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ソウル大學奎章閣の古醫籍書誌

茨城大学人文学部 真柳誠

The Bibliography of the Old Medical Books in the Kyujyanggak Archives
at Seoul National University

Makoto MAYANAGI



(一)「はじめに・凡例・韓籍の部 子部醫家類」『茨城大学人文学部紀要 人文学科論集』41号21-42頁、2004年3月(Bulletin of the College of Humanities, Ibaraki University, Studies in Humaities, Vol.41 p.21-42, March 2004

(二)「韓籍の部 子部醫家類道家類農家類、史部政法類。漢籍の部 子部醫家類」『茨城大学人文学部紀要 人文学科論集』42号17-44頁、2004年9月(Bulletin of the College of Humanities, Ibaraki University, Studies in Humaities, Vol.42 p.17-44, September 2004

(三)「漢籍の部 子部醫家類」『茨城大学人文学部紀要 人文学科論集』43号11-26頁、2005年3月(Bulletin of the College of Humanities, Ibaraki University, Studies in Humaities, Vol.43 p.11-26, March 2005

(四)「漢籍の部 子部醫家類儒家類道家類西學類、史部政法類、集部小説類」完(茨城大学人文学部紀要『人文学科論集』44号13-27頁、2005年9月)(Bulletin of the College of Humanities, Ibaraki University, Studies in Humaities, Vol.44p.13-27, September 2005)

*本報告は文部科学省平成十三・十四年度科学研究費特定領域研究A(2)「東アジアにおける漢籍医薬書の出版・流通と相互影響」および平成十五・一六年度文部科学省科学研究費特定領域研究(2)「東アジアにおける医薬書の流通と相互影響」による。



はじめに


 日本の醫學は古くから中國や朝鮮半島の醫學を受容し續け、それを取捨選擇・發展させて日本化してきた。今更いうまでもないが、これら大陸・半島の醫學の多くは書物を介して島國日本に傳わっている。それゆえ幕末までに厖大な數におよぶ中國・朝鮮等の醫藥書が日本で保存され、また日本人による醫藥書も萬を越えて著述されてきた。

 しかし明治政府による近代醫學の採用と傳統醫學の廢止政策により、蓄積されてきた醫藥古典籍は突如として臨牀價値を失い、一部は海外に購入されて現在にいたる。同樣の現象は戰後一時期にも輕度ながらあった。筆者は當現象に注目し、これまで調査と研究を重ねてきた。この結果、かつて日本に所藏されていた日本・中國・朝鮮等の醫藥古典籍が、概數で五千点以上は中國・臺灣地域・韓國・歐米に現存していると推定するにいたった。

 それらの中には臨牀上・文化上・史上・書誌學上など、多方面において貴重性が認められる書も少なくない。だが多くは利用も研究もされることなく、各國の書庫奥深く眠り續けているのが現狀といっていい。それゆえ、かつて東アジアにおいて流通し、相互に影響を及ぼしていたこれら醫藥書個々の書誌調査による流通經緯の研究は、東アジアの醫療文化史を檢討する上でも大きな意味がある。

 そこで各國・各地域の所藏機關にて醫藥古典籍を手に取り、實地に調査する研究を二〇〇〇年八月より本格的に開始した。韓國については二〇〇三年二月十七日から三月二十一日までソウルに滞在し、主要な三藏書機關のうち奎章閣の調査をほぼ完了させることができた。殘る機關の藏書も近年中に調査を考えているが、それ以前に奎章閣の調査記錄について諸賢の批判を仰ぐことも必要と考え、公表することにした。

 さて奎章閣は李氏朝鮮時代の宮廷藏書を保管・公開・研究する機關。現在はソウル國立大學の所管で、メインのKwanak(冠岳)キャンパス内にある。その前身はソウル市内にある景福宮に正祖が一七七六年に建てた李王家藏書閣で、公文書保管所・圖書館・學問所としての機關だった。いうまでもなく韓國は一九一〇年に日本の植民地とされ、日本敗戰までの三五年間を朝鮮總督府に統治された。この間、李王家の藏書閣は朝鮮總督府の所管、また一九二四年に京城帝國大學(かつてはソウル市内の大學路にあり、現在は醫學部のみ殘る)が設立されると附属の奎章閣が設置され、一九四五年の解放後に現在のソウル國立大學に移轉された。その經緯は多くの藏書に捺される「帝室圖書之章」「朝鮮總督府圖書之印」「京城帝國大學圖書章」「서울(ソウル)大學校圖書」の印記から如實に分かる。

 ちなみに奎章閣では朝鮮著述文獻の多くがマイクロフィルム化されており、リーダープリンターで閲覽やプリントするか、その燒き付け製本やコピー本・影印本で調査する。複製されていない書だけ原本が出される。それゆえ中國書の見事な一七世紀初期朝鮮活字版が原本で閲覽できる一方、朝鮮著述の一九世紀後期朝鮮寫本でもマイクロフィルムや複製本でしか見られない。

 調査は藏書目錄の醫家類に收められる書について實施したが、一部の古典籍といえない書は割愛した。また目錄で醫家類以外に分類されていても、明らかな醫藥書、あるいは醫藥關連記述の多い書に氣づいた場合は調査記錄した。なお奎章閣にはその來歷もあって、日本書の所藏は明治~昭和の書を含めて一三〇點と少なく、うち醫藥書は『醫心方』卷二二の昭和複製本一點のみだった。
 
 以下に當訪書記錄の凡例を記すが、本調査にあたり多量の古典籍を閲覽させていただいた奎章閣および館員の諸氏、また公私にわたりご配慮いただいたソウル大學藥學部・張日武敎授および奎章閣研究員・金澔博士のご厚意に深甚の謝意を申し上げる。


凡例

一 當訪書志は大韓民國ソウル特別市・ソウル國立大學校奎章閣所藏の醫藥および醫藥に關連する古典籍を調査した記である。

二 漢字は特殊な文字を除き、JISコード漢字の範圍内で正字に統一した。このため、一部の漢字は必ずしも正確な正字ではない。

三 各書の分類および記載順次は基本的に『奎章閣圖書韓國本總合目』(「韓目」と略。ソウル大學圖書館、一九八一年)、および『奎章閣圖書中國本總合目』(「中目」と略。ソウル大學圖書館・李榮基編輯、一九八二年)に從った。ただし兩目に重複して著される書は適切ないずれか一方に記した。

