茨城大學人文學部 眞柳 誠
(1)「はじめに・槪略・凡例・醫理之屬 書號05857-05858」(『漢方の臨床』54巻4号675-680頁、2007年4月)*
(2)「醫理之屬 書號05859-05862」(『漢方の臨床』54巻5号867-872頁、2007年5月)*
(3)「醫理之屬 書號05853-05870」(『漢方の臨床』54巻6号1051-1056頁、2007年6月)*
(4)「醫理之屬 書號05871-05877」(『漢方の臨床』54巻7号1215-1219頁、2007年7月)*
(5)「醫理之屬 書號05878-05883」(『漢方の臨床』54巻8号1357-1362頁、2007年8月)*
(6)「醫理之屬 書號05884-05889」(『漢方の臨床』54巻9号1523-1527頁、2007年9月)*
(7)「醫理之屬 書號05890-05897」(『漢方の臨床』54巻10号1661-1666頁、2007年10月)*
(8)「醫理之屬 書號05898-05905」(『漢方の臨床』54巻11号1803-1808頁、2007年11月)*
(9)「醫理之屬 書號05906-05914」(『漢方の臨床』54巻12号1957-1963頁、2007年12月)*
(10)「醫理之屬 書號05915-05924」(『漢方の臨床』55巻1号191-197頁、2008年1月)*
(11)「醫理之屬 書號05925-05933」(『漢方の臨床』55巻2号353-359頁、2008年2月)*
(12)「醫理之屬 書號05934-05942」(『漢方の臨床』55巻3号513-519頁、2008年3月)*
(13)「醫理之屬 書號05943-05950」(『漢方の臨床』55巻4号641-646頁、2008年4月)**
(14)「醫理之屬 書號05951-05961」(『漢方の臨床』55巻6号965-971頁、2008年6月)**
(15)「醫理之屬 書號05962-06001」(『漢方の臨床』55巻7号1113-1118頁、2008年7月)**
(16)「醫理之屬 書號06002-06010」(『漢方の臨床』55巻8号1281-1286頁、2008年8月)**
(17)「醫理之屬 書號06011-06016」(『漢方の臨床』55巻9号1417-1421頁、2008年9月)**
(18)「醫理之屬 書號06017-06022」(『漢方の臨床』55巻10号1555-1560頁、2008年10月)**
(19)「醫理之屬 書號06023-06031」(『漢方の臨床』55巻11号1749-1754頁、2008年11月)**
(20)「醫理之屬 書號06032-06037」(『漢方の臨床』55巻12号1923-1927頁、2008年12月)**
(21)「醫理之屬 書號06038-06042」(『漢方の臨床』56巻1号181-185頁、2009年1月)**
(22)「醫理之屬 書號06043-06051」(『漢方の臨床』56巻2号355-360頁、2009年2月)**
(23)「醫理之屬 書號06052-06061」(『漢方の臨床』56巻4号755-760頁、2009年4月)***
(24)「醫理之屬 書號06062-06070」(『漢方の臨床』56巻5号931-936頁、2009年5月)***
(25)「醫理之屬 書號06071-06078」(『漢方の臨床』56巻6号1071-1076頁、2009年6月)***
(26)「醫理之屬 書號06079-06086」(『漢方の臨床』56巻7号1243-1248頁、2009年7月)***
(27)「醫理之屬 書號06087-06102」(『漢方の臨床』56巻8号1423-1427頁、2009年8月)***
(28)「醫理之屬 書號06103-06121」(『漢方の臨床』56巻9号1585-1590頁、2009年9月)***
(29)「醫理之屬・醫方之屬 書號06122-06131」(『漢方の臨床』56巻10号1789-1795頁、2009年10月)***
(30)「醫方之屬 書號06132-06140」(『漢方の臨床』56巻11号1961-1966頁、2009年11月)***
(31)「醫方之屬 書號06141-06146」(『漢方の臨床』57巻1号167-171頁、2010年1月)***
(32)「醫方之屬 書號06147-06153」(『漢方の臨床』57巻2号355-359頁、2010年2月)***
(33)「醫方之屬 書號06154-06165」(『漢方の臨床』57巻3号515-521頁、2010年3月)***
(34)「醫方之屬 書號06166-06178」(『漢方の臨床』57巻4号661-666頁、2010年4月)***
(35)「醫方之屬 書號06179-06188」(『漢方の臨床』57巻5号845-850頁、2010年5月)***
(36)「醫方之屬 書號06189-06196」(『漢方の臨床』57巻6号1015-1020頁、2010年6月)***
(37)「醫方之屬 書號06197-06207」(『漢方の臨床』57巻7号1185-1189頁、2010年7月)***
(38)「醫方之屬・藥物之屬 書號06208-06212」(『漢方の臨床』57巻9号1593-1596頁、2010年9月)***
(39)「藥物之屬 書號06213-06220」(『漢方の臨床』57巻11号1967-1972頁、2010年11月)***
(40)「藥物之屬 書號06221-06225」(『漢方の臨床』57巻12号2175-2180頁、2010年12月)***
(41)「藥物之屬 書號06226-06230」(『漢方の臨床』58巻1号213-217頁、2011年1月)***
(42)「藥物之屬 書號06231-06238」(『漢方の臨床』58巻2号403-407頁、2011年2月)***
(43)「藥物之屬・彙編之屬 書號06239-06244」(『漢方の臨床』58巻3号593-597頁、2011年3月)***
(44)「彙編之屬 書號06245-06248」(『漢方の臨床』58巻4号795-977頁、2011年4月)***
(45)「彙編之屬・附録(完) 書號06249-附録」(『漢方の臨床』58巻6号1243-1248頁、2011年6月)***
*本稿は日本学術振興会平成十九年度科学研究費基盤研究(B) 「中国古医籍が日・韓・越の伝統医学形成史に与えた影響の書誌学的研究」による。
**本稿は日本学術振興会平成二十年度科学研究費基盤研究(B)「中国古医籍が日・韓・越の伝統医学形成史に与えた影響の書誌学的研究」による。
***本稿は日本学術振興会平成二十一年度科学研究費基盤研究(B)「中国古医籍が日・韓・越の伝統医学形成史に与えた影響の書誌学的研究」による。
はじめに
中國周圍の民族・國家は古くから中國の醫學を受容し續け、それを取捨選擇・發展させて自國化してきた。この過程と樣相の槪要は、各地に現存する各國古醫籍の調査と内容分析からある程度の理解が可能だろう。それらの中には臨牀上・文化上・歷史上・書誌學上など、多方面において貴重性が認められる書も少なくない。だが多くは利用も研究もされず、各國の書庫奧深く眠り續けている。それゆえ、かつて東アジアで流通していたこれら原本や當時の復刻本の書誌を個々に調査し、當時の流通經緯と相互影響を研究することは、東アジア醫療文化史の檢討にいささかなりとも意義があるだろう。
そこで、まず各國・各地域の所藏機關にて實地に醫藥古典籍を手に取って調査する研究を、二〇〇〇年八月より本格的に開始した。臺灣については主要な三藏書機關のうち、故宮博物院圖書文獻館の主な古醫籍について調査を完了し、二〇〇二年一月より『漢方の臨牀』に「臺灣訪書志Ⅰ 故宮博物院所藏の醫藥古典籍」として連載してきた。臺北・故宮と比肩される國家圖書館〔臺北〕については、二〇〇一年八月七日~同月一五日と〇六年八月八日~九月二六日および〇七年二月六日~同九日の期間、原本調査を實施し、ほぼ完了させることができた。殘る中央研究院傅斯年圖書館の藏書も近年中に調査を完了させる予定だが、それ以前に當國家圖書館の調査記錄について諸賢の批判を仰ぐことも必要と考え、報告することにした。
長期にわたる本調査にあたり、國寶レベルの書も含めた多量の古典籍原本を閱覽させていただき、またウェブ公開圖版の轉用をご許可いただいた國家圖書館〔臺北〕善本書室のご高配、および館員諸氏のご厚意に深甚の謝意を申し上げる。
槪略
國家圖書館〔臺北〕は臺北市中正區中山南路二十號〔+八八六(臺灣)〇二(臺北)-二三六一-九一三二代表〕にあり、捷運(地下鐵+電車のこと)の中正紀念堂站から徒歩三分ほど。前身は一九三三年に南京に創設された國立中央圖書館で、のち臺北の植物園内に移設され、一九八五年に現在の新館に移轉した。一九九六年に國家圖書館と改稱したが、北京圖書館も一九八八年に(中國)國家圖書館と改稱しているため、対外的には國家圖書館〔臺北〕を用いる。
當館は火曜から日曜の開館で、月曜は休館日。開館時間は火曜から金曜が九時~二一時、土曜・日曜は九時~一七時。入館には閱覽証が必要で、申請書に記入して寫眞一枚をそえてパスポートを提示すると、その場で發行される。一回だけ入館する臨時閱覽證はパスポートの提示だけで發行される。書物と飲食物は持ち込めないので不要な荷物とともに入り口右側のロッカー(無料)に入れ、必要な資料等を持ち、閱覽証をチェック機に提示して入館する。
古典籍は四階の善本書室で申請して閱覽するが、日曜は閉室で、土曜はマイクロフィルムおよびマイクロ紙燒き製本でのみ閱覽できる。全古典籍はマイクロフィルムになっているので、まずマイクロフィルムで閱覽し、それで調査等が不十分な書についてのみ原本の閱覽が許可されるが、書名・目的等を記した所屬機關の紹介狀が必要。閱覽は備え付けの目錄で希望書の書號(請求番號)を確認し、申請書に記入してカウンターに閱覽証も添えて提出する。マイクロフィルム・原本とも大体五分以内に出てくる。なお宋版・金版・元版は特別な許可がない限り原本を閱覽できない。これらは開架のマイクロ紙燒き製本もあり、普通それで閱覽する。
原本閱覽には提供される紙マスクを着用する。マイクロフィルムリーダー・プリンターでのプリントは一枚三元(臺灣の一元は約三・五円)で、プリント紙をカウンターに示して現金で支拂う。それ以外の文獻コピーは三階のカウンターでコピーカード(一〇〇元のカードで一二五枚のA4判コピーができる)を購入し、善本書室のコピー機でコピーする。
藏書の書誌データは、當圖書館ウェブサイトのトップページ(http://www.ncl.edu.tw/)→古籍文獻資訊網→古籍影像檢索系統→善本資料査詢と入り、そこで書名等を舊漢字で入力すると檢索できる。あるいはトップページ→中文古籍書目資料庫→一般査詢系統と入り、そこで現藏者を國家圖書館に選擇してから書名等を舊漢字で入力しても檢索できる。後者は臺灣と大陸・米國の代表的圖書館の聯合目錄で便利だが、データがやや古い。國家圖書館〔臺北〕の古典籍だけの檢索ならば前者のデータが新しく、鮮明な卷頭圖版も閲覽できる。本調査では前者の書誌データと圖版を主に利用・轉載した。
凡例
一 當訪書志は國家圖書館〔臺北〕善本書室所藏の醫藥古典籍のうち、主に『増訂二版 國立中央圖書館善本書目』(以下『中圖善目』と略す。國立中央圖書館特藏組編、國立中央圖書館刊、臺北、一九八六)の醫家類に著錄される文獻書誌を調査した記錄である。
二 各書の分類および記載順次は、基本的に『中圖善目』に從った。
三 『中圖善目』著錄書のうち「北平」と注記される舊北平(北京)圖書館の舊藏書は現在、臺北・故宮博物院圖書文獻館に移管されている。それらについては「中圖善目四六七頁・書號〇五八六六(重廣補註黄帝内經素問二十四卷六册 明嘉靖版)→北平(臺北故宮)」のように略記し、調査データは旣報の「臺灣訪書志Ⅰ 故宮博物院所藏の醫藥古典籍」に附記した。一部の中國寫本は調査を割愛し、當圖書館の書誌情報のみ轉載した。
四 漢字は特殊な文字を除き、主にJISコード漢字の範圍で正字に統一した。このため、一部の漢字は必ずしも正確な正字ではない。
五 各書の冒頭には太字で、「中圖善目〇〇頁・書號〇〇・國圖善稿〇〇頁・阿部志〇〇頁(書名 〇卷〇册。著者ないし編注者。刊本・写本の書誌、藏書印記等)」のように記した。
「中圖善目〇〇頁」は『中圖善目』の〇〇頁に、當該書が著錄されることを示す。
「書號」は臺北・國家圖書館善本書室が所藏する善本古典籍の通し架藏番號で、當書號により閱覽等を請求する。
「國圖善稿〇〇頁」は國家圖書館特藏組編『國家圖書館善本書志初稿』(國家圖書館、臺北、一九九八)の〇〇頁に、當該書の書誌事項等が著錄されることを示す。
「阿部志〇〇頁」は、阿部隆一『増訂 中國訪書志』(東京・汲古書院、一九八三年)に當該書の記載がある場合の所在頁を示すが、宋元版・古活字版等の一部貴重書に限られる。
以下の( )内には上記『中圖善目』『國圖善稿』、および當圖書館ウェブサイトの善本資料査詢で得られた當該書の書誌事項から要点を整理したが、専門用語はそのまま轉載した。
六 改行して始まる文は眞柳の記錄で、主に以下の内容と順次で記載した。
裝訂法、表紙の質、書の寸法、帙の有無等、外題・書根の記載等の外觀。
次に書物の各葉を順に開いて分かる情報として、藏書票の樣子、序文の年・タイトル・作者・葉數、目錄等の葉數、刊記等、本文卷頭に記載の書名・著編注者名等、本文の卷數、跋文の年・タイトル・作者・葉數、刊記・木記・奧附等。
次に全体の書誌情報として、料紙の狀態、補修の樣子、界の有無、匡郭の種類、版心の黑口・白口、魚尾の種類、版心内の文字、每半葉匡郭の内側寸法、行數と每行の字詰め、小字の字詰め等。藏印記は當圖書館の上記データに問題のある場合のみ記した。また書き入れの槪略、識語のほぼ全文を記錄したが、判讀に疑問が殘る文字には(?)を附記した。さらに當該書全体の蟲損等の現狀を記した。
最後に改行し、眞柳の私見、および當圖書館の上記データに問題があれば、それへの訂正意見を記した。
書號05857
中圖善目四六六頁・書號〇五八五七・國圖善稿一六一頁・阿部志五〇三頁(新刊補註釋文黄帝内經素問 十二卷六册。(唐)王冰註。(宋)高保衡序、(宋)林億序。元後至元己卯(五年、一三三九)古林書堂刊本。匡二〇・四×一二・三㎝。一〇行・行一九字、註文小字雙行・字數同。雙欄、版心細黑口、雙黑魚尾。(明)張蓉手書題記。朱墨批校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「蓉鏡/珍藏」「呉門/盛用(?)/韶印」「神農/氏□/□□」「季/奇」「虞山/張氏」「學琴書/愛閒靜」「張蓉/鏡印」「虞山張蓉/鏡鑒藏」「味/經」「守學好古」「淫讀古書/甘聞異言」「蓉鏡/過眼」「味/經」「張印/蓉鏡」「淸河/伯子」「淸河/世家」「芙川」朱文橢圓印、「神鬼/守之皆/敬服」等)
マイクロフィルムと紙燒きによる。裝訂・表紙・書高幅・外題・書根の記載は未詳。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。無記年の王冰「黄帝内經素問序」存二葉。無記年の林億ら「序」存一葉、その末尾に「□□…書堂刊(陰刻)」の木記。總目三葉の頭に四周雙邊で「是書乃醫家至切至要之文、惜乎舊本/訛舛漏落、有誤學者。本堂今求到□□(「元豐」の二文字を切り取る)/孫校正家藏善本、重加訂正、分爲一十/二卷、以便檢閱。衛生君子幸垂 藻鑑」、末尾に「元本二十四卷、今併爲一十二卷刊行」の刊記。卷首に「新刊補註釋文黄帝内經素問卷之一/啓玄子次註林億孫奇高保衡等奉敕校正孫兆重改誤」と題し、以下本文一二卷、卷一二末を缺く。卷末の音釋なし。跋なし。料紙は相当に黄變した繊維混じりの竹紙らしいが未詳。有界、四周雙邊、版心黑口・雙黑魚尾、魚尾間に「素問 幾」を刻す。每半葉匡郭寸法未詳、一三行・行二三字、小字雙行・行二三字。讀點・線引き・書き入れ多し。書末に「天啓甲子八月、因姪焯兒病、細閱一/過。其圏校者、尚是元人手筆、因識。/時晩桂初放、覺案間同此古香也。/琴水寒儒」の識語と印記(張蓉)あり。蟲損・破損甚。
中圖善目は「元後至元五年古林書堂刊本」と著錄するが、その記載は見えない。同版別本からの推定か。
書號05859
中圖善目四六六頁・書號〇五八五九・國圖善稿一六二頁(新刊補註釋文黄帝内經素問十二卷・靈樞經十二卷 六册。(唐)王冰註。正文卷端題「啓玄子次註林億孫奇高保衡等奉敕校正孫兆重改誤」。明建刊十三行本。匡一九・九×一二・三㎝、一三行・行二三字、夾註雙行・字數同。單欄、版心白口、雙魚尾。朱墨批校。藏印記「禮岳樓」「罔□(岡田が正しい)所藏」「藍川家/圖書記」「國立中/央圖書/館攷藏」「巽齋/所藏」「蕪亭」「霞秀/景飛/之室」「阮五/官長」「子培/父」「遜齋/居士」「櫻/雪」)
日本改裝、後補中國五鍼眼裝。原裝は栗皮中手表紙に薄茶薄手表紙をかける。書高二四・五×幅一四・四㎝。外題なし。書根に「素問 ○之○」、背に「共六」を墨書。全六册、檜夾一帙に收める。卷首に「新刊補註釋文黄帝内經素問卷之一/啓玄子次註林億孫奇高保衡等奉敕校正孫兆重改誤」、以下本文一二卷。靈樞は目錄に「黄帝素問靈樞集註目錄/歷城縣儒學敎諭田經 校正」と記すが、注はなく、本文一二卷。有界、四周單邊、版心白口・雙黑魚尾。素問は魚尾間に「素問幾」、下魚尾下に葉次・刻工を刻す。每半葉匡郭、縱一九・九×横一二・三㎝、一三行・行二三字、小字雙行。靈樞は一四行・行二四字、版心白口・雙黑魚尾、魚尾間に「靈樞幾」、下魚尾下に葉次を刻す。識語なし。一部に朱點・朱引き、墨筆による印刷不鮮明文字の記入、甲乙經による校異あり。いささか蟲損。
當本は日本の舊藏書。藏印記は「藍川家/圖書記」が最も古く、後は近代のもの。
書號05861
中圖善目四六六頁・書號〇五八六一・國圖善稿一六三頁(重廣補註黄帝内經素問二十四卷・内經靈樞二十四卷 八册。(唐)王冰註。紹興乙亥史崧序「黄帝内經靈樞序」、高保衡「重廣補注黄帝内經素問序」、林億「重廣補注黄帝内經素問序」、唐寶應元年王冰「序」。明嘉靖庚戌(二九年、一五五〇)武陵顧從德覆宋刊本。匡二一・二×一五・四㎝。一〇行・行二〇字、註文小字雙行・行三〇字。左右雙欄、版心白口、單白魚尾。下方記刻工「陳仁、付言、陳安、林仁、王文、鄭保、張詢、王椿、鄭友、王太、程保、林才、江壽、周琳、朱保、陳英、王迪、林明、黄運(或作運)、李昱、林茂、王仁、丁保、周賜、付益、仲益、薛惇、鄭俊、陳德、黄與?、周才、陳付、陳三、詹才、林宗」等。避宋帝始祖玄朗諱玄・弦等字缺末筆、微字亦缺末筆。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」)
中國四鍼眼改裝。灰色中手表紙の下に香色中手表紙を殘す。書高三〇・四×幅一八・二㎝。外題は原表紙に「卷一之五(~二十一之/二十四)/内經」「卷一之八(~十七之/二十四)/靈樞」、書腦下部に通しで第幾册を墨書。書根に「黄帝内經素問 上(~窮・天・紀・下・極・地・理)」を墨書。全八册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。目錄四葉、嘉祐年の林億「重廣補註黄帝内經素問序」二葉、寶應元年の王冰「重廣補註黄帝内經素問序」二葉。卷首に「重廣補註黄帝内經素問卷第一」と題し、以下素問本文二四卷五册。靈樞は目錄四葉、紹興乙亥年の史崧「黄帝内經靈樞序」二葉。卷首に「新刊黄帝内經靈樞卷第一」と題し、以下、本文二四卷三册。書末に跋なし。料紙は中葉白棉紙でやや黄變する。素問は有界、左右雙邊、版心白口・單黑魚尾、魚尾下に「内經幾 葉次」、一部の下象鼻に刻工名を刻す。每半葉匡郭、縱二一・四×横一五・七㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行・行三〇字。靈樞は有界、左右雙邊、版心白口、白魚尾と線魚尾、魚尾間に「靈樞卷幾 葉次」、下象鼻に刻工名なし。每半葉匡郭、縱二一・二×横一五・五㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行。「國立中/央圖書/館攷藏」「國立中央圖/書館收藏」の藏印記のみ。識語・書き入れ等なし。僅かに蟲損。
素問・靈樞とも版木割れある後印の明無名氏C本で、同一の印本。中圖善目・國圖善稿は「武陵顧從德覆宋刊本」と著錄するが、「明無名氏覆宋刊(C)本」が適切。
書號05863
中圖善目四六六頁・書號〇五八六三・國圖善稿一六四頁(重廣補註黄帝内經素問 二十四卷一二册。(唐)王冰註。顧從德序「重廣補注黄帝内經素問」、高保衡・林億序、王冰序。明嘉靖庚戌(二九年)武陵顧從德覆宋刊本。匡二一・八×一五・五㎝。一〇行・行二〇字、註文小字雙行・行三〇字。左右雙欄、版心白口、單黑魚尾。下方記刻工「付言、陳安、陳德、林仁、王文、鄭保、張詢、周賜(或作賜)、薛惇、周才、鄭友、王太、付益、王椿(或作王春、椿)、王與?、林才、林宗、鄭俊、王仁、黄與?、丁保、程保、江壽、周琳、朱保、陳英、王迪、林明、黄運、李昱、林茂、陳富(或作陳付)、付及、陳才、陳從、陳三、詹才、陳山」等。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「家藏/賜書」「法古」「餘園/藏書」「霅川許/氏懷辛/齋圖籍」「許懷辛/考集書/畫印記」「皇十/二子」「詒晉/齋印」「許氏家藏」「懷辛/居士」「博明/鑑藏」「娛書靜/坐自消閒」「品禺/軒主人/長壽」)
後補中國四鍼眼裝、角布つき。紺色中手表紙、書高三一・五×幅二〇・一㎝。外題なし。全一二册、檜夾二帙に收める。見返しに國立中央圖書館の藏書票(〇〇四五一六)を貼る。書頭に顧從德の復刻序文を紅絲欄便簽二枚に寫して一葉の裏表として插む。扉部位に民國三三年の上海漢口路雲南路口「富晉書社」(古書店か)の領收書があり、本書は七萬元。書頭に顧從德の復刻文二葉。每半葉匡郭、縱二一・七×横一五・五㎝。刻工名・字體以外の版式は明仿宋C本に同。卷二四末葉ウラ第五行に「明修職郎直 聖濟殿太醫院御醫上海顧定芳校」の刊記一行あるが、明らかな埋め木の修刻。料紙は白棉紙でわずかに黄變し、中國楮紙で金鑲玉裝する。卷一二まで朱點・朱引きあり。識語なし。一部欄上に朱墨で書き入れあり。蟲損なし。
當本は眞の顧從德本。
書號05865
中圖善目四六七頁・書號〇五八六五・國圖善稿一六四頁(重廣補註黄帝内經素問 二十四卷一〇册。(唐)王冰註。明嘉靖庚戌(二九年、一五五〇)武陵顧從德覆宋刊本。顧從德序「重廣補注黄帝内經素問」、「高保衡・林億序」、「王冰序」。匡二一・八×一五・五㎝。一〇行・行二〇字、註文小字雙行・行三〇字。左右雙欄、版心白口、單黑魚尾。下方記刻工「付言、陳安、陳德、林仁、王文、鄭保、張詢、周賜(或作賜)、薛惇、周才、鄭友、王太、付益、王椿(或作王春・椿)、王與?、林才、林宗、鄭俊、王仁、黄與?、丁保、程保、江壽、周琳、朱保、陳英(或作英)、王迪、林明、黄運(或作運)、李昱、林茂、陳富(或作陳付)、付及、陳才、陳從、陳三、詹才、陳山」等。藏印記「都嶠/山人」「希古/右文」「國立中/央圖書/館攷藏」「和/叔」「不薄今/人愛古人」)
中國四鍼眼改裝。灰紺色薄手表紙、書高二九・七×幅一九・三㎝。外題は四周單邊の原題簽紙に「黄帝内經素問 中(~癸)」を印刷。書根の墨書なし。全一〇册、檜夾一帙に收める。遊紙に四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。嘉靖庚戌年の顧從德「序」二葉、目錄四葉、嘉祐中の林億ら「重廣補註黄帝内經素問序」二葉、寶應元年の王冰「重廣補註黄帝内經素問序」三葉。卷首に「重廣補註黄帝内經素問卷第一/新校正云…(注文)/啓元子次註林億孫奇高保衡等奉敕校正孫奇重改誤」と題し、以下本文二四卷。跋なく、卷二四末葉に埋め木の修刻で「明脩職郎直 聖濟殿太醫院御醫上海顧定芳校」の刊記。料紙は中葉白棉紙で黄變なく、宣紙で襯裝する。有界、左右雙邊、版心白口・單黑魚尾、魚尾下に「内經幾 葉次」、下象鼻のほぼ全葉に刻工名を刻す。每半葉匡郭、縱二一・六×横一五・五㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行・行三〇字。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
當本は眞の顧從德版で美本。
中圖善目四六七頁・書號〇五八六六(重廣補註黄帝内經素問二十四卷六册 明嘉靖版)→北平(臺北故宮)
中圖善目四六七頁・國圖善稿頁・書號〇五八六八(補註釋文黄帝内經素問十二卷遺篇一卷七册 明趙府居敬堂刊本)→北平(臺北故宮)
書號05869
中圖善目四六七頁・書號〇五八六九・國圖善稿一六五頁(京本校正註釋音文黄帝内經素問十三卷・靈樞二卷 一〇册。(唐)王冰註。明福州書林詹林所重刊本。唐寶應元年王冰「重校黄帝内經素問序」。匡一九・二×一二・六㎝。一二行・行二五字。單欄、版心白口、單黑魚尾、版心白口。上方記「黄帝素問」。朱圈。藏印記「友雲/館」「國立中/央圖書/館攷藏」「朱瑛/之印」「霞/□」「朱霞/□父」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二四・六×幅一五・一㎝。外題に題簽や墨書なく、書根に墨書なし。全一〇册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。唐寶應元年の王冰「重校黄帝内經素問序」三葉、「新刻官板黄帝素問目錄(亡篇を加え一三卷)」三葉、「黄帝素問靈樞集註目錄(卷一四・一五)」二葉。卷首に「京本校正註釋音文黄帝内經素問卷之一(~重刻京本補註釋音文黄帝内經素問卷之十二)/隋 全 元起 訓解/唐 王 冰 次註/宋 林 億 等奉/敕校正 孫 兆 改誤/閩潭城 趙 植吾 編正/福書林 詹 林所 重梓」、卷一一首のみ「重刊補註釋音文黄帝内經素問卷之十一/啓元子王氷次註 鰲峰勿聴子熊宗立點校重刊」と題す。素問一二卷、「京本黄帝内經素問遺篇」一卷、「京本黄帝内經靈樞卷第十四(~卷之十五)」二卷、「京本素問入式運氣論奧卷十六(…\…閩潭城 趙植吾 編正)」からなり、後三書はより稚拙な彫りで後刻増補か。「運氣論奧」は第二十八の中途(第二七葉)まで存し、以下は缺落。跋なし。料紙は荒い繊維の混じる竹紙で黄變し、薄葉楮紙で襯裝する。有界、四周單邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「黄帝素問(素問亡篇・素問靈樞・素問運氣)」、魚尾下に「幾卷(通卷)」、下象鼻に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一九・〇×横一二・五㎝、一二行・行二五字、小字雙行・行二五字。處々に朱圏の讀點あるが、識語・書き入れ等なし。蟲損なく、一部絲切れ。
當版は熊宗立本に基づき、誤字が一層多い。中圖善目・國圖善稿は「京本校正註釋音文黄帝内經素問十三卷・靈樞二卷」と著錄するが、「京本校正註釋音文黄帝内經素問十三卷、京本黄帝内經靈樞二卷、京本素問入式運氣論奧一卷」が適切。
書號05871
中圖善目四六七頁・書號〇五八七一・國圖善稿一六五頁(黄帝内經素問〔黄帝内經素問 内經呉註〕 二十四卷一二册。明萬曆間(一五七三~一六二〇)歙縣呉氏原刊本。萬曆己酉寓歙楚黄張濤元裕甫「序」。匡一九・一×一三㎝。八行・行一七字、註文小字雙行・字數同。左右雙欄、單白魚尾。上方記「内經呉註」。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼改裝。灰紺色中手表紙、書高二二・九×幅一五・一㎝。外題なく、書根に「一凡十二(~十二) 黄帝内經素問」を墨書。全一二册、檜夾二帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。扉に四周單邊で「呉鶴皐先生註/黄帝内經素問/石室藏板」の封面。萬曆己酉年の張濤元裕「刻内經素問呉註」序三葉、目錄八葉。卷首に「黄帝内經素問第一卷/(跨行)新安/醫家子鶴皐呉 崐/太醫院菊潭江子振參閱」と題し、以下本文二四卷。卷二四は第一五葉まで存し、以下缺落。跋なし。料紙は竹紙で黄變し、裏に薄葉宣紙の淸版佛典をあてる。有界、左右雙邊、版心白口・單白魚尾、象鼻に「内經呉註」、魚尾下に「卷之幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・二×横一三・二㎝、八行・行一七字、小字雙行・行一七字。識語・書き入れ等なし。わずかに蟲損あるが、補修後はなし。相當の後印本で不鮮明。
書號05873
中圖善目四六七頁・書號〇五八七三・國圖善稿一六六頁・阿部志五〇四(黄帝内經素問遺篇 一卷一册。元刊本。匡一九・九×一二・三㎝。一四行・行二二字、註文字稍小・行二五字、皆低一格。左右雙欄或四周雙欄、版心粗黑口、雙黑魚尾。書面墨筆誌云「元刻舊本(大字)/虞山蔣氏珍藏善本/味經書屋張氏得之/郡城黄氏士礼居珍藏/秘册勿輕視之」。察其字體、屬元建體字型。藏印記(張燮、張蓉鏡、顧純峴、張乃熊)「味/經」「張子龢/珍藏書/畫圖記」「蓉鏡/過眼」「淫讀古書/甘聞異言」「曾藏/張蓉/鏡家」等)
マイクロフィルムと紙燒きによる。中國四鍼眼裝。表紙・書高幅・書根記載・帙等は不詳。表紙に外題「黄帝内經素問遺篇 一册全」の他、「元刻舊本/虞山蔣氏珍藏善本/味經書屋張氏得之/郡城黄氏士禮居珍藏/秘册、勿輕視之」を墨書。。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。遊紙に「山右烏礪舎觀於渡陵旅次時/在辛酉渡日」を墨書。序・目錄なし。卷首に「黄帝内經素問遺篇」と題し、以下本文。書末は第四三葉まであり、以下缺葉。跋なし。料紙は荒い繊維混じりの竹紙樣で相當に黄變する。襯裝ないし裏打ちする。有界、四周雙邊、版心小黑口・雙下向黑魚尾、魚尾間に「素問亡篇」、下魚尾下に葉次を刻す。每半葉匡郭寸法未詳、一四行・行二二字、注文は一字下げでやや小字。表紙以外に識語・書き入れ等なし。いささか蟲損あり。
當本罫線の缺損傾向は宮内廳書陵部の古林書堂本と一致し、同本と確定できる。
中圖善目四六七頁・書號〇五八七五(補註釋文黄帝素問靈樞經十二卷三册 明趙府居敬堂刊本)→北平(臺北故宮)
書號05876
中圖善目四六七頁・書號〇五八七六・國圖善稿一六七頁(補註釋文黄帝素問靈樞經 十二卷一二册。六孔線裝。宋紹興乙亥仲夏望日錦官史崧「題」。明趙府居敬堂刊本。匡一九・七×一三・七㎝。刻工名「仲、悌、恆、正、雲(或作云)、孝、崔、悌、倫、侃、陸」等。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼康煕改裝。濃靑紫色薄手表紙、書高二八・五×幅一七・五㎝。外題・書根の墨書なし。全一二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。紹興乙亥年の史崧〔黄帝素問靈樞經敍〕存第二葉、「黄帝素問靈樞經目錄」六葉(末尾に「元本二十四卷、今併爲十二卷計八十一篇」)。卷首に「黄帝素問靈樞經卷之一」と題し、以下本文一二卷。跋・書き入れ等なし。料紙は薄葉白棉紙、蒸れでかなり黄變し、薄葉宣紙で總裏打ち。有界、四周雙邊、版心白口・雙内向白魚尾、象鼻に「趙府居敬堂」、魚尾間に「靈樞經卷幾 葉次」、下象鼻に刻工名を刻す。每半葉匡郭、縱一九・七×横一三・八㎝、八行・行一七字、小字雙行・行一七字。版木割れの多い後印本。識語・書き入れ等なし。僅かに蟲損するが、補修後はなし。
當本は「黄帝素問靈樞經」と題するが、實際は靈樞の單經本。中圖善目は「補註釋文黄帝素問靈樞經」と著錄するが、「黄帝素問靈樞經」が適切。
書號05878
中圖善目四六八頁・書號〇五八七八・國圖善稿一六七頁(黄帝素問靈樞經 十二卷二册。(宋)史崧校正幷音釋。明萬曆間新安呉勉學刊古今醫統正脈全書本。淸光緒六年陳其榮手校。正文卷端題「新安呉勉學師古校應天徐鎔春沂閱」。匡二一×一五㎝。一〇行・行二〇字。左右雙欄、版心花口、單魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼改裝。中手印刷文樣表紙で内に香色原表紙を殘す。書高二七・二×幅一七・五㎝。外題と書根の墨書なし。全二册、檜夾一帙に收める。遊紙に四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。封面・序文なく、「黄帝素問靈樞目錄」三葉。卷首に「黄帝素問靈樞經卷一/明(跨行)/新安呉勉學師古 校/應天徐 鎔春沂 閱」と題し、以下本文一二卷。跋なし。料紙は中葉竹紙でやや黄變し、襯裝等の補修なし。有界、四周雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「靈樞」、魚尾下に「卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・七×横一四・九㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行。朱筆で卷五末葉に「庚辰秋日黄盦手校」、卷一二末葉に「庚辰秋日以元槧本對校一過、改其訛、補其脱、二日而畢。荄庵識」年の識語。ごく一部に朱筆の校字あり。蟲損なし。
國圖善稿は識語の荄庵を陳其榮とし、庚辰年を淸光緒六年とする。一方、當本は綴じ目の位置が日本式の日本舊藏本につき、元槧本と對校した荄庵は日本人、庚辰年は文政三年ないし明治一三年の可能性もある。
書號05880
中圖善目四六八頁・書號〇五八八〇・國圖善稿一六八頁(黄帝内經太素 存二十三卷〔全三十卷。原缺卷一・四・七・十六・十八・二十・二十一、凡七卷〕二四册。(唐)楊上善撰。正文卷端題「通直郎守太子文學臣楊上善奉勅撰注」。日本影鈔古寫本、全幅三五・八×二三・七㎝。七行・行一四字、註文小字雙行・行約一八字。淸光緒間楊守敬手書題記。藏印記「福海長/春署齋」「國立中央圖/書館收藏」「鴻寶/署齋」「星吾海/外訪得/祕笈」「子玉校/勘之學」「韓/侯」「周印/懋琦」「子/瑜」)
中國四鍼眼原裝。紺色中手表紙、書高三五・八×幅二三・八㎝。外題は四周單邊の黄色題簽に「黄帝内經太素」を印刷し、守敬が「卷弟幾 弟幾缺」を墨書。全二四册、檜夾二帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。光緒九年の楊守敬手書題記三葉。序なし、目錄あり。卷首に「黄帝内經太素卷第二攝生之二/通直郎守太子文學臣楊上善奉 勅撰注」、以下本文。料紙は斐紙で、中國で襯裝する。界・邊・魚尾・版心なし。每半葉、七行・行約一四~一七字不等、小字雙行約一八字。第三册末に墨筆で「文政庚寅八月廿九日得之於尾張淺井正翼、/校讀一過、謹藏于寶素堂。小島質誌」「文政十三年八月六日書寫之 冢(塚)原植」の識語。書末に殘簡一三枚を附し、末葉に「天保十四年十月十五日一校了。件本者、大醫博士福井丹波守以仁和寺宮御所藏之殘本所影寫也。片紙零卷、拾綴如是、倶尾張國鈔本所無云」の識語。書き入れ引用書なし。蟲損なし。
當本の模寫レベルは低く、「影鈔古寫本」というほどでもない。守敬が販賣目的で寫したものか。
書號05882
中圖善目四六八頁・書號〇五八八二・國圖善稿一六八頁(黄帝内經太素 存一卷(存卷六)一册。(唐)楊上善撰。日本影鈔古寫本。全幅二八・七×二〇・九㎝。七行・行一七字、註文小字雙行・行二一字。翁同龢手札一通。「國立中/央圖書/館攷藏」「淸水氏/圖書記」「常熟翁同/龢藏本」「均齋/祕笈」「翁印/同龢」)
