。
○備急灸法一卷、附騎竹馬灸法一卷一冊、竹閣經驗備急藥方一卷。(宋)聞人耆年撰。宋淳祐五年刊本。*故宮目は「宋淳祐五年刊本」に作るが、「明〔嘉靖間〕倣宋刊本」が適切。小島尚絅の印記があり、もとは幕府鍼醫官・山崎家寄所寄樓藏と思われる。
○備急灸法一卷一冊。(宋)聞人耆年撰。日本十瓣同心蘭室刊本。鍼灸擇日編集一卷。不著撰人。日本十瓣同心蘭室刊本。附備急灸法後。*故宮目は「備急灸法一卷一冊」に作るが、「備急灸法一卷、附騎竹馬灸法一卷、附竹閣經驗備急藥方一卷、附鍼灸擇日編集一卷、合一冊」が適切。また「日本十瓣同心蘭室刊本」に作るが、清の羅嘉傑が来日時に入手した本書と鍼灸擇日編集の伊澤氏舊藏日本寫本を日本で模刻したのが十瓣同心蘭室刊本で、當版は日本十瓣同心蘭室刊本の清末復刻本につき「清〔光緒間〕刊本」が適切。
○備急灸法一卷、附騎竹馬灸法一卷一冊。(宋)聞人耆年撰。日本影宋淳祐五年鈔本、日本森約之養眞墨筆題記。*故宮目は「備急灸法一卷、附騎竹馬灸法一卷、一冊」「日本影宋淳祐五年鈔本」に作るが、「備急灸法一卷、附騎竹馬灸法一卷、竹閣經驗備急藥方一卷、一冊」「日本影明倣宋版鈔本」が適切。