四 各書の冒頭には兩目の著頁、兩目に重複して著される書は( )内に重複目の頁を記し、『奎章閣韓國本圖書解題(經・子部)』(「解題」と略。ソウル・保景文化社、一九九三年)に解説が載る書は所載頁を併記した。三木栄『朝鮮醫書誌』(自家謄寫版、一九五六。學術圖書刊行會・思文閣出版、一九七三)に著の朝鮮固有醫書は著番號を「三木朝一二三」、中國醫書朝鮮版は「三木中一二三」、醫藥關係朝鮮本は「三木關一二三」、參照すべき書は「三木朝一二三參」、未著書は「三木未著」のように併記した。ただし金信根『韓醫藥書攷』(ソウル大學出版部、一九八九年)は「韓目」中の韓國固有書すべてを載せるので、所載頁の附記を割愛した。

五 四に續けて目の記載内容を( )内に整理して記したが、韓國の書誌学用語はそのまま轉載した。

六 改行して始まる文は眞柳の調査部分で、目記載に補足すべき書誌事項を記した。數種の書が同一版本として一括して目に著される場合は、調査した書の登番號を冒頭に示した。これら調査記は主に以下の内容と順次で記載した。

 裝訂法、表紙の質、書の寸法、帙の有無等、外題・書根の記載等の外觀。

 次に書物の各葉を順に開いて分かる情報として、封面、序文の年・作者・タイトル・葉數、目等の葉數、刊記等、本文卷頭に記載の内題・著編注者等、本文の卷數、跋文の年・作者・タイトル・葉數、刊記・木記・奥附等。

 次に全体の書誌情報として、料紙の種類、補修の樣子、界の有無、匡郭・版心魚尾の種類、版心内の文字、卷一冒頭半葉匡郭の内側寸法、行數と每行の字詰め、小字の字詰め等。

 次に全書に捺された藏書印記を列記したが、判讀に疑問が殘る文字には(?)を附記した。さらに當該書全体の虫損狀態等の現を記した。

 最後に改行し、特徴的な内容、眞柳の私見、および目錄記載の問題等を記した。


韓籍の部

子部醫家類


韓目一三六七頁・解題一三五頁・三木朝三七(簡易辟瘟方。一册二五張。奎
3199522756967850。金順蒙(朝鮮)等受命編。光海君五年(一六一三)、内醫院活字。書高三三×幅二一cm、四周雙邊。半葉匡郭、縱二二・一×横一五・二cm、九行・一七字、注雙行。版心、上下花紋魚尾。版心書名、辟瘟方。序、嘉靖四年(一五二五)乙酉正月二十五日金希壽奉敎謹書。内賜記、3199「萬四十一(一六一三)正月日内賜五臺山上、5227「校書館上」、5696「太白山上」。印、319952275696「宣賜之記」、7850「弘文館」「帝室圖書之章」)
 奎3199のマイクロ燒き附けによる。上記序三葉、本文卷首に「簡易辟瘟方」の内題、以下直接本文。漢文の後に漢字・ハングル交じり譯文を附す。版式は同上、魚尾間に「辟瘟方 葉次」。「宣賜/之記」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。扉に「萬四十一年正月 日、/内賜辟瘟方一件、五臺山上。/右承旨臣李 花押?」の識語あり。
 蘇合香元・香蘇散・十神湯・升麻葛根湯・屠蘇酒などを記す。
 
韓目一三六七頁・三木朝一一七(經驗痘方。一册四七張。古7608-3。〔高宗六年(一八六九)〕、丁若鏞(朝鮮)著。圖つき寫本。書高二三・七×幅一九・三cm。表紙に書名「痘兒神方」、卷末に「己巳(一八六九)」至月四日、謄此于新垈書堂」の識語)
 マイクロ燒き附けによる。卷頭に顔面圖を挿み貼り、部位名・臟腑配當・吉凶を記す。卷首に「經驗痘方  茶山丁若鏞著」と題し、以下本文は全部漢文。上欄にキーワードを書き出し、書末に處方集と十二經と臟腑の補瀉・温涼處方を附す。「京城帝/國大學/圖書章」の印記。
 藥名の略字(當歸の・皈)や略稱(紫・甘・前・通・升)などがある。
 
韓目一三六七頁・三木朝七二((四醫)經驗方。一册四九張。一蓑古615.135-G998b。編者未詳・刊年未詳、木版。書高三六・二×幅二三・四cm、四周單邊。半葉匡郭、縱二六・八×横一九・三cm、有界九行・三〇字、上下花紋魚尾。印、「大同文叢」)
 マイクロ燒き附けとマイクロフィルムによる。表紙の四周雙邊題箋に「經驗方」を墨書。押し目紋樣表紙。「經驗方目(漢字)」二葉、「藥物名(一部にハングル譯を附す)」四葉。本文卷首に「經驗方 李碩幹 蔡得己 朴濂 許任 本草 東醫 聞見方」と題し、以下直接本文。版式は同上だが一〇行で、小字は雙行・行三〇字、魚尾間に「經驗方」を刻す。「大同/文叢」および圓印「大同文叢/昭一四・五・一五和/第三一〇九號」の印記。見返し及び上欄一部に漢字・ハングルで書き入れ。やや蟲損、いささか破損。
 韓目は「九行・三〇字」に作るが、「一〇行・三〇字」が適切。
 
韓目一三六七頁・三木朝七二參(經驗方。一册二七張。一蓑古615.135-G998。著者未詳・刊年未詳。木版。書高二七・四×幅一七・八cm、四周單邊。半葉匡郭、縱二〇・四×横一四cm、有界、一〇行・二八字。版心、上花紋魚尾。漢字・ハングル文字混じり。印、「方鍾鉉章」)
 マイクロ燒き附け(葉次を逆に製本する)による。表紙に「經驗方/行年方」を墨書。序なく、目・本文の順。目は全漢字で、末尾に「孝橋新刊」の木記あり。本文に内題なく、見出しの多くは漢字で陰刻、本文は全てハングル。版式は同上、魚尾下に葉次。「方鍾鉉章」「方鍾鉉/藏書」「京城/大學/藏書」の印記。
 