日本包背裝(包背紙脱)。澁引き焦げ茶色中手表紙、書高二八・八×幅二〇・九㎝。外題なく、朱筆で「此卷別一鈔本、當是太素弟六」を記す。全一册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。料紙は斐紙で、楮紙で襯裝する。無界、無邊、無魚尾、無版心。每半葉、七行、行一九字、小字雙行・行約二二字。「淸川氏/圖書記」および「均齋/秘笈」「翁同龢印(回文印)」等の藏印記。書末に天保十四年の小島尚質、嘉永二年の多紀元堅、明治己卯年の森立之識語あり、末尾に「此一本借枳園森翁藏本、令百々有二郎模寫、以補舊/藏 明治庚辰春日 菖軒 玄道誌」とある。書き入れ等なし。ウラ表紙見返しに翁同龢手札一通を貼る。
當本は森氏舊藏本(中國國家圖書館現藏)より轉寫したもので、淸川玄道(一八三八~一八八六)の舊藏。翁同龢の手札は、太公(駐日淸國公使の何如璋)の令により探し出した太素二四本を、いま船便で本國に送るという内容ほかを轉寫する。上掲の書號05879と同系。
書號05884
中圖善目四六八頁・書號〇五八八四・國圖善稿一六九頁(新刊素問入式運氣論奧 三卷二册。(宋)劉溫舒撰。明建陽熊宗立刊本。匡一九・六×一二・四㎝、一四行・行二三字。雙欄、版心黑口、雙黑魚尾。附、一素問運氣圖括定局立成一卷 (明)熊宗立撰。二黄帝内經素問遺篇一卷 不著撰人。三黄帝内經素問靈樞運氣音釋補遺一卷、(明)熊宗立撰)
中國四鍼眼改裝。香色薄手表紙、書高二七・七×幅一六・六㎝。外題と書根記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序なし。素問入式運氣論奧目錄一葉、その末に「鼇 峯 熊 宗立 點校 重刊」の刊記。卷首に「新刊素問入式運氣論奧卷上」と題し、以下現第一册の前半は本文三卷で元の第一册。現第一册後半は「〔新増〕素問運氣圖括定局立成/鼇 峯 熊 宗立 纂集」と題し、目錄二葉と本文不分卷からなる。現第二册前半は「黄帝内經素問遺篇」不分卷、後半は「黄帝内經素問靈樞運氣音釋補遺/鼇 峯 熊 宗立 纂集」と題し、不分卷。跋なし。料紙は中國薄葉楮紙で黄變し、蟲損部を裏打ちするも、その後も蟲損する。有界、四周雙邊、版心黑口・雙下向黑魚尾、魚尾間に「素問運氣幾(圖局卷・素問亡篇・素問卷音補遺)」、下象鼻に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一九・五×横一二・三㎝、一三行・行二二字(運氣圖括定局は一一行・行二一字、遺篇は一四行・行二二字(注二四字)、音釋補遺は一一行・行二一字で小字雙行)。「國立中/央圖書/館攷藏」の藏印記のみ。識語・書き入れ等なし。いささか蟲損。
書號05886
中圖善目四六九頁・書號〇五八八六・國圖善稿一七〇頁(新增素問運氣圖括定局立成 一卷一册。(明)熊宗立撰。明建陽熊氏刊本。正文卷端題「鼇峯熊宗立纂集」。匡一九・六×一二・四㎝、一四行・行二三字。雙欄、版心黑口、雙黑魚尾。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」)。
中國四鍼眼改裝。濃紺薄手布表紙、書高二七・三×幅一六。三㎝。外題と書根の墨書なし。全一册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序なく、「新増素問運氣圖括定局立成目錄/鼇 峯 熊 宗立 纂述」二葉。卷首に「素問運氣圖括定局立成/鼇 峯 熊 宗立 纂集」と題し、以下本文不分卷一册。跋なし。料紙は竹紙で黄變し、宣紙で襯裝する。有無界、四周雙邊、版心小黑口・雙下向黑魚尾、魚尾間に「圖局卷」、下魚尾下に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一九・五×横一一・六㎝、一一行・行二一字、小字雙行。「國立中/央圖書/館攷藏」の藏印記のみ。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
當本中の「陽年太過主勝客負之圖」「陰年不及主負客勝之圖」は科疏形式で記す。また大日本帝國政府の縱書き茶印の事務用紙二枚を插み、熊宗立版の(新刊)素問入式運氣論奧三卷(附素問運氣圖括定局立成・黄帝内經素問遺篇・黄帝内經素問靈樞運氣音釋補遺各一卷)の目錄的書誌事項を記し、また四庫本・元版・和刻版に和文で言及する。北京にあった東方文化事業總委員會所藏書の分かれか。
書號05888
中圖善目四六九頁・書號〇五八八八・國圖善稿一七〇頁(素靈微蘊 四卷一册。(淸)黄元御撰。(淸)陽湖趙氏能靜居鈔本。道光九年易湖張琦序。匡一九・四×一二・八㎝、一〇行・行二三字。單欄、版心白口、下方記「能靜居鈔書」。藏印記「天放/樓」「國立中央圖/書館收藏」「趙印/烈文」「陽湖趙烈文字惠父號能靜僑/於海虞築天放樓收庪文翰之記」「能靜居」「趙烈/文讀/書記」)
中國四鍼眼改裝。香色薄手新表紙の下に香色薄手舊表紙を殘す。書高二七・〇×幅一七・四㎝。中國寫本。元六册を後一册に綴じ、舊表紙に「能靜居臧書/昌邑黄元御著/湘鄕左桂仁和龔寵/江甯何銘合抄/素靈微蘊 左桂署首/四卷一本」を墨書。書根に記載なし。全一册、檜夾一帙に收める。道光九年の張琦「敍」一葉、目錄二葉。卷首に「素靈微蘊卷一 昌邑黄元御坤載著」と題し、以下本文四卷。書末に無記年の「序意」「杝元」の二文あり。料紙は中國中葉楮紙に墨印した稿紙で、黄變する。有界、四周單邊、版心白口・雙線魚尾、魚尾間に「葉次」、下象鼻に「能靜居鈔書」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・三×横一二・八㎝、一〇行・行二三字、小字なし。各卷末葉に筆寫者や時期を朱書する。全書に朱筆で讀點および文字訂正あり、處々に注記を書き入れる。蟲損なし。
書號05890
中圖善目四六九頁・書號〇五八九〇・國圖善稿一七一頁(黄帝逸典 二卷二册。舊鈔本。藍眞人自序。全幅二八・七×一七・八㎝、一五行・行二七字。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼原裝。濃紺薄手表紙、書高二八・八×幅一八・〇㎝。外題と書根の墨書なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。中國寫本。無記年の藍眞人「自序」半葉、目錄半葉。卷首に「黄帝逸典」と題し、以下本文二卷。跋なし。料紙は中國楮紙で黄變し、蟲損部を裏打ちの後、白棉紙で襯裝。界・邊・魚尾なく、版心白口。版心中央に篇名、下部に葉次を寫す。每半葉、一五行・行二七字、小字雙行。上卷末葉に墨筆で「歳次柔兆敦牂元月旣望、抄於書城齋次」の識語。全書に朱點・朱引き、墨筆の眉注あり。「國立中央圖/書館收藏」の藏印記のみ。補修後の蟲損なし。
當書名より中圖善目・國圖善稿は醫經書の末尾に配すが、本書は痘疹治療書。
中圖善目四六九頁・書號〇五八九二(仲景全書二十六卷五册 明萬曆版)→北平(臺北 故宮)
書號05893
中圖善目四六九頁・書號〇五八九三・國圖善稿一七二頁(傷寒論 十卷二册。(漢)張機撰。正文卷端題「漢張仲景述晉王叔和撰次宋林億校正明趙開美校刻沈琳仝校」。日本覆刊明趙開美本。匡二〇×一四・三㎝、一一行・行二一字、夾註雙行・字數同。單欄、版心花口、雙魚尾)
日本四鍼眼原裝、中國改裝後補。クリーム色金箔散らし中手表紙、書高二五・七×幅一七・六㎝。外題なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。張機「傷寒卒病論集」二葉、林億等「傷寒論序」一葉、治平二年の「國士監進呈文」四葉、目錄二葉。卷首に「傷寒論第一/漢 張仲景述晉 王叔和撰次/宋 林 億校正/明 趙開美校刻/沈琳仝校」、以下本文十卷。書末に跋・奧付なし。料紙は日本薄葉楮紙でやや黄變。有界、四周單邊、版心白口・雙内向き黑魚尾、象鼻に「傷寒論」、魚尾下に「卷幾 葉次」、一部に成本との校異頭注を刻す。每半葉匡郭、縱一九・六×横一四・三㎝、一一行・行二一字、小字雙行。墨印「羽柴主馬」「田中」および近代中國の藏印記三種。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
當本は寛文八年(一六六八)岡嶋玄提跋刊本の後印本。
書號05895
中圖善目四六九頁・書號〇五八九五・國圖善稿一七二頁(傷寒論 十卷四册。(漢)張機撰。正文卷端題「漢張仲景述晉王叔和撰次」。日本鈔本。匡一七・七×一三㎝、一〇行・行一九字。左右雙欄、版心白口、單白魚尾。近人楊守敬手書題記。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「飛靑/閣藏/書印」「呉興張氏適園收藏圖書」)
日本四鍼眼裝。灰靑色薄手表紙、書高二四・〇×幅一六・七㎝。外題は四周單邊の題簽に「宋本傷寒論 序目一之二(~八之十)」を墨書。書根に「元(~貞)傷寒論」を墨書。全四册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼り、見返しを剝がした部分に守敬の癸丑年(一九一三)題記一葉あり。(張機)「傷寒卒病論集」二葉、林億等「傷寒論序」二葉、治平二年の「國士監進呈文」五葉、目錄二葉、細目錄七葉。卷首に「傷寒論第一/漢 張仲景述晉 王叔和撰次」、以下本文。跋なし。料紙は薄葉斐紙、中國楮紙で裏打ち。有界、左右雙邊、版心白口・白魚尾、魚尾下に「卷幾 葉次」を寫す。每半葉匡郭、縱一七・八×横一三・二㎝、一〇行・行一九字、小字雙行。「飛靑/閣藏/書印」「楊守敬印(回文印)」および「菦圃/收藏」「呉興張氏適園收藏圖書」の藏印記。守敬の題記は「此影北宋傷寒論、篇中多互見之文、以人命至重、古人不殫反覆叮嚀、意至深遠。漢書藝文志是其前規、自金成無己作注解、將其重複者槪刪之、以後世遂無仲景完本。余乃於日本得此影抄、滿擬歸而刻之、奈其知者少、荏苒歳月、仍未遂苦心捜羅之願。癸丑端午、鄰蘇老人題」。他に識語・書き入れ等なし。裏打ち後の蟲損なし。
楊守敬の題記は當本を「影北宋傷寒論」とするが、全くの虚僞である(小曽戸洋「楊守敬『日本訪書志』『留真譜』所載影北宋本傷寒論の檢証」『傷寒論醫學の繼承と發展』所收、市川・東洋學術出版社、一九八三)。當本を精査すると、明趙開美本『仲景全書』の明清間覆刻本(紅葉山文庫舊藏・現内閣文庫所藏本)所收の『〔宋板〕傷寒論』全體と『注解傷寒論』目錄部分の精緻な日本寫本(小島尚眞影寫、殘餘の『金匱要略』は台北故宮に現存)を切り貼りし、作製されている。すなわち趙開美關聨部分と版心を切り捨て、新たに白口・白魚尾の版心を加え、宋版風に貼り合わせるため、中國薄葉楮紙で裏打ちしている。他方、當本は柯逢時が『武昌醫學館叢書』八種に刻入(一九一二)した『傷寒論』と書式が完全に一致するが、同樣書式・版式の『傷寒論』寫本・刊本は他に存在を見いだせない。なお清末の官僚だった柯逢時は大藏書家で、武昌(武漢の一部)で醫學館を運営し、武昌に在住した楊守敬と親交があった。また「呉興張氏適園收藏圖書」は張鈞衡(一八七二~一九二七)、「菦圃/收藏」は鈞衡の子・張乃熊(一八九一~一九四二)の藏印記である。すると守敬が當本に基づく版下寫本を柯逢時に渡して『武昌醫學館叢書』に刻入させた後、不要となった當本を張氏父子に讓渡するため當題記を爲した可能性も考えられる。
書號05897
中圖善目四七〇頁・書號〇五八九七・國圖善稿一七三頁(註解傷寒論 十卷七册。(漢)張機撰、(晉)王叔和編、(金)成無巳注。時甲子中秋日洛陽嚴器之「註解傷寒論序」、張機「傷寒卒病論集」序。六孔線裝。明刊黑口本。匡一八・七×一二・六㎝、一一行・行二〇字、注文小字雙行・字數同。左右雙欄、版心黑口、雙黑魚尾。藏印記「高□□/圖書記」「子培/父」「解脫/月簃」「國立中/央圖書/館攷藏」)
日本改康煕裝。香色薄手表紙、書高二五・七×幅一四・七㎝。外題・書根の記載なく、書腦右下に所收卷を墨書。全七册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。甲子年の嚴器之「註解傷寒論序」二葉、無記年の張機「傷寒卒病論集」二葉、目錄二葉。卷首に「註解傷寒論卷第一(卷四~一〇は「傷寒論註解」に作る)/仲景述 王叔和撰次 成無己註解」と題し、以下本文一〇卷。跋なし。料紙は繊維混じりの竹紙で黄變し、缺葉は日本楮紙に比較的丁寧に影寫する。全書を日本楮紙で裏打ち。有界、四周雙邊、版心大黑口・下向雙黑魚尾、魚尾間に「方幾」、下魚尾下に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一八・三×横一二・九㎝(卷二首)、一一行・行二〇字、小字雙行・行二〇字。「鴛湖沈氏海日樓藏書/金版」の藏書札を插む。識語なし。卷五頭まで細墨筆でレ點・送り假名、序・卷一の補寫葉に朱點あり。裏打ち後も蟲損するが、現在はなし。
日本舊藏書。書名特徴から底本は元版。中圖善目・國圖善稿は「明刊(黑口)本」と著錄するが、版式と古びから「明初刊黑口本」が適切。
書號05899
中圖善目四七〇頁・書號〇五八九九・國圖善稿一七三頁(脈經 十卷三册。(宋)林億編、(晉)王叔和編。張機「校定脈經序」。明萬曆間(一五七三~一六二〇)新安呉勉學刊古今醫統正脈全書本。匡一九・七×一四・八㎝、一二行・行二〇字、注文小字雙行・字數同。單欄。版心白口、單黑魚尾、上方記書名。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼改裝。香色薄手表紙、書高二五・〇×幅一六・三㎝。外題・書根の記載なし。全三册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。無記年の林億等「校定脉經序」二葉、目錄なし。卷首に「脉經卷第一/朝散大夫…臣林 億等類次」と題し、以下篇目、本文一〇卷。各卷末に「明 新安 呉勉學翻刻宋板」と刻す。跋なし。料紙は中葉竹紙で黄變し、版心切れを裏打ちする。有界、四周單邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「脉經」、魚尾下に「卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・八×横一四・㎝、一二行・行二〇字、小字雙行・行二〇字。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿ともに「明萬曆間新安呉勉學刊古今醫統正脈全書本」と著錄するが、呉勉學の名があるだけで古今醫統正脈全書本の確證なし。「明刊〔萬曆間新安呉勉學古今醫統正脈全書〕本」が適切。
書號05901
中圖善目四七〇頁・書號〇五九〇一・國圖善稿一七四頁(新刊太醫院校正圖註指南王叔和脈訣 四卷四册。舊題(晉)王叔和撰、(明)熊宗立註。正文卷端題「西晉太醫令王叔和撰著閩建勿聽子熊宗立註解盱江后學呉文炳校正書林宇熊成治梓行」。明書林熊成冶刊本。匡二〇・七×一二・五㎝、一一行・行二八字、注文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記「指南脈訣」。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「中樞玄覽」)
後補中國四つ目康煕裝。淡藍色薄手表紙、書高二八・四×幅一六・〇㎝。外題なし。全四册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。目錄四葉、うち二葉半を缺。扉に柳下で龍虎と遊ぶ人物と侍從の子供二人の圖。序なし。卷首に「新刊太醫院校正圖註指南王叔和脉訣卷之一/西晉太醫令 王叔和 撰著/閩建勿聽子 熊宗立註解/盱江 后學 呉文炳 校正/書林 冲宇 熊成治 梓行」、以下本文。書末は裂けて脱落。料紙は竹紙で黄變し、中國の襯裝。有界、四周雙邊、版心黑魚尾、象鼻に「指南脉訣」、魚尾下に「幾卷」、下象鼻に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・八×横一二・六㎝、一一行・行二八字、小字雙行字數同。「國立中央圖/書館收藏」、また一紙に「中樞玄覽」の藏印記。全書に朱點あるも、識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
書號05903
中圖善目四七〇頁・書號〇五九〇三・國圖善稿一七五頁(傷寒說意 十卷一册。(淸)黄元御撰。淸李知先等鈔本。匡一九・五×一二・九㎝、一〇行・行約二四字。單欄、版心白口、下方記「能靜居鈔書」。藏印記「天放/樓」「國立中央圖/書館收藏」「陽湖趙烈文字惠父號能靜僑/於海虞築天放樓收庪文翰之記」)
中國假綴じ裝。香色薄手表紙、書高二七・〇×幅一七・〇㎝。外題・書根の記載なし。全一册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序なし。目錄七葉。卷首に「傷寒說意卷首 昌邑黄元御坤載著」と題し、以下本文一〇卷一册。跋なし。料紙は中國中葉楮紙に墨印の專用罫紙でやや黄變する。有界、四周單邊、版心白口・雙線魚尾、魚尾間に葉次を寫し、下象鼻に「能靜居鈔書」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・四×横一二・八㎝、一〇行・行二三字、小字雙行。書末に「李知先呉翥年抄」の識語。書き入れ等なし。蟲損なし。
『傷寒論』の簡便な解釋・臨牀應用書。
書號05905
中圖善目四七〇頁・書號〇五九〇五・國圖善稿一七五頁(金匱要略正義 二卷四册。(淸)朱光被撰。正文卷端題「張長沙仲景氏著後學朱光被峻明氏註」。日本躋壽館活字本。匡一六・九×一二・三㎝、一〇行・行二〇字。單欄、版心白口、單黑魚尾、下方記爅「躋壽館聚珍版」。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「澤存/書庫」)
後補中國四鍼眼裝。靑黑色薄手表紙、書高二八・〇×幅一五・八㎝。外題なし。全四册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序なく、目錄一一葉。卷首に「金匱要略正義上卷/張長沙仲景氏著後學朱光被峻明氏註」と題し、以下本文二卷。跋なし。料紙は日本薄葉楮紙で、中國の襯裝。無界、四周單邊。每半葉匡郭、縱一六・七×横一二・一㎝、一〇行・行二〇字、版心白口・黑魚尾、魚尾下に「金匱正義幾卷 葉次」、下象鼻に「躋壽館聚珍版」を刻す。小字雙行。識語なし。全書にわたり誤字・缺字・版式を朱墨で校正指示する。蟲損なし。
當本は本書の初刷りにゲラ校正したもの。臺灣故宮圖書文獻館に本書寫本があり、天保二年の多紀元堅識語あって朱筆で誤寫を訂正するので、躋壽館が當本を活字出版したのはこれ以降の幕末だろう。躋壽館は天保六年に元版『注解傷寒論』を影刻したので、その前後か。
書號05907
中圖善目四七〇頁・書號〇五九〇七・國圖善稿一七五頁(金匱懸解初稿 二卷二册。(淸)黄元御撰、(淸)呂蘭癡釋、黄元御墨筆點校。淸旌德呂氏朱格手稿本。紙捻裝。匡二五・三×一二・七㎝、八行・行二二字、註文小字雙行、皆低一格、行二一字。單欄、版心白口、單魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國假綴原裝。灰色薄手表紙、書高二五・五×幅一二・八㎝。外題は表紙に「金匱懸解 第一卷(第二卷) 初稿」および篇目を墨書。書根の記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序・目錄なし。卷首に「金匱懸解 昌邑黄元御坤載著」と題し、以下本文二卷。跋なし。料紙は竹紙に紅印の枡目原稿用紙で黄變する。有界、四周單邊、版心白口・單紅魚尾、魚尾下に篇名を記す。每半葉匡郭、縱二一・九×横(文字記載のある行まで)一〇・九㎝、七行・行二二字、小字雙行・行二二字。識語なし。全書に墨筆で讀點・訂正等あり。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「呂蘭癡釋、黄元御墨筆點校、淸旌德呂氏朱格手稿本」と著錄するが、書中に證する記載なし。次揭書からの判斷か。黄元御(一七〇五~五八)の本書は二〇卷の咸豐一〇年(一八六〇)刊本以降の版本しか現存しないので、當本が自筆點校本ならば貴重だろう。
書號05909
中圖善目四七〇頁・書號〇五九〇九・國圖善稿一七六頁(重刊巢氏諸病源候總論 五十卷一六册。(隋)巢元方撰。翰林學士…臣宋綬奉奉勅撰「重刊巢氏諸病源候總論序」、嘉靖丙午人日新安篁南江瓘譔「刻巢氏病源序」、嘉靖丁未秋九月朔旦進士…湛塘王獻芝「重刊巢氏諸病源候總論序」。明嘉靖丁未(二六年、一五四七)新安汪氏主一齋刊汪通値印本。匡一八・二×一二・五㎝、一〇行・行一九字。左右雙欄、版心白口、單白魚尾。下方記刻工名「亦、鑾、仇釗(或作釗)、仇欽(或作欽)、用、仇鑑、瑗、明、仇宜(或作宜)、留、愛、田、介、錄、之、錫」等。朱校。藏印記「程/樹/德」「希古/右文」「國立中/央圖書/館攷藏」「倚天/書屋」「不薄今/人愛古人」「鐘鼎圖畫」)
中國四鍼眼改裝。いささか蟲損の黑色薄手表紙、書高二七・八×幅一六・五㎝。外題・書根の記載なし。全一六册、檜夾二帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。無記年の宋綬「重刊巢氏諸病源候總論序」二葉、嘉靖丙午年の江瓘「刻巢氏病源序」二葉、嘉靖丁未年の王獻之「重刊巢氏諸病源候總論序」三葉、「重刊巢氏諸病源候總論序綱目」二葉、目錄五六葉、目錄末尾に「歙汪通値/處敬校刻/于主壹齋」の木記。卷首に「重刊巢氏諸病源候總論卷之一/隋太醫博士巢元方撰/明新安汪通値處敬校」と題し、以下本文五〇卷。跋なし。料紙は白棉紙で僅かに黄變し、蟲損部を中國楮紙で裏打ちし、宣紙で襯裝する。有界、左右雙邊、版心白口・單白魚尾・雙線魚尾、白魚尾下に「病源卷之幾」、線魚尾間に葉次、下象鼻の一部に刻工名を刻す。書中で引用文獻名を陰刻。不詳文字を墨丁に彫る。每半葉匡郭、縱一八・二×横一二・六㎝、一〇行・行一九字。一部に版木割れある後印本。識語なし。卷一に朱點、他に書き入れ等なし。表紙附近にやや蟲損。
後揭本の修刻後印本。中圖善目・國圖善稿ともに「明嘉靖丁未新安汪氏主一齋刊汪通値印本」と著錄するが、「明嘉靖丁未序刊、新安汪通値修刻後印本」が適切。
書號05911
中圖善目四七〇頁・書號〇五九一一・國圖善稿一七七頁(巢氏諸病源候論 五十卷六册。(隋)巢元方撰。日本正保二年木村源兵衛刊本。匡二一・八×一五・四 ㎝、一二行・行二一字。左右雙欄、版心黑口、雙黑魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
日本四鍼眼原裝。淡紺色押し目模樣厚手表紙、書高二五・二×幅一七・一㎝。外題は題簽に「病源候總論」を墨書。全六册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。宋緩「巢氏諸病源候總論序」三葉、以下各卷每目錄を一册に纏める。また各卷首にも卷每の目錄を附す。卷一の本文一~九葉を缺。卷二首に「重刊巢氏諸病源候總論卷之二」と題し、以下本文。跋なく、書末に「正保二乙酉孟春/木村源兵衛新刊」の單界木記あり。料紙は日本薄葉楮紙で、蟲損部のみ裏打ち。無界、四周雙邊、版心大黑口・雙黑魚尾、魚尾間に「病源卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二一・八×横一五・八㎝、一二行、行二一字。「國立中央圖/書館收藏」の藏印記のみ。識語・書き入れ等一切なし。補修後の蟲損なし。
書號05913
中圖善目四七一頁・書號〇五九一三・國圖善稿一七七頁(新編西方子明堂灸經 八卷三册。西方子撰。明山西平陽府刊本。匡一八・二×一三㎝、一〇行・行二一字。單欄、版心白口。藏印記「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」「國立中/央圖書/館攷藏」)
中國四鍼眼改裝。香色薄手表紙、書高二九・九×幅一六・三㎝。外題と書根に記載なし。全三册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序なく、「新編西方子明堂灸經目錄/山 西 平 陽 府 重 刊」一〇葉。卷首に「新編西方子明堂灸經」と題し、以下本文八卷。跋なし。穴名等を陰刻する。料紙は白棉紙で、宣紙で襯裝する。有界、四周單邊、版心白口、一部に雙線魚尾、魚尾間に「灸幾」、下象鼻に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一八・一×横一三・三㎝、一〇行・行二一字、小字雙行。識語。書き入れ等なし。蟲損なし。
當本は淸後期の坊刻に典型的な字體。しかし以下の同版別本には淸版にありえない古びがあり、明版に間違いない。當字體の明版は珍しく、明山西平陽府版の特徴か。
書號05915
中圖善目四七一頁・書號〇五九一五・國圖善稿一七八頁(新編西方子明堂灸經 八卷二册。西方子撰。明山西平陽府刊本。匡一八・二×一三㎝、一〇行・行二一字。單欄、版心白口。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「葉霖/心賞」「石林/書屋/藏書」「壬戌/翰林」「程印/壽齡」)
中國四鍼眼改裝。藍色薄手表紙、書高二七・六×幅一七・三㎝。外題・書根の記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。料紙が白棉紙で黄變する以外の書誌は前揭〇五九一三書に同。版木割れの多い後印本。書き入れ・蟲損なし。
書號05917
中圖善目四七一頁・書號〇五九一七・國圖善稿一七八頁・阿部志五〇四頁(新刊補注銅人腧穴鍼灸圖經 五卷五册。(宋)王惟一撰。天聖四年夏竦「新刊補註銅人腧穴鍼灸圖經序」。淸宣統元年劉世珩手跋。元刊本〔舊爲金大定丙午(二十六年)書軒陳氏本〕。緞面、包角、六孔線裝。匡一八・一×一一・六㎝、一〇行・行二〇字、註文小字雙行・字數同。左右雙欄、版心白口、雙黑魚尾。藏印記「劉世/珩觀」「呉之/泗侍」「飛靑/閣藏/書印」「楊印/守敬」「聚學軒」「世珩/珍祕」「宜都/楊氏藏/書記」「聚學/書藏」「劉/之泗」「公/魯」「貴池文/獻世家」「之泗/經眼」「萬石曝/書記」「世珩十年/精力所聚」「玉海堂」「國立中央圖/書館收藏」。附註、有微捲・有複製本・有精裝本。按、此帙卷三第三至五葉、載「鍼灸避忌太一之圖序」、序末署「時大定丙午藏上元日平水閑邪聵叟述」、其後之後半葉第二行、有「書軒陳氏印行」之刊記一行。諸家多據此推定爲金大定刊本。經籍訪古志補遺(葉廿三)著錄之「元板不記刊行年月寄所寄樓藏」本、似即館藏此帙。因本帙文中有日本室町時代之朱墨訓點及注文、又有楊守敬藏印、當爲楊氏自日本購得。訪古志解題云、「每半板十行行二十字(按、二十字似爲二十一字之誤)。此本首有夏竦序及王惟一署名、然其所謂補注者不云成于何人、無仰伏等圖。第三卷避忌人神圖後、有鍼灸避忌太一之圖序、云時大定丙午歲平水閑邪聵叟述、序後有書軒陳氏印行六字(夾註云、序半板六行十二字行書。按、此行格同館藏本)。序中稱僕誠非沽名者、以年齒衰朽、恐身歿之後、聖人之法湮沒於世、因編此圖、發明欽旨、命工鐫石、傳其不朽。知是聵叟本刻之于石、而陳氏取附是書、以併板行也。今檢其板式、似元初物、然中閒或有補刻、且誤謬甚多、非校以他本、則不能讀焉」。本帙紙色茶黄、質粗而脆、紙簾絲紋閒距二・七㎝、似爲元代竹紙、而金平陽刻本多印以質地堅硬之皮紙、此亦非金刻之佐證)
後補中國四つ目康煕裝。紫紺色中葉絹布表紙、書高二六・四×幅一五・四㎝。外題なし。全五册、檜夾一帙に收める。扉に墨筆で「新刊補注銅人腧穴鍼灸圖經五卷/金大定丙午陳氏刊本 南陵徐乃昌題(「徐乃/昌印」)」の扉書。目錄七葉、天聖四年の夏踈「序」二葉。卷首に「新刊補注銅人腧穴鍼灸圖經卷一/翰林醫官…尚藥奉 御騎都/尉…金魚袋臣王 惟一 奉/聖旨編集」と題し、以下本文五卷。卷三の「鍼灸避忌太一之圖序」末に「旹大定丙午歳上元日/平水閑邪瞶叟述/書軒陳氏印行」の刊記。料紙は竹紙で黄變し、破損部を補修、中國襯紙を插む。有界、左右雙邊、版心線黑口・雙下向黑魚尾、魚尾閒に「同幾」、下魚尾下に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一七・九×一一・七横㎝、一〇行・二〇行字、小字雙行。「國立中央圖/書館收藏」および「菦圃/收藏」「劉世/珩觀」「呉之/泗侍」「聚學軒」「世珩/珍秘」、楊守敬の藏印記三種など。欄上・文中に假名交じりの墨筆舊書き入れや訓點、卷三の「鍼灸避忌太一之圖序」には一二點とレ點。書末に宣統己酉年(一九〇九)の天津・劉世珩題記三葉。補修後の蟲損なし。美本。
當本は楊守敬が来日時に入手した日本舊藏本。確證は見えないが、『經籍訪古志』著錄の寄所寄樓(幕府鍼醫官山崎氏)藏本の可能性が高い。歷代の目錄は當版の刊記より金大定丙午年の平水陳氏刊本とするが、『訪古志』・阿部志・上記附註とも當本は金版を元代に復刻したものとする。從うべし。ソウル大學奎章閣には當版に酷似する世宗時代(一四三一)刊本らしき整版模刻本があり、目錄末尾に元の崇化余志安勤有書堂(一三〇四~三六の刊本あり)の刊記も模刻する。したがって當本こそ崇化余志安勤有書堂本となるが、金版に偽るため刊記が削除されたのだろう。當本の劉世珩(之泗・聚學軒・玉海堂、一八七五~一九二六)題記は『訪古志』を引用しつつも、「又獲此金平水原本、今竝刻之」と金版説を主張し、復刻するという。小曾戸氏が指摘(本誌四一卷九號、目でみる漢方史料館七六、一九九四)するように、當本は劉世珩が宣統元年(一九〇九)に影刻した「景金大定本」の底本。藏印記から見ると、當本は張乃熊(菦圃、一八九一~一九四二)の收藏も經ている。なお國圖善稿は「白口」と著錄するが、「線黑口」が適切。多く版心切れし、補修したため白口に見えるため。
書號05919
中圖善目四七一頁・書號〇五九一九・國圖善稿一七九頁(新刊銅人鍼灸經 七卷二册。(宋)王惟一撰。明山西平陽府刊本。匡一七・八×一二・九㎝、一〇行・行二一字。單欄、版心白口。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「葉霖/心賞」「石林/書屋/藏書」「壬戌/翰林」「程印/壽齡」)
中國四鍼眼改裝。藍色薄手表紙、書高二七・七×幅一七・三㎝。外題・書根の記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。書誌は前揭〇五九一八書に同じ。版木割れ多い後印本。藏印記の一つは回文印で「程壽齡印」。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
書號05921
中圖善目四七一頁・書號〇五九二一・國圖善稿一七九頁(新刊銅人鍼灸經 七卷一册。(宋)王惟一撰。明山西平陽府刊本。匡一七・八×一二・九㎝、一〇行・行二一字。單欄、版心白口。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」)
中國四鍼眼改裝。紺色中手新表紙、書高三〇・一×幅一八・一㎝。外題・書根の記載なし。全一册、檜夾一帙に收める。遊紙に四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。書誌は前揭〇五九一八書に同じ。料紙は竹紙で著しく黄變し、破損甚。目錄第一葉を缺く。卷一第三葉まで墨筆讀點・書き入れあり。中國上質楮紙で總裏打ちする。のち蟲損なし。
中圖善目四七一頁・書號〇五九二二(壽親養老書 一卷一册。淸經鉏堂藍格鈔本)→北平(臺北故宮)
書號05924
中圖善目四七一頁・書號〇五九二四・國圖善稿一八〇頁(壽親養老新書 四卷八册。(宋)陳直撰、(元)鄒鉉續補。「翁三誦之大德丁未中元樵西麓危徹孫序」。朝鮮舊刊本。匡二一・六×一四・九㎝、一〇行・行一七字。雙欄、版心白口、雙黑魚尾。下方記「角、冏、璉」等刻工名。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」「任璿/之印」「太史/氏」)
中國四鍼眼改裝。藍色薄手表紙、書高二九・四×幅一七・五㎝。外題なく、書腦に册次を墨書。書根に記載なし。全八册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。大德丁未年の危徹孫「序」三葉。目錄頭に「壽親養老新書目錄/敬直老人鄒 鉉 編次/玉 牎 黄應紫點校/卷之一/養老奉親書 承奉郎泰州興化縣令陳直撰卷首/有目」と題し、七葉。卷首に「壽親養老新書卷之一/敬直老人鄒 鉉編次/玉 牎 黄應紫點校」と題し、以下本文四卷。跋なく、書末に蓮花座・四周雙邊で「西夏揆文/書院重刻」の木記あり。整版本で、版木割れある後印本。料紙は白棉紙で黄變し、宣紙で襯裝する。有界、四周雙邊、版心白口・内向雙黑魚尾、魚尾閒に「書幾 葉次」、一部下象鼻に刻工名を刻す。每半葉匡郭、縱二一・六×横一四・八㎝、一〇行・行一七字、小字雙行・行一七字。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿ともに「朝鮮舊刊本」と著錄するが、當書に朝鮮版の根據はみあたらず、木記・料紙・刻字ともに明嘉靖閒のもの。「明〔嘉靖閒〕刊本」が適切
中圖善目四七一頁・書號〇五九二五(聖濟總錄 存九卷七册。明烏絲欄鈔本)→北平(臺北故宮)
書號05927
中圖善目四七二頁・書號〇五九二七・國圖善稿一八〇頁(大德重校聖濟總錄 存一百七十六卷〔朱校缺卷二十七、卷二十九、卷三十、卷四十三、卷五十三、卷九十一、卷九十五至卷九十七、卷一百三十八、卷一百八十三至一百八十五、凡十三卷〕一六〇册。(宋)徽宗敕編。「元大德四年…臣焦養直謹序」「宋徽宗序」。淸康熙閒(一六六二~一七二二)影鈔元刊本。匡二〇・三×一五・一㎝、一一行・行二二字。左右雙欄、版心白口、單黑魚尾。藏印記「甲」「馬佳/寶文/私印」「怡府/世寶」「明善堂/珍藏書/畫印記」「安樂堂/藏書記」「怡玉賢/書畫印」「繩鬚館珍/藏書畫印記」「國立中/央圖書/館攷藏」)
中國四鍼眼原裝、角布あり。靑綠色薄手絹布表紙、書高三〇・五×幅二一・八㎝。表紙に墨筆四周單邊の白絹布題簽を貼るが、外題なし。書根の記載なし。書腦下部に第幾册を墨書。全一六〇册、檜夾一六帙(每帙一〇册)に收める。遊紙に四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本(登記號〇〇九六五六)」の藏書票を貼る。大德四年の焦養直「大德重校聖濟總錄序」二葉、板行文・列銜二葉、無記年の無名氏「政和聖濟總錄序」二葉、大德重校聖濟總錄目錄四八葉、以上合二册。第三册の卷首に「大德重校聖濟總錄卷第一之上」と題し、以下本文二〇〇卷のうち一七六卷を存し、底本の缺葉は未寫の白紙とする。跋なし。料紙は薄葉白棉紙で僅かに黄變し、中國中葉楮紙で襯裝する。匡郭・罫線等は極めて丁寧に墨書され、有界、左右雙邊、版心白口・單黑魚尾。象鼻に篇名、魚尾下に「總錄幾(之上・中・下) 葉次」を寫す。每半葉匡郭、縱二〇・三×横一五・二㎝、一一行・行二二字、小字雙行・行二二字。文字は丁寧で美しい楷書だが、一部の册は普通の筆寫レベル。誤寫字は白墨液樣で消して書き直し、また處々に朱筆の誤字訂正あり。「玄」を缺筆する。識語・書き入れ等なし。料紙・襯紙・表紙・題簽に多數ある蟲損穴は通常にない大きさで、ローマ本・大塚本『本草品彙精要』と同樣。表紙・題簽の蟲穴とも丁寧に裏打ちされる。