韓目一三六七頁・三木朝七二參(經驗方。一册五五張。奎15605。〔編者未詳〕〔一九二七〕。寫本(後寫)。書高三一・六×幅二一・四cm
 マイクロフィルムおよびマイクロ燒き附けによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。外題は四周單邊の題箋に「經驗方 全」を墨書。序・目・内題・編著者名なく、本文(醫學・本草の全般要所を漢文で記す)のみ。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾、每半葉、一〇行約二五字、小字雙行。書末に「原本李王職藏版/昭和二年十月謄寫」の識語。「朝鮮總/督府圖/書之印」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 
韓目一三六七頁・三木朝七二(經驗方。一册(落張)。一蓑古615.135-H41g。許任(朝鮮)等著。〔刊年未詳〕。木版。書高三四×幅二二・六cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二八・三×横一九・二cm。有界、一〇行、字數不同。版心、上下花紋魚尾)
 マイクロ燒き附け・マイクロフィルムによる。朝鮮裝、押目紋樣表紙。表紙の四周雙邊題箋に外題「經驗方」を墨書。序なし。「藥物名(一部にハングル譯を附す)」四葉、破損大。本文卷首に「經驗方 李碩幹 蔡得己 朴濂 許任 本草 東醫 聞見方」と題し、以下直接本文。版式は同上だが一〇行で、小字は雙行・行三〇字、版心部は破損で不詳。どうも一蓑古615.135-G998bと同版。書末缺落。料紙不詳。識語なく、一部にハングル字・漢字の書き入れあり。「서울/大學校/圖書」の印記。絲切れ、腐爛甚。
 
韓目一三六七頁・三木朝七二(經驗方。一册(落張)。一蓑古615.135-G998h。〔編者・刊年未詳〕。木版。書高三五・四×幅二三・二cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二八・二×横一九cm。有界、一〇行三〇字。版心、上下花紋魚尾)
 マイクロ燒き附けによる。韓國五鍼眼原裝、押目紋樣表紙。外題は四周單邊の題箋に「經驗方」を墨書。序・目なし。「藥物名(一部にハングル譯を附す)」四葉。本文卷首に「經驗方 李碩幹 蔡得己 朴濂 許任 本草 東醫 聞見方」と題し、以下直接本文。料紙不詳。版式は同上だが一〇行で、小字は雙行・行三〇字、魚尾間に「經驗方 葉次」を刻す。前揭の一蓑古615.135-G998b・一蓑古615.135-G998hと同版。書末缺落。識語ないが、各所に漢文の書き入れあり。印記なし。破損やや大。
 
韓目一三六七頁・三木朝一三九參(古今活幼奇書。一册六二張。古7608-2。〔著者未詳〕〔高宗二六年(一八八九)〕。圖。寫本。書高二三×幅一九cm
 マイクロ燒き附けによる。外題は題箋に「古今活幼奇書」を墨書。序・目・内題・編著者名なく本文のみ。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、一二行二五字、小字雙行。書末に「聖上祚二十六年己丑五月 日/設牛痘局於嶺營/新刊」、および「此書洪武柳先生之所/著、廣陵兪雅士之所書。嗟、/爾後世之人詳審玩味。自/發熱至結靨十五日内、隨/症用藥則、可謂萬全/計耳」の識語あり。印記なし。蟲損なし。
 目は〔著者未詳〕に作るが、「柳洪武著、兪雅士寫」が適切。
 
韓目一三六七頁・三木朝一一一(廣齊祕笈。四卷四册。古7608-1。李景華(朝鮮)編。〔序、正祖一四年(一七九〇)〕。木版。書高三一×幅一九・五cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二二・八×横一五・五cm。有界、一一行二四字。版心、上下内向花紋魚尾。李秉模序、聖上一四年庚戌(一七九〇)。李景華序、聖上一四年庚戌(一七九〇))
 マイクロ燒き附けによる。表紙に外題「廣濟祕笈鄕藥單方治驗」を墨書。聖上一四年庚戌の李秉模「廣濟祕笈序」一葉、目九葉、引據諸書五葉、凡例二葉(ハングル交じり)。本文卷首に「廣濟祕笈卷之一」の内題、以下直接本文四卷(卷四は「廣濟祕笈鄕藥單方治驗」部)。書末に聖上一四年庚戌の李景華「廣濟祕笈跋」一葉。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「廣濟祕笈卷幾 葉次」を刻す。每半葉、一一行二四字、小字雙行。ハングルの眉注を刻入。一部に書き入れあり。「京城帝/國大學/圖書章」の印記。蟲損不詳。
 醫學全書で、病理論は殆どなく、實踐的内容。やや『千金方』的。目は「廣齊祕笈」に作るが、「廣濟祕笈」が適切。
 
韓目一三六七頁・三木朝二九(救急簡易方。一卷一册一一九張。一蓑古615.135-Y97g。尹壕(朝鮮)等受命撰。〔刊年未詳〕。木版(後刷)。書高二九・八×幅一九cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二〇×横一四・五cm。八行一七字。版心、上下黑魚尾。許琮序、弘治二年(一四八九))
 マイクロフィルムおよびマイクロ燒き附けによる。表紙に四周雙邊の題箋「救急簡易方 全」、弘治二年の許琮「救急簡易方序」三葉、目九葉(篇名にハングル譯附、全八卷)。本文卷首に「救急簡易方卷之一」の内題、以下本文は漢文・ハングル譯の順で記載。存一卷。卷末に「救急簡□□□之一」とある。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・雙黑魚尾、魚尾間に「簡易方卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、八行一七字、小字雙行。彫字は劣る。識語なく、上欄一部に漢字の書き入れあり。「一/蓑」と回文印「方鍾鉉印」の印記。いささか蟲損・破損。
 目は「一卷」に作るが、「存卷一」が適切。
 