藏印記にある安樂堂・明善堂は康煕帝第一三子・允祥(一六八六~一七三一)の藏書堂号。允祥は康熙六一年(一七二二)に怡親王に封ぜられ、兄・雍正帝の信任が厚く、豐富な善本古籍・美術品を收藏した。以後代々も怡親王を世襲して藏書をほこったが、咸豐一一年(一八六一)に怡親王・載垣が西太后の計略で自盡(自殺)に處され、このとき收藏品が巷閒に流出した。當本もこの時「馬佳/寶文/私印」「繩鬚館珍/藏書畫印記」の藏に歸したのだろう。當國家圖書館〔臺北〕には四九點の書に「安樂堂」の藏印記があり、臺北の中央研究院傅斯年圖書館にも同印記のある古醫籍が多い。すると「玄」を缺筆する當本は當然ながら康煕以降、淸宮廷ないし怡親王府で製作された可能性が高い。そして允祥が怡親王に封ぜられた一七二二年以降ならば、雍正帝から原本を轉寫する許可が容易に得られる。すなわち當本の製作は一七二二年以降、允祥の没した一七三一年以前の可能性が高い。したがって中圖善目・國圖善稿は「淸康熙閒影鈔元刊本」と著錄するが、「淸〔一七二二年~一七三一年〕影鈔元印本」が適切か。
中圖善目四七二頁・書號〇五九二九(幼幼新書四十卷・拾遺方一卷 二四册。明萬曆版)→北平(臺北故宮)
書號05930
中圖善目四七二頁・書號〇五九三〇・國圖善稿一八一頁(傷寒百證歌五卷 傷寒發微論二卷 二册。(宋)許叔微撰。「寶祐三年…白沙許叔微知可序」。(淸)黄丕烈手跋。影鈔元刊本。全幅二三・四×一三・五㎝、八行・行一七字、註文小字雙行・行約二〇字。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「和玉號」)
中國四鍼眼改裝。淡黄中手新表紙の下に藍色薄手舊表紙を存し、書高二三・五×幅一三・六㎝。外題・書根に記載等なし。全二册、檜夾一帙に收める。第一册に序なし。「新編張仲景註解傷寒百證歌目錄」一二葉。卷首に「張仲景註解傷寒百證歌 卷之一/白沙許叔微 知可 述」と題し、以下本文五卷一册。跋なく、黄丕烈自筆識語一葉あって、傷寒百證歌・傷寒發微論の元槧本を購入した後、版式等が同じ當鈔本を見いだし、元槧本にない許叔微自序もある、と記す。第二册に戊寅年の黄丕烈自筆序一葉、乙卯年の許叔微「傷寒百證歌序」二葉、「新編張仲景註解傷寒發微論目錄」二葉。卷首に「新編張仲景註解發微論卷上/白沙許 叔微 知可 述」と題し、以下本文二卷一册。料紙は中葉竹紙で黄變し、第二册は蟲損部に裏打ちする。界・邊・魚尾なく、版心の記載なし。每半葉、八行・行一七字、小字雙行・行二〇字。第一册に墨點、第二册に朱點多し。補修後の蟲損なし。
元版からの寫本ではあろうが、影鈔元刊本というほどのレベルではない。中圖善目・國圖善稿は書名を「傷寒百證歌、傷寒發微論」と著錄するが、「〔新編張仲景註解〕傷寒百證歌、〔新編張仲景註解〕傷寒發微論」が適切。
書號05932
中圖善目四七二頁・書號〇五九三二・國圖善稿一八二頁(醫說十卷 續醫說 十卷七册。(宋)張杲撰、(明)兪弁續。正文卷端題「宋新安張杲季明父著」。日本萬治元年刊本。匡一九・四×一三・五㎝、一〇行・行二〇字。雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記書名。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「澤存/書庫」「壽泉/樓主」)
日本四鍼眼原裝。灰クリーム色厚手表紙、書高二五・五×幅一八・一㎝。外題は四周雙邊の題簽(脱落あり)に「醫說 一(~七)」を印刷。書根に「一凡七(~七) 醫說」を墨書。全七册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。
己酉年の羅頊「醫說序」三葉、嘉靖甲辰年の馮彬「醫說序」三葉、嘉靖甲辰年の顧定芳「醫說序」四葉、目錄二七葉。卷首に「醫說卷第一/宋 新安張杲季明父著」と題し、以下本文一〇卷。第五册、卷一〇末に嘉定甲申年の彭方跋、同年の李跋、開禧丁卯年の江疇跋、寶慶丁亥年の徐果跋、紹定元年諸葛興跋、計七葉、その末尾に「萬治二年己亥九月穀旦」の刊記。
嘉靖甲午年の呉恩「續醫說序」三葉、嘉靖丁酉年の陸師道「續醫說敍」三葉、壬午年の兪弁「續醫說敍」一葉、目錄八葉。卷首に「續醫說卷第一/明(跨行)姑蘇兪 弁子容父著/新安呉勉學師古父校」と題し、以下本文一〇卷。書末に嘉靖庚寅年の黄省會跋一葉、丁酉年の陸粲跋一葉、その末尾に「萬治元年戊戌仲冬穀旦」の刊記。
料紙は日本薄葉楮紙。無界、四周雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「醫說(續醫說)」、魚尾下に「卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・四×横一三・六㎝、一〇行・二〇行字、小字雙行。識語等なし。一部に朱墨の書き入れあり。少々蟲損。
中圖善目四七二頁・書號〇五九三四(新刊仁齋直指方 存五卷一册。元版)→北平(臺北故宮)
書號05935
中圖善目四七二頁・書號〇五九三五・國圖善稿一八三頁(楊氏仁齋直指附遺方論 十三卷六册。(宋)楊士瀛撰。「景定壬戍春日建安丹山翁合同甫序」「景定甲子楊士瀛自序」。舊鈔本。匡二一・七×一五・一㎝、一〇行・行二四字。左右雙欄、版心白口、上方記「直指方論卷之一」。淸黄丕列手書題記。藏印記「士禮居」「黄印/丕烈」「蕘/圃」「國立中央圖/書館收藏」「蔣祖詒讀書記」「百耐/眼福」「松江讀有用書齋金山守山閣/兩後人韓德均錢潤文夫婦之印」「甲子丙寅韓德均錢潤文/夫婦兩度攜書避難記」)
中國四鍼眼原裝。銀箔散らし香色薄手表紙、書高二八・四×幅一八・五㎝。外題・書根の記載なく、書腦に「咸豐十年三月得之滂喜園洋三元」の墨記と「讀有用書齋」の藏印記。全六册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。寫本。書頭に丙子年の黄丕烈手澤識語一葉あって、本書は一三卷本が舊姿で、明代に二六卷にされたという。景定壬戌年の丹山翁合同「序」三葉、景定甲子年の楊士瀛「自序」三葉、目錄三葉。卷首に「楊氏仁齋直指方論卷之一/三山名醫仁齋楊士瀛登父編撰」と題し、以下本文一三卷。跋なし。料紙は中葉竹紙で黄變し、竹紙で襯裝する。無界、左右雙邊、版心白口・無魚尾、象鼻に「直指方論卷之幾」、版心に「篇名、葉次」を寫す。每半葉匡郭、縱二一・八×横一五・二㎝、一〇行・行二四字、小字雙行・行三六字。全書に朱圏點の印を捺すが、書き入れ等なし。相當に丁寧な寫本。蟲損なし。
黄丕烈識語は當本の一三卷が舊姿で、明代から下揭書の二六卷本にされたという。一方、上象鼻に書名がある版式は嘉靖以降で、これが當一三卷本寫本にもある。したがって當寫本の底本は嘉靖版以降となり、黄丕烈の判斷と矛盾する。當寫本が作製された時の所改か、安徽省の版本には明初からこの版式があったものか。
書號05937
中圖善目四七二頁・書號〇五九三七・國圖善稿一八四頁(新刊仁齋直指附遺方論 二十六卷一〇册。(宋)楊士瀛撰、(明)朱崇正附遺。「嘉靖庚戌佘(ママ)鋟序」「景定甲子楊士瀛序」「嘉靖庚戌李應宣序」「嘉靖辛亥金璐序」。(淸)黄丕烈朱筆手書題記。明嘉靖庚戌(二九年、一五五〇)新安朱氏刊本。匡一八・四×一三㎝、一四行・行二四字。單欄、版心白口、雙黑魚尾。下方記「黄鍍(或作歙西黄鍍刻)」。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼改裝。藍色薄手表紙、書高二六・〇×幅一六・七㎝。外題・書根の記載なし。全一〇册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票、遊紙に四周雙篇で「新刊仁齋直指附遺方論/□之□」を印刷した舊題簽を貼る。嘉靖庚戌年の余鋟「新刊仁齋直指序」二葉、嘉靖庚戌年の李應宣「敍楊仁齋直指附遺方論」三葉、景定甲子年の楊士瀛「仁齋直指序」三葉、嘉靖辛亥年の金璐「重刊仁齋直指書序」三葉、綱目五葉、目錄頭に「新刊仁齋直指方論目錄/新安 歙西 虬川 黄鍍 刊行」とあって四四葉。卷首に「新刊仁齋直指附遺方論卷之一/三山名醫仁齋楊 士瀛登父 編撰/新安後學惠齋朱 崇正宗儒 附遺」と題し、以下本文二六卷。跋なし。第一〇册に「新刊仁齋直指方論醫脈眞經/三山名醫仁齋楊 士瀛登父撰次/新安後學惠齋朱 崇正 宗儒附遺」と題する一卷、「新刊仁齋直指附遺方論藥象卷之二」と題する一卷を綴じる。料紙は中葉白棉紙でやや黄變する。版木割れ多い後印本。有界、四周單邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「篇名」、魚尾下に「惠齋附遺卷幾 葉次」を刻す。方名・藥名の一部を陰刻する。每半葉匡郭、縱一八・三×横一三・一㎝、一四行・行二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
前揭の〇五九三六本とは別版。中圖善目・國圖善稿は附錄の「新刊仁齋直指方論醫脈眞經」「新刊仁齋直指附遺方論藥象」を著錄しないが、附記するのが適切。
書號05939
中圖善目四七二頁・書號〇五九三九・國圖善稿一八四頁(痘疹全嬰金鏡 不分卷二册。藍格舊鈔本。匡一九・九×一三・三㎝、一二行・行二四字、註文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口、單魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼改裝。黄土色大理石紋樣薄手表紙、書高二七・〇×幅一七・二㎝、角布つき。外題・書根の記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序・目錄なし。卷首に「痘疹全嬰金鏡」と題し、以下本文二册。跋なし。料紙は白棉紙樣の中國薄葉楮紙に藍印した稿紙で、やや黄變し、中國中葉楮紙で襯裝する。有界、四周雙邊、版心白口・單黑魚尾、版心の記載なし。每半葉匡郭、縱一九・八×横一三・四㎝、一二行・行二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
近代に近い寫本。中圖善目・國圖善稿は「舊鈔本」と著錄するが、「〔淸末・民國初期〕鈔本」が適切。
書號05941
中圖善目四七三頁・書號〇五九四一・國圖善稿一八五頁(素問玄機原病式 二卷二册。(金)劉完素撰。「金大定丙午劉完素序」。明刊線口九行本。匡一八・一×一二㎝、九行・行二〇字。左右雙欄、版心細黑口。朱藍筆批校。藏印記「海隅/蒼生」「菦圃/收藏」「定球/私印」「號輯五/字韻溪/一字蘭之」「張岫/印信」「國立中央圖/書館收藏」「張印/定球」「伯溫/一字/韻溪」「晩院/華留立/春山月/伴瞑」「丕」「烈」「原/博」「呉岫/家藏」「董印/其昌」「耕雲/鋤叟」)
中國四鍼眼裝。黄色光澤薄手表紙、書高二五・九×幅一四・五㎝。外題は題簽に「素問元(ママ)機 上(下)」を墨書。書根に記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。無記年の無名氏「原病式序」三葉、目錄一葉。卷首に「素問玄機原病式上/河閒處士劉完素守眞述」と題し、以下本文二卷。跋なし。料紙は繊維混じりの竹紙で黄變し、繊維混じりの竹紙で襯裝。有界、左右雙邊、版心線黑口・雙線魚尾、魚尾閒に「原病式上(下)卷 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・一×横一二。二㎝、九行・行二〇字。識語なし。全書に朱點・朱引き、一部上欄に朱筆・藍筆の書き入れあり。蟲損なし。
書號05943
中圖善目四七三頁・書號〇五九四三・國圖善稿一八六頁(傷寒明理論 四卷一册。(金)成無己撰。「歲在壬戌八月望日錦幈山嚴器之序」「開禧改元五月甲子歷陽張孝忠書」。淸呉鎭手鈔本。六孔線裝。全幅二七・六×一八㎝、一一行・行二五字。朱筆批校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「延陵/呉鎮」「呉氏/申培」「非曰/能之」「申/培」「呉鎮/之印」「夜話/樓」「下愚」「延陵呉/鎮字申/培印信」「梅/客」「呉/生」「申/培」「貧而/樂」「呉」「鎮」)
中國四鍼眼康煕裝。香色薄手表紙、書高二七・七×幅一八・二㎝。外題・書根の記載なし。全一册、檜夾一帙に收める。壬戌年の嚴器之「傷寒明理論序」一葉、開禧元年の張孝忠「序」一葉、目錄一葉。卷首に「傷寒明理論卷一/宋 成無已撰 古呉學者梅客呉鎭校訂幷書」と題し、以下本文三卷。書末に「傷寒明理藥方論卷四/宋 成無己撰 古呉學者梅客呉鎭校訂幷書」と題し、本文一卷あり。跋なし。料紙は中國楮紙で黄變する。界・邊・魚尾、象鼻なく、版心の記載なし(第一・二葉にあるが、後世の附加)。每半葉、一一行・行二五字、小字雙行。全書に朱圏讀點、一部上欄に朱筆書き入れあるが、識語なし。蟲損なし。
書號05945
中圖善目四七三頁・書號〇五九四五・國圖善稿一八六頁(儒門事親 十五卷一〇册。(金)張從正撰。「重刊儒門事親序嘉靖辛丑三月戊子復元道人邵輔序」「嘉靖十九年…錢塘者相聞忠機于南圃陋室中」。步月樓翻刻明呉勉學古今醫統正脈全書本。匡一九・九×一三・五㎝、一〇行・行二〇字。雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記「儒門事親」。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼原裝、一部絲切れ。香色薄手表紙、書高二六・二×幅一六・九㎝。外題・書根の記載なし。全一〇册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。扉に四周雙邊で「張子和先生著 映旭齋藏板/(大字)儒門事親/(小字)步月樓梓行」の封面。嘉靖辛丑年の邵輔「重刊儒門事親序」一葉、目錄一六葉。卷首に「儒門事親卷之一/戴人張子和著/新安呉勉學校」と題し、以下本文一五卷。嘉靖一九年の相聞忠機「儒門事親後序 跋」一葉あり。料紙は繊維混じりの薄葉竹紙で黄變し、中國中葉楮紙で襯裝。有界、四周(左右)雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「儒門事親」、魚尾下に「卷之幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・七×横一三・五㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行。卷一の一部に朱點あるのみで、識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
書號05947
中圖善目四七三頁・書號〇五九四七・國圖善稿一八七頁(傷寒活人指掌一卷 藥性賦一卷 珍珠嚢一卷 二册。李杲撰。明初刊黑口十行本。匡二四・五×一六・八㎝、一〇行・行二〇字。雙欄、版心粗黑口、雙黑魚尾。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」)
中國四鍼眼改裝、角布つき。藍色薄手表紙、書高三〇・五×幅一九・六㎝。外題・書根の記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序・目錄なし。卷首に「傷寒活人指掌提綱」と題し、以下本文一卷一册。第二册に藥性賦七葉、藥象陰陽補瀉之圖一葉、珍珠嚢二〇葉あり。跋なし。料紙は繊維混じりの薄葉竹紙で黄變、蟲損・破損部を裏打ちし、白棉紙で襯裝。有界、四周雙邊、版心大黑口・内向雙黑魚尾、魚尾閒に「活人指掌(藥性賦・珍珠嚢) 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二四・八×横一六・六㎝、一〇行・行二〇字。識語なし。全書に墨筆の讀點、一部に墨筆の書き入れあり。補修後の蟲損なし。
美しい福建の刻字で、賦が主の簡便書。珍珠嚢は諸品藥性陰陽論・藥性升降浮沈補瀉法・諸臟五欲・諸臟五苦・五臭溱五臟例・五行五色五味五走五臟主禁例・手足三陰三陽表裏引經主治例・諸藥瀉經之火邪・諸藥相反例・五臟補瀉主治例・用藥凡例・諸品藥性主治指掌(羌活~玄胡索九〇味)・用藥法象からなる。あるいは李東垣原著の舊を傳えるか。中圖善目・國圖善稿は「李杲撰」と著錄するが、該當の記載なし。「〔李杲撰(傳)〕」が適切。
書號05949
中圖善目四七三頁・書號〇五九四九・國圖善稿一八八頁(脾胃論 三卷一册。李杲撰。(金)元好問序、(元)羅天益跋。「己酉七月望日遺山元好問序」。明嘉靖閒(一五二二~一五六六)遼藩梅南書屋刊東垣十書本。匡一八・一×一三・二㎝、一一行・行二〇字。左右雙欄、版心白口、單白魚尾、上方記「東垣脾胃論」、下方記「梅南書屋」。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二八・五×幅一六・六㎝。外題・書根の記載なし。全一册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。己酉年の元好問「脾胃論序」一葉、目錄五葉。卷首に「脾胃論卷上/東垣老人李杲撰」と題し、以下本文三卷。書末に至元丙子年の羅天益「脾胃論後序」一葉あり。料紙は中葉白棉紙で黄變し、版心切れ。有界、左右雙邊、版心白口・單白魚尾、象鼻に「東垣脾胃論」、魚尾下に「卷上(中・下) 葉次」、下象鼻「梅南書屋」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・〇×横一三・三㎝、一一行・行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。蟲損ないが、濡れ染みあり。
當本は嘉靖八年(一五二九)年刊の遼潘第三版『東垣十書』本。
中圖善目四七三頁・書號〇五九五〇(蘭室秘藏 三卷三册。元刊本)→北平(臺北故宮)
書號05952
中圖善目四七三頁・書號〇五九五二・國圖善稿一八八頁(蘭室秘藏 三卷六册。(金)李杲撰。至元丙子羅天益「序」。正文卷端題「東垣老人李杲撰」。明刊黑口本。匡一六×一一㎝、一〇行・行一七字。雙欄、版心粗黑口、雙魚尾。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「南陵徐乃昌/校勘經籍記」「積學徐乃昌藏書」)
後補中國四鍼眼裝。灰黄色薄手表紙、書高二七・八×幅一五・一㎝。外題なし。全六册、檜夾一帙に收める。本書の版式で『四庫提要』文二葉、目錄一葉を補寫。序なし。卷首に「蘭室秘藏/東垣老人 李杲 撰」と題し、以下本文三卷。書末の五四~六八葉も補寫。跋なし。中國襯裝。有界、四周雙邊、版心黑口・黑魚尾、魚尾閒に「蘭室秘藏卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一六・〇×横一〇・八㎝、一〇行・行一七字、小字雙行。卷上末葉に墨筆で「夫物以希爲貴、此(?)板以右則希、而況此/書乃金朝人所著、而元代所刻也。故是/書爲希寶之本、云爾。乙(己?)巳八月廿八/日書抄。笑讀書齋」の識語。處々に朱點ある以外、書き入れ等なし。ほぼ蟲損なし。
當本は明らかに遼藩初版『東垣十書』の明中葉模刻だが、他に版式・諸書誌の完全に合致する『東垣十書』本はない。あるいは『東垣十書』に既知以外の版本があるか。
中圖善目四七三頁・書號〇五九五三・國圖善稿一八八頁(祝由科 不分卷五册。舊鈔本。全幅二五・九×一七・五㎝、一〇行・行二二字。朱校。藏印記「元/吉」「國立中央圖/書館收藏」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四七三頁・書號〇五九五四・國圖善稿一八九頁(十四經穴歌 一卷一册。舊鈔本。全幅二九・五×二〇・二㎝、九 行・行二二字。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
調査・圖版は割愛。
書號05956
中圖善目四七四頁・書號〇五九五六・圖善志稿一八九頁(格致餘論 一卷二册。(元)朱震亨撰。日本鈔本。全幅二八・六×二〇・五㎝、一〇行・行一九字、注文小字雙行・字數同。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「病道/少齋」)
日本五鍼眼原裝。もと黄色が黑変した厚手表紙、書高二八・五×幅二〇・六㎝。外題は表紙に「格致餘論」を墨書。全二册、檜夾一帙に收める。序・目錄なし。卷首に「格致餘論序 序之解記于鰲頭矣」とあるのみで、正式な内題なし。本文は『格致餘論』の文を大書し、その一字一句を詳細に註釋する。跋なし。料紙は日本薄葉楮紙で少し黄變。無界、無邊、無魚尾、無版心。每半葉、一〇行・行二〇字、小字雙行。「病道/少齋」および「國立中央圖/書館收藏」の藏印記。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
江戸中期寫本。國圖善稿は書名を「格致餘論」と著錄するが、「假〔格致餘論釋註〕」に改めるべきか。
書號05958
中圖善目四七四頁・書號〇五九五八・國圖善稿一九〇頁(丹溪先生治法心要 八卷八册。(元)朱震亨撰。序「泰和歐陽衢譔」。明江陰趙氏刊本。匡二〇・三×一四・三㎝、七行・行一四字。雙欄、版心白口。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」)
中國四鍼眼裝、角布つき。藍色薄手表紙、書高二八・八×幅一八・〇㎝。外題・書根の記載なし。全八册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。無記年の泰和歐陽衢「序(頭半葉訣)」三葉、「新増運氣證治」七葉、卷一目錄一葉。卷首に「丹溪先生治法心要卷之一/後學江陰趙應春文育重校」と題し、以下本文八卷。跋なし。料紙は白棉紙で僅かに黄變し、宣紙で襯裝する。有界、四周雙邊、版心白口・三線魚尾、魚尾閒に「心法卷幾」「葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・三×横一四・五㎝、七行・行一四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
書號05960
中圖善目四七四頁・書號〇五九六〇・國圖善稿一九〇頁(丹溪先生治驗醫案 一卷二册。(元)朱震亨撰、(明)戴原禮編。 (明)王行序、(明)張習跋、(淸)海鷗生手校竝跋、(日本)南宮灘三手校竝跋。「洪武丁巳春呉郡王行序」「成化甲辰…姑胥張習識」。明戴原禮編舊鈔本。匡一八・八×一二・四㎝、一一行・行二二字。左右雙欄、版心白口、單黑魚尾。藏印記「眞迹/祕玩」「翰/卿」「鶴/瓢」「國立中/央圖書/館攷藏」「歸安/沈瑞/琳印」「君憲藏/唐宋元/明書畫」「漚客」「楙」「皇十/二子」「詒晉/齋印」「子/晉」「稼/堂」)
中國四鍼眼改裝。香色紋樣中手表紙、書高二四・六×幅一五・六㎝。外題は題簽紙に「丹溪藥案(按)」、書根に「上(下) 丹溪治按」を墨書。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。洪武丁巳年の王行「序」二葉、目錄一葉。卷首に「丹溪先生治驗醫案/門人戴 原禮 編」と題し、以下本文一卷二册。書末に成化甲辰年の張習「識」半葉。料紙は薄葉白棉紙で、中國中葉楮紙で襯裝。精寫本で、あるいは版下原稿か。有界、左右雙邊、版心白口・單黑魚尾、魚尾下に「丹溪藥案 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・七×横一二・三㎝、一一行・行二二字、小字雙行。書末遊紙半葉に墨筆で同治元年の海鷗生識語、また朱の同筆で戊辰年の南宮儺三堂の識語。一部に朱筆の誤字訂正あり。僅かに蟲損。
當圖書館のウェブページ古籍影像檢索系統では、當本末尾識語の筆者を「(日本)南宮灘三」と著錄する。しかし 當識語は前の海鷗生と同筆で、當書の他部分にも日本人の關與を示すものはない。したがって「南宮儺三堂」を日本人・南宮氏の署名と判斷するのは不適切。
書號05962
中圖善目四七四頁・書號〇五九六二・國圖善稿一九一頁(醫方大成論 一卷一册。(元)孫允賢撰。辛酉至治初元文江王元福「序」。日本正保四年(一六四七)刊本。匡一八・四×一四・七㎝、一一行・行二〇字。雙欄、版心粗黑口、雙花魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
日本五つ目鍼眼原裝。磨耗した焦げ茶栗皮中手表紙、書高二七・八×幅一七・五㎝。外題は四周雙邊の題簽に「醫方大成論」を印刷。全一册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。無記年の「南北經験醫方大成(大字)宗文書堂新刊(小字)」序一葉、辛酉至治初元年の文江王元福「序」一葉、重刊醫方大成論目錄一葉(風一~痘疹七十二)。卷首に「醫方大成論」とのみ題し、以下本文。跋なし。奧付は「正保四丁亥初夏重新刊行」の刊記。料紙は日本薄葉楮紙でやや黄變。無界、四周雙邊、版心黑口・雙花魚尾、魚尾閒に「醫方大成論 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・三×横一四・七㎝、一一行・行二〇字。「國立中央圖/書館收藏」の藏印記のみ。識語なし。見返しに「益原萬代常右衛門府/重里」「萬代氏/常右衛門」の書き入れ。いささか蟲損。書中に「杭州朱經樓書店」の整理票を夾む。
書號05964
中圖善目四七四頁・書號〇五九六四・國圖善稿一九二頁(衛生寳鑑二十四卷 補遺一卷 一二册。(元)羅天益撰。序「永樂歲次丁酉…廬陵胡廣序」、「永樂歲在丁酉…淮南蔣用文書」「元辛巳冬至日鄖城硯堅題于卷首」「至元癸未…汲郡王惲敍」。明永樂一五年(一四一七)太醫院判韓夷刊本。匡二二・三×一三・八㎝、一〇行・行二四字。雙欄、版心黑口、雙黑魚尾。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「箾/九」「楊錦/泳印」「曾藏汪/閬源家」「邵仁/山印」「鐵缾/世家」「李?氏思/全室記」「藝風/審定」「菦圃/收藏」「旌門馬氏」)
中國四つ目鍼眼裝、一部に角布を存す。香色薄手表紙、書高二六・八×幅一六・三㎝。外題は表紙に「衛生寳鑑」を墨書。書根に「子(~亥)」を墨書。全一二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。永樂一五年の胡廣「重刊衛生寳鑑序」三葉、永樂一五年の蔣用文「重刊衛生寳鑑序」三葉、至元辛巳年の硯堅「衛生寳鑑序」一葉、至元癸未年の王惲「敍」一葉、無記年の(羅天益?)「上東垣先生啓」一葉、目錄二六葉、補遺目錄八葉。卷首に「衛生寳鑑第一 藥悞永鑑」と題し、以下本文二四卷、補遺一卷。卷二四末に永樂一五年の韓夷識語一葉あって、重刊をいう。補遺末に「重刊衛生寳鑑後序」存二葉あるが、末葉缺で年・署名不詳。料紙は繊維混じりの竹紙で黄變し、中國楮紙で襯裝する。有界、四周雙邊、版心小黑口・雙内向黑魚尾、魚尾閒に「衛生寳鑑卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二二・三×横一三・七㎝、一〇行・行二四字、小字雙行・行二八~三一字。版木割れある後印本。缺葉は鈔補する。處々に朱點、墨筆の書き入れあり。蟲損なし。
書號05966
中圖善目四七四頁・書號〇五九六六・國圖善稿一九三頁(衛生寳鑑 存六卷〔存卷一至卷六〕二册。(元)羅天益撰。明初葉閩刊本。匡一七・三×一二・七㎝、一二行・行二五字。雙欄、版心白口、雙黑魚尾、上方記書名。朱墨批校。藏印記「珍賞」「子治」「國立中/央圖書/館考藏」「餘/齋」「泠/壽光」)
中國四鍼眼改裝。金箔散らし香色中手表紙、書高二六・五×幅一六・四㎝。外題・書根の記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。序なし。目錄存二葉。卷一第一葉前半葉を缺き、卷二首に「衛生寳鑑卷之二 藥誤永鑑」と題し、本文存卷一~六で、卷五と六の一部も缺く。跋なし。料紙は竹紙で著しく黄變、また破損・蟲損し、雁皮繊維を含むやや黄色の臺湾上質楮紙で總裏打ちする。有界、四周雙邊、版心小黑口・雙下向黑魚尾。象鼻に「衛生寳鑑」魚尾閒に「卷之幾」、下魚尾下に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一八・三×横一二・七㎝、一二行・行二五字。識語なし。卷一に朱墨の讀點あり。修補前はかなり蟲損。
中圖善目四七四頁・書號〇五九六八(心印紺珠經 二卷一册。明嘉靖版)→北平(故宮)
*以下の書號〇五九六九~〇五九九七は缺番
中圖善目四七五頁・書號〇五九九八(元敖氏傷寒論金鏡錄 一卷一册。明嘉靖版)→北平(故宮)
中圖善目四七五頁・書號〇五九九九(新刻養生導引法 一卷一册。淸經鉏堂藍格鈔本)→北平(故宮)
書號06000
中圖善目四七五頁・書號〇六〇〇〇・國圖善稿一九三頁(推求師意 二卷二册。(明)戴思恭撰、(明)汪機編。序「嘉靖甲午…玉峰王諷譔」「嘉靖甲午…新安汪機序」。明嘉靖甲午(一三年、一五三四)祁門陳桷校刊本。匡一九×一二・七㎝、一一行・行二三字。單欄、版心白口。下方記「徐廣、黃{王+豈}(或作{王+豈})」等刻工名。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高二三・四×幅一五・五㎝。外題・書根の記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。嘉靖甲午年の王諷「推求師意序」二葉、嘉靖甲午年の汪機「推求師意序」二葉、目錄なし。卷首に「推求師意卷之上/新安祁門朴里汪機省之編輯/同邑石墅門生陳桷惟宜較刊」と題し、以下本文二卷。跋なし。料紙は薄葉竹紙でやや黄變し、竹紙で襯裝。有界、四周單邊、版心白口で二~三本の線魚尾、魚尾閒に「上(下)」「葉次」、一部下象鼻に刻工名を刻す。每半葉匡郭、縱一九・〇×横一二・八㎝、一一行・行二三字。版木割れある後印本。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目四七五頁・書號〇六〇〇一(玉機微義存 九卷二册。明初刊黑口十行本)→北平(故宮)
書號06003
中圖善目四七五頁・書號〇六〇〇三・國圖善稿一九四頁(玉機微義 五十卷二〇册。(明)徐用誠撰、(明)劉純續增。「正統己末…廬陵楊士奇序」、(明)莫士安跋。明正統己末(四年、一四三九)陳有戒等陝西刊本。包角線裝。匡二二×一四㎝、一〇行・行約二六字不等。雙欄、版心粗黑口、雙黑魚尾。藏印記「明善堂/覽書/畫印記」「安樂堂/藏書記」「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼改裝、角布つき。藍色薄手表紙、書高三一・二×幅一八・九㎝。外題なく、書根に「一凡二十 玉機微義 序 門類目錄 目錄(~二十止 玉機微義 小兒門 治風之劑 後序)」を墨書。全二〇册、檜夾二帙に收める。正統己未年の楊士奇「玉機微義序」六葉、門類目錄一葉・目錄六五葉(また補寫の第六六葉)。卷首に「玉機微義卷之一」と題し、以下本文五〇卷。書末に洪武丙子年の劉純「玉機微義序」二葉、洪武丙子年の莫士安「玉機微義序」三葉あり。料紙は中葉白棉紙で黄變し、破損・蟲損部を裏打ち、宣紙で襯裝する。有界、四周雙邊、版心大黑口・内向雙黑魚尾、魚尾閒に全卷通しで「方幾」を刻す。每半葉匡郭、縱二二・一×横一四・〇㎝、一〇行・行二五字。未刻の墨丁、版木割れあり。缺葉を鈔補する。識語・書き入れ等なし。蟲損少ないが、穴はかなり大。
當本は少なくとも二種の版木で刷られ、修刻らしい。刻板は共に劣り、明らかに正統嘉靖閒の坊刻で前揭〇六〇〇二本とは別版。中圖善目・國圖善稿は「明正統己末陳有戒等陝西刊本」と著錄するが、「明正統己末序、〔正統嘉靖閒〕刊本」が適切。
書號06005
中圖善目四七五頁・書號〇六〇〇五・國圖善稿一九五頁(玉機微義 五十卷一二册。 (明)徐用誠撰、(明)劉純續增。「正統己未楊士奇序」、(明)莫士安跋、(明)郭堅校序。明正統己未(四年、一四三九)陳有戒等陝西刊本。匡二一・八×一四・一㎝、一〇行・行二六字不等。雙欄、版心粗黑口、雙黑魚尾。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「慈谿耕餘樓」「馮氏/辨齋/藏書」「筠/友」)
中國四鍼眼裝。紺色薄手表紙、書高二七・一×幅一七・二㎝。外題・書根の記載なし。全一二册、檜夾二帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。正統己未年の楊士奇「玉機微義序」六葉、門類目錄一葉、目錄六六葉。卷首に「玉機微義卷之一」と題し、以下本文五〇卷。書末に洪武丙子年の莫士安「玉機微義序」三葉、洪武丙子年の劉純「玉機微義序」二葉、正統庚申年の郭堅等「書玉機微義後」四葉。料紙は中葉中國楮紙で黄變する。有界、四周雙邊、版心大黑口・内向雙黑魚尾、魚尾閒に通卷で「方幾」を刻す。每半葉匡郭、縱二二・一×横一三・九㎝、一〇行・行二五字。一部に朱點あり。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「明正統己末陳有戒等陝西刊本」と著錄するが、これは前揭〇六〇〇二本。當本は明らかに正統嘉靖閒の別版で、〇六〇〇三と同系で酷似するが、部分的修刻などのためか、いささか違う部分もある。著錄は「明正統己末序、〔正統嘉靖閒〕刊本」が適切。
中圖善目四七五頁・書號〇六〇〇七(玉機微義 五十卷一六册。明正統本)→北平(故宮)
書號06008
中圖善目四七五頁・書號〇六〇〇八・國圖善稿一九五頁(玉機微義 五十卷一〇册。(明)徐用誠撰、(明)劉純續增。序「嘉靖歲次庚寅龍津子黃焯書于永州山巖望道之處」。正文卷端題「書林靜齋葉 秀校刊」。明書林作德堂刊本。匡一七・六×一二・九㎝、一二行・行二二字。單欄・左右雙欄、版心白口。藏印記「國立中/央圖書/館考藏」「清水氏/圖書記」)
後補日本四鍼眼裝、第一册オモテ表紙・第一〇册ウラ表紙のみ中國再改裝。濃青綠色薄手表紙、書高二四・三×幅一四・〇㎝。題簽は剝脫してなし。背に「一 (~十)」を墨書。全一〇册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。無記年の某氏「玉機微義略」二葉、嘉靖庚寅年の黄焯「刻玉機微義序」二葉、目錄二六葉。卷首に「玉機微義卷之一 書林靜齋葉秀校刊」と題し、以下本文五〇卷。書末に「皇明己亥冬月/書林作德堂刊」の蓮牌木記あり。料紙は竹紙でやや黄變、版心切れ多し。有界、左右雙邊、白口・無魚尾、版心中閒に「玉機幾卷 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一七・三×横一二・九㎝、一二行・行二二字、小字雙行。識語なし。およそ全書に日本人の朱墨讀點、書き入れあり。僅かに蟲損。
日本舊藏書。中圖善目・國圖善稿は「明書林作德堂刊本」と著錄するが、「明〔嘉靖己亥〕書林作德堂刊本」が適切。國圖善稿の記す藏印記「清水氏/圖書記」は誤讀で、正しくは「清川氏/圖書記」。
書號06010
中圖善目四七五頁・書號〇六〇一〇・國圖善稿一九六頁(傷寒瑣言一卷 傷寒家秘的本一卷 二册。(明)陶華撰。序「正統十年…餘杭節菴道人陶華書」。明末葉刊本。匡一九・六×一四㎝、一一行・行二四字。單欄、版心白口、單黑魚尾、上方記書名。朱墨校。藏印記「國立中/央圖書/館考藏」「王氏二十八宿研/齋祕笈之印」「承訓/堂鄭」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二九・四×幅一六・九㎝。外題・書根の記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。第一册に正統一〇年の陶華「傷寒瑣言序」二葉、目錄なし。卷首に「傷寒瑣言卷之一/餘杭節庵陶華」と題し、以下本文一卷。第二册は序・目錄なく、「傷寒家秘的本/餘杭節庵陶華」と題し、以下本文一卷。ともに跋なし。料紙は繊維混じる竹紙で黄變、破損部を竹紙で裏打ちし、宣紙で襯裝する。有界、四周單邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「傷寒瑣言(傷寒家秘)」、魚尾下に「乙(二)卷 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・七×横一四・〇㎝、一一行・行二四字、小字雙行。書末に「崑山後學王德森觀於二十八宿碩齋、時年八十有一」の識語。全書に墨筆書き入れと朱墨の讀點あり。裏打ち後の蟲損なし。
當二書は卷次のつけ方からしても陶華『傷寒六書』の殘缺本。
書號06012
中圖善目四七五頁・書號〇六〇一二・國圖善稿一九六頁(傷寒六書 六卷五册。(明)陶華撰。序「萬曆壬子…李存濟題」。正文卷端題「明餘杭節菴陶華撰」。日本寬永庚午(七年、一六三〇)刊本。匡二〇・一×一二・七㎝、一〇行・行二〇字。雙欄、版心白口、單魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
日本四鍼眼原裝。薄茶色中手表紙、書高二六・五×幅一七・五㎝。外題は四周雙邊の題簽に「傷寒六書 各册收載書名」を印刷。書根に「六書 一(~五)」を墨書。全五册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆壬子年の李存濟「刻陶節庵傷寒六書序」二葉、目錄七葉。卷首に「新鐫陶節庵家藏傷寒六書卷之一/明 餘杭節菴陶華撰」、以下本文六卷。跋なし。書末に「寛永庚午建子之月/書林林道伴加點新刻」の木記。料紙は日本楮紙でやや黄變。無界、四周雙邊、版心白口・黑魚尾、象鼻に所收書の略名、魚尾下に「幾卷 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・〇×横一二・七㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行。「國立中央圖/書館收藏」の藏印記のみ。識語・書き入れ等なし。僅かに蟲損。
書號06014
中圖善目四七六頁・書號〇六〇一四・國圖善稿一九七頁(全幼心鑑 四卷一二册。(明)寇平撰。明成化四年(一四六八)寶幼堂刊本。匡二〇・五×一四㎝、一一行・行二四字。單欄、版心白口、單白魚尾。藏印記「國立中央/圖書館/藏書」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高二六・二×幅一六・三㎝。外題・書根の記載なし。全一二册、檜夾二帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序なし、目錄九葉。卷首に「全幼心鑑卷之一」と題し、以下本文四卷。跋なし。料紙は白棉紙でかなり黄變、蟲損・破損部を裏打ちし、中國楮紙で襯裝。有界、四周單邊、版心白口・單白魚尾、魚尾下に「全幼心鑑春(~冬)」、下象鼻に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・八×横一三・九㎝、一一行・行二四字。一部に未刻の墨丁あり。識語なし。一部で墨點・書き入れあり。補修後の蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「明成化四年寶幼堂刊本」と著錄し、確かに成化の字體・版式と思えるが、當本にその記載はない。「明〔成化〕刊本」が適切。
中圖善目四七六頁・書號〇六〇一五(全幼心鑑 四卷一二册。明成化版)→北平(故宮)
書號06017
中圖善目四七六頁・書號〇六〇一七・國圖善稿一九八頁(保嬰全書 二十卷二〇册。(明)薛鎧撰、(明)薛己續增。序「保嬰全書序…萬曆癸未河汾王緝撰」「萬曆十七年己丑趙可懷書」「萬曆甲申春正月浙義烏日池主人龔一清季白譔」。明萬曆一七年(一五八九)陝西巡撫趙可懷刊本。匡二〇×一三・九㎝、八行・行一七字。單欄、版心白口、單魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「菦圃/收藏」「鴻軒」「薜荔/居」)
中國四鍼眼改裝。薄綠灰色中手新表紙、書高二七・九×幅一七・〇㎝。外題なく、書根に五言絶句「庭養冲天鶴、溪留上漢槎、種田生白玉、泥竈化丹沙」の各一字を墨書。濃綠紙に四周單邊で「保嬰全書」を印刷の原題簽を第一・一〇・一三・一五・一六・一八册に插む。全二〇册、檜夾三帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆癸未一一年の王緝「保嬰全書序」六葉、萬曆一七年の趙可懷「重刊保嬰全書敍」三葉、萬曆甲申一二年の龔一清「保嬰全書後序」六葉、目錄四葉(卷一~一〇)。卷首に「保嬰全書卷之一/贈太醫院院使薛 鎧編集/前太醫院院使男薛己治驗」と題し、以下本文二〇卷。卷一一に「保嬰全書外症目錄」五葉あり、卷頭に「保嬰全書卷之十一/明太醫院院使男薛己編集」と題する。卷二〇末に眼藥方ほか二葉、「儒醫選要/潼川白士偉著」と題する一一葉を附錄する。書末に萬曆庚寅一八年の王體「跋」三葉。料紙は中葉白棉紙でやや黄變し、版心切れ。有界、四周單邊、版心白口・單黑魚尾、魚尾下に「保嬰全書卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・二×横一三・九㎝、八行・行一七字、小字雙行。一部に版木割れあるやや後印本。卷一四第二二葉は下半分の印刷なく、版木斷裂で當該部を失ったらしい(あるいは當該部に別紙が重なったまま印刷したものか)。識語なし。一部上欄に墨筆書き入れ。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「明萬曆一七年(一五八九)陝西巡撫趙可懷刊本」と著錄するが、「明萬曆一八年(一五九〇)跋、陝西巡撫趙可懷刊本」が適切。
書號06019
中圖善目四七六頁・書號〇六〇一九・國圖善稿一九九頁(保嬰全書 二十卷二〇册。(明)薛鎧撰、(明)薛己續增。序「萬曆癸未…河汾王緝撰」「崇禎丁丑孟冬吉旦雲升沈猶龍譔并書」。明崇禎丁丑(一〇年、一六三七)沈猶龍閩中刊本。匡一九・七×一三・九㎝、八行・行一七字。單欄、版心白口、單黑魚尾。下方記「余伯成、江添祿、蔡郎(或作郎)、呉可(或作可)、余山(或作山)、余伯、呉慶美、呉、福、成、必、呉明(或作明)、仝、德成、葉成、陳必(或作必)、劉富(或作富)、堅、仲、王成、壽、魁、魏應(或作應)、余忠(或作余中)、鄭姤(或作姤)、良、立、劉三(或作三)、劉松(或作松)、江、義、元、張存(或作存)、江四、余伯元、金、印、王、鄭二、西、鄭五(或作五)、九程、元目、壺、余十、江一、童、呉仝、日、呉詔(或作呉)」等刻工名。藏印記「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」「國立中/央圖書/館考藏」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二五・一×幅一五・六㎝。外題・書根の記載なし。全二〇册、檜夾四帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆癸未年の王緝「保嬰全書序」六葉、崇禎丁丑年の沈猶龍「序」七葉、卷一~一〇の内症目錄四葉、卷一一~二〇の外症目錄五葉あり。卷首に「保嬰全書卷之一/贈太醫院院使薛 鎧編集/前太醫院院使男薛己治驗」と題し、以下本文二〇卷。書末に萬曆甲申年の龔一清「保嬰全書後序」六葉あり。料紙は繊維混じりの竹紙で、蟲損・破損部を裏打ちし、未漂白竹紙で襯裝。有界、四周單邊、版心白口・單黑魚尾、魚尾下に「保嬰全書卷幾 葉次」、約半數の下象鼻に刻工名を刻す。每半葉匡郭、縱一九・八×横一三・八㎝、八行・行一七字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。補修後の蟲損なし。
日本舊藏書。〇六〇一七本とよく似るが別版で、〇六〇一八本と同版。中圖善目・國圖善稿は「明崇禎丁丑(一〇年)沈猶龍閩中刊本」と著錄するが、「明崇禎丁丑(一〇年)沈猶龍序、閩中刊本」が適切。
書號06021
中圖善目四七六頁・書號〇六〇二一・國圖善稿一九九頁(京板校正大字醫學正傳 八卷八册。(明)虞摶編。「正德乙亥…虞摶序」。正文卷端題「花溪恒德老人虞摶 天民編集姪孫虞守愚惟明校正 金陵三山街書肆松亭呉江繡梓」。日本元和八年(一六二二)村上平樂寺刊本。全幅一九・九×一四・二㎝、一三行・行二四字、注文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口、雙黑魚尾、上方記「醫學正傳」。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
後補中國四鍼眼裝。紺色薄手表紙、書高二六・六×幅一七・五㎝。外題なし。全八册、檜夾一帙に收める。正德乙亥年の虞摶「醫學正傳序」三葉、「凡例」二葉、卷一目錄一葉。卷首に「京板校正大字醫學正傳卷之一/花溪恒德老人虞 摶天民編集/姪孫虞守愚惟明校正/金陵三山街書肆松亭呉江繡梓」と題し、以下本文八卷。書末に「萬曆丁丑冬月金陵呉松亭繡梓」の刊記、嘉靖辛卯年の史梧「醫學正傳後再序」二葉。また永祿一二年の曲直瀬道三、慶長九年の曲直瀬玄朔の識語を寫刻體で彫り、そのウラに「右點本/元和八壬戌年初冬良日/於二條玉屋町村上平樂寺開板」の奥付。料紙は日本薄葉楮紙でやや黄變。無界、四周雙邊、版心白口・雙黑魚尾、象鼻に「醫學正傳」、魚尾閒に「卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・九×横一四・一㎝、一三行・行二四字、小字雙行。「國立中央圖/書館收藏」の藏印記のみ。朱點・朱引き、欄上に墨筆の書き入れあり。蟲損なし。
書號06023
中圖善目四七六頁・書號〇六〇二三・國圖善稿二〇〇頁(女科撮要 二卷二册。(明)薛己撰。序「嘉靖戊申春正月吉劔江存所范慶書」「嘉靖丙午海虞王舜耕書」。明嘉靖丙午(二五年、一五四六)海虞王舜耕刊家居醫錄本。匡二〇×一三・一㎝、一〇行・行二二字。雙欄、版心白口、單黑魚尾。藏印記「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」「國立中/央圖書/館考藏」)
中國四鍼眼裝。濃茶色薄手表紙、書高二五・八×幅一六・七㎝。外題・書根の記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。嘉靖戊申年の范慶「家居醫錄序」二葉、嘉靖丙午年の王舜耕「女科撮要序」三葉、目錄一葉。卷首に「家居醫錄卷上 女科撮要/呉郡立齋薛己著」と題し、以下本文二卷。書末に嘉靖丙午年の薛己「女科撮要後序」一葉あり。料紙は厚葉白棉紙で黄變し、薄葉中國楮紙で襯裝する。有界、四周雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に刻字數、魚尾下に「家居醫錄婦人部卷上(下)」、下象鼻に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・一×横一二・九㎝、一〇行・行二二字、小字雙行。表紙やや破損し、識語・書き入れ・蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「女科撮要」「明嘉靖丙午(二五年)海虞王舜耕刊家居醫錄本」と著錄するが、「〔家居醫錄〕女科撮要」「明嘉靖戊申(二七年)范慶序刊家居醫錄本」が適切。當本は初版の『家居醫錄』本で、他に北京の首都圖書館・中國中醫科學院圖書館と京都の龍谷大學大宮圖書館に各一點がある。
書號06025
中圖善目四七六頁・書號〇六〇二五・國圖善稿二〇〇頁(鍼灸問對 三卷一册。(明)汪機撰。嘉靖壬辰年菊日南澗程鑌子礪書「刻鍼灸問答敍」、嘉靖庚寅冬長至日祁門朴墅汪機省之「針灸問答序」。明嘉靖壬辰(一一年、一五三二)新安汪氏原刊本。匡一八・九×一三㎝、一二行・行二二字、注文小字雙行・字數同。單欄、版心細黑口、雙黑魚尾。下方記刻工名「黃炎(或作炎)、黃琰(或作琰)、黃瑢、黃容(或作容)、黃琇(或作琇)」等。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「桐城蕭氏/敬孚藏書」「方印/觀敍」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二四・三×幅一五・六㎝。外題・書根の記載なし。全一册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。嘉靖壬辰年の程鑌「刻鍼灸問答敍」三葉、嘉靖庚寅年の汪機「鍼灸問答序」一葉、目錄なし。卷首に「鍼灸問對卷之上/新安祁門朴墅汪機省之編輯/同邑門生石墅陳桷惟宜較正」と題し、以下本文三卷。跋なし。料紙は中葉白棉紙でやや黄變する。有界、四周單邊、版心線黑口・雙下向黑魚尾、魚尾閒に「鍼灸」、下魚尾下に通卷葉次、一部下象鼻に刻工名を刻す。每半葉匡郭、縱一八・九×横一三・〇㎝、一二行・行二二字、小字雙行・行二二字。識語・書き入れ等・蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「明嘉靖壬辰(一一年)新安汪氏原刊本」と著錄するが、「明嘉靖壬辰(一一年)程鑌序刊本」が適切。
書號06027
中圖善目四七六頁・書號〇六〇二七・國圖善稿二〇一頁(鍼灸問對 三卷二册。(明)汪機撰。序「刻鍼灸問答敍 嘉靖壬辰年菊日南澗程鑌子礪書」「針灸問答序 嘉靖庚寅冬長至日祁門朴墅汪機省之序」。明嘉靖壬辰(一一年、一五三二)新安汪氏原刊本。匡一八・九×一三㎝、一二行・行二二字、注文小字雙行・字數同。單欄、版心細黑口、雙黑魚尾。下方記刻工名「黃炎(或作炎)、黃琰(或作琰)、黃瑢、黃容(或作容)、黃琇(或作琇)」等、修補刻工名「時來(裔孫時來刊補)」等。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高二三・二×幅一五・五㎝。外題・書根の記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。嘉靖庚寅年の汪機「鍼灸問答序」一葉、嘉靖壬辰年の程鑌「刻鍼灸問答敍」三葉、目錄なし。料紙は竹紙で黄變し、竹紙で襯裝し、版心切れ。識語・書き入れ等・蟲損なし。他の書誌は上揭〇六〇二五本に同。
中圖善目・國圖善稿は「明嘉靖壬辰(一一年)新安汪氏原刊本」と著錄するが、「明嘉靖壬辰(一一年)程鑌序刊本」が適切。
書號06029
中圖善目四七七頁・書號〇六〇二九・國圖善稿二〇一頁(外科理例七卷 附方一卷 八册。(明)汪機撰。嘉靖庚寅冬長至日祁門朴墅汪機省之「針灸問答序」、嘉靖丁酉陳桷「序」。明嘉靖閒(一五二二~一五六六)刊本。匡一九・一×一三㎝、一二行・行二三字。單欄、版心黑口、雙黑魚尾。藏印記「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」「國立中/央圖書/館考藏」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二四・五×幅一六・〇㎝。外題・書根の記載なし。全八册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。料紙は竹紙で黄變し、中國薄葉楮紙で襯裝する。他の書誌は上揭〇六〇二八本に同じ。僅かに蟲損。
書號06031
中圖善目四七七頁・書號〇六〇三一・國圖善稿二〇一頁(痘治理辨二卷 附方一巻 四册。(明)汪機撰。序「題石山痘治理辨 嘉靖甲午六月邑人輝山胡希紹書」。明嘉靖甲午(一三年、一五三四)新安汪氏刊本。匡一八・六×一二・七㎝、一一行・行二二字。單欄、版心白口。下方記刻工名「黃{王+豈}」。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二三・七×幅一四・八㎝。外題・書根の記載なし。全四册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。嘉靖甲午年の胡希紹「題石山痘治理辨」一葉、目錄なし。卷首に「痘治理辨/新安祁門朴里汪機省之編輯刊」と題し、以下本文二卷。卷二後に「痘圖」八葉、「痘治附方」一卷を附す。跋なし。料紙は竹紙でやや黄變し、宣紙に整版印刷の康煕字典廢葉で襯裝する。有界、四周單邊、版心白口・三線魚尾、魚尾閒に「痘辨」、下魚尾閒に通卷葉次、一部下象鼻に刻工名を刻す。每半葉匡郭、縱一八・六×横一二・七㎝、一一行・行二二字。識語・書き入れ等なし。僅かに蟲損。
中圖善目四七七頁・書號〇六〇三三(重集讀素問鈔 九卷補遺一卷三册。明嘉靖版)
當本は下揭〇六〇三五石山醫案の一部。
書號06034
中圖善目四七七頁・書號〇六〇三四・國圖善稿二〇二頁(運氣易覽 三卷二册。(明)汪機撰。序「運氣易覽引…嘉靖癸巳菊日南澗子程鑌子礪書」「嘉靖七年祁門朴里汪機省之序」、跋「嘉靖癸巳菊日門生仁庵程鐈迋彝頓首書」。明嘉靖癸巳(一二年、一五三三)新安程鐈刊本。匡一八・七×一二・九㎝、一二行・行二三字。單欄、版心黑口、雙黑魚尾、上方記「運氣」。朱校。藏印記「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」「國立中/央圖書/館考藏」)
中國四鍼眼裝。濃茶色薄手表紙、書高二六・三×幅一五・〇㎝。外題・書根の記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。嘉靖癸巳年の程子礪「運氣易覽引」二葉、嘉靖七年の汪機「運氣易覽序」三葉、目錄二葉。卷首に「運氣易覽卷之一/新安祁門朴墅汪機省之編輯/同邑石墅門生陳桷惟宜較正/同邑仁庵門生程鐈迋彝訂梓」と題し、以下本文三卷。書末に嘉靖癸巳年の程鐈「運氣易覽跋」一葉。料紙は竹紙でやや黄變し、中國薄葉楮紙で襯裝する。有界、四周單邊、版心白口・雙下向黑魚尾、象鼻に「運氣」、下象鼻に通卷で葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一八・九×横一二・九㎝、一二行・行二三字、小字雙行・行二三字。全書に朱讀點あり。識語・書き入れ・蟲損なし。
書號06036
中圖善目四七八頁・書號〇六〇三六・國圖善稿二〇三頁(丹溪心法附餘 二十四卷一〇册。(明)方廣編。序「嘉靖十五年歲丙申秋臨潁賈詠書」「嘉靖十五年丙申春新安後學方廣序」。明嘉靖一五年(一五三六)河南藩署刊本。匡一八・六×一三・六㎝。一〇行・行二二字、註文小字雙行・字數同。單欄、版心白口。下方記「呉一、呉三、范、鄭四」等刻工名。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高三〇・一×幅一七・〇㎝。外題・書根の記載なし。全一〇册、檜夾二帙に收める。嘉靖一五年の潁賈詠「丹溪心法附餘序」五葉、嘉靖一五年の方廣「丹溪心法附餘序」五葉、「立書本旨」一葉、凡例一葉、門類目錄四葉、目錄五葉。「丹溪心法附餘卷首 甲集」と題し、卷首一卷。卷頭に「丹溪心法附餘卷之一 乙集/新安居士方廣 輯/□□□□□(削去)刊」と題し、以下本文二四卷。書末に附錄「故丹溪先生朱公石表辭 宋太史濂撰」九葉、「丹溪翁傳 戴九靈良撰」一〇葉、末葉に「武陽中憲大夫呉國倫精校」の一種刊記あり。跋なし。料紙は中葉白棉紙で濡れあり、蟲損・破損部は裏打ち補修ずみ。有界、四周單邊、版心白口・無魚尾、版心に「丹溪心法附餘篇名卷幾 葉次」、一部下象鼻に刻工名や刻字數を刻す。每半葉匡郭、縱一八・五×横一三・九㎝、一〇行・行二二字、小字雙行・行二二字。版木割れ多い後印本。識語・書き入れ等・蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「明嘉靖一五年(一五三六)河南藩署刊本」と著錄するが、その根據は不詳。「明嘉靖一五年(一五三六)序〔河南藩署〕刊本」が適切。
書號06038
中圖善目四七八頁・書號〇六〇三八・國圖善稿二〇四頁(丹溪心法附餘二十四卷 卷首一卷 二四册。(明)方廣編。「隆慶六年…萬安朱衡序」「嘉靖十五年…臨潁賈詠書」「嘉靖十五年…方慶序」。明隆慶六年(一五七二)山東布政使施篤臣刊本。匡一九・八×一三・九㎝、一〇行・行二二字、註文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、雙黑魚尾。下方記「虎、秀、謝、志信、高、信、程信、仲、李大木、仁、儀、程延齡(或作令、齡)、王崇高、王棟(或作棟)、張治、朝、如、徐、李、成、旻、毛、許、陳、洧、文、孔、太、翠、友、冒成希(或作冒)、劉思智(或作智)、孟、張友、周、邦相(或作邦)、中、才、杜、光、容、呉、秋、莊、周應心(或作周)、莒、帥、州、忻、于、馬、冒承、齊、元、朱希堯(或作朱、朱希)、向、辛、法、本、何、李大秋」等刻工名。藏印記「國立中/央圖書/館考藏」「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」「方印/啟治」「方印/在野」「環谷易齋」「制朱/氏」)
中國四鍼眼原裝、一部絲切れ。香色薄手表紙でやや破損し、書高二七・五×幅一六・三㎝。外題・書根の記載なく、書腦に第幾册を墨書。全二四册、檜夾三帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。隆慶六年の朱衡「丹溪心法附餘序」八葉、嘉靖一五年の潁賈詠「丹溪心法附餘序」五葉、嘉靖一五年の方廣「丹溪心法附餘序」五葉、「立書本旨」一葉、凡例一葉、門類目錄四葉、目錄五葉。「丹溪心法附餘卷首/休寧東山古庵方廣約之類集」と題し、卷首一卷に本草衍義補遺・十二經見證・論五篇、附錄に劉河閒風熱濕燥寒論・十二經脈歌・古庵藥鑑を收める。卷頭に「丹溪心法附餘卷之一/休寧東山古庵方廣約之類集」と題し、以下本文二四卷。書末に附錄「故丹溪先生朱公石表辭 宋太史濂撰」九葉、「丹溪翁傳 戴九靈良撰」一〇葉、末葉に「隆慶壬申孟冬吉山東布政司左布政使施篤臣重梓/布政司照磨劉子厚督刊/醫官時孟陽/醫生孫學詩」の刊記あり。料紙は厚葉白棉紙でやや黄變、版心切れし、破損部を中國中葉楮紙で裏打ちする。有界、四周單邊、版心白口・雙内向き黑魚尾、象鼻に篇名、魚尾閒に「心法附餘卷之幾 葉次」、下象鼻に刻字數/刻工名を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・〇×横一三・八㎝、一〇行・行二二字、小字雙行・行二二字。一部に朱墨の讀點・上欄書き入れあり。蟲損なし。
當本は版木割れがあり、刷りも惡い後印本。極めて多くの葉で全葉の左右、あるいは上下を別々の紙に刷って貼り合わせたように見える。恐らく端切れ紙を貼り繼いだ料紙で印刷したためで、白棉紙が高價だったことを示す。
書號06040
中圖善目四七八頁・書號〇六〇四〇・國圖善稿二〇五頁(名醫類案 十二卷一二册。(明)江瓘撰、(明)江應宿補。序「…同邑張一桂稚圭甫書」「萬曆辛卯江應宿序」「嘉靖乙酉江瓘自序」「萬曆丙戌…潁陽生許國撰」、跋「嘉靖壬子讓溪山人游震得撰」。正文卷端題「明新都篁南江瓘集 長子應元校正 次子應宿述補」。日本寬文元年(一六六一)野田庄右衛門刊本。匡二〇・九×一五・六㎝、一一行・行二二字。雙欄、版心粗黑口、雙花魚尾。藏印記「文府之記」「國立中央圖/書館收藏」「姓/秦」「名正/印」)
後補中國四鍼眼裝。灰クリーム色薄手表紙、書高二七・四×幅一九・六㎝。外題は四周雙邊の題簽に「古今名醫類案」を印刷、また各表紙に四周雙邊内に印刷した簡略目次を貼る。書根に「類案 一(~六)」を墨書。全一二册、檜夾二帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。無記年の張一桂「名醫類案序」四葉、萬曆辛卯年の江應宿「名醫類案跋」三葉、萬曆辛卯年の「自序」三葉、萬曆丙戌年の潁陽生「名醫類案序」四葉、凡例二葉、諸家姓名三葉、引用諸書三葉、目錄四葉。卷首に「名醫類案卷之一/明新都篁南江瓘集/長子應元校正/次子應宿述補」、以下本文一二卷。本文末葉に「寛文元辛丑年極月吉辰/烏丸通下立賣下町/野田庄右衛門板行」の刊記、書末に嘉靖壬子年の游震得「名醫類案序」三葉。料紙は日本楮紙。無界、四周雙邊、版心黑口・雙黑魚尾、魚尾閒に「類案卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・八×横一六・六㎝、一一行・行二二字、小字雙行。「文府/之記(圓印)」「姓/秦」「名正/印」「國立中央圖/書館收藏」の藏印記。一部に朱引きと朱筆書き入れあり。僅かに蟲損。
書號06042
中圖善目四七八頁・書號〇六〇四二・國圖善稿二〇五頁(醫學綱目〔運氣占候補遺〕 四十卷四一册。(明)樓英撰。序「嘉靖乙丑曹灼序」「醫學綱目序…樓英」、跋「邵弁跋」。明嘉靖乙丑(四四年、一五六五)曹灼校刊本。匡一九×一五㎝・上欄高一・七㎝、一三行・行二二字、上欄注文每行二至三字。左右雙欄、下欄版心白口、單白魚尾。下方記「夏文德(或作夏)、柯仁意、袁宏」等刻工名。朱校。藏印記「國立中/央圖書/館考藏」「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」「柳蓉/春經/眼印」「博古齋/收藏善/本書籍」「休寧汪/季青家/藏書籍」)
中國四鍼眼康煕裝で絲切れ。香色薄手表紙、書高二七・九×幅一八・二㎝。外題・書根の記載なく、四周雙邊に「醫學綱目/篇名/卷五十二」を印刷した原題簽を插む。全四一册、檜夾五帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。嘉靖乙丑年の曹灼「醫學綱目序」四葉、無記年の樓英「醫學綱目序」二葉、序例一葉、目錄七二葉。卷首に「醫學綱目卷之一 陰陽臓腑部」と題し、以下本文四〇卷。附錄に「運氣占候補遺」あって嘉靖乙丑年の邵弁序、書末に無記年の邵弁跋一葉あり。料紙は中葉白棉紙で僅かに黄變し、版心切れ。有界、左右雙邊、版心白口・單白魚尾、魚尾下に「醫學綱目卷幾 葉次」、一部下象鼻に刻工名、上欄にキーワードを刻し、小見出しを陰刻する。每半葉匡郭、縱一八・九×横一五・一㎝、一三行・行二二字、小字雙行・行二二字。一部に朱墨の讀點。識語・書き入れ等なし。僅かに蟲損し、一部册は絲切れ破損甚大。
中圖善目四七八頁・書號〇六〇四四(醫學綱目 四十卷二四册。明嘉靖版)→北平(故宮)
書號06045
中圖善目四七八頁・書號〇六〇四五・國圖善稿二〇六頁(醫學綱目〔運氣占候補遺〕 四十卷三四册。(明)樓英撰。「嘉靖乙丑曹灼序」「醫學綱目序 樓英」「邵弁跋文」。明嘉靖乙丑(四四年、一五六五)曹灼校刊本。匡一九×一五㎝、上欄高一.七㎝、一三行・行二二字、上欄注文每行二至三字。左右雙欄、版心白口、單白魚尾。下方記「夏文德(或作夏)、柯仁意、袁宏」等刻工名。藏印記「國立中央/圖書館/藏書」「澤存/書庫」「臣名/源澤」「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝。黒色薄手表紙でかなり破損し、書高二五・二×幅一七・四㎝。外題なく、書根に「一凡三十四(~三十四) 醫學綱目 篇名」を墨書。全三四册、檜夾五帙に收める。嘉靖乙丑年の曹灼「醫學綱目序」四葉、無記年の邵弁跋一葉、無記年の樓英「醫學綱目序」二葉、序例一葉、目錄七二葉。他の書誌は〇六〇四二本と同。料紙は中葉・厚葉の白棉紙で僅かに黄變する。ごく一部に讀點あるが、識語・書き入れ等・蟲損ない美本。
書號06047
中圖善目四七九頁・書號〇六〇四七・國圖善稿二〇七頁(古今醫統大全 一百卷八〇册。(明)徐春甫撰。序「靈璧侯古濠湯世隆撰」「趙志皐序」「郡人穎陽許國書」「隆慶庚午雲中對南王家屏拜書」「沈一貫序」「新都余孟麟譔」、「嘉靖丙辰新安徐春甫序」。正文卷端題「新安徐春甫編集 太倉支秉中等校正」。明隆慶庚午(四年、一五七〇)葛守禮等刊本。匡一九・四×一三・五㎝、一〇行・行二六字、註文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、單黑魚尾。藏印記「長/春/堂」「清水氏/圖書記」「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」「吉田文庫」「琅/玕/亭」「國立中/央圖書/館考藏」「英/俊」「□」)
中國四鍼眼裝。薄焦げ茶色薄手表紙、書高二五・四×幅一五・八㎝。全八〇册、檜夾一〇帙に收める。第一見返しに四周單邊で「太醫院攷訂(小字)/古今醫統(大字)/金陵唐氏藏板(小字)」の木記。第二見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。無記年の湯世隆「古今醫統序」二葉、年不詳の趙「古今醫統序」三(缺二)葉、無記年の頴陽許「古今醫統序」二葉、隆慶庚午年の王家屏「古今醫統序」二葉、無記年の沈一貫「古今醫統序」二葉、無記年の余孟麟「古今醫統序」二葉、嘉靖丙辰年の徐春甫「古今醫統序」一葉、總目三三葉、凡例三葉、助梓縉紳諸公氏號二葉、以上第一册。卷首に「古今醫統大全卷之二/都察院…尚書葛 捐俸 梓/新安徐春甫編集/太倉支秉中校正」と題し、以下本文一〇〇卷。料紙はやや黄變し、中國紙で襯裝する。有界、四周單邊、版心白口・黑魚尾、象鼻に「古今醫統要旨(所收書の略名)」、魚尾下に「卷之幾」、下象鼻に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一九・五×横一三・七㎝、一〇行・行二六字、小字雙行。「清川氏/圖書記」「長春堂」「琅玕亭」「吉田文庫」「英/俊」「綗」「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」および「國立中/央圖書/館攷藏」の藏印記。本文缺葉を補寫、全書の多くに日本人の朱點、朱引き、墨筆讀點・書き入れあり。
日本舊藏本。國圖善稿は藏印記の一つを「清水氏/圖書記」と釋讀するが、「清川氏/圖書記」が適切。
書號06049
中圖善目四七九頁・書號〇六〇四九・國圖善稿二〇七頁(呉梅坡醫經會元保命奇方〔醫經會元〕 十卷五册。(明)呉嘉言撰。序「萬曆八年仲春太倉凌雲翼書」「萬曆庚辰二月會稽趙錦元朴甫序」「萬曆乙亥水簾潘晟書」「萬曆乙亥余有丁撰」「萬曆庚辰浙嚴分水梅坡呉嘉言撰」。明萬曆八年(一五八〇)書林葉貴刊本。匡二〇・三×一三・二㎝、一〇行・行二〇字、註文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記「醫經會元」。藏印記「國立中/央圖書/館考藏」)
中國(日本?)四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二五・〇×幅一五・九㎝。外題・書根の記載なし。全五册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼り、舊見返しに四周雙邊で「藥善蠲邪扶正/刻太醫梅坡呉先生/萬曆庚辰孟春葉氏梓/醫經會元保命奇方/鍼能起死回生」の封面。萬曆八年の凌雲翼「醫經會元序」七葉、萬曆庚辰年の趙錦「醫經會元敍」五葉、萬曆乙亥年の潘晟「梅坡小像・贊」二葉、萬曆乙亥年の余有丁「贈國醫梅坡呉先生序」六葉、萬曆庚辰年の呉嘉言「醫經會元自序」四葉、目錄四葉。卷首に「呉梅坡醫經會元保命奇方卷之一/浙江嚴州分水梅坡呉嘉言著/男 呉學易姪呉學問/門人…/……/書林葉 貴 梓行」と題し、以下本文一〇卷。跋なし。料紙は中葉白棉紙で黄變し、破損部を裏打ちする。有界、四周雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「醫經會元」、魚尾下に「卷之幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・四×横一三・三㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等・蟲損なし。
書號06051
中圖善目四七九頁・書號〇六〇五一・國圖善稿二〇八頁(傷寒證治明條備覽 存三卷(全六卷、存卷一至卷三)四册。(明)王震撰。序「嘉靖辛酉…王國楨書」。鈔本。匡二八×一五・一㎝、一一行・行二二字。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
調査は割愛。
中圖善目四七九頁・書號〇六〇五三(痘疹世醫心法十二卷 痘疹格致要論十一卷 六册。明萬曆版)→北平(故宮)
書號06054
中圖善目四七九頁・書號〇六〇五四・國圖善稿二〇八頁(痘疹心法十二卷 附毓麟芝室玉髓摘要二卷 痘疹碎金賦二卷 合十六卷一〇册。(明)萬全撰。序「痘疹全書序…萬曆庚戌孟冬朔日晉陵年弟呉亮頓首書」。明萬曆庚戌(三八年、一六一〇)夏邑彭端吾刊本。匡二一・八×一四・五㎝、上欄高二・五㎝、九行・行二〇字。單欄、版心白口、單黑魚尾、上方記「痘疹心法」。朱校。藏印記「國立中央/圖書館/藏書」「正中」「凡/痴」「朴印/寅鏞」「景/賓」「唐城/後人」「南陽/守拙」「蒼/桐」「密/陽」「朴/忠/元」「做閒/堂」「逢時得/當身受/福慶」)
中國四鍼眼裝、角布つき。藍色薄手表紙、書高二六・二×幅一七・四㎝。外題・書根の記載なし。全一〇册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆庚戌年の呉亮「痘疹全書序」四葉、「痘疹碎金賦」一六葉あって末尾に隆慶戊辰全自述と記す。目錄なし。卷首に「痘疹世醫心法卷之一/羅田 密齋萬 全 集/平原 煕齋趙 燁 校/夏邑 蒿螺彭端吾 重梓」と題し、以下本文一二卷。また「附毓麟芝室玉髓摘要(下卷は毓麟芝室痘疹玉髓圖像註解と題す)/夏邑 蒿螺彭端吾重梓」二卷があり「痘疹玉髓方」等を附す。跋なし。料紙は中葉白棉紙で黄變し、蟲損部を裏打ちし、宣紙で襯裝する。有界、左右雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「痘疹心法」、魚尾下に「卷之幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二一・八×横四・四㎝、九行・行二〇字、小字雙行。讀點・強調點および上欄にキーワードを刻入する。識語なし。一部に朱・藍・墨の點、書き入れあり。補修後の蟲損なし。
所收書が雜多な坊刻本。中圖善目は「痘疹心法」と著錄するが、「痘疹世醫心法」が適切。
中圖善目四七九頁・書號〇六〇五五(痘疹格致要論 十一卷五册。明嘉靖版)→北平(故宮)
書號06057