韓目一三六七頁・三木朝六一(救急方。一册(零本)。거람古貴615-135-G939-v.1。世宗(朝鮮)命撰。〔刊年未詳〕。木版。書高三〇・四×幅一九cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二〇・八×横一四・五cm。有界、八行一七字。版心、上下黑魚尾。印、「梅華屋珍玩」。所藏本、第一~四張(四張)落張、第五張補寫、諺解本)
 マイクロ燒き附けによる。朝鮮五鍼眼原裝、押目紋樣表紙に四周單邊の題箋に墨書の「救急方」を貼る。卷頭の五葉を缺き、第五葉裏を補寫。本文存上卷、中國書から漢文を大字で引用、以下に一部漢字交じりのハングル文を小字雙行で記す。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・雙黑魚尾、魚尾間に「救急方上 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・八×横一五・八cm、八行一七字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「梅/華屋/珍玩」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳、書頭末の破損大。
 引用書は「和劑方」「聖惠方」「聖劑總」「百一選方」「特效方」「衞生寶鑑」「衞生十全方」「本朝經驗」「千金方」「壽域神方」「管見大全良方」「和劑方指南」「澹療方」「經驗良方」「衞生易簡方」「備急大全良方」「肘後方」「葛氏備急方」「直指方」「經驗祕方」「醫方集成」「朱氏集驗方」「簡要濟衆方」「經驗救急方」。
 
韓目一三六八頁・三木朝一〇〇(及幼方。一三卷六册。古7960-1。趙廷俊(朝鮮)集。〔年紀未詳〕。寫本。書高二八・五×幅一八cm。趙廷俊序、崇禎紀元後再己巳(一六八九))
 マイクロ燒き附け・マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝。押し目紋樣表紙に外題「及幼方 禮(~數)」および簡目、綴じ目横に「共六」を墨書する。寫本。崇禎紀元後再己巳年の趙廷俊「及幼方序」一葉、凡例二葉、目三葉、「及幼方藥名考」一二葉。本文卷首に「及幼方卷之一/横城 趙廷俊重卿 集」と題し、以下本文一三卷。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、九行二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 
韓目一三六八頁・三木朝八五參(丹谷經驗方抄。一册五三張。奎7742。〔編者・年紀未詳〕。寫本。書高二九×幅一八・八cm。表紙書名、丹經壬午鈔。印、〔未詳〕)
 影印本(金信根編『韓國科學技術史資料大系 醫藥學篇三〇』所收、ソウル驪江出版社、一九八八)による。序・目なし。本文卷首に「丹谷經驗方抄」と題し、以下直接本文。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、一五行、小字行約三二字。識語・書き入れ等なし。不詳印二種および「朝鮮總/督府圖/書之印」の印記。蟲損不詳。
 
韓目一三六八頁・三木朝一一八(單方新編。一册八七張。一蓑古615.135-J466d。丁若鏞(朝鮮)・申曼(朝鮮)共著、李義綱(朝鮮)譯。〔年紀未詳〕。寫本。書高三〇×幅二〇・四cm。印、「方鍾鉉章」、國漢文對譯)
 マイクロ燒き附けによる。表紙に外題「單方新編」を墨書。序なし、目一一葉(一部篇名下にハングル譯)。本文卷首に「單方新編/著/茶山丁若鏞/舟邨申 曼/譯錦石李義絅」と題し、以下本文は項目每に漢文後にハングル譯を記す。跋なし。料紙不詳。無界、無邊、無魚尾。每半葉、一六行二四字。識語・書き入れ等なし。「方鍾/鉉章」「京城/大學/圖書」の印記。蟲損不詳。
 
韓目一三六八頁・三木未著(達生祕書。一册四六張。古615.135-H991。黄瓚(明)著。〔刊年未詳〕。木版。書高二二・六×幅一六cm。四周單邊。半葉匡郭、縱一八・二×横一二・五cm。有界、一二行二四字。版心、上白魚尾。黄瓚識、歳著雍敦群(戊午?)。鶴子述跋、徒維大律(戊午?))
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。歳著雍(戊)敦牂(午)年(一八五八)の黄瓚「序」一葉(華人著の達生編・産科祕書を最近見たので、それを撮要して本書にしたという)、目なく、卷首に「達生祕書」の内題、以下本文二卷。書末に從維(戊)大律(午?)年の友鶴子(黄瓚)「跋」一葉。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「達生祕書上(下) 葉次」を刻す。每半葉匡郭、一二行二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「一册四六張」「黄瓚(明)」〔刊年未詳〕に作るが、「二卷一册四六張」「黄瓚(朝鮮)」〔一九世紀〕が適切。
 
韓目一三六八頁・解題二二八頁・三木朝六四(東醫寶鑑。二三卷、目、合二五册。奎19333553。許浚(朝鮮)奉敎撰。光海君五年(一六一三)。圖。木版。古活字版(内醫院活字)。書高三六・七×幅二二cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二六・六×横一六・五cm。一〇行二一字、注雙行。版心、上下花紋魚尾。李廷龜序、萬三九年(一六一一)辛亥。刊記「萬四十一年十一月日 内醫院奉敎刊行監校官李希憲 尹知徴」。内賜記、1933「萬四十一年二月日太白山上」。印、1933「宣賜之記」。所藏本3553、卷第二・三・五・七・八・一〇・一三・一六・一八(九册)缺)
 奎1933の影印本(金信根編『韓國科學技術史資料大系 醫藥學篇一一~一四』所收全卷および池賢求『韓國語學資料叢書』第六輯(ソウル・太學社、一九八六。「湯液篇(活字本)」卷一~三のみ)による。表紙に「東醫寶鑑」を墨書。目上六一葉、目下六四葉、萬三九年の李廷龜「東醫寶鑑序」三葉、その末に「萬四十一年十一月 日内醫院奉 敎刊行/監校官通訓大夫李希憲/通訓大夫尹知微」の刊記、總目三葉。本文卷首に「東醫寶鑑内景篇卷之一/御醫忠勤貞亮扈 聖功臣崇禄大夫楊平君臣許浚奉 敎撰」と題し、以下本文(藥名下にハングル表記)二三卷。跋なし。活字本。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「東醫寶鑑○○篇幾 葉次」を印す。每半葉匡郭、一〇行二一字、小字雙行。「宣賜之記」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。内景篇卷四書末尾に「萬四十一年二月 日/内賜東醫寶鑑一件太白山上/左承旨臣李 (花押?)」の識語あり。蟲損不詳。
 目は刊記の校官名を「尹知徴」に作るが、「尹知微」が適切。
 