中圖善目四七九頁・書號〇六〇五七・國圖善稿二〇九頁(新刊體仁彙編 十卷一〇册。(明)彭用光撰。序「江西前甘肅等處地方楚應山印臺傅鳳翔德輝書」、跋「萬曆三年明□鵬跋」。明萬曆三年(一五七五)南昌官刊本。匡一八×一三・四㎝、一〇行・行二二字、註文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、雙黑魚尾。朱校。藏印記「秋/農」(大小、字形不同)、「文昇/沈記」「子孫/保之」「神農/遺葉」「國立中/央圖書/館考藏」「姜印/問岐」「東海仙/蠹室藏」「允升/藥室」「復古」「仙蠹/室」)
中國四鍼眼改裝。香色薄手表紙、書高二六・〇×幅一五・七㎝。外題・書根の記載なし。全一〇册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。無記年の鳳翔「敍重刊體仁彙編」四葉、目錄一二葉。卷首に「重刊體仁彙編卷之一/廬陵彭用光 謹撰」と題し、以下本文一〇卷。書末に萬曆三年の江西布政使(以下缺落)「題體仁彙編後」三葉あり。料紙は中葉白棉紙で黄變し、中國中葉楮紙で裏打ちし、また襯裝する。有界、四周單邊、版心白口・雙内向黑魚尾、魚尾閒に「體仁彙編卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・一×横一三・三㎝、一〇行・行二二字、小字雙行・行二二字。前半に朱點、書き入れあり。識語なし。補修後の蟲損なし。
中圖善目四七九頁・書號〇六〇五八(秘傳經驗痘疹 不分卷二册。明嘉隆版)→北平(故宮)
書號06060
中圖善目四七九頁・書號〇六〇六〇・國圖善稿二一〇頁(醫學入門七卷 卷首一卷 三二册。(明)李梴撰。序「醫學入門引…萬曆乙亥南豐李梴謹述」。明萬曆閒(一五七三~一六二〇)刊本。匡二三×一四・五㎝、九行・行二二字、註文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口、雙黑魚尾。下方記「呉、范、朱、陸好(或作六好、六)」等刻工名。朱墨筆批校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「常德寺」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高二七・〇×幅一六・八㎝。外題・書根の記載なく、書腦に第幾册を墨書。全三二册、檜夾四帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆乙亥年の李梴「醫學入門引」一葉、内集目錄三葉、集例四葉、圖四葉、方目四三葉ほか卷之首計一一二葉。卷首に「編註醫學入門内集卷之一」と題し、以下本文七卷。卷三頭の傷寒序は萬曆丙子年の記述。書末に跋文に相當する萬曆乙亥年の李梴「習醫規格」四葉あり。料紙は竹紙で黄變し、竹紙で襯裝する。有界、四周雙邊、版心白口・雙下向黑魚尾、象鼻に「醫學入門卷之一」、魚尾閒に「篇名 葉次」を刻す。本草藥名の本經品は陰刻し、全書に句點を刻入する。每半葉匡郭、縱二二・八×横一四・五㎝、九行・行二二字、小字雙行・行二二字。版木割れある後印本。全書に克明な朱點・朱引きあって、一部にレ點、本草部の藥名上欄に片假名で和名を墨筆する。識語なし。補修後の蟲損なし。
日本舊藏書。中圖善目・國圖善稿は「醫學入門」と著錄するが、「〔編註〕醫學入門」が適切。あるいは本書の初版か。
中圖善目四八〇頁・書號〇六〇六二(醫家二要脈寶決疑 二卷一册。明刊本)→北平(故宮)
書號06063
中圖善目四八〇頁・書號〇六〇六三・國圖善稿二一一頁(鍼灸大成 十卷一〇册。(明)楊繼洲編。序「衞生鍼灸玄機秘要序…賜進士第太子太保吏部尚書濩澤菴王國光書」「刻鍼灸大成序…萬曆辛丑…趙文炳書」。明萬曆辛丑(二九年、一六〇一)山西巡按趙文炳刊本。匡二一・二×一五・五㎝、一〇行・行二二字、註文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口。藏印記 「國立中央/圖書館/藏書」「茂/齋」)
中國四鍼眼裝、もと角布つき。香色薄手表紙、書高二七・七×幅一七・五㎝。外題と書根の記載なし。全一〇册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。無記年の王國光「衞生鍼灸玄機秘要序」三葉、萬曆辛丑年の趙文柄「刻鍼灸大成序」二葉、目錄五葉。卷首に「針灸大成卷之一」と題して卷一目錄を記し、以下本文一〇卷。跋なし。料紙は中葉白棉紙で僅かに黄變する。有界、四周雙邊、版心白口・雙線魚尾、象鼻に「幾卷」、魚尾閒に葉次を刻す。句點・強調線も刻入。每半葉匡郭、縱二一・一×横一五・三㎝、一〇行・行二二字、小字雙行・行二二字。版木割れある後印本。識語・書き入れ等なし。やや蟲損、絲切れ。
當本は刻劣り、坊刻に見える。中圖善目・國圖善稿は「明萬曆辛丑(二九年)山西巡按趙文炳刊本」と著錄するが、「明萬曆辛丑(二九年)山西巡按趙文炳序刊本」が適切。
書號06065
中圖善目四八〇頁・書號〇六〇六五・國圖善稿二一一頁(鍼灸大成 十卷一〇册。(明)楊繼洲編。序「衞生鍼灸玄機秘要序…王國光」「萬曆辛丑趙文炳刻序」。明萬曆辛丑(二九年、一六〇一)山西巡按趙文炳刊本。匡二一・二×一五・五㎝、一〇行・行二二字、註文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口。藏印記「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」「國立中/央圖書/館考藏」「東海/茅氏」「組?墀/所藏」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二六・〇×幅一七・三㎝。外題と書根の記載なく、書腦横に題幾册を墨書。全一〇册、檜夾一帙に收める。料紙は中葉白棉紙で黄變する。他の書誌は〇六〇六三本に同。版木割れある後印本。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「明萬曆辛丑(二九年)山西巡按趙文炳刊本」と著錄するが、「明萬曆辛丑(二九年)山西巡按趙文炳序刊本」が適切。
書號06067
中圖善目四八〇頁・書號〇六〇六七・國圖善稿二一一頁(赤水玄珠 三十卷二四册。(明)孫一奎撰。序「羅浮道人題」「徐顯卿譔」「萬曆丙申豫章祝世祿書於梧竹居」「郡人汪道昆伯玉譔」「西呉沈演叔敷甫譔」「臧懋循譔」「呉興潘大復徵復甫著」「陽羨友人呉正志撰」「故鄣丁元薦譔」。明萬曆閒(一五七三~一六二〇)新安孫氏原刊本。匡一九・四×一三㎝、九行・行一九字。單欄、版心白口、單白魚尾。下方記刻工名「黃鼎(或作歙邑黃鼎)」。玄子缺末筆。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「澤存/書庫」「臣印/椿年」「佩/華」「椿/年」「徵/菴」「陳/雋」「子/芹」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高二四・六×幅一五・八㎝。外題・書根の記載なし。全二四册、檜夾三帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。無記年の羅浮道人「赤水玄珠序」三葉、無記年の徐顯卿「赤水玄珠序」五葉、萬曆丙申年の祝世祿「赤水玄珠序」五葉、無記年の汪道昆「孫生赤水玄珠序」五葉、無記年の沈演「赤水玄珠序」四葉、無記年の臧懋循「赤水玄珠序」三葉、無記年の潘大復「赤水玄珠序」四葉、無記年の呉正志「孫生赤水玄珠序」四葉、無記年の丁元薦「赤水玄珠序」四葉、「閲校諸公姓氏」二葉、凡例六葉、「採用群書目」八葉、目錄一〇葉。卷首に「赤水玄珠第一卷/明新安休陽生生子東宿孫一奎著輯/友人…/…」と題し、以下本文三〇卷。各卷頭に卷每の目錄、また各門には四周單邊で門每の封面「痘疹」等を附す。跋なし。全序文・卷頭の「玄」字末劃を削り落として缺筆するが、一部は削り忘れる。料紙は竹紙で黄變する。有界、四周單邊、版心白口・單白魚尾、魚尾下に「幾卷 葉次」、一部下象鼻に刻工名を刻す。每半葉匡郭、縱一九・三×横一二・九㎝、九行・行一九字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。蟲損なく、美本。
玄の避諱は康煕帝以降。中圖善目・國圖善稿は「明萬曆閒新安孫氏原刊本」と著錄するが、「明萬曆閒新安孫氏原刊、清康煕以降修印本」が適切。
書號06069
中圖善目四八〇頁・書號〇六〇六九・國圖善稿二一二頁(赤水玄珠 三十六卷 醫案十三卷 五一册。(明)孫一奎撰。序「羅浮道人序」「徐顯卿序」「萬曆丙申休寧令豫章祝世傑書」「汪道昆序」「沈演序」「史孟麟序」「臧懋循序」「潘大復序」「呉正志序」「丁元薦序」「孫一奎自序」、跋「生生子孫一奎識」。正文卷端題「明新安休陽生生子東宿孫一奎輯桂峰黃 廉 程弘賓 方中聲校閱 徐景奇 余煌等校梓」。日本明曆三年(一六五七)刊本、匡一八・八×一二・九㎝、九行・行一九字、單欄、版心白口、單白魚尾、上方記書名。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「澤存/書庫」「尚褧/堂訢」)
後補中國四鍼眼裝。灰クリーム色薄手表紙、書高二六・八×幅一七・三㎝。外題なし。書根に「一(一~五十)」を墨書。全五一册、檜夾四帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。無記年の羅浮道人「赤水玄珠序」三葉、無記年の徐顕卿「赤水玄珠序」五葉、萬曆丙申年の祝世祿「赤水玄珠序」五葉、萬曆辛巳年の汪道昆「孫生赤水玄珠序」五葉、無記年の沈演「赤水玄珠序」四葉、無記年の孟麟「赤水玄珠序」四葉、無記年の「赤水玄珠序」三葉、無記年の潘大復「赤水玄珠序」四葉、無記年の呉正志「孫生赤水玄珠序」四葉、無記年の丁元薦「赤水玄珠序」四葉、無記年の自序六葉、目錄一二葉、以上第一册。第二册に、凡例六葉、卷一目錄一葉、卷首に「赤水玄珠第一卷/明新安休陽生生子東宿孫一奎著輯/友人楚銅璧山人桂峰黃 廉/…程弘賓/…方中聲校閱/門人…汪甘節吉甫/潘士梧惟美/査道立仲修/休寧程 銓惟衡/徐景奇士偉/余 煌明德/子(跨行)泰來中孺/朋來濟孺/校梓」、以下本文三六卷・醫案一三卷。書末に無記年の孫一奎「赤水玄珠醫案跋」二葉、同末行に「明曆三年丁酉仲春穀旦 左衞門開板」の刊記。料紙は日本楮紙。無界、四周單邊、版心白口・白魚尾、象鼻に「赤水玄珠」、魚尾下に「幾卷」、下象鼻に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一八・三×横一三・〇㎝、九行・行一九字、小字雙行。「尚褧/堂記」「澤存/書庫」および「國立中央圖/書館收藏」の藏印記。日本人の朱引き多し。蟲損なし。
書號06071
中圖善目四八〇頁・書號〇六〇七一・國圖善稿二一三頁(醫旨緒餘 二卷六册。(明)孫一奎撰。明萬曆閒(一五七三~一六二〇)新安孫氏家刊本。匡一九・二×一二・八㎝、九 行・行二〇字、註文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、單白魚尾、上方記書名。下方記刻工名「鼎」。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高二五・三×幅一六・三㎝。外題・書根の記載なし。全六册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序なく、上卷目錄四葉。料紙は竹紙でやや黄變し、竹紙に印刷の清版『實政錄』で襯裝する。他の書誌は〇六〇七〇本に同。先刷り本。識語・書き入れ等なし。補修後の蟲損なし。
書號06073
中圖善目四八〇頁・書號〇六〇七三・國圖善稿二一三頁(傷寒活人指掌 五卷 卷首一卷 六册。(明)呉恕撰、(明)李知先編。「萬曆庚子呉恕自序」。明萬曆庚子(二八年、一六〇〇)閩喬山堂劉龍田刊本。匡二〇×一二・九㎝。一一行・行二五字、註文小字雙行、字數同。雙欄、版心白口、雙黑魚尾。上方記「圖註活人指掌」。朱校。藏印記「國立中央/圖書館/藏書」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二七・九×幅一六・一㎝。外題・書根の記載なし。全六册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。原見返しに四周單邊で「圖註傷寒類/喬山堂劉龍田鼎鐫/編活人指掌」の封面。萬曆庚子年の無名氏「傷寒活人指掌引」二葉、序・目錄なし。首に「新刊圖註傷寒活人指掌卷之首/浙江省醫蒙齋 呉 恕 撰」と題し、以下首卷一卷一〇葉。また卷首に「新編圖註傷寒活人指掌卷之一/雙鍾處士 李知先 編次」と題し、以下本文五卷。跋なく、書末に四周雙邊で「萬曆庚子孟冬良旦/閩喬山堂劉龍田梓」の木記あり。料紙は竹紙で黄變し、臺湾中葉楮紙で襯裝する。有界、四周雙邊、版心白口・雙下向黑魚尾、魚尾閒に「幾卷」、下魚尾下に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・〇×横一二・八㎝、一一行・行二五字、小字雙行・行二五字。版木割れある後印本。大部分に朱點、一部に朱墨の書き入れあり。識語なし。補修後の破損・蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は書名を「傷寒活人指掌」と著錄するが、「〔新編圖註〕傷寒活人指掌」が適切。
書號06075
中圖善目四八〇頁・書號〇六〇七五・國圖善稿二一四頁(東垣傷寒正脈 十二卷六册〔缺卷二葉二十、六十六、七十、七十三、九十九。卷七葉二十〕。(明)王執中撰。序「華亭陸樹聲序」「萬曆庚辰華亭姚簣書」「河南布政司姚體信撰」「萬曆庚辰華亭蔡汝賢序」「莫雲卿廷韓甫撰」「張弼序」「萬曆庚辰王執禮題」。明萬曆庚辰(八年、一五八〇)雲閒姚氏世徵堂刊本。匡二〇・一×一二・八㎝、一〇行・行一九字。左右雙欄、版心白口、單白魚尾、上方記「東垣」。下方記「熊才(或作閩人熊才、才)、張鳳(或作張)、在自(或作在)、章少(或作少)、呉、袁宏(或作袁)、張必有(或作張、必有、有)、張云(或作云)、允、陸本(或作陸、本)、臣、于、沈義(或作義)、以、良、長、沈玄易、袁川(或作袁、川)、沈玄龍、周涌(或作周、涌)、陸清(或作清)、章扦(或作章、扦)、在至(或作至)、章經(或作經)、章化、沈化、升、至道(或作道)、王岩(或作岩)、沈章、滕、文希、曹拾、曹六、明、東、少安、呉倫(或作倫)、子、熊一、王興、田、見、郎、呉允中(或作呉)、易、大」等刻工名。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「馮氏/辨齋/藏書」「慈谿耕餘樓」「馮氏/辨齋/藏書」「象/武/書」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二六・八×幅一六・五㎝。外題・書根の記載なく、背に「一(~六) 共六本」を墨書。全六册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆壬午年の陸尌聲「東垣傷寒正脈序」六葉、萬曆庚辰年の姚簣「刻東垣正脈題辭」六葉、無記年の姚軆信「東垣傷寒正脈序」六葉、萬曆庚辰年の蔡汝賢「東垣傷寒正脈序」二葉、無記年の廷韓「刻東垣傷寒正脈序」二葉、成化丁酉年の張弼「識」一葉半、萬曆庚辰年の王執禮「題」一葉半、無記年の王執中「答同安蔡郡侯書」二葉、總目一葉あって末尾に四周雙邊で「雲閒姚氏世徴堂」/命工梓行 印」の木記あり。卷一目錄二葉あって、前記同樣の木記あり。卷首凡例に「重校東垣先生正脈卷之一/(跨行)門人/姚 臣 郭欽光/王元亮 馮大黼/姪協貞仝校」と題し四葉。卷頭に「重校東垣傷寒正脈卷之一/正脈指南/明三陽生 王 執中 著/門人念庵 姚 臣 校」と題し、以下本文一二卷。卷一〇目錄末に四周雙邊で「崇德呉守拙氏敦義/堂助工梓行」の木記あり。跋なし。料紙は竹紙でやや黄變し、一部版心切れ。有界、左右雙邊、版心白口・單白魚尾、象鼻に「篇名」、魚尾下に葉次、一部下象鼻に刻字數・刻工名を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・一×横一二・六㎝、一〇行・行一九字、注文一字落とし。句點も刻入する。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
『素問』『注解傷寒論』『此事難知』『傷寒六書』などの拔粹加注本。中圖善目・國圖善稿は書名を「東垣傷寒正脈」、刊行を「明萬曆庚辰(八年)雲閒姚氏世徵堂刊本」と著錄するが、「〔重校〕東垣傷寒正脈」「明萬曆庚辰(八年)序雲閒姚氏世徵堂刊、崇德閒呉守拙氏敦義堂補刊本」が適切。
中圖善目四八一頁・書號〇六〇七七・國圖善稿二一五頁(端本堂考正脈鏡 一卷二册。(明)王肯堂撰。舊鈔本。匡二七・九×一七・九㎝、一〇行・行二五字。版心白口、上方記「攷正脈鏡」。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「筠盦/所得」「筠盦/審定/眞蹟」「八朝/老民」「九思堂」「寄/仙」)
調査・圖版は割愛。
書號06078
中圖善目四八一頁・書號〇六〇七八・國圖善稿二一五頁(傷寒證治準繩 八卷八册。(明)王肯堂撰。序「萬曆三十二年歳次甲辰念西居士王肯堂宇泰甫書」。明萬曆三二年(一六〇四)丹陽賀學仁刊本。匡二〇・七×一三・三㎝、一〇行・行二一字、註文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、單黑魚尾、上方記「傷寒總例」。朱墨筆校。藏印記「裕烺/珍藏」「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二三・〇×幅一五・四㎝。外題・書根の記載なし。全八册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。原見返しに四周雙邊で「王損庵先生/寒科第三種/金壇虞氏藏板」の封面。萬曆三二年の王肯堂「傷寒證治準繩自序」二葉、「入門辨證訣」五葉、凡例七葉、目錄一六葉。卷首に「傷寒證治準繩帙之一/金壇王肯堂輯 門人南昌張 綍校」と題し、以下本文八卷。跋なし。料紙は竹紙で黄變。有界、四周單邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「篇名」、魚尾下に「帙之幾 葉次」、一部下象鼻に刻字數を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・六×横一三・一㎝、一〇行・行二一字、小字雙行・行二一字。識語なく、ほぼ全書に朱墨の讀點と書き入れ。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「明萬曆三二年丹陽賀學仁刊本」と著錄するが、當本に丹陽賀學仁の記載なし。「明萬曆三二年序〔丹陽賀學仁〕刊本」が適切。
書號06080
中圖善目四八一頁・書號〇六〇八〇・國圖善稿二一六頁(醫宗粹言 十四卷八册。(明)羅周彥編、(明)喬拱璧小引。序「萬曆壬子歳賀萬祚頓首拜撰」「萬曆壬子歳羅應鶴頓首拜撰」「雲閒喬拱璧穀侯父譔」。明萬曆壬子(四〇年、一六一二)新安羅氏刊本。匡二〇・五×一四・三㎝、一〇行・行二〇字。雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記書名。下方記刻工名「夏雲」。墨校。藏印記「國立中央/圖書館/藏書」「餘慶/堂徐」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二七・七×幅一七・六㎝。外題・書根の記載なし。全八册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆壬子年の賀萬祚「醫宗粹言序」六葉、萬曆壬子年の羅應鶴「醫宗粹言序」五葉、無記年の喬拱璧「醫宗粹言小引」二葉と末行に「□塩夏雲刻」の刊記、凡例二葉、總論二七+七葉、總目一葉、以下目錄あって第一册。第二册卷首に「醫宗粹言卷之一/新安後學赤誠羅周彦」編輯と題し、以下本文一四卷。跋なし。料紙は竹紙でやや黄變し、全書に版心切れ。有界、四周雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「醫宗粹言」、魚尾下に「卷之幾 葉次」、下象鼻に刻字數を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・五×横一四・四㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「醫宗粹言十四卷」「明萬曆壬子(四〇年)新安羅氏刊本」と著錄するが、「醫宗粹言十四卷 附總論一卷」「明萬曆壬子(四〇年)序〔新安羅氏〕刊本」が適切。
中圖善目四八一頁・書號〇六〇八二・國圖善稿二一六頁(脈證治例辨疑 十二卷六册〔缺卷七首葉前半葉〕。(明)陶本學撰朱校。序「萬曆四十三年歳次乙卯會稽山人陶本學書于鑑湖之百可堂」。明萬曆乙卯(四三年、一六一五)著者手稿本。匡二一・四×一五・四㎝、一〇行・行二一字。雙欄、版心白口、單白魚尾、上方記「陶氏家藏」。藏印記「萬紫/千紅」「國立中央/圖書館/藏書」)
調査・圖版は割愛。
書號06083
中圖善目四八一頁・書號〇六〇八三・國圖善稿二一七頁(刪補頤生微論 四卷四册。(明)李中梓撰。序「崇禎壬午華亭李中梓書於飛映閣」。明崇禎壬午(一五年、一六四二)刊本。匡一九・四×一三・八㎝、一〇行・行二〇字、注文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、單黑魚尾、上方記書名。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高二三・三×幅一六・二㎝。外題・書根の記載なし。全四册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。崇禎壬午年の李中梓「刪補頤生微論序」四葉、凡例七葉、目錄なし。卷首に「刪補頤生微論卷之一/雲閒念莪李中梓士材父著/呉趨門人沈 頲朗仲父較/男 允恒壽臣仝閲」と題し、以下本文四卷。跋なし。料紙は竹紙でやや黄變し、竹紙で襯裝。有界、四周單邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「刪補頤生微論」、魚尾下に「卷幾」、下象鼻に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱二三・三×横一三・八㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行・行二〇字。句點を刻入する。版木割れある後印本。全書に朱筆で讀點、書き入れあり。識語なし。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「明崇禎壬午(一五年)刊本」と著錄するが、「明崇禎壬午(一五年)序刊本」が適切。
書號06085
中圖善目四八一頁・書號〇六〇八五・國圖善稿二一七頁(廣筆記 三卷四册〔據目卷下缺外科雜症〕。(明)繆希雍撰。序「崇禎壬午虞山李枝季虬甫述」「癸丑丁元薦序」「天啓二年東呉繆希雍自序」。明崇禎壬午(一五年、一六四二)虞山李氏重刊本。匡二一×一四・六㎝、一〇行・行二〇字。左右雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記書名。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二五・七×幅一五・八㎝。外題は表紙に「廣筆記 篇名」を墨書、上書腦左に第幾册を朱書する。書根に記載なし。全四册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。崇禎壬午年の李枝季「序」二葉、癸丑年の「先醒齋筆記敍」一葉、天啓二年の繆希雍「廣筆記自序」一葉、目錄一葉。卷首に「先醒齋筆記卷之上/呉興丁元薦長孺甫輯/海虞李枝季虬甫參訂」と題し、以下本文三卷。跋なし。料紙は竹紙でやや黄變し、竹紙で襯裝する。有界、左右雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「廣筆記」、魚尾下に篇名、下象鼻に葉次・卷次を刻す。每半葉匡郭、縱二一・二×横一四・五㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行。版木割れある後印本。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は書名を「廣筆記」と著錄するが、「先醒齋筆記」が適切。
書號06087
中圖善目四八一頁・書號〇六〇八七・國圖善稿二一八頁(類經三十二卷 圖翼十一卷 附翼四卷 二〇册。(明)張介賓編幷註。序「天啓四年葉秉敬序」「天啓四年張介賓自序」。明天啓四年(一六二四)會稽張氏原刊本。匡二一・二×一四・三㎝、八行・行一八字、注文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、單白魚尾、上方記「類經一卷」。下方記「謝應魁(會稽謝應魁)、汝光」等刻工名。墨校。藏印記「國立中/央圖書/館保管」)
中國四鍼眼原裝。藍色薄手表紙、書高二六・三×幅一六・六㎝。外題なく、書根に「壹(~弐拾止)」を墨書。全二〇册、檜夾三帙に收める。見返しに四周單邊の「張景岳類註 附圖翼説/類經/黄帝素問/靈樞合集/金閶童湧泉梓」の封面。他の書誌は〇六〇八六本に同。版木割れある後印本。一部に墨筆の讀點と書き入れあり。僅かに蟲損。
中圖善目・國圖善稿は「明天啓四年會稽張氏原刊本」と著錄するが、「明天啓四年序、據張氏原刊金閶童湧泉印本」が適切。
中圖善目四八一頁・書號〇六〇八八(經絡簽註 二卷二册。傳鈔明崇禎版)→北平(故宮)
中圖善目四八一頁・書號〇六〇八九・國圖善稿二一八頁(温疫論 存一卷二册。(明)呉有性撰。舊鈔本。全幅二五・四×一三・一㎝、九行・行約三〇字不等。朱圈存上卷。藏印記「子(?)不異/人意」「國立中央圖/書館收藏」「朱氏/吉夫」「臣嘉/信印」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八一頁・書號〇六〇九一・國圖善稿二一九頁(醫貫 六卷四册。(明)趙獻可撰。序「…東宮日講官甬東友人薛三省拜撰」。舊鈔本。匡一八・五×一三・九㎝、九行・行二〇字、注文小字雙行、低一格。左右雙欄、版心白口、上方記書名。朱墨筆點校。藏印記「國立中央/圖書館/藏書」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八二頁・書號〇六〇九二・國圖善稿二一九頁(痬科選粹 八卷八册。(明)陳文治編。序「崇禎元年戊辰彭宗孟」。舊鈔本。匡二六・五×一六・九㎝、一一行・行二三字。藏印記「國立中央/圖書館/藏書」「半□/草堂」「曹印/開裕」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八二頁・書號〇六〇九三・國圖善稿二一九頁(治痘大成集 一卷一册。(明)朱一麟撰。舊鈔本。全幅二六・七×一七・九㎝、一二行・行二八字、文旁有小字注文。朱墨筆圈校。藏印記「國立中央/圖書館/藏書」「董印/明安」「堯/勳」「存仁/堂」「明菴/私印」)
本書は大陸散佚書だが、宮内廰書陵部には明版四卷本あり。調査・圖版は割愛。
中圖善目四八二頁・書號〇六〇九四・國圖善稿二二〇頁(痘疹折衷 二卷二册。(明)秦昌遇撰。舊鈔本。匡二八×一六・八㎝、九行・行二四字。朱筆圈點。藏印記「勻/仙」(二種)「國立中央圖/書館收藏」「曾藏/溪上兪/媚川處」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八二頁・書號〇六〇九五・國圖善稿二二〇頁(幼科折衷 二卷四册。(明)秦昌遇撰。(清)楊文蔚朱筆手書題記。舊鈔本。全幅二八×一六・六㎝、九行・行二一字。朱筆圈校。藏印記「勻/仙」(二種)「國立中央圖/書館收藏」「曾藏/溪上兪/媚川處」「署理江南京口協水師右營遊擊事務中軍守備鮑大用鈐記」)。
當本に「幼科雜症二本、又痧痘症彙齊總釘、切不可借親友騙去即抄。連此原本必不肯還、切囑切囑。康煕五十五年桂月内、蘇州楊文蔚親筆。/謹防偸去。如做情借去、男盗女娼」の識語あり。他の調査・圖版は割愛。
中圖善目四八二頁・書號〇六〇九六・國圖善稿二二〇頁(愼齋遺書 十卷八册。(明)周之幹撰。舊鈔本。匡二六・五×一五・七㎝、八行・行二一字。版心白口。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「何印/兆瀛」「青/士」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八二頁・書號〇六〇九七・國圖善稿二二一頁(兪天池先生痧痘集解 六卷四册。(明)翁仲仁撰、(清)兪茂鯤集解。序「雍正五年石城黃越拜書於北山樓」「雍正五年花朝金壇同學姻弟王汝驤拜書於牆東草堂」「雍正五年小姪王侃拜書於承恩堂」。鈔本。全幅二四・二×一五・六㎝、九行・行二三字。朱校。藏印記「國立中/央圖書/館保管」)
調査・圖版は割愛。
書號06098
中圖善目四八二頁・書號〇六〇九八・國圖善稿二二一頁(痘科鍵 二卷四册。(明)朱巽撰。序「享保庚戌武于龍序」「享保庚戌年春三月醫官望月三英」「石梁年家小弟袁北海氏拜題於驥渚之忞菴」「靖江朱鳳臺愼人父漫題於退思堂」。正文卷端題「宛陵朱 巽噓萬父著 驤江朱鳳臺愼人父訂 廬阜楊大成集之父參 廬阜楊大經石袍父較」。日本享保一五年(一七三〇)石倉屋喜兵衞刊本。匡一九・二×一三・六㎝、九行・行一九字、左右雙欄、版心白口、單白魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
日本五鍼眼原裝。灰淡青色厚手表紙、書高二七・二×幅一八・四㎝。外題は四周雙邊の題簽に「痘科鍵 元(~貞)」を印刷。全四册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。見返しに四周單邊で「朱愼人先生纂 不許翻刻/雖遠必究(小字)/痘科鍵(大字)/至哉鍵也…(四行・行二八字)/享保十五年庚戌九月望日 東都書肆 生白堂繡梓」の木記。享保庚戌年の龍叔安「痘科鍵序」二葉、享保庚戌年の望月三英「刻痘科鍵跋」三葉、無記年の袁元「痘疹醫書序」四葉、無記年の朱鳳臺「痘科鍵自序」四葉、上卷目錄二葉。卷首に「痘科鍵卷上/宛陵朱 巽噓萬父著/驥江朱鳳臺愼人父訂/廬阜楊(跨行)/大成集之父參/大經石袍父較」、以下本文二卷。奥付は「享保十五年庚戌九月望日/江戸日本橋南二町目/戸倉屋喜兵衞繡梓」。料紙は日本楮紙。無界、左右雙邊、版心白口・白魚尾、象鼻に「痘科鍵」、魚尾下に「卷幾」、下象鼻に葉次と「生白堂」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・〇×横一三・八㎝、九行・行一九字、小字雙行。「國立中央圖/書館收藏」の藏印記のみ。識語・書き入れ等なし。第一册表紙に「杭州宋經樓書店」の整理票を附す。僅かに蟲損。
中圖善目四八二頁・書號〇六〇九九(新刻保生心鑑 一卷一册。淸經鉏堂藍格鈔本)→北平(故宮)
中圖善目四八二頁・書號〇六一〇〇・國圖善稿二二一頁(傷寒集成 不分卷一册。舊鈔本。全幅二九・二×一七・七㎝、九行・行二五字。版心白口。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「呂晩邨家藏圖書」「旭祥字號」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八二頁・書號〇六一〇一・國圖善稿二二一頁(秘傳疹子心法 一卷一册。(清)殷仲春撰。序「清和望殷志伊題」。鈔本。紙捻裝。全幅二四・六×一三・八㎝、六行・行約一六字不等。朱筆圈校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八二頁・書號〇六一〇三・國圖善稿二二二頁(醫理論集 不分卷四册。舊鈔本。全幅二三・八×一五・二㎝、九行・行二三字。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「菦圃/收藏」「曾藏/張蓉/鏡家」)
恐らく孤本。調査は割愛。
中圖善目四八二頁・書號〇六一〇四・國圖善稿二二二頁(醫粹 不分卷二册。舊鈔本。全幅二四・一×一三・三 ㎝、八行・行二〇字。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八二頁・書號〇六一〇五・國圖善稿二二二頁(辯證奇聞 不分卷二四册。(清)陳士鐸撰。序「山陰陳士鐸遠公誌」。舊鈔本。全幅二四・三×一五㎝、八行・行二一字。朱校。藏印記「國立中央/圖書館/藏書」「夢華/館藏/書印」「不會/謀生只/讀書」)
調査・圖版は割愛。
書號06106
中圖善目四八二頁・書號〇六一〇六・國圖善稿二二三頁(石室秘錄 六卷六册。(清)陳士鐸撰。序「今上戊辰呂道人題於燕山」「康熙丁卯冬眞君岐伯書」「康熙丁卯張機序」「康熙二十八年歳次己巳義烏後學金以謀孝芑氏敬題」。正文卷端題「山陰陳士鐸 遠公甫敬習 義烏金以謀孝芑甫訂定 義烏李祖詠子永甫參改」。日本鈔本。全幅二七・二×一八・五㎝、一一行・行二二字。藏印記「國立中/央圖書/館保管」「迦摩/居士」「清川氏/圖書記」)
後補中國四鍼眼裝。紺色薄手表紙、書高二七・二×幅一八・五㎝。外題なし。全六册、檜夾一帙に收める。無記年の呂道人「石室秘錄序」二葉、康煕丁卯年の眞岐伯「序」一葉、康煕丁卯年の廣德眞人「石室秘錄序」一葉、康煕二十八年の芑謀孝「石室秘錄序」二葉、目錄六葉。卷首に「石室秘錄卷之一/山陰陳士鐸 遠公甫敬習/義烏 金以謀孝芑甫訂定/李祖詠子永甫參改」、以下本文六卷。書末に無記年の以(芑)謀跋半葉。料紙は日本楮紙でやや黄變し、蟲損部を補修する。界・邊・魚尾・版心なし。每半葉、一一行・行二二字、小字雙行。書末に「明和七庚寅歳、於東武而寫焉」の識語。全書所々に朱點・朱引き、欄上に墨筆書き入れあり。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「日本鈔本」と著錄するが、「日本明和七年鈔本」が適切。
中圖善目四八三頁・書號〇六一〇七・國圖善稿二二三頁(痘疹正宗 二卷四册。(清)宋麟祥撰。序「康熙四十二年歳次癸未汾陽安圻書於眞署思補堂」「康熙四十二年張國英序」「康熙歳次癸未四十二年董永祚子祈甫書於汝南公署」「發于宋麟祥鍾嶽甫序」。清乾隆二七年(一七五一)鈔本。全幅二二・三×一三・八㎝、八行・行一九字。藏印記「國立中/央圖書/館保管」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八三頁・書號〇六一〇八・國圖善稿二二三頁(續名醫類案 六十卷二〇册。(清)魏之琇撰。序「仁和杭世駿序」。清同治閒(一八六二~一八七四)錢塘丁氏當歸草堂綠格鈔本。匡一九×一三・八㎝、一〇行・行二一字、注文小字雙行・字數同。左右雙欄、版心小黑口。朱墨筆校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「當歸/草堂」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八三頁・書號〇六一〇九・國圖善稿二二三頁(續名醫類案 存三十六卷〔缺卷十五至卷二十一・卷三十五至卷五十一、凡二十四卷。僅存二十六卷〕三〇册。(清)魏之琇撰。序「仁和杭世駿序」「嘉慶七年夏四月仁和兪集書于虞山瞿氏舊宅之耕石齋」、跋「嘉慶丁丑冬日臨江艸堂後人魏鉽敬跋」。清鎮魔書屋綠格鈔本。匡一八・一×一四・二㎝、一〇行・行二一字、註文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、單黑魚尾、上方記書名、下方記「鎮魔書屋錄」。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「左/之」「葉/傳訫」「洞□/漁隱」)
調査・圖版は割愛。
書號06111
中圖善目四八三頁・書號〇六一一一・國圖善稿二二四頁(鄭氏薛醫產科 二卷四册。序「乾隆三十八年姚慶豐序」。清乾隆三八年(一七七三)鈔本。全幅二五・八×一五・九㎝、一〇行・行二〇字。朱圈。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「戴印/運達」「香/槎」「閱」「切問/近思」)
恐らく孤本。調査は割愛。
中圖善目四八三頁・書號〇六一一二・國圖善稿二二四頁(方氏家傳喉科秘法 一卷一册。(清)陳志祖手跋。朱墨舊鈔本。全幅一五・八×一〇・一㎝、八行・行一六字。正文爲朱筆、注文爲墨筆雙行、夾注於正文下或書眉。下方記「知止齋珍藏」。 藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
恐らく孤本。調査は割愛。
中圖善目四八三頁・書號〇六一一三・國圖善稿二二四頁(醫宗先民遺範 八卷八册。(清)繆昺撰。序「京口世弟徐文奎敬菴氏題」「友兄王大中允傳漫書」「乾隆癸巳年後學午亭繆昺補之氏自序」。舊鈔本。全幅二四・八×一六・一㎝、九行・行二四字、注文小字雙行・字數同。避清諱、眩・絃等字缺末筆。朱圈。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
恐らく孤本。調査は割愛。
中圖善目四八三頁・書號〇六一一五・國圖善稿二二五頁(何氏心傳 一卷一册。(清)何自宗撰。舊鈔本。全幅二九・九×一七・二㎝、一〇行・行二〇字。版心白口。朱圈。藏印記「元/吉」「國立中央/圖書館/藏書」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八三頁・書號〇六一一六・國圖善稿二二五頁(釆艾編 四卷四册。(清)葉廣祚編。舊鈔本。全幅二七・一×一七・九㎝、一〇行・行二五字、注文小字雙行・字數同。朱圈。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「江都李/氏藏書」「定遠方氏子箴收/藏金石書畫之印」)
調査・圖版は割愛。
書號06117
中圖善目四八三頁・書號〇六一一七・國圖善稿二二六頁(寶素名言秘錄 不分卷二册。(清)蔣寶素撰。舊鈔本。全幅二六・九×一三・九㎝、一〇行・行三二字。版心白口。朱圈。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「江都李/氏藏書」)
恐らく孤本。調査は割愛。
中圖善目四八三頁・書號〇六一一八・國圖善稿二二六頁(便產須知 二卷一册。序「道光甲午飯香道人道根識」。清道光閒(一八二一~一八五〇)潘道根手鈔本。全幅二四・九×一六・三㎝、一〇行・行二二字。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「以仁/存心」)
現存の同名明版は一卷本。調査・圖版は割愛。
中圖善目四八三頁・書號〇六一二〇・國圖善稿二二六頁(九峰先生醫案 不分卷六册。清光緒戊戌(二四年)謝元福手書題跋。淸光緒著者手稿本。全幅二九・四×一九・三㎝、一二行・行約二一字。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「新安朱/氏勤貽/堂收藏/圖書印」)
調査・圖版は割愛。
書號06121
中圖善目四八三頁・書號〇六一二一・國圖善稿二二六頁(東醫寶鑑 二十三卷二五册。許浚撰。明萬曆閒(一五七三~一六二〇)朝鮮刊本。匡二二・八×一七・六㎝、一〇行・行二一字、註文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口、雙花魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
後補中國四鍼眼康煕裝。黄色中手表紙、書高三二・七×幅二一・〇㎝。外題・書根の記載なく、書腦左下に第幾册を墨書。全二五册、檜夾五帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序なく、目錄上下二卷二册。總目三葉あって、卷首に「東醫寶鑑内景篇卷之一/御醫忠勤貞亮扈 聖功臣崇禄大夫楊平君臣許浚奉 敎撰」と題し、以下本文二三卷。湯液篇の藥名にハングルを附記する。跋なし。整版本。料紙は厚葉朝鮮楮紙でかなり黄變し、破損部を裏打ちして補寫する。有界、四周雙邊、白口・雙内向花魚尾、魚尾閒に「東醫寶鑑○○篇幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二二・七×横一七・三㎝、一〇行二一字、小字雙行・行二一字。版木割れない先印本。識語・書き入れ等なし。僅かに蟲損。
中圖善目・國圖善稿は「二十三卷」「明萬曆閒朝鮮刊本」と著錄するが、「二十三卷・目錄二卷」「〔明萬曆閒〕朝鮮刊本」が適切。
書號06123
中圖善目四八四頁・書號〇六一二三・國圖善稿二二七頁(東醫寶鑑 二十五卷二五册。許浚撰。朝鮮完營舊刊本。匡二五・三×一七・七㎝、一〇行・行二一字、註文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口、雙花魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「積學齋徐乃昌藏書」)
朝鮮五鍼眼原裝。黄色厚手押し目紋樣原表紙、書高三六・四×幅二三・六㎝。外題は表紙に「東醫寶鑑 目錄上(~二十三)」を墨書。書根の記載なし。全二五册、檜夾四帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。目錄上册六一葉、目錄下册六四葉、下册末葉に四周雙邊で「歳甲戌仲冬/内醫院校正/完營重刊」の刊記あり。本文第一册に萬曆三九年の李廷龜「東醫寶鑑序」三葉、その末に「萬曆四十一年十一月 日内醫院奉 敎刊行/監校官通訓大夫…李希憲/通訓大夫…尹知微」の刊記、總目三葉。本文卷首に「東醫寶鑑内景篇卷之一/御醫忠勤貞亮扈 聖功臣崇禄大夫楊平君臣許浚奉 敎撰」と題し、以下本文(藥名下にハングル表記)二三卷。跋なし。整版本。料紙は厚葉朝鮮楮紙、有界、四周雙邊、白口・雙内向魚尾、魚尾閒に「東醫寶鑑○○篇幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二五・三×横一七・八㎝、一〇行二一字、小字雙行・行二一字。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「二十五卷」「朝鮮完營舊刊本」と著錄するが、「二十三卷・目錄二卷」「朝鮮内醫院甲戌年校正完營重刊本」が適切。
書號06125
中圖善目四八四頁・書號〇六一二五・國圖善稿二二八頁(東醫寶鑑 二十五卷二五册。(朝鮮)許浚撰。序「訂正東醫寶鑑序…享保八年癸卯孟春中旬從五位下守大學頭藤原臣信篤謹識」、跋「享保癸卯春正月上元日醫官法眼源元通謹撰」。正文卷端題「訂正東醫寶鑑内景篇卷之一 御醫忠勤貞亮扈 聖功臣崇祿大夫陽平君臣許浚奉敎撰」。日本享保九年刊本。匡二一・八×一五・三㎝、九行・行二一字、小字雙行・字數同、雙欄、版心白口、雙黑魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
日本五鍼眼原裝。灰クリーム色厚手表紙、書高二七・五×幅一九・三㎝。外題は四周雙邊の題簽に上段「官/刻」・下段「訂正東醫寶鑑 目錄上(~二十三)」を印刷。表紙に四周雙邊に印刷した簡目を貼る。書根に「上 東醫寶鑑目錄 篇名」を墨書。全二五册、檜夾四帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。目錄は上下二册。第三册内景篇卷一に享保八年の大學頭藤原信篤「訂正東醫寶鑑序」三葉、總目三葉。卷首に「訂正東醫寶鑑内景篇卷之一/御醫忠勤貞亮扈 聖功臣崇祿大夫陽平君臣許浚奉 敎撰」と題し、以下本文二三卷。書末に享保癸卯年の源元通跋四葉。奧付に「享保九甲辰年仲夏吉旦/京都油小路六角下ル町/書林 栂井藤兵衞」。料紙は日本楮紙。無界、四周雙邊、版心白口・雙黑魚尾、魚尾下に「東醫寶鑑内景篇幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二一・九×横一五・六㎝、九行・行二一字、小字雙行。「國立中央圖/書館收藏」の藏印記のみ。識語なし。湯液篇本草藥名の一部に朱筆で和名が書き入れされるのみ。少々蟲損。中國楮紙に中國で墨筆した一七點の册數と價格、また七二元と大書する(當本の價格か)一紙が書中に插まれる。
中圖善目・國圖善稿は「東醫寶鑑 二十五卷」と著錄するが、「〔訂正〕東醫寶鑑 二十三卷・目錄二卷」が適切。
書號06127
中圖善目四八四頁・書號〇六一二七・國圖善稿二二八頁(帳中遺稿 二卷二册。(日本)不著撰人。日本鈔本。全幅二六・二×一八・五㎝、一〇行・行一六字。朱筆圈校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
後補中國四鍼眼裝。灰薄茶色中手表紙、書高二六・三×幅一八・六㎝。外題なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序なし、上編目錄一葉。卷首に「帳中遺稿上編」と題し、以下本文二卷。跋なし。料紙は中葉日本楮紙で、中國中葉楮紙で襯裝する。界・匡郭・魚尾・版心なし。每半葉、一〇行・行一六字、小字雙行。識語なし。全文に近代中國人の朱點、一部欄上に墨筆で日本の略字を注記する。蟲損なし。
書中に日本人らしい墨筆漢文の稿紙「帳中遺稿提要」を夾み、著者を後藤徽とするが、日本の現存寫本はみな後藤艮山と著錄する。中圖善目は「(日本)不著撰人」、國圖善稿は「後藤艮山」と著錄するが、「(日本)不著撰人〔後藤艮山〕」が適切。
中圖善目四八四頁・書號〇六一二八(葛仙翁肘後備急方 八卷八册。明嘉靖版)→北平(故宮)
中圖善目四八四頁・書號〇六一三〇・國圖善稿二二九頁(葛仙翁肘後備急方 八卷四册。(晉)葛洪撰。序「抱朴子丹陽葛稚川日…」「梁弘景序」「鹿鳴山續古序」「皇統四年三卞京國子監博士楊用道謹序」。(清)李文田朱筆手書題記。舊鈔本。全幅二六・二×一六・六㎝、一〇行・行二二字。(清) 李文田手批。藏印記「國立中央/圖書館/藏書」「管理中英庚/款董事會保/存文獻之章」「留耕/草堂」)
調査・圖版は割愛。
書號06131
中圖善目四八四頁・書號〇六一三一・國圖善稿二二九頁(孫眞人備急千金要方 九十三卷二〇册。(唐)孫思邈撰。序「嘉靖二十二年耀州喬世寧序」「宋高保衡」「孫思邈序」。 明嘉靖二十二年(一五四三)耀州喬世寧小丘山房刊本。匡二〇×一四・七㎝、一一行・行二四字。左右雙欄、版心白口、單黑魚尾、下方記「喬氏世定刻行」。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」)
中國四鍼眼改裝。香色中手表紙、書高二六・五×幅一七・〇㎝。外題・書根の記載ないが、一部に四周雙邊で「備急千金要方第七/二十六卷止三十一卷終」と印刷する舊題簽を夾む。全二〇册、檜夾二帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。嘉靖二二年の喬世寧「刻千金方序」二葉、「眞人列傳」三葉、林億等「孫眞人備急千金要方序」「本序」「凡例」合九葉、目錄三三葉。卷首に「孫眞人備急千金要方卷之一 投三/宋朝奉郎…林億等校正」と題し、以下本文九三卷。跋なし。料紙は中葉白棉紙で、多く版心切れ。有界、左右雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「小丘山房」、魚尾下に「千金方卷幾 葉次」、下象鼻に「喬氏世定刻行」と刻す。毎半葉匡郭、縱一九・九×横一四・七㎝、一一行・行二四字、小字雙行。不詳字を墨丁に作る。缺葉を補寫。識語・書き入れ等なし。一部は濡れ破損で裏打ちする。蟲損なし。
當本は道藏本系。
中圖善目四八四頁・書號〇六一三三・國圖善稿二三〇頁(孫眞人備急千金要方 九十三卷二二册。(唐)孫思邈撰。序「皇明嘉靖二十三年甲辰秋八月望日谿田居士三原馬理著」「宋高保衡等序」「孫思邈序」。明藍格鈔本。匡二八・四×一七・三㎝、八行・行二四字。藏印記「國立中/央圖書/館保管」「道充/襟海」)
調査・圖版は割愛。
書號06134
中圖善目四八四頁・書號〇六一三四・國圖善稿二三〇頁(千金方 九十三卷一六册。(唐)孫思邈撰。序「萬曆戊子沔陽陳文燭譔」「皇明嘉靖二十三年甲辰谿田居士上三原馬理著」「嘉靖二十二年耀州喬世寧序」「高保衡等序」「孫思邈序」、跋「萬曆癸卯後學新安方中聲頓首謹識」。正文卷端題「宋朝奉郎守太常少卿充秘閣校理林憶等校正」。日本萬治二年(一六五九)刊本、匡二〇・八×一四・二㎝、一〇行・行二四字、雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記「千金方」。下方記字數及刻工名「趙秋(或作秋)、張金、洪倫(或作倫)、鄒順(或作順)、楊過、陳張(或作陳長)、劉篆、熊學、熊旬四(或作旬四)、熊茂林(或作茂林、茂、林)、周少、鄒天朝、鄒賓(或作鄒、賓)、宋寵、郭連吉(或作郭連、吉)、郭惟、宋國、羅凡、李香、付文(或作文)、付宿(或作付、宿)、付秀、熊啓(或作啓)、余通、商期昇、徐君利(或作徐君)、熊會(或作會)、連、付角一(或作角)、禮(或作禮六)、涂文、鄒邦達(或作鄒邦)、萬子云(或作子云)、楊三三、本、宋、晏漢卿(或作晏漢)、周宗濂(或作周、宋)、李常、熊必貴(或作熊必)、鄒卿、陳云錦、郭一葵(或作一葵、葵)、謝大壯(或作大壯)、徐盛(或作徐四、盛)、陳、付華、完、姜全(或作姜)、長東、楊本眞、熊朝、胡、陳景、薛每孫、付弟俚、宋定、徐江?、陳羊、永壽(或作永)、楊加六(或作加六、楊)、周受、周毛、熊煎四、春八、顏榮、翟□、翁科(或作翁)、榮、楊梓、付末二?、日三、藍可員(或作藍可、可員)、劉太、徐□、晏謨、熊公五、趙榮、趙名、陳云葵(或作陳葵)、郭榜(或作榜)、羅尼、鄒引、胡慶、鄒天明(或作天明、鄒明、明)、熊正生(或作熊政生、正生、政生)、守二?、胡智、禮六?、舒婽、詩六?、義」等。朱筆批校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
日本四鍼眼原裝。濃青綠(~紺)厚手押し目表紙、書高二六・八×幅一八・六㎝。外題は四周單邊の題簽に「千金方」を印刷、中に「序 目錄(~自八十九至九十三終)」を墨書。表紙に目次を朱記する。書根に「千金 一(~十六)」を墨書。全一六册、檜夾三帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆戊子年の陳文燭「新刻千金方序」二葉、嘉靖二三年の馬理「千金方序」四葉、嘉靖二二年の喬世寧「又序」二葉、林億等「本序」二葉半、「孫思邈序」約二葉、凡例約七葉、眞人列傳三葉、目錄上二五葉・下三六葉。卷首に「孫眞人備急千金要方卷之一/宋朝奉郎守太常少卿充秘閣校理林憶等校正」、以下本文九三卷。書末に萬曆癸卯年の方中聲「跋重校千金方後」三葉。奧付は「萬治二己亥年仲冬吉日/敦賀屋久兵衞開板」。料紙は日本薄葉楮紙。無界、四周雙邊、版心白口・黑魚尾、象鼻に「千金方」、魚尾下に「卷幾 葉次」、下象鼻に刻工名また刻字數を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・八×横一四・四㎝、一〇行・行二四字、小字雙行。「國立中央圖/書館收藏」の藏印記のみ。識語なし。卷三まで朱點・朱引き、以下は書き入れ引用書等なし。蟲損なし。
當本は道藏本系。中圖善目は書名を「千金方」と著錄するが、「孫眞人備急千金要方」が適切。
中圖善目四八四頁・書號〇六一三五(千金翼方 三十卷一〇册。明萬曆版)→北平(故宮)
中圖善目四八五頁・書號〇六一三六・阿部志三四〇頁(外臺秘要方 存二卷二册。宋兩浙東路茶鹽司刊本)→北平(故宮)
書號06138
中圖善目四八五頁・書號〇六一三八・國圖善稿二三二頁(外臺秘要方 四十卷二四册。(唐)王燾撰。序「日本延享丁卯源孝孺校正序」「延享丙寅望三英重刻序」「延享三年山脇尚德翻刻序」「延享丙寅野呂實夫重刻後序」「崇禎庚辰呉孔嘉序」「唐暉重刻序」「程衍道序」「方逢年序」「陸錫明序」「張天祿序」「金聲序」「呉士奇序」「王燾序」「孫兆序」。日本延享四年(一七四七)山脇尚德刊本。匡二〇×一三・八㎝、一〇行・行二二字、注文小字雙行・字數同。左右單欄、版心白口、單白魚尾、上方記「外臺秘要」、下方記刻工「黃一心」。藏印記「寶曆/再□/之記」「國立中央圖/書館收藏」「浙東湯/氏□□/宦藏」「見即買有/必借窘儘/賣高閣勤/曬國粹公/器勿汚壞」「八千卷/樓藏/書記」)
日本四鍼眼原裝。芥子色中手表紙、書高二六・七×幅一八・〇㎝。外題は四周雙邊の題簽に「外臺秘要方 序例/目錄(~四十)」を印刷。書根に「一(~二十四止) 外臺秘要 序例/目錄(~四十)」を墨書。全二四册、檜夾五帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。扉に「明版翻刻宋本校勘/外臺秘要方(大字)/平安養壽院藏版」、その裏は原版の封面で欄上に「新安程敬通訂梓」、四周雙邊の欄内に「重校唐王燾先/生外臺秘要(大字)/此書…一助云 歙西槐塘經餘居藏板(三行・行二二字)」。延享丁卯年の縣孝孺「校正外臺秘要方敍」五葉、延享丙寅年の望月三英「重刊外臺秘要序」四葉、延享三年の山脇尚德「飜刻外臺秘要方序」四葉、延享丙寅年の野呂元丈「重刻外臺秘要方後序」四葉、崇禎庚辰年の呉孔嘉「外臺秘要序」四葉、無記年の唐暉「重刻外臺秘要方序」四葉、程衍道「自序」八葉、無記年の方逢年「序」五葉、無記年の陸錫明「重刻外臺秘要方序」六葉、無記年の張天祿「重刻外臺秘要序」四葉、無記年の金聲「重刻外臺秘要方序」六葉、無記年の呉士奇「外臺秘要序」四葉、無記年の孫兆「較正王燾先生外臺秘要方序」二葉、治平四年の施行文一葉、天寶一一年の王燾「外臺秘要方序」三葉、凡例三葉、目錄六一葉。卷首に「唐王燾先生外臺秘要方第一卷/宋朝大夫…臣林億等 上進/中憲大夫…陸錫明校閲/新安後學程衍道敬通父訂梓」と題し、以下本文四〇卷。各卷末に「大日本 醫官 平安山脇尚德玄飛甫 校刊/清水敬長源五甫 參校」、卷四〇末に煕寧二年の鏤版施行文一葉。奧付なし。料紙は日本楮紙。有界、上下雙邊、版心白口・白魚尾、象鼻に「外臺秘要」、魚尾下に「幾卷」、下象鼻に葉次(各卷の頭尾に「養壽院藏」)を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・〇×横一三・九㎝、一〇行・行二二字、小字雙行。欄上に尚德と通の按語を一行三字で刻す。識語・書き入れ等なし。少々蟲損。
中圖善目四八五頁・書號〇六一三九・國圖善稿二三二頁(太平聖惠方 一百卷一〇〇册。(宋)王懷隱編。烏絲闌鈔本。匡一九・二×一三・五㎝、一〇行・行二四字。雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記書名。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「紹興/裘氏」「讀有用/書樓藏/書之章」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八五頁・書號〇六一四〇・國圖善稿二三三頁(蘇沈良方 二卷四册。(宋)蘇軾撰、(宋)沈括撰。明鈔本。匡二一・七×一五㎝、九行・行二四字。雙欄。藏印記「懷辛齋/博明珍/秘圖書」「國立中央圖/書館收藏」「穀/士」「古疁擁/百城樓/主人珍藏/書畫印記」「呉興許博明氏/懷辛齋藏書印」)
調査・圖版は割愛。
書號06142
中圖善目四八五頁・書號〇六一四二・國圖善稿二三四頁(千金寶要 六卷四册。(宋)郭思編。序「隆慶六年朱敬鎔識」、跋「委官李海立生員謝沾書祋祤鄒鳳白皐刻」。明隆慶六年(一五七二)秦藩石刻墨拓本。匡二二・二×一三・九㎝、八行・行一六字、單欄。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高二四・八×幅一六・九㎝。外題・書根の記載なし。全四册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。墨拓本。隆慶六年の秦王守中(朱敬鎔)「千金寶要序」一葉、目錄二葉。卷首に「千金寶要卷之一」と題し、以下本文六卷一六四葉。書末に無記年の李海立ら三名の跋一葉。料紙は楮紙で、中國楮紙で襯裝。無界、四周單邊、版心・魚尾なく、版心部の記載なし。毎半葉匡郭、縱二二・二×横一四・〇㎝、八行・行一六字、小字なし。識語・書き入れ等なし。僅かに蟲損。
書號06144
中圖善目四八五頁・書號〇六一四四・國圖善稿二三四頁(增注類證活人書 二十一卷四册。(宋)朱肱撰。序「大觀元年正月日進士朱肱序」「大觀五年武夷張藏」。明萬曆二九年(一六〇一)新安呉勉學刊古今醫統正脈全書本。匡一九・八×一三・六㎝、一〇行・行二〇字、注文夾注雙行・字數同。雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記「類證活人書」。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝、角布つき。第一册は金箔散らしクリーム色中手表紙、他は香色中手表紙、書高二四・五×幅一五・九㎝。外題・書根の記載なし。全四册、檜夾一帙に收める。大觀元年と政和八年の朱肱「類證活人書序」二葉、大觀五年の張蕆「增注類證活人書序」二葉、政和元年の朱肱「進表」三葉、「謝啓」一葉、目錄一八葉、釋音五葉、辨誤一葉、藥性四葉。卷首に「增注類證活人書卷第一/明 新安師古呉勉學校」と題し、以下本文二一卷。また「增注類證活人書卷第二十二/無閡居士李子建撰/新安師古呉勉學校/傷寒十勸」と題する四葉を附す。跋なし。料紙は竹紙で、中國中葉楮紙で襯裝。有界、四周雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「類證活人書」、魚尾下に「卷幾 葉次」を刻す。毎半葉匡郭、縱一九・七×横一三・三㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行・行二〇字。卷二上欄に朱筆書き入れあるが、他に識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「明萬曆二九年(一六〇一)新安呉勉學刊古今醫統正脈全書本」と著錄するが、その記載はなし。「明新安呉勉學刊〔萬曆二九年(一六〇一)古今醫統正脈全書〕本」が適切。
書號06146
中圖善目四八五頁・書號〇六一四六・國圖善稿二三五頁(活人書 二十卷一〇册。(宋)朱肱撰、(明)徐鎔校正。序「萬曆丙辰歳陽日之吉…關中張惟任譔」「武夷張藏大觀五年正月日序」「後序…萬曆十九年季春朔徐鎔重校」、跋「河南按察司分巡大梁道副使曹爾楨頓首謹跋」。明曆啓閒(一五七三~一六二〇)河南重刻本。匡二〇・九×一三・八㎝、九行・行一八字、注文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記書名。下方記刻工「崔聰(彰德崔聰)、良、許、雷、登、祚、禛、仁、郭、貞、云、舟、春、貴、羊、江、欠、冬、王正、佳、沈、夏」等。墨校。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」「柳蓉/春經/眼印」「博古齋/收藏善/本書籍」)
中國四鍼眼裝。紺色薄手表紙、書高三〇・〇×幅一八・一㎝。外題・書根の記載なし。四周雙邊に「南陽活人書 亨(~貞など)」を印刷した一部の原題簽を書中に插む。全一〇册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆丙辰年の張惟任「南陽活人書敍」六葉、「鄕紳諸公助刊姓氏」二葉、陽伯「活人書摠述」二葉、大觀五年の張蕆「活人書序」三葉、「青詞・進表・謝表・謝啓」四葉、萬曆一九年の徐鎔「後序」三葉、徐鎔「南陽活人書徴説」八葉、「南陽活人書釋音」一葉、目錄二〇葉。卷首に「活人書第一/大明應天浴沂人徐鎔鎔之父重校正」と題し、以下本文二〇卷。書末に無記年の河南按察司分巡大梁道副使の曹爾楨「南陽活人書跋」五葉あって本書を復刻するという。料紙は薄葉白棉紙でやや黄變し、薄葉宣紙で襯裝する。有界、四周雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「活人書」、魚尾下に「幾卷 葉次」を刻す。上欄の多くに別本校異・文字音釋等の頭注を刻入。篇番號を圓圏數字で陰刻する。毎半葉匡郭、縱二〇・八×横一三・九㎝、九行・行一八字、小字雙行・行一八字。版木磨耗ない先印本。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
當本は頭注の刻入・序文等が〇六一四五本と似るが、版式も異なる別版。〇六一四五本に基づき復刻したもの。中圖善目・國圖善稿は「明曆啓閒河南重刻本」と著錄するが、正確には「明萬曆丙辰(四四年)後天啓閒河南重刻本」が適切。
書號06148
中圖善目四八五頁・書號〇六一四八・國圖善稿二三六頁(錢氏小兒藥證直訣 三卷二册〔重裝三册〕。(宋)錢乙撰、(宋)閻孝忠編。序「重刻序…己亥三月望日弟汝楫書于射觀西塾」、跋「元祐癸酉拾月丙申日…錢乙題」。明刊八行大字本。匡二一・七×一五・九㎝、八行・行一六字。左右雙行、版心白口、單黑魚尾。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」)
中國四鍼眼改裝。金箔散らし黄色中手表紙、書高二七・九×幅一九・〇㎝。外題・書根の記載なし。全三册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。扉に四周雙邊で「照宋本重刊/錢氏小兒直訣/起秀□□」の封面あって、裏に四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。己亥年の汝楫「重刻錢氏小兒藥症直訣序」二葉、上中卷目錄三葉・下卷目錄四葉・附方目錄三葉。卷首に「錢氏小兒藥證直訣上/閻孝忠集」と題し、以下本文三卷。附錄に「附方/閻孝忠」一卷二四葉。また無記年の孫準平「董氏小兒斑疹備急方論序」一葉、無記年の董汲「序」一葉あって、頭に「董氏小兒斑疹備急方論/東平董汲及之論次」と題する一二葉あり。書末に元祐癸酉年の錢乙「後序」一葉、河閒劉跂「錢仲陽傳」六葉あり。料紙は竹紙で黄變し、臺湾中葉楮紙で總裏打ち。有界、左右雙邊、版心白口・單黑魚尾、魚尾下に「錢方上(下・閻附方) 葉次」を刻す。毎半葉匡郭、縱二一・八×横一五・八㎝、八行・行一六字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
當本の封面は下揭本と同一で、起秀堂刊本と分かる。他方、當本にある己亥年の汝楫序に「旣得玉函經刻之、而又求之三十年、近始獲焉」とある。ここにいう「玉函經」は『金匱玉函經』であり、本書を清の陳世傑が復刻したことはよく知られている。また前揭書によれば陳世傑は『錢氏小兒藥證直訣』の仿宋刊本も出していた。以上からすると當本は陳世傑本であり、陳世傑と起秀堂は關連し、かつ清代(別資料によれば康煕年閒)となる。したがって中圖善目・國圖善稿は「明刊八行大字本」と著錄するが、「清〔陳世傑康煕閒〕起秀堂仿宋重刊八行大字本」が適切。
書號06150
中圖善目四八六頁・書號〇六一五〇・國圖善稿二三六頁(錢氏小兒藥證直訣 三卷四册。(宋)錢乙撰、(宋)閻孝忠編。序「明汝楫序」、跋「元祐癸酉錢乙後序」。明起秀堂重刊本。匡二一・六×一五・六㎝、八行・行一六字、注文小字雙行・行約二〇字不等。左右雙欄、版心白口、單黑魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高二八・四×幅一七・八㎝。外題・書根の記載なし。全四册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。封面なく、己亥年の汝楫序は存第二葉、上中卷目錄三葉・下卷目錄四葉・附方目錄三葉、河閒劉跂「錢仲陽傳」六葉。料紙は薄葉中國楮紙でやや黄變し、宣紙で襯裝する。毎半葉匡郭、縱二一・七×横一五・七㎝。他の書誌は上揭〇六一四八本に同。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「明起秀堂重刊本」と著錄するが、「清〔陳世傑康煕閒〕起秀堂仿宋重刊八行大字本」が適切。
中圖善目四八六頁・書號〇六一五二・國圖善稿二三七頁(錢氏小兒藥證直訣 三卷三册。(宋)錢乙撰、(宋)閻孝忠編。序「己亥三月望日弟汝楫書于射觀西塾」、跋「天祐癸酉錢乙後序」。鈔本。全幅二二・七×一八・五㎝、一二行・行二〇字。版心白口。藏印記「國立中/央圖書/館保管」)
調査・圖版は割愛。
書號06153
中圖善目四八六頁・書號〇六一五三・國圖善稿二三七頁(類證註釋錢氏小兒方訣 十卷四册。(明)熊宗立撰。正文卷端題「門人閻孝忠集 鼇峯熊宗立註」。明初建刊、黑口本、匡一九・四×一二・二㎝、一一行・行二一字、注文小字雙行・字數同。雙欄、版心黑口、雙黑魚尾。朱校。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」「淵雅/堂藏/書記」「峴山苕水」)
中國四鍼眼原裝。灰薄茶色薄手表紙、書高二二・八×幅一四・一㎝。外題なし。全四册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序なし、目錄一三葉。卷首に「類證註釋錢氏小兒方訣卷之一/門 人 閻 孝忠集/鼇 峯 熊 宗立 註」と題し、以下本文一〇卷。跋なし。料紙は竹紙で黃變し、中國襯裝。有界、四周雙邊、版心黑口・雙黑魚尾、魚尾閒に「錢氏方幾(卷)」、下象鼻に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一九・二×横一二・二㎝、一一行・行二一字、小字雙行。「峴山苕水(圓印)」「淵雅/堂藏/書記」および「國立中/央圖書/館攷藏」の藏印記。識語なし。第二册まで全体に朱點・朱引きあり。蟲損なし。
書號06155
中圖善目四八六頁・書號〇六一五五・國圖善稿二三八頁(產育寶慶集方 二卷一册。(宋)李師聖編。(清)李文田手批。舊鈔本。全幅二五・八×一六・四㎝、一〇行・行二〇字。版心白口、上方記「產育寶慶集」。藏印記「管理中英庚/款董事會保/存文獻之章」「國立中央/圖書館/藏書」)
調査は割愛。
中圖善目四八七頁・書號〇六一五七・國圖善稿二三八頁(類症普濟本事方 十卷一册。(宋)許叔微撰。近人沈曾植手書題記。舊鈔本。全幅二七×一七・六㎝、一〇行・行二一字。版心白口。藏印記「耄/遜」「海日/樓」「國立中央圖/書館收藏」「霞秀/景飛/之室」「震澤王/氏圖書」「修伯/秘藏」「仕宦而至將/相富貴而歸/故鄉此人情/之所榮而今/昔之所同之」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八七頁・書號〇六一五八(類症普濟本事方 十卷四册。淸雲閒王陳梁刊本)→北平(臺北故宮)
書號06159
中圖善目四八七頁・書號〇六一五九・國圖善稿二三九頁(普濟本事方十卷 續集十卷 五册。(宋)許叔微撰。「許叔微自序」。正文卷端題「儀眞許叔微述」。日本享保二一年(一七三六)刊本。匡一九・八×一四・一㎝、一〇行・行二一字、注文小字雙行夾注。單欄、版心白口、單黑魚尾、上方記「本事方」。朱墨藍三色批校。藏印記「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」「國立中/央圖書/館攷藏」)
日本四鍼眼原裝。灰クリーム色厚手表紙、書高二五・六×幅一八・二㎝。外題は四周雙邊の題簽上段に「普濟」、下段に「本事方 一(~五)」を印刷。書根に「本事方 一(~五)」を墨書。全五册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。
『本事方』見返しに四周雙邊で「儀眞 許叔微先生述/本事方/麑府 中正堂訓點」の封面、無記年の某氏「普濟本事方序」四葉、目錄一四葉。卷首に「普濟本事方卷第一/儀眞許 叔微述」と題し、以下本文一〇卷。書末に享保乙卯年の中正堂跋文半葉、そのウラに「享保廿乙卯立夏良辰發行/享保廿一年辰四月板行出来/大坂新町西口小濱町/書林 向井八三郎刊行」の奧付。
『續本事方』見返しに四周雙邊で「儀眞 許叔微先生述/續本事方/麑府 中正堂訓點」、目錄八葉。卷首に「普濟本事方卷之一 續集/儀眞許 叔微述」と題し、以下本文一〇卷。書末に跋・奧付なし。
料紙は日本楮紙。無界、四周單邊、版心白口・黑魚尾、象鼻に「本事方」、魚尾下に「卷幾 篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・六×横一四・〇㎝、一〇行・行二一字、小字雙行。「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」および「國立中/央圖書/館攷藏」の藏印記。識語なし。全書に朱點・朱引き、朱墨藍筆による校異等の日本人の書き入れあり。やや蟲損。
中圖善目四八七頁・書號〇六一六〇・國圖善稿二三九頁(校正普濟本事方十卷 補遺三卷 六册。(宋)許叔微撰、(清)毛德宏補編。序「大清乾隆八年歲次癸亥古呉後學毛德宏伊載氏題于呉閶之古直堂中」。淸澗南呂昱鈔本。全幅二五・二×一七・二㎝、一〇行・行二四字、注文小字雙行夾注。版心白口。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八七頁・書號〇六一六二(新刊婦人良方補遺大全 存十六卷三册。明天順版。日人朱墨校注)→北平(臺北故宮)
書號06163