韓目一三六八頁・三木朝六四(東醫寶鑑。二三卷、目、合二五册。奎11720。許浚(朝鮮)奉敎撰。〔英祖四二年(一七六六)〕。圖。木版。書高二五・六×幅一五・四cm。上下單邊、左右雙邊。半葉匡郭、縱一七・八×横一一・二cm。有界、八行二六字。版心、上黑魚尾。乾隆三一年(一七六六)序。印、存「帝室圖書之章」。所藏本、雜病篇卷七(一册)補寫)
 マイクロフィルムと影印本(池賢求『韓國語學資料叢書』第六輯「湯液篇(中國版本)」卷一上~三下のみ)による。朝鮮五鍼眼改裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「東醫寶鑑 目上(~二十~二十二)」と簡目、綴じ目横に「共二十五」を墨書。乾隆三一年の番禺「序(寫刻體)」四葉、總目四葉、目上七六葉、目下七九葉。本文卷頭に「東醫寶鑑内景篇卷之一上/東醫忠勤貞亮扈 聖功臣崇禄大夫楊平君臣許浚奉 敎撰」と題し、以下本文(藥名下にハングル表記)。跋なし。整版本。料紙不詳。有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「東醫寶鑑」、魚尾下に「卷幾 葉次」を刻す。每半葉、八行二一字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「SEOULNATL UNIV. LIBRARY」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は〔英祖四二年(一七六六)〕「八行二六字」に作るが、當本は中國淸版につき「淸・乾隆三一年(一七六六)序刊」「八行二一字」が適切。
 
韓目一三六八頁・三木朝六四(東醫寶鑑。二三卷、目、合二五册。奎4478492232。許浚(朝鮮)奉敎撰。純祖一四年(一八一四)。圖。木版。書高三五・六×幅二二・四cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二三・六×横一六・八cm。有界、一〇行二一字。版心、上下花紋魚尾。李廷龜序、萬三九年(一六一一)辛亥。刊記「歳甲戌仲冬内醫院校正完營重刊」。印、4472232「帝室圖書之章」、849「集玉齋」「帝室圖書之章」。所藏本2232、卷六・一二・一六・二三・二四(五册)缺)
 奎447のマイクロフィルムおよび池賢求『韓國語學資料叢書』第六輯(完營重刊本、「湯液篇」卷一~三のみ)による。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「東醫寶鑑 一(~二十五)」、綴じ目横に「共二十五」を墨記。萬三九年の李廷龜「東醫寶鑑序」三葉、その末に「萬四十一年十一月 日内醫院奉 敎刊行/監校官通訓大夫李希憲/通訓大夫尹知微」の刊記、總目三葉。本文卷首に「東醫寶鑑内景篇卷之一/御醫忠勤貞亮扈 聖功臣崇禄大夫楊平君臣許浚奉 敎撰」と題し、また「東醫寶鑑湯液篇卷之一/御醫忠勤貞亮扈 聖功臣崇禄大夫楊平君臣許浚奉 敎撰」と題し、本文は藥名下にハングル表記。以下本文合二三卷。第二四册は目上六一葉、第二五册は目下六四葉で末尾に四周雙邊で「歳甲戌仲冬/内醫院校正/完營重刊」の木記。整版本。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「東醫寶鑑○○篇幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、一〇行二一字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目は刊年を「純祖一四年(一八一四)」に作るが、「純祖一四年(一八一四)内醫院校正完營重刊」が適切。
 
韓目一三六八頁・三木朝六四(東醫寶鑑。二四册(零本)。奎2103121032。許浚(朝鮮)奉敎撰。〔刊年未詳〕。圖。木版。書高三六・九×幅二三・七cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二三・五×横一六・六cm。有界、一〇行二一字。版心、上下花紋魚尾。李廷龜序、萬三九年(一六一一)。刊記「萬四十一年十一月日 内醫院奉敎刊行監校官李希黨 尹知徴」。所藏本21031、第三册(一册)缺、第一五册(一册)補寫。21032、第三册(一册)外缺)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝。第一册表紙に外題「東醫寶鑑 目上」を墨書。萬三九年の李廷龜「東醫寶鑑序」三葉、その末に「萬四十一年十一月 日内醫院奉 敎刊行/監校官通訓大夫李希憲/通訓大夫尹知微」の刊記、總目三葉、目上六一葉。第二册は目下六四葉。第三册以下は第一・二册と違う彫りの劣る版本で、萬三九年の李廷龜「東醫寶鑑序」三葉と末に「萬四十一年十一月 日内醫院奉 敎刊行/監校官通訓大夫李希憲/通訓大夫尹知微」の刊記、總目三葉。本文卷首に「東醫寶鑑内景篇卷之一/御醫忠勤貞亮扈 聖功臣崇禄大夫楊平君臣許浚奉 敎撰」と題し、以下本文二三卷。第一五册(一册)は補寫で丁寧。跋なし。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「東醫寶鑑○○篇幾 葉次」を刻す。每半葉、一〇行二一字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 マイクロ閲覽につき確認し難いが、どうも最低二種の版木で印刷する。修刻本ないし合わせ本か。目は刊記の校官名を「李希黨 尹知徴」に作るが、「李希憲 尹知微」が適切。
 
韓目一三六八頁・三木朝六四(東醫寶鑑。一册(零本)。一蓑古615.135-H4id。許浚(朝鮮)編。〔刊年未詳〕。木版。書高三二・二×幅二〇・六cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二五・四×横一六・二cm。有界、一〇行二一字。版心、上下花紋魚尾。所藏本卷一~三、湯液篇、第一張と卷三末尾(二張)補寫)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。外題は四周雙邊の題箋に「東醫寶鑑湯液篇 卷之一」を墨書。見返しに萬三九年の李廷龜「東醫寶鑑序」を轉寫。本文卷首に補寫で「東醫寶鑑湯液篇卷之一/御醫忠勤貞亮扈聖功臣崇禄大夫楊平君臣許浚奉 敎」と題し、以下本文存三卷。整版本。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「東醫寶鑑湯液篇一(三) 葉次」を刻す。每半葉、一〇行二一字、小字雙行。識語なく、所々に讀點、線引きあり。藏印記不詳。蟲損不詳、版心部の破損甚。
 前揭の117202103121032とは別版。目は「一册(零本)」「一蓑古615.135-H4id」に作るが、「存三卷一册(零本)」「一蓑古615.135-H41d」が適切。
 
韓目一三六八頁・三木朝一四五(東醫壽世保元。一册(零本)。古615.135-Y58d-v.1/2。李濟馬(朝鮮)編。高宗三一年(一八九四)。木活字版。書高二九・三×幅一九・五cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二二・七×横一六cm。一〇行二二字。版心、上下内向細花紋魚尾。印、「韓稷淵」)
 マイクロフィルムによる。朝鮮裝表紙。外題は四周雙邊の題箋に「東醫壽世保元 上(下)」を印刷。序・目なく、本文卷首に「東醫壽世保元卷之一」の内題、以下直接本文で存二卷。稚拙な木活字版。卷一本文のみにGugyeol(口訣)文字による傍記も印刷。跋なし。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・雙花魚尾、象鼻に「東醫壽世保元」、魚尾間に「篇名 葉次」を印す。每半葉、一〇行二二字。識語・書き入れ等なし。
 人「蔘」と表記する(東醫寶鑑は人參)。目は「一册(零本)」「李濟馬(朝鮮)編」に作るが、「存二卷一册(零本)」〔李濟馬(朝鮮)編〕が適切。
 
韓目一三六九頁・三木朝七六(痘瘡經驗方。一册七一張。古7608-5。朴震禧(朝鮮)撰。〔哲宗時?〕。木版(後刷)。書高三〇・五×幅一九cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱一九・五×横一四cm。有界、一〇行一七字。版心、上下内向花紋魚尾。ハングル飜譯文附)
 マイクロフィルムによる。整版。序・目なし。本文卷首に「痘瘡經驗方」の内題、以下本文一卷。跋なし。漢文後にハングル譯文を交互に記す。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「痘瘡經驗方 葉次」を刻す。每半葉匡郭、一〇行一七字。識語なし。一部上欄に漢文書き入れ、また讀點・線引きあり。「서울/大學校/圖書」の印記のみ。蟲損不詳。
 目は「朴震禧(朝鮮)編纂」に作るが、〔朴震禧(朝鮮)編纂〕が適切。
 
韓目一三六九頁・三木朝七六(痘瘡經驗方。一册七二張。一蓑古615.135-B148de。朴震禧(朝鮮)編纂。〔刊年未詳〕。木版。書高二三×幅一七・八cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱一八・六×横一四cm。有界、一〇行一七字。版心、上下花紋魚尾。李世東恒跋、辛卯。印、「大同文叢」)
 影印本(金信根編『韓國科學技術史資料大系 醫藥學篇三七』所收)による。書誌は前揭の7608-5に同。識語なし。所々に朝鮮讀點を書き入れる。「大同文叢」の圓印記のみ。蟲損不詳。
 前揭の7608-5と同版。目は「一册七二張」「朴震禧(朝鮮)編纂」に作るが、「一册七一張」〔朴震禧(朝鮮)編纂〕が適切。
 
韓目一三六九頁・三木朝七六(痘瘡經驗方。一册(零本)。一蓑古615.135-B148d。朴震禧(朝鮮)編纂。〔刊年未詳〕。木版。書高二七×幅一七・二cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱一九×横一三・八cm。有界、一〇行一七字。版心、上下花紋魚尾。所藏本、第一~八張(八張)卷末落張)
 マイクロフィルムによる。朝鮮四鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題なし。序・目・内題・編著者名なく、直接本文。書末缺葉。整版。漢文・ハングル文を交互に記す。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「痘瘡經驗方 葉次」を刻す。每半葉匡郭、一〇行一七字。識語・書き入れ等なし。「方鍾/鉉章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。いささか破損。
 目は「朴震禧(朝鮮)編纂」に作るが、〔朴震禧(朝鮮)編纂〕が適切。
 
韓目一三六九頁・三木朝六二(痘瘡集要。二册。一蓑古615.135-H41du-v.1-2。許浚(朝鮮)奉敎撰。宣祖四一年(一六〇八)。木版。書高三二・六×幅二〇・六cm。有界、一一行二〇字。版心、上下花紋魚尾。卷頭書名、諺解痘瘡集要。刊記、萬三十六年正月日 内醫院開刊李希憲〔等〕)
 マイクロフィルムによる。表紙に外題なし。序なく、目五葉。本文卷首に「諺解痘瘡集要卷上ハングル文/御醫臣許浚奉 敎撰」と題し、以下本文二卷は漢文とハングル文を交互に記す。書末に辛丑年の許浚「諺解痘瘡集要跋」三葉、および「萬三十六年正月 日内醫院開刊/監校官通訓李希憲/通訓{+各}」の刊記。また墨筆で「癸酉冬印粧道津藏主鄭氏」の識語。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「痘瘡集要 上(下) 葉次」を刻す。每半葉、一一行二〇字、小字雙行。上欄に漢字の書き入れ多い。「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。版心付近の破損、めくれ多し。
 目は「痘瘡集要」に作るが、「諺解痘瘡集要」が適切。
 
韓目一三六九頁・三木關六(馬經諺解。二册。奎720。李曙(朝鮮)著。〔刊年未詳〕。圖。木活字版。書高三二・六×幅二二・五cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二五・六×横一六cm。一〇行二〇字。注雙行。版心、上下花紋魚尾。印、「湘庫」「弘齋」「承華章」)
 コピー本による。表紙に外題「馬經諺解 上(下)」を墨書。活字版。序なく、「馬經諺解上目(各漢字下にハングル字)」四葉。本文卷首に「馬經抄集諺解上(同前)」の内題、以下本文二卷。跋なし。各漢字下にハングル字を記し、以下に細字雙行のハングル文を記す。馬圖あり。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「馬經諺解上(下) 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二五・六×横一六・七cm、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「湘庫」「弘齋」「承華/章」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「馬經諺解。二册。李曙(朝鮮)著」に作るが、「馬經抄集諺解。二卷二册。〔李曙(朝鮮)著〕」が適切。
 
韓目一三六九頁・三木關六(馬經諺解。二册。一蓑古636.089-Y63m-v.1-2。李曙(朝鮮)譯。〔年紀未詳〕。圖。寫本。書高三三×幅二〇・七cm
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝。表紙に外題「馬經 上(下)」を墨書。寫本。序なく、「馬經諺解目上(各字下にハングル字)」二葉、以下内題・編著者名なく直接本文二卷(下卷は「馬經抄集諺解下」に作る)。漢文後に細字雙行でハングル文を記す。馬圖あり。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾、版心記載なし。每半葉、一〇行二三字、小字雙行。識語なし。各表紙裏に書き入れ。「京城/大學/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「馬經諺解。二册。李曙(朝鮮)譯」に作るが、「馬經〔抄集〕諺解。二卷二册。〔李曙(朝鮮)譯〕」が適切。
 