中圖善目四八七頁・書號〇六一六三・國圖善稿二四〇頁(婦人良方 二十四卷一二册。(宋)陳自明撰、(明)薛己注。「嘉靖戊申王庭序」。明嘉靖戊申(二七年、一五四八)秀水沈氏刊本。匡一八・五×一四・四㎝、一〇行・行一八字、注文小字雙行夾注。左右雙欄、版心細黑口、單黑魚尾。下方記刻工「何、高、雇、仁、章、唐其(或作唐)、宗、廷、明、張、黃、和、王」等。朱校、墨批。藏印記「雷印/松存」「侶菊/又號/少逸」「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝。香色印刷紋樣薄手新表紙の下に香色薄手舊表紙、書高二三・八×幅一六・三㎝。外題は舊表紙に「少逸山人/婦人良方 子集」を墨書し、書根の記載なし。全一二册、檜夾二帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。嘉靖戊申年の王庭「婦人良方後序」二葉、凡例四葉、目錄一六葉。卷首に「婦人良方卷之一/臨川陳自明良甫編/呉郡後學薛己校註」と題し、以下本文二四卷。跋なし。料紙は中葉白棉紙でやや黃變し、版心切れ。有界、左右雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に刻字數、魚尾下に「婦人良方卷幾 葉次」、一部下象鼻に刻工名を刻す。毎半葉匡郭、縱一八・三×横一四・二㎝、一〇行・行一八字、小字雙行・行一八字。
第二册の卷三と第八册の卷一二・一三は「婦人良方卷之三/臨川陳自明編 呉郡後學薛 己註/新 都 閔道政校」と題する『薛氏醫案』本。料紙は竹紙で相當に黃變し、中國薄葉楮紙で襯裝する。有界、四周單邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「薛氏醫案」、魚尾下に「婦人良方卷之幾 葉次」を刻す。毎半葉匡郭、縱一九・〇×横一三・八㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行・行二〇字で、藏印記を切り拔く。識語なし。全書に朱墨の讀點、一部上欄に書き入れあり。第一二册版心は相當に蟲損・破損あるが未補修。
中圖善目・國圖善稿は「明嘉靖戊申(二七年)秀水沈氏刊本」と著錄するが、「明嘉靖戊申(二七年)序〔秀水沈氏〕刊本竝配明〔萬曆閒〕刊薛氏醫案本」が適切。
書號06165
中圖善目四八七頁・書號〇六一六五・國圖善稿二四〇頁(婦人良方 二十四卷一二册。(宋)陳自明撰、(明)薛己注。序「秀水石山沈謐撰」、跋「嘉靖戊申春二月吉旦…王庭譔」。明金陵書林富春堂刊本。匡一九・七×一四・二㎝、一一行・行二二字、注文小字雙行夾注。雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記「婦人良方」。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高二七・五×幅一七・四㎝。外題・書根の記載なし。全一二册、檜夾二帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。缺年の沈謐「大醫院校註婦人良方序」存二葉、「大醫院校註婦人良方用藥宜禁」四葉、目錄一六葉。卷首に「太醫院校註婦人良方大全卷之一/江右臨川陳自明良甫編/太醫院使立齋薛己校註/金陵書林對溪唐富春梓」と題し、以下本文二四卷。書末に嘉靖戊申年の王庭「大醫院校註婦人良方後序」二葉あり。料紙は竹紙で黃變し、宣紙で襯裝、蟲損・破損を補修する。有界、四周雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「婦人良方」、魚尾下に「○幾卷 葉次」、下象鼻の多くに「富春堂原板」を刻す。毎半葉匡郭、縱一九・六×横一四・〇㎝、一一行・行二二字、小字雙行で、多くに句點を刻入。版木割れある後印本。全書に朱點・朱引きあるが、識語・書き入れ等なし。
中圖善目・國圖善稿は「婦人良方」と著錄するが、「〔大醫院校註〕婦人良方」が適切。
中圖善目四八七頁・書號〇六一六六・國圖善稿二四一頁(三因極一病證方論 六卷四册。(宋)陳言撰。「青田鶴溪陳言無擇序」。舊鈔本。全幅二八・二×一七・五㎝、一三行・行二四字。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「曉山」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四八七頁・書號〇六一六八・國圖善稿二四一頁(〔王氏〕百一選方 八卷六册。(宋)王璆撰。「皇統四年闕名序」。舊鈔本。全幅二八×一七㎝、一〇行・行二〇字。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
圖版・調査は割愛。
書號06169
中圖善目四八七頁・書號〇六一六九・國圖善稿二四一頁(新刊續添是齋百一選方 十卷四册。(宋)王璆撰。日本鈔本、全幅二六・八×一八・五㎝、一四行・行二四字。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
後補中國四鍼眼裝。紺色薄手表紙、書高二六・八×幅一八・五㎝。外題なし。全四册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序なし、目錄八葉。卷首に「新刻(卷一以外は新刊)續添是齋百一選方卷之一」とのみ題し、以下本文一〇卷。跋なし。料紙は日本楮紙・斐紙で黃變し、中國楮紙で襯裝する。無界、無邊、無魚尾、無版心。每半葉、一四行・行二四字、小字雙行。切り取られた不詳舊藏印記および「國立中央圖/書館收藏」の藏印記。識語・書き入れ等なし。補修後の蟲損なし。日本舊藏本。
中圖善目四八八頁・書號〇六一七〇(温隱居海上仙方 一卷一册。經鉏堂藍格鈔本)→北平(臺北故宮)
書號06172
中圖善目四八八頁・書號〇六一七二・國圖善稿二四二頁・阿部志五一一頁(新大成醫方 十卷四册。(宋)王元福編、咸淳丁卯王元福自序。正文卷端題爅「新大成醫方卷之一」。宋咸淳丁卯(三年)刊本。匡一八・二×一二・三 ㎝。一二行・行二〇字、註小字雙行。四周雙欄、版心線黑口、雙魚尾、左上欄外有書耳記篇目。狹行字密、具有秀麗活潑姿態、橫直筆畫皆帶、南宋末年建安之坊本也。藏印記「侇陵王氏寶宋閣收藏之印」「王印定安」「鼎承珍賞」「藝風審定」等)
後補中國四鍼眼裝。紺色薄葉絹布表紙、書高二三・八×幅一五・五㎝。全四册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を入れる。咸淳丁卯年(一二六七)年の王元福(「嚴用和」を埋木改刻)「新大成醫(「嚴氏濟生續」を埋木改刻)方序」一葉(ただし嚴用和の印記「廬山」「嚴氏」は殘存)、目錄一一葉。卷首に「新大成醫(「嚴氏濟生」を埋木改刻)方卷之一」と題し、各卷末書名も同樣に改刻。以下本文一〇卷。跋なし。料紙は竹紙で黃變し、裏打ちの後、中國襯裝。有界、左右雙邊、版心線黑口・雙黑魚尾、魚尾閒に「方幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一七・九×横一二・三㎝、一二行・行二〇字、小字雙行。「侇陵王氏/寶宋閣/收臧之印」「菦圃/收藏」「藝風/審定」「王定安印(回文印)」「鼎丞/珍賞」および「國立中央圖/書館收藏」の藏印記。識語なし。希に朱點・墨書あり。缺葉あり、一部は補寫する。書末に醫方の舊寫三葉が附錄され、同時に補修される。補修後の蟲損なし。
小曾戸氏の研究(「『名方類証醫書大全』解題」、『和刻漢籍醫書集成』第七輯、一九八九)により、當本は宋刻『嚴氏濟生方』本文と宋刻『嚴氏濟生續方』序文の版木を用い、書名・著者名のみを埋め木で改刻・捏造された元代の印本であることが明らかにされている。中圖善目・國圖善稿は「宋咸淳丁卯刊本」と著錄するが、「宋咸淳丁卯刊、元閒改刻印本」が適切。
中圖善目四八八頁・書號〇六一七三(女科萬金方 不分卷二册。明崇禎鈔本)→北平(臺北故宮)
書號06175
中圖善目四八八頁・書號〇六一七五・國圖善稿二四三頁(黃帝素問宣明論方 十五卷六册。(金)劉完素撰。明新安呉勉學刊古今醫統正脈全書本。匡一九・九×一三・六㎝、一〇行・行二〇字、注文小字雙行夾注。雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記「宣明論方」。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高二五・九×幅一六・五㎝。外題・書根の記載なし。全六册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。料紙は竹紙で黃變し、竹紙で襯裝する。他の書誌は〇六一七四本に同。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「明新安呉勉學刊古今醫統正脈全書本」と著錄するが、「明〔萬曆閒新安呉勉學古今醫統正脈全書〕刊本」が適切。
中圖善目四八八頁・書號〇六一七七・阿部志三四一頁(永類鈐方 存五卷一册。元刊本)→北平(臺北故宮)
中圖善目四八八頁・書號〇六一七八(濟生拔粹方 存六卷三册。元至正版)→北平(臺北故宮)
書號06179
中圖善目四八八頁・書號〇六一七九・國圖善稿二四三頁(袖珍方 四卷一二册。(明)李恆撰。明初刻本。匡一八×一一・九㎝、一六行・行二六字。雙欄、版心黑口、雙黑魚尾。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「曹印/元忠」「君直/手痕」「句呉曹/氏收藏/金石書/畫之印」)
第一册は中國四鍼眼新裝、青色中手表紙、書高二二・一×幅一三・六㎝。第二~六册は中國四鍼眼康煕裝、角布つき、紺色薄手表紙、書高二七・三×幅一五・八㎝。第一册のみ外題は題簽に「袖珍方大全 四卷」を鉛筆書、他册はなし。書根の記載なし。全一二册、檜夾二帙に收める。未詳年の未詳氏「袖珍方大全序」存第一葉、未詳年の未詳氏「袖珍方後序」存第一葉、總目二葉、卷一總目一〇葉。卷首に「袖珍方卷之一」(卷三・四は「新刊」を冠す)と題し、以下本文四卷。跋なし。料紙は竹紙で黃變し、第一册は臺灣厚葉楮紙で總裏打ち、第二~一二册は蟲損部を裏打ちして宣紙で襯裝する。有界、四周雙邊、版心黑口・雙下向黑魚尾、上魚尾下に「袖珍方幾卷」、下魚尾下に葉次を刻す。毎半葉匡郭、縱一七・八×横一一・八㎝、一六行・行二六字。處方名を陰刻し、分量に錢の俗字多い。缺葉を補寫し、一部に朱墨筆の讀點・書き入れあり。末尾補寫紙に「袖珍方卷之四終 洪武己酉陳氏補抄」の識語。第一册以外は補修後も甚しく蟲損し、絲切れ。
中圖善目・國圖善稿の著錄には混乱があるが、「〔新刊〕袖珍方 四卷一二册。〔(明)李恆撰。〕明初刻本」が適切。
中圖善目四八八頁・書號〇六一八一(袖珍方 四卷一六册。明正德版)→北平(臺北故宮)
中圖善目四八八頁・書號〇六一八二(魁本袖珍方大全 四卷八册。明刊黑口本)→北平(臺北故宮)
書號06183
中圖善目四八八頁・書號〇六一八三・國圖善稿二四四頁(魁本袖珍方大全 四卷四册。(明)王永輔撰。明嘉靖丙戌(五年、一五二六)詹氏西清書堂刊本、匡一九・五×一二・七㎝、一六行・行三〇字、雙欄、版心黑口、雙黑魚尾。(日本)奈須恆德手書題記。朱墨筆批校。藏印記「久昌院/藏書」「策/彥」「杉恆簃/珍藏記」「希古/右文」「六合徐氏/孫麒珍藏/書畫印」朱文長方印、「赤?/生」「元亨?/氏」「國立中/央圖書/館攷藏」「孫麒氏/使東所得」「不薄今/人愛古人」)
後補日本四鍼眼裝。灰クリーム色薄手表紙(第四册は中國後補)、書高二五・八×幅一四・六㎝。外題は表紙に「袖珍方 春(夏・秋・冬)」を墨書し、舊表紙に墨書した「袖珍大全」(「策/彥」の印記あり)を切り取り、扉に貼る。各表紙には「奈須家珍」と墨書し、「久昌院/藏書」印記を捺した黃紙を貼り、目錄を墨書する。全四册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序・目錄なし。卷首に「魁本袖珍方大全卷之一」と題し、以下本文四卷。書末に四周雙邊で「大明嘉靖丙戌仲秋/詹氏西清書堂新刊」の木記。料紙は竹紙で黃變。有界、四周雙邊、版心大黑口・雙黑魚尾、魚尾閒に「袖珍方幾」、下象鼻に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一九・七×横一二・八㎝、一六行、行三〇字、小字單行。「元亨?/氏」「赤?/生」「策/彥」「奈須/恆德」「久昌院/藏書」「杉垣簃/珍藏記」「六合徐氏/孫麒珍藏/書畫印」「孫麒氏/使東所得」等および「國立中/央圖書/館攷藏」の藏印記。第一册見返しに文化七年の奈須恆德識語「嘗在坊閒購求此書、分拆爲七册、裝以黃紙。表題上有策彥印、/詳記集成及他書異同者、想必其人也。表紙破殘、改綴四卷、藏/于家塾。文化七年庚午仲秋、奈須恆德題」あり。全書に朱墨の讀點、欄上に書き入れ多く、室町後期から江戸前期のもの。各書の頭尾には日本楮紙に醫方を墨筆した紙を綴じ込む。少々蟲損。
當本は「魁本」を書名に冠し、「大全」まで附すが、内容は前揭の『袖珍方』と同じ。また當本に著編者の記載はないが、中圖善目は「明王永輔撰」
(國圖善稿は「明李恆撰」)と著錄する。これは明の一五三〇年代以降に著された王永輔『簡效惠濟方書』が、一六世紀後半頃の坊刻時に『袖珍方』の序文を轉載して書名も『簡選袖珍方書』に改められたため、著編者を記さない『魁本袖珍方大全』が逆に王永輔撰とされた混亂による。したがって當本は「(明)〔李恆〕撰」の著錄が適切。 當本は奈須恆德が記すごとく、『啓迪集』に題辭を寄せた策彥周良の舊藏だろう。あるいは策彥が渡明時に入手したものか。 明治時代になって那須家から杉垣簃に移り、徐承祖(字を孫麒、一八四二~一九〇九前)が清國第三代駐日公使(一八八四~八八)時代に入手、のち南京の中央圖書館が收藏、現在に至っている。
中圖善目四八九頁・書號〇六一八五(衞生易簡方 十二卷一二册。明嘉靖版)→北平(臺北故宮)
書號06186
中圖善目四八九頁・書號〇六一八六・國圖善稿二四五頁(補要袖珍小兒方論 十卷。(明)徐用宣撰、(明)莊應祺補訂。附小兒痘疹方論別集二卷。(明)魏直撰。一二册。序「萬曆甲戌長沙李棠書」、跋「嘉靖壬辰贛州府儒學敎授瓊山呉誠頓首謹跋」。明萬曆甲戌(二年、一五七四)南京禮部刊本。匡一九×一三・八㎝、一〇行・行二〇字。左右雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記書名。下方記刻工「段銳、李淮、余武、劉江、劉禮、鄭二、沈奉、張棟、陶蔭、陳貴、王成、尹權、郭四(或作郭)、唐八、盛高、呉會、王堂、文忠、陳桂、陳文、陶印、段文、劉漢、楊祥、談貴、程租、張四、劉崇、郁希文(或作郁文)、謝世科(或作謝科)、施三、林三、劉昜、余六、王必、曾宣、張文煥、韋大賢、蔣寅(或作蔣)、大□、段、李冬、尹學」等。朱校。藏印記「劉承榦/字貞一/號翰怡」「呉興劉氏/嘉業堂/藏書印」「□印/允中」「和印」「國立中/央圖書/館攷藏」)
中國四鍼眼裝。濃茶色薄手表紙、書高三〇・〇×幅一七・四㎝。外題・書根の記載なし。全一二册、帙なし。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆甲戌年の李棠「刻補要袖珍小兒方論序」四葉は本書の刊行をいい、目錄一七葉。卷首に「補要袖珍小兒方論卷之一/提督軍務…徐用宣古本刊行/南京禮部…莊應祺補要…醫士/祝大年/孟繼孔/校正」と題し、以下本文一〇卷一〇册。第一一・一二册は「補要小兒痘疹方論別集/博愛心鑑痘疹方論/浙東蕭山桂岩魏直著門人…校正」と題し、本文二巻。書末に嘉靖壬辰年の呉誠「袖珍小兒方跋」二葉あり。料紙は中葉白棉紙でやや黃變し、蟲損・破損部を補修し、中葉宣紙で襯裝。有界、左右雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「補要袖珍小兒方論」、魚尾下に「卷之幾 葉次」、下象鼻に刻字數・刻工名を刻す。毎半葉匡郭、縱一九・〇×横一四・〇㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行・行二〇字。刷りのよい先印本。附錄に朱點あり。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目四八九頁・書號〇六一八七(太醫院經驗奇效良方大全 存二十一卷一〇册。明朱絲欄精鈔本)→北平(臺北故宮)
書號06189
中圖善目四八九頁・書號〇六一八九・國圖善稿二四五頁(便產須知 二卷二册。序「弘治庚申歲江陰高賓識」、跋「嘉靖戊戌默泉呉鵬識」。明嘉靖戊戌(一七年、一五三八)刊本。匡一八・一×一三・九㎝、一〇行・行二〇字。單欄、版心白口。藏印記「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」「國立中/央圖書/館攷藏」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高二七・五×幅一六・九㎝。外題・書根の記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。弘治庚申年の高賓「便產須知序」一葉、目錄三葉。卷首に「便產須知卷上」と題し、以下本文二卷。書末に嘉靖戊戌年の呉鵬跋半葉あって當書の重刊をいう。中葉白棉紙に引いた朱欄罫紙の裏面を貼り合わせて轉用した料紙で、公印らしき印記が多々ある。やや黃變し、宣紙で襯裝する。有界、四周單無邊、版心白口・雙線魚尾、魚尾閒に「便產須知卷上(下)」、下象鼻に葉次を刻す。毎半葉匡郭、縱一八・〇×横一四・一㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
書號06191
中圖善目四八九頁・書號〇六一九一・國圖善稿二四六頁(新刊續補扶壽精方 三卷三册。(明)呉旻撰、(明)王來賢續補。序「萬曆丁亥…李燾頓首拜撰」。明萬曆丁亥(一五年、一五八七)天津刊本。匡二〇・五×一三・五㎝、九行・行一九字。雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記「扶壽精方」。下方記刻工「呂律、張汝治(或作汝治、治)、靳應敖(或作靳敖、靳)、張貴(或作貴)、端、張見(或作見)、洞、王、汝幸(或作幸)等」。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」「仁壽/山房」「仙壽/室」「秋/農(大小、字形不同)」「神農/遺葉(ママ)」「姜印/問岐(ママ)」「子孫/保之」「東海仙/蠹室藏」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二九・三×幅一七・五㎝。外題・書根の記載なし。全三册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆丁亥年の李壽「續扶壽精方序」三葉、目錄一三葉。卷首は目錄末葉の裏から始まり、「新刊續補扶壽精方/嘉靖甲午江夏近山呉旻彙輯/萬曆丁亥/欽差…/…王來賢續編/…運使李壽/運同朱一栢/運判劉應選同閲/卷之上」と題し、以下本文三卷。跋なく、書末に蓮花座四周雙邊で「萬曆丁亥秋刊行/冠帶醫士楊九成校正」の木記あり。料紙は中國中葉楮紙で黃變する。有界、四周雙邊、版心白口・單黑魚尾、象鼻に「扶壽精方」、魚尾下に「卷之上(中・下) 葉次」、下象鼻に刻字數・刻工名を刻す。毎半葉匡郭、縱二〇・五×横一三・七㎝、九行・行一九字、小字雙行・行一九字。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
藏印記の「秋/農」「神農/遺業」「姜問/岐印(回文印)」は清後期の醫家で藏書家・姜問岐のもので、いま臺北故宮(舊北平圖書館本)にある趙開美第二版『仲景全書』にも捺される。
書號06193
中圖善目四八九頁・書號〇六一九三・國圖善稿二四七頁(攝生衆妙方十一卷 急救良方二卷 五册。(明)張時徹撰。序「重刊序 朱厚燆」「重刊序 皇明嘉靖二十有九年…四明芝園主人張時徹著」、跋「隆慶三年馬崇儒序」。明隆慶三年(一五六九)衡府刊本。匡一九・九×一五・八㎝、一〇行・行二〇字、注文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「養和/堂」)
中國四鍼眼裝、角布つき。藍色薄手表紙、書高二四・四×幅一七・八㎝。外題・書根の記載なし。全五册、檜夾一帙に收める。無記年の衡王樂善「重刊攝生衆妙方序」二葉、嘉靖二九年の張時徹「攝生衆妙方序」一葉、目錄二葉。卷首に「攝生衆妙方卷之一 四明芝園主人集/通諸病門 益都堯岡山人校」と題し、以下本文一一卷。書末に隆慶三年の馬崇儒「重刊攝生衆妙方後」一葉あり。第五册に、嘉靖二九年の四明芝園主人張時徹「急救良方序」一葉、目錄二葉。卷首に「急救良方卷之一 四明芝園主人集/五絶死第一 益都堯岡山人校」と題し、以下本文二卷。跋なし。
攝生衆妙方の卷五と卷六の閒に傷寒金鏡錄一卷が插入される。無記年の陳楠「續刊傷寒金鏡錄序」一葉(復刻をいう)、嘉靖己丑年の薛己「傷寒金鏡錄論」四葉(馬崇儒校刊と附記)あって、卷頭に「元敖氏傷寒金鏡錄/清碧學士杜先生著」と題し、以下本文一六葉に三六舌圖説あり。末尾に嘉靖己未年の湯紹恩「傷寒金鏡錄後序」一葉(馬崇儒校刊と附記)あり。料紙は中葉竹紙で黃變する。有界、四周雙邊、版心白口・雙下向黑魚尾、魚尾閒に葉次を刻すのみ。毎半葉匡郭、縱一七・六×横一三・一㎝、九行・行一七字、小字雙行。
料紙は中葉竹紙で黃變する。有界、四周雙邊、版心白口・雙線魚尾、魚尾閒に「攝生衆妙方卷之幾 葉次」を刻す。毎半葉匡郭、縱一九・七×横一五・八㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行・行二〇字。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
傷寒金鏡錄が插入されるのは馬崇儒が兩書の出版に關係するためだろう。中圖善目・國圖善稿は「攝生衆妙方十一卷 急救良方二卷 五册」と著錄するが、「攝生衆妙方十一卷 傷寒金鏡錄一卷 急救良方二卷 五册」が適切。
書號06195
中圖善目四八九頁・書號〇六一九五・國圖善稿二四七頁(急救良方 二卷二册。(明)張時徹撰。序「皇明嘉靖二十有九年歲次庚戌夏六月望四明芝園主人張時徹著」。明隆慶三年(一五六九)衡府刊本。匡二〇・二×一五・六㎝、一〇行・行二〇字、注文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」)
中國四鍼眼裝、角布つき。藍色薄手表紙、書高二四・八×幅一七・三㎝。外題・書根の記載なし。全二册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。料紙は中葉竹紙で著しく黃變し、薄葉楮紙で總裏打ちし、中葉楮紙で襯裝する。他の書誌は〇六一九三本に附錄の書と同じだが、跋なく、傷寒金鏡錄の插入もない。識語・書き入れ等なし。
當本は〇六一九四本と裝訂も同じで、元は同帙本と思われる。中圖善目は「明隆慶三年衡府刊本」と著錄するが、それを證する跋文は當本にない。「明〔隆慶三年衡府〕刊本」が適切。
中圖善目四八九頁・國圖善稿頁・書號〇六一九七(仁術便覽 四卷八册。明萬曆版)→北平(臺北故宮)
書號06198
中圖善目四九〇頁・書號〇六一九八・國圖善稿二四八頁(醫方便覽 四卷四册。(明)殷之屏撰。序「蜀棠梅原夏鏜書」「萬曆壬午承直郎臨洮府判懷來文中質書」「萬曆壬午蜀遂寧殷之屏書」。明萬曆壬午(一〇年、一五八二)臨洮知府夏鏜刊本。匡二二・二×一六・六㎝、八行・行二五字、注文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、單黑魚尾、上方記「醫方」。下方記刻工「辛、天、十、田、大、丁、張、丑、日、信、永」等。墨筆圈點。藏印記「國立中央/圖書館/藏書」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高二五・九×幅一七・八㎝。外題・書根の記載なし。全四册、一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆壬午年の夏鏜「醫方便覽序」三葉、萬曆壬午年の懷來文中質「醫方便覽序」二葉、萬曆壬午年の殷之屏「醫方便覽引」一葉、目錄二葉、萬曆壬午年の張鴻猷「醫方便覽跋」一葉、首卷一八葉。卷首に「醫方便覽卷之一/蜀遂寧殷之屏詠註/棠城夏 暹校正」と題し、以下本文四卷。料紙は粗い繊維混じりの薄葉白棉紙で黃變する。有界、綴じ目のため喉が見えないが、恐らく四周單邊。版心白口・單黑魚尾、象鼻に「醫方」、魚尾下に「幾卷 葉次」、黑魚尾内に刻工名を陰刻する。毎半葉匡郭、縱二一・九×横一六・一(以上)㎝、八行・行二二字、小字雙行・行二六字。項目數字は○で圍む陰刻で、珍しい。一部に墨圏の讀點あり。識語・書き入れ等・蟲損なし。書中に北京來熏閣書店の販賣紙あって一〇〇元と記す。
當本の刻字は劣惡で、序文に記す藩府本とは考えられない。また後印で刷りも惡い。中圖善目・國圖善稿は「四卷四册」と著錄するが、「四卷附首卷四册」が適切。
書號06200
中圖善目四九〇頁・書號〇六二〇〇・國圖善稿二四八頁(普門醫品 四十八卷二〇册。(明)王化貞編。序「天啓丙寅東萊無居士高出拜撰」「崇禎改元瑯琊王化貞書于清室」。明崇禎元年(一六二八)東武王氏集貲刊本。匡二〇・一×一四・二㎝、九行・行二〇字。左右雙欄、版心白口、上方記書名。墨批。藏印記「甯印/士鈺」「子/陵」「□□/正書」)
中國四鍼眼裝。藍色中手表紙、書高二七・九×幅一八・〇㎝。外題・書根の記載なし。全二〇册、檜夾四帙に收める。天啓丙寅年の高出「普門醫品敍」七葉、崇禎元年の王化貞「普門醫品自序」三葉あって本書の出版に醵金した名を後記するという。目錄八葉、凡例五葉あり、目錄・凡例を卷一とする。卷首に「普門醫品卷二/東武王化貞元起父編輯/門人 陳斌憲卿父較閲」と題し、以下本文四八卷。跋なし。料紙は竹紙で著しく黃變また破損し、臺灣中葉楮紙で總裏打ちする。有界、左右雙邊、版心白口・無魚尾、版心に「普門醫品 篇名 卷幾 葉次」を刻す。毎半葉匡郭、縱二〇・二×横一四・二㎝、九行・行二〇字、小字雙行・行字。句點を刻入する。一部に讀點、上欄の書き入れあり。識語なし。蟲損なし。
書號 06202
中圖善目四九〇頁・書號〇六二〇二・國圖善稿二四九頁(太醫院明醫辨證起死囘生方 存十一卷〔缺卷七〕一一册。舊鈔本。全幅二八・二×一六・八㎝、一〇行・行二五字。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
大陸散佚書。調査は割愛。
書號06203
中圖善目四九〇頁・書號〇六二〇三・國圖善稿二四九頁(救急丹方 十卷四册。舊鈔本。全幅二三・六×一九・二㎝、八行・行一五字。藏印記「國立中央/圖書館/藏書」)
大陸散佚書。調査は割愛。
中圖善目四九〇頁・書號〇六二〇四・國圖善稿二四九頁(產寶 一卷一册。(清)倪枝維撰。序「道光壬寅年海昌許槤序於平度州署之行吾素齊」。(清)鄒淦手書題記。清咸豐五年(一八五五)海昌鄒淦手鈔本。全幅二四・二×一七・一㎝、一二行・行二二字。版心白口。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「師竹廬/主人/珍藏」「麗生/鄒淦」「時還/讀/我書」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四九〇頁・書號〇六二〇五・國圖善稿二五〇頁(活人一術 六卷四册。(清)呉釗森撰。序「同治甲子…元和管慶祺」「自序」。清同治閒(一八六二~一八七四)烏程蔣維基手鈔本。全幅二四・七×一五・四㎝、九行・行二一字、注文小字雙行夾注。版心白口。(清)王藻墀手書序又王曰楨手跋。朱校。藏印記「咸豐庚申以後收藏」「烏程/蔣維/基記」「國立中/央圖書/館保管」「蔣印/維基」「厚/軒」)
調査・圖版は割愛。
中圖善目四九〇頁・書號〇六二〇七(蕃牧纂驗方 二卷一册。元刊本)→北平(臺北故宮)
書號06208
中圖善目四九〇頁・書號〇六二〇八・國圖善稿二五一頁(痊驥通玄論注解 六卷一册。不著撰人。(□)卞管勾集注。序「重刊痊驥通玄論序 正德元年太原車霆序」、跋「嘉靖二十六年…楊時中識」。明正德元年(一五〇六)刊、嘉靖二六年(一五四七)修補本。匡一九・七×一二・六㎝、一二行・行二四字。雙欄、版心粗黑口、單黑魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「南陵徐乃昌/校勘經籍記」)
中國四鍼眼裝、角布つき。香色中手水玉紋樣表紙、書高二七・五×幅一七・六㎝。外題・書根の記載なし。全一册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。正德元年の車霆「重刊痊驥通玄論序」三葉、「増廣大全司牧馬經目錄」五葉。卷首に「痊驥通玄論注解卷之一/東 原 獸 醫 卞 管 句 集注」と題し、以下本文六卷。書末に嘉靖二六年の楊時中「重脩痊驥通玄論跋」一葉(舊版は四十餘年を經て磨耗したので、補刻するという)、無記年の無名氏「通玄論後序」三葉あり。料紙は薄葉白棉紙でやや黃變し、宣紙で襯裝する。有界、四周雙邊、版心大黑口・單黑魚尾、魚尾下に「通玄論 通し葉次」を刻す。毎半葉匡郭、縱一九・七×横一二・五㎝、一二行・行二四字。小見出し等を陰刻する。版木割れある後印本。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目四九〇頁・書號〇六二〇九(新刊監本安驥藥方 存一卷一册。元刊本)→北平(臺北故宮)
書號06211
中圖善目四九一頁・書號〇六二一一・國圖善稿二五一頁(本草衍義 二十卷五册。(宋)寇宗奭撰。序「政和六年寇宗奭編撰」。正文卷端題「本草衍義卷之一 通直郎添差收買藥材所辨驗藥材寇宗奭編撰」。元覆刊宋宣和元年本。匡二〇・五×一四・五㎝、一二行・行二一字、註小字雙行。四周雙欄、版心小黑口、三魚尾。(清)光緒閒楊守敬手書題識。藏印記「森氏開萬/册府之記」「勝鹿文庫」「松本氏/曝書印」「國立中央圖/書館收藏」「宜都/楊氏藏/書記」「黃絹幼婦」「讀杜/草堂」「楊印/守敬」「星吾海/外訪得/秘笈」「天下/無雙」「青月/山房」「飛青/閣藏/書印」。 審其字體・刀法非宋刊、而爲元翻宋本)
後補日本四鍼眼裝。半艶出し丹表紙、書高二五・四×幅一六・〇㎝。外題は表紙に「本草衍義 一之二(~十七之廿)」を墨書。全五册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。書頭に紅欄罫紙に墨書した楊守敬の光緒丁亥年の手書題記二葉を插む。政和六年の寇宗奭「序」一葉、目錄八葉。卷首に「本草衍義卷之一/通直郎添差充收買藥材所辨驗藥材寇 宗奭 編撰」と題し、以下本文二〇卷。跋なし。寇宗奭序末尾に「宣和元年 月本宅鏤版印造」の刊記。料紙は繊維混じりの竹紙で黃變し、日本楮紙で裏打ち。有界、四周雙邊、版心線黑口・三黑魚尾、上魚尾閒に「本草衍義幾」、下魚尾閒に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・〇×横一四・三㎝、一二行・行二一字。識語なし。僅かに朱引き、墨筆書き入れあり。裏打ち後の蟲損なし。
日本舊藏書。
書號06213
中圖善目四九一頁・書號〇六二一三・國圖善稿二五二頁(經史證類大觀本草 存二卷一册。(宋)唐愼微撰。「大觀二年艾晟序」。元大德壬寅(六年、一三〇二)宗文書院刊本。匡二〇・五×一四・五㎝、一二行・行二〇字、注文小字雙行・行二五字。雙欄、版心黑口、雙黑魚尾。朱校存卷七・卷八。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
マイクロも紙燒きもなく、元版につき閲覧不可。ウェブ圖版卷七絡石ページを前揭〇六二一二本と比較するに、酷似するが別版(〇六二一三本の文字は〇六二一二本より、陽刻部分で肉細、陰刻部分で肉太。絡石條大字四行目、下から二文字目の「蹉」が明瞭に違う)。
中圖善目・國圖善稿は「元大德壬寅(六年)宗文書院刊本」と著錄するが、當本に宗文書院刊の記載はない。「元〔大德壬寅(六年)宗文書院〕刊本」が適切。
中圖善目四九一頁・書號〇六二一五(重修政和經史證類備用本草 存二十卷二三册。蒙古刊本)→北平(臺北故宮)
書號06216
中圖善目四九一頁・書號〇六二一六・國圖善稿二五三頁(重修政和經史證類備用本草 三十卷二四册。(宋)唐愼微撰。序「歲巳酉孟秋望日貽溪麻革信之序」「政和六年九月一日…曹孝忠謹序」、跋「皇統三年宇文虛中書後」「劉祁」。明成化戊子(四年、一四六八)山東巡撫原傑重刊本。匡二五・七×一六・九㎝、一二行・行二三字、注文小字雙行・行二三字。雙欄、版心白口、雙白魚尾。藏印記「文甫/之印」「穉農祝/氏圖書」「如皋祝壽/慈藏書印」「國立中央圖/書館收藏」「質人/生印」「甸淸/過眼」「穉農/藏書」「漢鹿齋金/石書畫印」「穉/農」「盱眙王/氏十四/閒書樓/藏書印」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高三三・〇×幅二〇・三㎝。外題・書根の記載なし。全二四册、檜夾四帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。己酉年の麻革「重脩證類本草序」一葉、政和六年の曹孝忠「政和新修經史證類備用本草序」一葉、泰和甲子年の晦明軒木記半葉、「證類本草所出經史方書」三葉、目錄三七葉。卷首に「重修政和經史證類備用本草卷第一/己酉新/増衍義/成 都 唐 愼微 續 證 類/中衞大夫…曹孝忠奉/敕校勘/序例上…」と題し、以下本文三〇卷。書末に嘉祐五年等の「補注本草奏勅・圖經本草奏勅」二葉、政和六年の「證類本草校勘官敍」半葉、□(皇)統三年の宇文「書證類本草後」半葉、未詳(己酉?)年の劉祁跋二葉、末尾に「□(戊)子…重刊/…督工/…山東…重校/…」の刊記。料紙は中葉白棉紙で、一部は蒸れて黃變、薄葉中國楮紙で襯裝する。有界、四周雙邊、版心白口・雙下向白魚尾、魚尾閒に「本草幾」、下魚尾下に葉次を刻す。毎半葉匡郭、縱二五・七×横一七・〇㎝、一二行・行二三字、小字雙行・行二三字。やや後印本。一部に讀點、書き入れあり。破損部を補修し、版心切れ、蟲損なし。
中圖善目四九一頁・書號〇六二一七(重修政和經史證類備用本草 三十卷二四册。明成化版)→北平(臺北故宮)
書號06219
中圖善目四九一頁・書號〇六二一九・國圖善稿二五四頁(重修政和經史證類備用本草 三十卷二〇册。(宋)唐愼微撰。序「嘉靖癸末陳鳳梧序」「麻革序」「政和六年曹孝忠序」。明嘉靖丁酉(一六年、一五三七)楚府崇本書院重刊本。匡二五・二×一六・九㎝、一二行・行二三字、注文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、雙白魚尾。下方記刻工「天、趙翠(或作翠)、杜全(或作杜、全)、李大木(或作李)、儀、王崇高(或作王、高)、成仲登(或作成仲灯、成)、邦相、旻、祿、孫容、郭乾、毛、虎、淳、元、如、成、謝、信、夏子忻?、陳三策?、齊、秋、富、令、秀、友、才、許、策、張治(或作治)、朝、陳爽(或作爽)、棟、劉、呉、馬、孟宗智」等。藏印記「國立中央/圖書館/藏書」)
中國四鍼眼裝。香色薄手表紙、書高三一・〇×幅一九・五㎝。外題・書根の記載なし。全二〇册、檜夾三帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。嘉靖癸未(二、一五二三)年の陳鳳梧「重刊證類本艸序」三葉、己酉年の麻革「重脩證類本草序」一葉、政和六年の曹孝忠「政和新修經史證類備用本草序」一葉、泰和甲子年の晦明軒木記半葉、「證類本草所出經史方書」三葉、目錄三七葉。卷首に「重修政和經史證類備用本草卷第一/己酉新/増衍義/成 都 唐 愼微 續 證 類/中衞大夫…曹孝忠奉/敕校勘/序例上…」と題し、以下本文三〇卷。書末に嘉祐五年等の「補注本草奏勅・圖經本草奏勅」二葉あり。卷一・二・一〇~三〇は料紙が中葉白棉紙でやや黃變し、蟲損部を裏打ち後にやや蟲損あり。有界、四周單邊、版心白口・雙下向白(一部は黑)魚尾、魚尾閒に「本草幾」、下魚尾下に葉次、一部に刻工名「上、右、攵、元、在、之、宋、王、子、月、惕?、与、尓、十、用」あり。毎半葉匡郭、縱二五・二×横一六・九㎝、一二行・行二三字、小字雙行・行二三字。卷三~五は中葉白棉紙でやや黃變し、蟲損部を裏打ち。有界、四周雙邊、版心白口・雙下向黑魚尾、魚尾閒に「本草幾 葉次」、下象鼻に刻字數と刻工名を刻す。毎半葉匡郭、縱二五・五×横一六・八㎝、一一行・行二三字、小字雙行・行二三字、本經文を陰刻せず線で圍む。卷六~九および卷一〇以降の一部は中國薄葉楮紙に記した寫本で、匡郭等なし。識語・書き入れ等なし。
卷三~五は他と別版だが、やはり嘉靖閒の所刊か。その他の刊本部分は〇六二一八本と同版だが、嘉靖丁酉年の楚府崇本書院重刊の木記がない。中圖善目は「明嘉靖丁酉(一六年)楚府崇本書院重刊本」と著錄するが、「明嘉靖〔丁酉(一六年)楚府崇本書院重〕刊補配本」が適切。
書號06221
中圖善目四九一頁・書號〇六二二一・國圖善稿二五五頁(重修政和經史證類備用本草 三十卷四〇册。(宋)唐愼微撰。序「嘉靖壬子王績(ママ)」「項延(ママ)吉」「嘉靖壬子馬三才序」「成化四年商輅序」「嘉靖癸未陳鳳梧序」「麻革序」「政和六年曹孝忠序」、跋「劉祁序」「嘉靖三十一年歲次壬子春正月重刊、山東濟南府儒學敎授胡大慶訓導冀爲珩同校書」。明嘉靖壬子(三一年、一五五二)山東官刊本。匡二五・一×一六・九㎝、一二行・行二三字、注文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、雙白魚尾。下方記刻工「程仁、程義、李奎、程奎、李欒?、王政、胥守皋(或作胥皋、胥)、李朝、程儒、王安、翔、李奉、周全、高梅、肖孜、張崇仁、殷計林(或作殷)、位義、祝朋、張光輝、顧計先(或作顧先)、劉寵、楊天祥、闞天祥(或作闞)、張崇義、陳愷、于祥、楊文堂(或作文堂)、李如、肖友、肖一卿、于翔、何紀、何綱、王州、田遜、肖士其、王思敬、朱永平、肖士奇、王階(或作王皆)、孟弼、肖秀(或作秀)、黃傑(或作黃)、肖中、周李、闞氏、闞文□、程李、房興、于鳳翔、高」等。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼裝、角布つき。藍色薄手表紙、書高二九・四×幅二〇・〇㎝。外題なく、書根に「一凡四十(~四十) 政和證類本草」を墨書。全四〇册、檜夾五帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。嘉靖壬子年の王積「重刊證類本草敍」三葉(山東按察司の舊版木が摩滅したので、再版するという)、嘉靖壬子年の項廷吉「重翻本草序」二葉、嘉靖壬子年の馬三才「重刊證類本草序」四葉、成化四年の商輅「重刊本草序」一葉半、嘉靖癸未年の陳鳳梧「重刊證類本草敍」一葉半、己酉年の麻革「重脩證類本草序」一葉、政和六年の曹孝忠「政和新修經史證類備用本草序」一葉、泰和甲子年の晦明軒木記半葉、「證類本草所出經史方書」三葉、目錄三七葉。卷首に「重修政和經史證類備用本草卷第一/己酉新/増衍義/成 都 唐 愼微 續 證 類/中衞大夫…曹孝忠奉/敕校勘/序例上…」と題し、以下本文三〇卷。書末に嘉祐五年等の「補注本草奏勅・圖經本草奏勅」二葉、政和六年の「證類本草校勘官敍」半葉、皇統三年の宇文「書證類本草後」半葉、己酉年の劉祁跋二葉、「大德丙午歲仲冬望日平水許宅印」の舊刊記、末尾に「嘉靖三十一年歲次壬子春正月重刊/山東濟南府儒學敎授胡大慶/訓導冀爲珩同校督」の刊記。料紙は中葉白棉紙で僅かに黃變し、中國中葉楮紙で襯裝する。他の版式書誌は〇六二二〇本に同。版木割れある後印本。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「明嘉靖壬子(三一年)山東官刊本」と著錄するが、「明嘉靖壬子(三一年)序山東官刊本」が適切。
書號06223
中圖善目四九一頁・書號〇六二二三・國圖善稿二五五頁(重修政和經史證類備用本草 三十卷二〇册。(宋)唐愼微撰。序「成化四年歲次戊子淳安商輅序」「歲己酉貽溪麻革信之序」「政和六年曹孝忠謹序」、跋「皇統三年宇文虛中跋」「己酉中秋日雲中劉祁云、大德丙午歲仲冬望日平水許宅印」。明隆慶三年(一五六九)重刊本。匡二五・六×一六・八㎝、一二行・行二三字、注文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口、雙黑魚尾。下方記刻工「沈萬齡、顧良臣(或作顧)、夏良、王照、章至南(或作南)、榮、錢科(或作錢)、賈文選(或作賈文、賈、文)、劉七、朱經(或作經)、孟文奎(或作孟奎、奎)、沈四、沈廉(或作廉)、陳九(或作九)、張憲(或作憲)、趙濟(或作濟)、曹應春(或作曹春)、郭尊(或作郭、尊)、夏英(或作下英、英)、蔣瑞(或作瑞)、周成(或作周、成)、徐山(或作山)、劉介(或作介)、王愛(或作愛)、黃貴(或作貴)、曹科、章侖(或作章)、毛常、趙其(或作其)、朱善、沈萬春(或作沈春)、李八、徐立(或作立)、孫祖仁(或作孫祖、孫)、張斌(或作斌)、顧、德慶(或作德)、沈匹、曹六、曹臺(或作臺)、李德、陶孝、方尚武、王漢、汪大本(或作汪本、本)、曹二、沈應龍(或作沈龍)、徐冬、朱尊、沈今秀(或作今秀)、忠、羅文(或作文)、孟壽(或作壽)、陶烓(或作烓)、桂、劉能、德、明、陳弘佐(或作陳佐)、宋英、郭三、徐本述(或作徐本)、徐佐(或作徐左)、徐承、陶汝成、王德明、夏邦榮、孝、陳佐、沈定、曹昂(或作昂)、孫徐、李慶、沈連、洛」等。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼改裝。香色紋樣薄手表紙の下に薄葉丹紙あり、書高三一・八×幅二〇・〇㎝。外題なく、書根に「一凡二十(~二十止) 證類本草/目錄/序例/上 明刻泰和本(~證類本草/菜部/下品/經外/各類)」を墨書。全二〇册、檜夾四帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。成化四年の商輅「重刊本草序」三葉、己酉年の麻革「重脩證類本草序」一葉、政和六年の曹孝忠「政和新修經史證類備用本草序」一葉、「證類本草所出經史方書」三葉、泰和甲子年の晦明軒木記半葉、目錄三七葉。卷首に「重修政和經史證類備用本草卷第一/己酉新/増衍義/成 都 唐 愼微 續 證 類/中衞…醫學臣曹孝忠奉/敕校勘」と題し、以下本文三〇卷。書末に嘉祐七年の圖經本草鏤板施行文二葉、政和六年の奉勅校勘官銜半葉、大德丙午年の宇文公「書證類本草後」二葉半あって「隆慶三年歲次己巳秋八月吉日重刊」の刊記を附す。料紙は薄葉白棉紙で僅かに黃變し、襯紙なし。有界、四周雙邊、版心白口・雙黑魚尾、魚尾閒に「本草卷幾」、下魚尾下に葉次、下象鼻ウラに刻工名を刻す。毎半葉匡郭、縱二五・六×横一七・〇㎝、一二行・行二三字、小字雙行・行二三字。識語・書き入れ等なし。一部に絲切れ、版心切れ、黴あり。僅かに蟲損。
書號06225
中圖善目四九二頁・書號〇六二二五・國圖善稿二五七頁(重刊經史證類大全本草 三十一卷八册。(宋)唐愼微撰。序「萬曆丁丑東魯宛陵梅守德」「宋徽宗大觀二年…王艾晟序」、跋「萬曆丁丑中月春穀後學王大獻後序」。明萬曆丁丑(五年、一五七七)王秋尚義堂重刊本。匡二五・九×一七㎝、一二行・行二三字、注文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口、雙白魚尾。下方記刻工「尤本科(或作宣城尤本科)」。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)
中國四鍼眼改裝。香色薄手表紙、書高三一・二×幅一九・四㎝。外題なく、書腦に「一(~八)」、書根に「一卷之/三卷(~廿□之/卅一卷) 各卷所収篇名 樂(~慶)」を墨書。全八册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆丁丑年の梅守德「重刻本草敍」三葉、大觀二年の艾晟「經史證類大觀本草序」二葉あって「大德壬寅孟春/宗文書院刊行」の木記を附す。政和六年の寇宗奭「剳付」一葉、嘉祐七年の圖經本草鏤板施行文二葉、目錄三六葉。卷首に「重刊經史證類大全本草卷之一/春穀 王秋 捐貲命/男/大獻/大成/仝校錄」と題し、以下本文三一卷。卷末に蓮臺で「萬曆丁丑春月/重刊于尚義堂」の木記、書末に萬曆丁丑年の王大獻「重刊本草後序」四葉あり。料紙は薄葉竹紙でやや黃變し、襯紙なし。有界、四周雙邊、版心白口・下向き雙白魚尾、魚尾閒に「○本草幾」、下象鼻下に葉次を刻す。毎半葉匡郭、縱二五・八×横一七・三㎝、一二行・行二三字、小字雙行・行二三字。まれに下象鼻に「尤本科(宣城尤本科)」の刻工名を刻す。卷一途中まで朱點あるが、他に識語・書き入れ等なし。僅かに蟲損。
書號06227
中圖善目四九二頁・書號〇六二二七・國圖善稿二五七頁(重刊經史證類大全本草 三十一卷一〇册。(宋)唐愼微撰。序「萬曆丁丑梅守德序」「大觀二年艾晟序」。明萬曆丁丑(五年、一五七七)王秋尚義堂重刊本。匡二五・九×一七㎝、一二行・行二三字、注文小字雙行・字數同。雙欄、版心白口、雙白魚尾。下方記刻工「尤本科(或作宣城尤本科)、子、旦、月、日、泉、用、顯、永、相、詳、王、祥、徐、太、近、良、興、□、友、代、本、仁、有、秀、潤、明、阮等」。藏印記「國立中/央圖書/館考藏」「巢氏七/研齋印」「翁氏/珍藏」)
中國四鍼眼原裝。香色薄手表紙、書高三〇・一幅一九・〇㎝。外題なく、書根に「甲(~癸) 大全本草 序例上下(~所収篇名)」を墨書。全一〇册、檜夾二帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆丁丑年の梅守德「重刻本草敍」三葉、大觀二年の艾晟「經史證類大觀本草序」二葉あって「大德壬寅孟春/宗文書院刊行」の木記を附す、政和六年の寇宗奭「剳付」一葉、嘉祐七年の圖經本草鏤板施行文二葉、目錄三六葉。卷首に「重刊經史證類大全本草卷之一/春穀 王秋 捐貲命/男/大獻/大成/仝校錄」と題し、以下本文三一卷。卷末に蓮臺で「萬曆丁丑春月/重刊于尚義堂」の木記。跋なし。料紙は中葉白棉紙、襯紙なし。有界、四周雙邊、版心白口・下向き雙白魚尾、魚尾閒に「○本草幾」、下象鼻下に葉次を刻す。毎半葉匡郭、縱二五・八×横一七・二㎝、一二行・行二三字、小字雙行・行二三字。まれに下象鼻に「尤本科(宣城尤本科)」の刻工名を刻す。識語・書き入れ等なし。やや蟲損し、絲切れ。
前掲〇六二二五本と同版。
書號06229
中圖善目四九二頁・書號〇六二二九・國圖善稿二五八頁(重刊經史證類大全本草 三十一卷二四册。(宋)唐愼微撰。序「大觀二年艾晟序」。明南陵知縣朱朝望刊本。匡二五×一七㎝、一二行・行二三字、注文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、雙白魚尾。下方記刻工「尤本科、王、月、近、日、方、承、□、元、高、相、啓、信、明、祥、子、仁、英、用、太、徐、永、才、有、本、春、秀、時、完、良、名、友、文、興、滿、潤、學、泉、義、顯、之、儀、代、閔、熾、旦、詳、川、李、阮、南、德」等。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「呉興劉氏嘉/業堂藏書記」「人閒/孤本」「淸霞」「樸/存」)
中國四鍼眼改裝。香色薄手表紙、書高二九・六×幅一八・五㎝。外題・書根の記載なく(第二・三册のみに「經史證類卷上(下)」の墨筆外題)、書腦に「一(~二十四)」を墨書。全二四册、檜夾三帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。大觀二年の艾晟「經史證類大觀本草序」二葉あって「大德壬寅孟春/宗文書院刊行」の木記を附す。政和六年の寇宗奭「剳付」一葉、嘉祐七年の圖經本草鏤板施行文二葉、目錄三六葉。卷首に「重刊經史證類大全本草卷之一/知南…朱朝望 重梓/春穀義民王秋 原刊/庠生王大獻/引禮程文繡/仝校」と題し、以下本文三一卷。跋なし。一部版木割れある後印本。料紙は薄葉楮紙でやや黃變し、薄葉竹紙で襯裝。有界、四周雙邊(單邊も)、版心白口・下向き雙白魚尾、魚尾閒に「○本草幾」、下魚尾下に葉次、約半數の下象鼻に刻工名・刻字數を刻す。毎半葉匡郭、縱二四・七×横一七・〇㎝、一二行・行二三字、小字雙行・行二三字。一部に朱點、まれに墨點と朱筆書き入れあり。識語なし。破損・蟲損部を裏打ちする。
書號06231
中圖善目四九二頁・書號〇六二三一・國圖善稿二五九頁(食物本草 十卷三册。李杲撰、(明)錢允治訂。序「谷中虛序」「萬曆庚申錢允治序」。明萬曆庚申(四八年、一六二〇)呉郡錢氏刊本。匡二〇・七×一三・三㎝、九行・行二〇字、注文夾注・小字雙行・字數不等。單欄、版心白口、單黑魚尾、上方記書名。藏印記「竇」「燕山/氏」「國立中/央圖書/館攷藏」)
中國四鍼眼改裝。藍色薄手表紙、書高二七・三×幅一六・七㎝。外題なし。書腦にボールペンで「一(~三)」を記す。全三册、檜夾一帙に收める。第一册は卷一~三、第二册は卷四~七、第三册は卷八~一〇。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。墨筆で「食物本草 元東垣李杲編輯/日用本草 元海寧呉瑞編輯/十卷 明呉郡錢允治校訂/萬曆刊本 三本」の鑑定紙を插む。無記年の谷中虛「食物本草序」四葉、萬曆庚申年の錢允治「重刻食物本草序」三葉、總目二葉(卷一~七は李東垣食物本草、卷八~一〇は呉太醫日用本草)、總論一葉、「食物本草卷之一目錄」二葉。卷首に「食物本草卷之一/元 東垣李 杲 編輯/明 呉郡錢允治 校訂」と題し、以下は李東垣食物本草七卷。第三册、「日用本草卷之八目錄」二葉、卷首に「日用本草卷之八/元 海寧呉 瑞 編輯/明 呉郡錢允治 校註」と題し、以下は呉太醫日用本草三卷。跋なし。料紙は薄葉竹紙で黃變。有界、四周單邊。版心白口・單黑魚尾、象鼻に「食物本草」(第三册は「日用本草」)、魚尾下に「卷幾 葉次」、版心ウラに刻字數を刻す。毎半葉匡郭、縱二〇・八×横一三・二(第三册は一三・四)㎝、九行・行二〇字、小字雙行・行二〇字。「竇」「燕山/氏」「國立中/央圖書/館收臧」の藏印記。識語なし。書き入れ等なし。版心切れあり。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「食物本草 十卷三册」と著錄するが、「食物本草七卷二册、日用本草三卷一册 合刊」が適切。
中圖善目四九二頁・書號〇六二三三(本草綱目五十卷 卷首二卷 附脈學奇經八脈一卷 四〇册。明萬曆版)→北平(臺北故宮)
書號06234
中圖善目四九二頁・書號〇六二三四・國圖善稿二五九頁(本草綱目五十二卷 圖三卷 三七册。(明)李時珍撰。序「萬曆癸卯長州張鼎思頓首書」「崇禎庚辰古臨錢蔚起鏡石父書」「癸卯史汭郡夏良心撰」「萬曆歲庚寅春弇州山人鳳洲王世貞拜撰」。正文卷端題「蘄陽李時珍東璧父編輯 武林錢蔚起鏡石父較訂」。日本寬文一二年(一六七二)刊本。匡一七・四×一二・六㎝、九行・行二〇字、注文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、雙黑魚尾、上方記「本草」。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「澤存/書庫」「八千卷/樓藏/書記」「四庫著錄」)
日本四鍼眼原裝(一部中國後補)。灰クリーム色厚手表紙、書高二二・三×幅一五・五㎝。外題は四周雙邊の題簽に「和名入(横書)/本草綱目 校正 序目(~圖下)」(一部脱落)を印刷。書根に「序目(~圖下)」を墨書。全三七册、檜夾六帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。見返しに四周單邊で「重訂本草(大字)/飜刻千里必究(小字)/綱目(大字)武林錢衙/藏板(小字)」あり。萬曆癸卯年の張鼎思「重刊本草綱目序」八葉、崇禎庚辰年の錢蔚起「重刊本草綱目小引」一葉、癸卯年の夏良心「重刻本草綱目序」六葉、萬曆庚寅年の王世貞「本草綱目序」九葉、萬曆二四年の李建元「進本草綱目疏」四葉、總目七葉、凡例四葉(以上第一册)。卷首に「本草綱目序例第一卷上/蘄陽李時珍東璧父編輯 武林錢蔚起鏡石父較訂」、以下本文五二卷。跋なし。書末に「寛文十二年/壬子臘月吉辰」の奧付。料紙は日本楮紙でやや黃變。無界、四周單邊、版心白口・雙黑魚尾、象鼻に「本草」、魚尾閒に「卷之幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一七・二×横一二・八㎝、九行・行二〇字、小字雙行。「八千卷/樓臧/書記」「澤存/書庫」「四庫著錄」および「國立中央圖/書館收藏」の藏印記。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
中圖善目四九二頁・書號〇六二三六(本草原始 十二卷八册。明萬曆版)→北平(臺北故宮)
中圖善目四九二頁・書號〇六二三七(食物輯要 八卷四册。明萬曆版)→北平(臺北故宮)
書號06238
中圖善目四九二頁・書號〇六二三八・國圖善稿二六〇頁(醫便五卷 附提綱一卷 五册。(明)張受孔撰。序「醫便敍 萬曆甲寅姚江念之道人徐應登題」。明萬曆甲寅(四二年、一六一四)徐應登刊本。匡二〇・三×一四㎝、九行・行二二字、注文小字雙行・字數同。單欄、版心白口、單白魚尾。朱圈。藏印記「國立中/央圖書/館攷藏」「雲雪居」「劍/可」)
中國四鍼眼改裝。香色薄手表紙、書高二六・九×幅一六・六㎝。外題なし。書腦に「壹(~伍)」を墨書。全五册、檜夾一帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。萬曆甲寅年の姚江念之道人徐應登題「醫便敍」三葉(第一葉ウラを缺)、「醫便凡例」一葉、「本草目錄」八葉。卷首に「本草」と題し、以下二卷、提綱(附錄までの目次および索引)一卷、〔醫便〕上下二卷、〔醫便〕附錄一卷。跋なし。料紙は薄葉竹紙で黃變し、薄葉竹紙で襯裝。無界、四周單邊。版心白口・單白魚尾、魚尾下に「卷次 葉次」を刻す。毎半葉匡郭、縱二〇・一×横一四・二㎝、九行・行二二字、小字雙行・行二二字。「國立中/央圖書/館收臧」「問雪居」「刃/僉/可」の藏印記。識語なし。一部に朱点、朱筆の書き入れあり。蟲損なし。
中圖善目・國圖善稿は「醫便五卷 附提綱一卷」と著錄するが、「醫便五卷(本草二卷、〔醫便〕上下二卷、〔醫便〕附錄一卷) 附提綱一卷」が適切。
書號06240
中圖善目四九三頁・書號〇六二四〇・國圖善稿二六一頁(神農本草經疏 三十卷八册。(明)繆希雍撰。序「天啓乙丑海虞遺氏繆希雍題于江舟次」。明天啓乙丑(五年、一六二五)海虞毛氏綠君亭刊本。匡二〇・三×一四・二㎝、八行・行一八字。單欄、版心白口、下方記「綠君亭」、刻工「汪」。朱校。藏印記「國立中央圖/書館收藏」「迦摩/居士」)
中國四鍼眼原裝。香色薄手表紙、書高二五・九×幅一六・九㎝。外題なし。全八册、檜夾一帙に收める。第一册に卷一・卷二の途中、第二册に卷二途中~卷四、第三册に卷五~七、第四册に卷八~九、第五册に卷一〇~一一、第六册に卷一二~一四、第七册に卷一五~二一、第八册に卷二二~三〇を收める。天啓乙丑年の繆希雍「梓行本草疏題辞」五葉、無記年の無名氏(繆希雍)「自序」二葉、天啓五年の家子顧澄先「凡例」三葉、「神農本草經疏總目」四葉、「神農本草經疏目錄」二二葉。卷首に「神農本草經疏卷之一/東呉繆希雍仲淳甫著/同邑門人李 枝參訂」と題し、以下本文三〇卷。跋なし。料紙は薄葉竹紙で黃變。無界、四周單邊。版心なく、版心部上部に「本草經疏卷幾」、下部に「(オモテ)緣君亭/(ウラ)葉次」を刻す。毎半葉匡郭、縱二〇・五×横一三・〇㎝、八行・行一八字、小字雙行。「國立中央圖/書館收臧」「迦摩/居士」の藏印記。識語なし。三册途中の卷六まで朱点あり。書き入れなし。やや蟲損。
前掲〇六二三九本と同版。
書號06242
中圖善目四九三頁・書號〇六二四二・國圖善稿二六二頁(長沙藥解 四卷一册。(淸)黃元御撰。序「乾隆十八年黃元御序」「張琦刻序」。淸乾隆陽湖張琦刊本。匡一七・六×一三・九㎝、一一行・行二三字、注文小字雙行・字數同。左右雙欄、版心白口、單黑魚尾、上方記書名。(淸)李文田朱筆批校。藏印記「管理中英庚/款董事會保/存文獻之章」「國立中央/圖書館/藏書」)
中國四鍼眼改裝。香色薄手表紙の下に薄葉丹紙あり、書高二六・五×幅一五・六㎝。もと二册を合一册、檜夾一帙に收める。外題は表紙に「子部醫家類 總目卷一百五著錄/國朝黃元御撰/長沙藥解四卷」を墨書。書根に「長沙藥解/長沙藥解」を墨書。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。乾隆十八年の昌邑黃元御「長沙藥解自序」二葉、無記年の陽湖張琦「長沙藥解後序」二葉、「長沙藥解目錄」三葉。卷首に「長沙藥解卷一/昌邑黃元御坤載著」と題し、以下本文四卷。料紙は薄葉竹紙で黃變。有界、左右單邊。版心白口・單黑魚尾、象鼻に「長沙藥解」、魚尾下に「卷幾 葉次」を刻す。毎半葉匡郭、縱一七・六×横一四・〇㎝、一一行・行二三字、小字雙行・行二三字。識語なし。朱点・朱引き、一部欄上に朱筆の書き入れあり。蟲損なし。
書號06244
中圖善目四九三頁・書號〇六二四四・國圖善稿二六二頁(醫藥輯覽 九卷六册。明初刊黑口十行大字本。匡二四・一×一七・一㎝、一〇行・行二〇字。雙欄、版心黑口、雙黑魚尾。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)(難經一卷。脈賦一卷。脈訣一卷、(晉)王叔和撰。脈訣一卷、(宋)劉開撰。藥性賦一卷。珍珠囊一卷、(金)張元素撰。傷寒活人指掌一卷、(明)呉恕撰。用藥歌訣一卷。諸病論一卷)
中國四鍼眼改裝、角布つき。藍色薄手表紙、書高三一・六×幅二〇・二㎝。外題・書根の記載なく、書腦に鉛筆で「一(~六)」を記入。全六册、檜夾一帙に收める。
第一册は「難經」と題し、一難から八十一難までの經文のみ、不分卷三四葉、魚尾閒に「難經 葉次」を刻す。第二册は「脈賦」と題する不分卷三葉で、後半一葉は「潔古老人論入式歌」と題し、魚尾閒に「脈賦 葉次」を刻す。次に「王叔和脈訣」と題し、不分卷二七葉、魚尾閒に「脈訣 葉次」を刻す。次に「復眞劉三點先生脈訣」と題し、嘉煕五年の劉開序一葉あって以下本文不分卷二〇葉、魚尾閒に「劉三點 葉次」を刻す。第三册は「藥性賦」と題し、不分卷七葉、魚尾閒に「藥性賦 葉次」を補寫する。次に「藥象陰陽/圓圖/補寫之圖」一葉。次に無題で不分卷二〇葉あり、末尾に「珍珠囊終」と題し、魚尾閒に「珍珠囊 葉次」を刻す。第四册は「傷寒活人指掌提綱」と題し、不分卷三一葉、末尾に「傷寒活人指掌終」と題し、魚尾閒に「活人指掌 葉次」を刻す。(明)呉恕撰の記載なし。第五册は「用藥歌訣」と題し、不分卷五〇葉の病門別處方歌訣で、魚尾閒に「歌訣 葉次」を刻す。第六册は「諸病論」と題し、不分卷三〇葉の病論書で、魚尾閒に「諸病論 葉次」を刻す。以上の他に序跋・目錄なし。
料紙は薄葉白棉紙で黃變、破損多く中國薄葉楮紙で裏打ちし、宣紙で金鑲玉に裝釘。有界、四周雙邊、版心黑口・内向き雙黑魚尾、魚尾閒に「書名 葉次」を刻す。破損部は補寫。毎半葉匡郭、縱二四・二×横一六・八㎝、一〇行・行二〇字、小字雙行、句讀點を刻入する。版木割れある後印本で、一部に朱墨の補寫、書き入れ、讀點あり。補修後の蟲損なし。
字樣・版式・料紙・古びは明前期で問題ないが、圓句點の刻入は明前期に珍しい。
書號06246
中圖善目四九四頁・書號〇六二四六・國圖善稿二六三頁(東垣十書 三十二卷二〇册。(金)李杲撰。序「嘉靖八年朱寵瀼」「金壇王肯堂題」。正文卷端題「紫虛眞人崔 撰 東垣老人李杲批」。日本萬治元年(一六五八)武村市兵衞刊本、匡二〇・二×一三・九㎝、九行・行二〇字、單欄、版心白口、單黑魚尾、上方記書名。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)(脈訣一卷、(宋)崔嘉彥撰。局方發揮一卷、(元)朱震亨撰。脾胃論四卷、(金)李杲撰。辨惑論二卷、(金)李杲撰。格致餘論二卷、(元)朱震亨撰。湯液本草六卷、(元)王好古撰。此事難知四卷、(元)王好古撰。蘭室秘藏六卷、(金)李杲撰。溯洄論二卷、(元)王履撰。外科精義四卷、(元)齊德之撰)
後補中國四鍼眼裝。金箔散らしクリーム色中手表紙、書高二七・八×幅一九・一㎝。外題は四周雙邊の題簽に上段「新板」・下段「東垣十書 脈訣(~外科精義)」を印刷、一部脱落。書根に「東垣 脈 全(~東垣 外 易)」、全册の背に「全部 念」を墨書。全二〇册、檜夾二帙に收める。第一册見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。見返しに四周雙邊で「王宇泰先生訂正(小字)/東垣十書(大字)/脈訣 局方發揮 脾胃論 格致餘論/蘭室秘藏 辨惑論 此事難知 湯液本草/溯洄集 外科精義 書林楊懋梓行」の木記。嘉靖八年の光澤王「東垣十書序」一〇葉、無記年の王肯堂「東垣十書序」六葉、東垣十書種目一葉、目錄なし。卷首に「東垣十書卷之首/紫虛眞人崔 撰/東垣老人李杲批/脈訣」と題し、以下本文。第一八册『溯洄集』卷二末葉・第二〇册『外科精義』卷四末葉に「萬治元年戊戌三月吉日/二條通松屋町/書肆武村市兵衞新刊」の刊記。第一八册『溯洄集』卷二末尾に明曆三年の復性庵元敬の跋半葉あり。奧付なし。料紙は日本楮紙。本文の大部分は無界、四周單邊、版心白口・黑魚尾、象鼻に「東垣十書」、魚尾下に「(當該書の)卷幾 書名」、下象鼻に葉次を刻す。第一册『脈訣』の匡郭のみ例外(四周雙邊)で半葉五行・行一〇字、それ以外は每半葉匡郭、縱二〇・二×横一三・九㎝、九行・行二〇字、小字雙行。「國立中央圖/書館所藏」の藏印記のみ。識語なし。『脾胃論』『辨惑論』に朱墨の書き入れあり。いささか蟲損あるが、中國で一部を補修後は進行なし。
書號06248
中圖善目四九五頁・書號〇六二四八・國圖善稿二六四頁(薛氏方書 七十八卷六四册。(明)薛己編。正文卷端題「臨川陳自明編 古呉薛己註 後學蔣宗澹 宋雲璈 朱明仝校」。日本承應三年(一六五四)刊本、匡二〇・一×一三・五㎝、九行・行一九字、單欄、版心白口、上方記「婦人良方」。藏印記「國立中央圖/書館收藏」)(婦人良方二十四卷、(宋)陳自明撰、(明)薛己注。保嬰撮要二十卷、(明)薛鎧撰、(明)薛己編。明醫雜著六卷、(明)王節齋撰、(明)薛己注。外科精要三卷、(宋)陳自明撰、(明)薛己注。外科樞要四卷、(明)薛己撰。錢氏小兒直訣四卷、(宋)錢乙撰、(宋)閻孝忠編、(明)薛鎧注。原機啓微二卷附錄一卷、(明)薛己撰。内科摘要二卷、(明)薛己撰。女科撮要二卷、(明)薛己撰。癘瘍機要三卷、(明)薛己撰。正體類要二卷、(明)薛己撰。陳氏小兒痘疹方一卷、(宋)陳文中撰、(明)薛己注。保嬰粹要一卷、(明)薛己撰。口齒類要一卷、(明)薛己撰。保嬰金鏡錄一卷、(明)薛己撰。敖氏傷寒金鏡錄一卷、(明)薛己校)
日本四鍼眼原裝。澁引き灰薄茶色中手表紙、書高二六・三×幅一七・三㎝。外題は四周雙邊の題簽に「婦人良方(等書名) 七(卷次)」を印刷(一部脱落)、各册表紙に全册の通し番號を「壹(~六十四終)」を墨書。書根に「婦人良方(等書名) 一(卷次)」、背に「共六十四」を墨書。全六四册、檜夾八帙に收める。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。戊辰年の卜兼三「刻薛氏方書序」四葉、「婦人良方卷之首(凡例)」五葉、「醫書十六種總目序」一葉、「婦人良方目錄」一九葉。卷首に「婦人良方卷之一/臨川 陳自明 編/古呉 薛 己 註/後學 蔣宗澹/宋雲璈/朱 明仝校」と題し、以下本文。跋なし。第一二册『婦人良方』卷二四末葉・第五七册『癘瘍機要』下卷末葉・第六一册『保嬰粹要』卷末・第六三册『保嬰児金鏡錄』卷末・第六四册『敖氏傷寒金鏡錄』卷末に四周雙邊で「承應三甲午曆二月日/刊/行」、第三二册『保嬰撮要』卷二〇末葉・第三八册『明醫雜著』卷六末葉・第四五册『外科樞要』卷四末葉・第四九册『原機啓微』下卷末葉・第五二册『内科摘要』下卷末葉に四周雙邊で「承應三甲午曆二月日」、第五四册『女科撮要』下卷末葉に「承應三甲午曆二月日/二條通」、第四一册『外科精要』卷下末葉に四周雙邊で「承應三甲午曆二月日/二條通 屋町/刊/行」の木記。料紙は日本厚葉楮紙、無界、四周單邊。版心白口・無魚尾、象鼻に「書名」、書名下に「卷之幾(各書每) 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・一×横一三・六㎝、九行、行一九字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。僅かに蟲損。
當本は所謂「薛氏(醫案、醫書)十六種」本。
右醫家類、凡三百六十三部、五千五百四十三卷、三千五百四十四册。内不分卷者十四部。
國家圖書館〔臺北〕の『中圖善目』醫家類に著錄の書以外に、醫學といささか關聯のある同館藏書の調査書誌を以下に附錄する。
【伊澤氏酌源堂舊藏書】
書號01071
書號〇一〇七一(廣韻 五卷五册。(宋)陳彭年重修。(唐)孫愐序。「天寶十年陳州司馬孫愐唐韻序」。元建刊本。匡一七・九×一二・二㎝、一三行、大字單行、註文小字雙行、大字一約當小字四、每行大小字約二七字。版心小黑口、雙魚尾、上魚尾下方記書名卷第、下魚尾下方記葉次、下黑口旁偶記大小字數。藏印記「擇是居」「國立中央圖/書館收藏」「岸本家藏書」「伊澤氏/酌源堂/圖書記」「棲蘆」「張印/鈞衡」「石銘/收藏」「三槐/以貞」「默/菴」朱「愛鳳/後裔」「呉興張氏適園收藏圖書」)
マイクロ燒き付け。裝幀・表紙・書高幅・外題・書根・帙・見返し等未詳。天寶一〇年の孫愐「唐韻序」二葉。卷首に「廣韻上平聲卷第一」と題して卷一目錄、以下本文五卷。跋なし。料紙は繊維混じりの竹紙らしい。有界、四周雙邊、版心黑口・雙黑魚尾、上魚尾下の記載未詳、下魚尾下に葉次を刻す。毎半葉、一三行、小字雙行・行二七字。識語・書き入れ等なし。相當に蟲損・破損あり。
書號06250
書號〇六二五〇(周髀算經 二卷附音義一卷一册。(北周)甄鸞重述、(唐)李淳風注釋、(明)胡震亨題辭、(漢)趙嬰(舊題)。序「嘉定六年癸酉十一月一日丁卯冬至…括蒼鮑澣之仲祺謹書」「趙爽序」「周髀題詞 武原胡震亨」、跋「嘉定五年壬申七月一日己巳立秋…汀州鮑澣之仲祺謹書」。明趙開美刊本。匡一九・五×一三・九㎝、九行・行一八字、小字雙行・字數同。左右雙欄、版心白口、單白魚尾。下方記「隱、禹、前」等刻工名。朱校。藏印記「國立中/央圖書/館保管」「銅井寄廬」「獨山莫/氏藏書」「莫棠/之印」「班侯讀」「班侯」)
中國四鍼眼裝。藍色薄手表紙、書高二六・八×幅一六・九㎝。外題なく、書根に「全 周髀算經」を墨書。全一册、檜夾一帙に收める。見返しに黃紙を貼り、「周髀算經二卷音義一卷/唐李淳風等注釋/明趙開美刻本 一册。/是書莫知誰作。其算法爲句股之祖、其推歩/即蓋天之術、西法實從此出。/商務印書館影印之四部叢刊内之周髀算經、即翻/刻此趙氏本也」と墨書する。嘉定六年の鮑澣之「周髀算經序」二葉、無記年の無名氏「周髀算經序」一葉、李籍「周髀音義序」七葉、「附算學源流」一葉、無記年の胡震亨「周髀題辭」二葉。目錄なし。卷首に「周髀算經卷上/漢 趙 君卿 注/北周漢中郡守前司隷臣甄鸞重述/唐朝議大夫行…李淳風等奉勅注釋/明 趙 開美 校」と題し、以下本文二卷。書末に嘉定五年の鮑澣之「周髀算經後序」二葉あり。料紙は竹紙でやや黃變する。有界、左右雙邊。版心白口・單白魚尾、魚尾下に「周髀算經卷上(下) 葉次」、一部下象鼻に刻工名あるいは刻字數を刻す。句點の刻入なく、一部に未刻墨丁あり。毎半葉匡郭、縱一九・七×横一三・八㎝、九行・行一八字、小字雙行・行一八字。一部に朱點。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
上下卷頭以外に趙開美の文字なし。字樣は明朝體に近く、仲景全書の宋體とはいささか異なる。中圖善目・國圖善稿は「明趙開美校刊本」と著錄するが、「明〔萬曆閒〕趙開美校刊本」が適切。
【『中圖善目』未收新購入書】
書號三三六〇/二〇四〇七(經效產寶〔又名、產寶諸方〕三卷 續編一卷 二册。(唐)昝殷撰。淸光緒七年(一八八一)影宋刊校樣本)
中國四鍼眼原裝。紺色薄手表紙、書高二六・四×幅一六・七㎝。外題なし。書根に「上(下) 經效產寶」を墨書。全二册、無帙。見返しに四周雙邊の「國立中/央圖書館/藏善本」の藏書票を貼る。序・目錄なし。卷首に「經效產寶卷之上/節 度 隨 軍 昝 殷 撰集/相 國 白 {敏+中} 家 藏 善本」と題し、以下本文。卷上二三葉、卷中二四葉(以上第一册)、卷下一二葉、「經效產寶續編」一八葉。跋なし。料紙はやや黃變し、中國紙で襯裝。有界、左右雙邊、版心小黑口・雙黑魚尾、象鼻の一部に刻字數、魚尾下閒に「寶幾」、下魚尾下に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一八・二×横一二・六㎝、一一行、行一八字、小字雙行。「古呉潘/志□硯/庭印信」および「國立中央圖/書館收藏」の藏印記。識語なし。書名を朱筆で「產寶諸方」に訂正。蟲損なし。
日本舊藏本に非ず。人民衞生出版社影印本の底本。全体より影宋刊校樣本の雰圍氣は分かるが、本書中に「影宋刊」「淸光緒七年刊」などの記載はない。
書號一七五九五/〇五四八(傷寒論後條辯 一五卷〔王叔和傷寒序例貶偽一卷、辨傷寒論一卷 附:傷寒論原本編次一卷・條辨編次一卷・尚論篇編次一卷〕八册。(淸)程應旄撰。日本寶永元年(一七〇四)平安城書林博古堂重刊本)
後補中國五鍼眼裝。紺色中葉改表紙に紺色厚葉舊表紙あり。書高二六・一×幅一八・四㎝。外題は四周雙邊の題簽に「傷寒後條辯」を印刷。書根に「後條辯」、背に「共八」を墨書。全八册、帙なし。見返しに四周單邊で上段に「新安程郊倩先生著」、下段に「傷寒論後條辯/直解(大字)附編(小字横書)方有執條辨/王叔和本論目次/喩嘉言尚論/(上段に小字の四行・行一五字で)此書…/…/…/…翻刻必究 (下段に中字で)式好堂藏版/平安城銅駝坊/書林博古堂重梓」の封面。無記年の胡文學「傷寒論後條辨敍」八葉、康煕一〇年の李壯「序」五葉、康煕九年の程応旄「自序」五葉、目錄三葉。卷首に題署なく、「傷寒論自序」篇では篇末に「新安後學程応旄識」と記す。次篇では「王叔和傷寒序例貶偽 程応旄郊倩」、以下本文。卷一は「傷寒論後條辨卷之一 一名直解/新安程応旄郊倩條註 門人王式鈺仲堅校」と題し、以下本文。書末に康煕辛亥年の王式鈺「傷寒論後條辨跋」九葉、寶永改元甲申年の前田道通「題傷寒論後條辨後」三葉。書末に「華洛二條通新町東入町/書肆武村新兵衞刊行」の刊記。料紙は日本楮紙で、無界、四周單邊。版心白口・黑魚尾、象鼻に「傷寒論後條辨」、魚尾下に「篇名 葉次」、下象鼻に「博古堂」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・三×横一二・八㎝、九行、行二〇字、小字雙行。欄上に行五字の注記を刻す。「國立中央圖書館臧」の印記のみ。識語・書き入れ等なし。蟲損なし。
第一册中に日本古書店特有の縱長紅罫價格札を插み、八五〇〇円と記される(當館藏書票に五九、七、贈とある)。書末尾に「國立中央圖書館/中華民國五九、七月七日贈」の藍印記あり。
(完)