韓目一三六九頁・三木關六(馬經諺解。二册。거람636.089-Y63m-v.1-2。李曙(朝鮮)抄譯。〔年紀未詳〕。圖。寫本。書高三〇×幅一八・四cm
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、厚手押目紋樣表紙。表紙に外題「馬經解 上(下)」、綴じ目横に「共二」を墨書。序・目なし。本文卷首に「馬經諺解 上」の内題(尾題は「馬經抄集諺解上」また「馬經抄諺解下」にも作る)、以下本文二卷。跋なし。精寫本。漢文下に細字雙行でハングル文を記し、馬圖多し。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・無魚尾、版心下象鼻部位に葉次を寫す。每半葉、一〇行一八字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。不詳印および「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「馬經諺解。二册。李曙(朝鮮)抄譯」に作るが、「馬經〔抄集〕諺解。二卷二册。〔李曙(朝鮮)抄譯〕」が適切。
 
韓目一三六九頁・三木關六(馬經諺解。一册(零本)。一蓑古636.089-Y63me-v.2。李曙(朝鮮)諺解。〔刊年未詳〕。木版。書高三五×幅二一cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二五・四×横一六・二cm。有界、一〇行二〇字。版心、上下花紋魚尾)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「馬經諺解 下」を墨書。序缺、目下三葉。本文卷首に「馬經抄集諺解下(各漢字下にハングル音)」の内題、以下本文存一卷。各漢字下にハングル音、また細字雙行でハングル譯あり。馬圖あり。跋なし。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「馬經諺解下 葉次」を刻す。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。識語なく、表紙見返し等に「呉致雲」の書き入れ。不詳印記一顆あり。蟲損不詳。
 目は「馬經諺解。一册(零本)。李曙(朝鮮)諺解」に作るが、「馬經抄集諺解。存下卷一册(零本)。〔李曙(朝鮮)諺解〕」が適切。
 
韓目一三六九頁・三木關六(馬經抄集。二卷一册。古9580-2。李曙(朝鮮)撰。〔年紀未詳〕。圖。寫本。書高二七×幅一八・五cm。表紙書名、相馬經。附、相馬經・相牛經。印、「李源進印」)
 マイクロ燒き附けによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「相馬經 相馬書相牛經附」を墨書。序なく、目上四葉。本文卷首に「馬經抄集上」の内題、以下本文二卷。書末に二書を附し、「相馬書/代郡徐咸」「相牛經/齊 甯戚」と題す。跋なし。料紙不詳、印刷罫紙に筆寫し、有界、四周雙邊、白口・單花魚尾、象鼻に篇名を記す。每半葉匡郭、一〇行二〇字。馬圖あり。識語なく、一部上欄に書き入れあり。また文中にIdu文字で傍記する。「李源進印(回文印)」「京城帝/國大學/圖書章」の印記。蟲損不詳。
 目は「李曙(朝鮮)撰」に作るが、〔李曙(朝鮮)撰〕が適切。
 
韓目一三六九頁・三木朝一〇二(麻疹奇方。一册三八張。奎12353。李獻吉(朝鮮)著。〔英祖三五年(一七五九)〕。寫本。書高二四・七×幅一六・五cm。卷頭、自序。版心、圭齊藏板。卷末、藏在己卯午月上旬書于芳乃洞)
 マイクロフィルムおよびマイクロ燒き附けによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「麻疹奇方」を墨書。端正な寫本。無記年の無名氏自序「麻疹奇方序」一葉、目二葉、總論一葉。本文卷首に「麻疹奇方/完山 李獻吉 夢叟甫著」と題し、以下本文一卷。書末の無名氏・無記年跋二葉に著者の傳等を記す。料紙は印刷罫紙で有界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「篇名」、魚尾間に「麻疹奇方 葉次」、下象鼻に「圭齋藏板」を記す。每半葉、一〇行二二字、小字雙行。書末に「歳在己卯午月上旬書于芳乃洞」の識語。書き入れなし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「版心、圭齊藏板」に作るが、「版心、圭藏板」が適切。
 
韓目一三六九頁・三木朝八九(目科一覽。一册五五張。奎12363。〔編者未詳、年紀未詳〕。寫本(後寫)。書高三三・八×幅二一・三cm
 マイクロフィルムおよび影印本(金信根編『韓國科學技術史資料大系 醫藥學篇四一』所收)による。朝鮮五鍼眼裝。押目紋樣表紙に「目科一覽」を墨書。寫本。序・目なし。本文卷首に「目科一覽」の内題、以下本文一卷。後半に藥方を一括する。跋なし。料紙不詳、有界、四周單邊、無魚尾、版心記載なし。每半葉、一二行二七~二九字。識語なし。一部上欄に漢字の書き入れ。「朝鮮總/督府圖/書之印」「서울/大學校/圖書」の印記のみ影印本に確認。蟲損不詳。
 文中に直指・入門・靈樞・内經註・内經・東垣・醫鑑・回春・類聚・難經・海藏・子和・丹溪・綱目・丹心・得效・本草・俗方・正傳・詳單方・局方・保命・濟生・醫林・本事・集(ママ)效・醫統を引く。
 
韓目一三六九頁・三木朝一三五(方藥合編。一册八二張。古7608-6。黄度淵(朝鮮)著、黄泌秀編。〔序、高宗二二年(一八八五)〕。木版。書高二八・五×幅二〇cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二二・一×横一五・八cm。有界、行字數不同。版心、魚尾無。公之子(泌秀)序、龍集二一年甲申(一八八四)。惠庵序、己巳年(一八六九)。刊記、惠庵先生原(?)全載醫方活套。卷末、乙酉(一八八五)二月治洞新刊)
 影印本(金信根編『韓國科學技術史資料大系 醫藥學篇四一』所收)による。裝訂・表紙不詳。封面は四周雙邊で、上欄に「惠庵先生遺稿」、下欄に「證脈方藥/合編/内附/補遺方/吾師乎惠庵公是編凡三刊而活套之行于世也余方重訂悲公之功成受業渼隱生勤識」と記す。龍集二一年甲申年の公之子「方藥合編源因」半葉、己巳年の惠庵「醫方活套原序」半葉。本文卷首に「新增證脈方藥合編 西齋/方藥書/成書此…/…丁亥玄月受業渼隱生勤署」と題し、以下その本文一卷。「增益本草目」「活套上統目」「活套中統目」「活套下統目」の四段組七葉、上段「藥性綱領」・下段「活套鍼線」一三葉、「惠庵心書方藥合編」が四段組で本文三卷(統)。跋なし。書末に「院山新刊」の刊記。料紙不詳、無界、四周單邊、白口、前部單魚尾、中部無魚尾、後部雙黑魚尾。前部象鼻に「新增證脈方藥合編」。中部は四段組で版心一段「藥性綱領」、二段「方套上」、三段「方套中」、四段「方套下」を刻す。每半葉の行字不定、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 彫板劣惡・構成亂雜で、淸末の『本草醫方合編』の影響を受ける。目は「方藥合編」「一册」に作るが、「〔新增證脈〕方藥合編」「三卷・附、合一册」が適切。
 
韓目一三七〇頁・解題二五七頁・三木朝六六(辟疫神方。一册八張。奎240629445233。許浚(朝鮮)奉敎撰。光海君五年(一六一三)。古活字版(内醫院活字)。書高三四・二×幅二一cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二四・一×横一五・七cm。一〇行一九字。注雙行。版心、上下花紋魚尾。表紙書名、辟疫方。卷末、監校李希憲〔等諸臣御名〕刊記「萬四十一年(一六一三)十二月日 内醫院奉敎刊行」。内賜記、2406「萬四十二年(一六一四)四月日内賜太白山上」、2944五臺山上」、5233校書館上」。印、「宣賜之記」)
 2406のマイクロフィルムおよび影印本(金信根編『韓國科學技術史資料大系 醫藥學篇四一』所收)による。朝鮮五鍼眼裝、表紙に「辟疫方 全」を墨書。本文卷首に「辟疫神方/御醫忠勤貞亮扈 聖功臣崇禄大夫楊平君臣許浚奉 敎撰」と題し、以下本文一卷。跋なし。書末に「萬四十一年十二月 日内醫院奉 敎刊行/監校官通訓…李希憲/通訓…尹知微」の刊記。活字本。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「辟疫神方 葉次」を刻す。每半葉匡郭、一〇行一九字、小字雙行。見返しに「萬四十二年四月 日/内賜辟疫神方一件太白山上/左承旨臣李(花押)」の識語。書き入れ等なし。「宣賜/之記」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 
韓目一三七〇頁・解題二五八頁・三木朝七四(辟瘟新方。一册二〇張。奎11570。安景昌(朝鮮)等受命撰。〔孝宗四年(一六五三)〕。木版。書高三〇・四六×幅二〇・六cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・六×横一六cm。有界、一〇行二〇字。版心、上下花紋魚尾。序、癸巳(一六五三)…蔡裕後…。印、「宣賜之記」「侍講院」「帝室圖書之章」。諺解本)
 マイクロフィルムおよび影印本(金信根編『韓國科學技術史資料大系 醫藥學篇四一』所收)による。朝鮮五鍼眼裝、表紙に「辟瘟方 全」を墨書。癸巳年の蔡裕後「辟瘟新方序」二葉(御醫の安景昌等に命じて本書を編纂させ、校書館から刊出させる云々)、目なし。本文卷首に「辟瘟新方」の内題、以下本文一卷(漢文後にハングル文)。跋なし。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「辟瘟新方 葉次」、を刻す。每半葉匡郭、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「宣賜/之記」「侍講院」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 
韓目一三七〇頁・三木朝七四(辟瘟新房〔諺解〕。一册二二張。거람615.135-An1b。安景昌(朝鮮)等撰。〔孝宗四年(一六五三)〕。古活字版(壬辰字)。書高三三×幅二一・四cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二四×横一六・六cm。有界、一〇行一七字。版心、上下花紋魚尾。歳秋七月蔡裕後)
 マイクロフィルムによる。裝訂・表紙不詳。活字本。癸巳年の蔡裕後「辟瘟新方序」一葉、目なし。本文卷首に「辟瘟新方」の内題、以下本文は漢文とハングル文を交互に記す。跋なし。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「辟瘟新方 葉次」を印す。每半葉、一〇行一七字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「辟瘟新房〔諺解〕」に作るが、「辟瘟新方〔諺解本〕」が適切。
 
韓目一三六九頁・三木中九三(萬病新橋。一册一四二張。古615.135-M312。〔編者未詳、年紀未詳〕。寫本。書高二三×幅二二cm
 マイクロフィルムによる。表紙に外題「萬病新橋」を墨書。序・目等なし。寫本。補抄の二葉あって末尾に「壬戌正月上澣五水抄」「保幼新編/經驗類聚 合部」と墨書。本文卷首に「萬病新」の内題、以下本文一卷。さらに龍集乙巳年の盧光履「保幼新編序」一葉、「小兒諸病目」二葉。本文頭に「保幼新編」の内題、以下直接本文。跋なし。筆寫は全書同一人。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、一二行約二一字。識語なし。本文への書き入れ等なし。不詳印二顆および「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。每葉のめくれ甚。
 目は書名を「萬病新橋」に作るが、「保幼新編(萬病新)」が適切。序文は編者を「皇明・無忌先生」とするが、明人作に託名したに過ぎない。ゆえに三木誌は疑いつつも當書を中國書の朝鮮版とする。
 
韓目一三七〇頁・解題二六二頁・三木未著(保幼新編。二册。奎15597。〔編者未詳、年紀未詳〕。寫本(後寫)。書高三一・二×幅二〇・二cm
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「保幼新編 上(下)」を墨書。序なく、目三葉。本文卷首に「保幼新編」の内題、以下本文二册。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 
韓目一三七〇頁・三木朝九一(本草精華。二卷二册。奎12097。〔著者未詳、年紀未詳〕。寫本。書高二八・七×幅一九・二cm
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、表紙に外題「本草精華 上(下)」を墨書。寫本。序なく、目三葉半、引用書目半葉、綱領二葉、方民(地方と体質の論)一葉。本文卷首に「本草精華」の内題、以下本文二卷。跋なし。料紙不詳、無界、四周單邊、白口・無魚尾。版心に所載藥名を記し、卷・葉次の記載なし。每半葉、一一行三二字、小字雙行。識語なし。上欄にハングル字・漢字の書き入れ。「朝鮮總/督府圖/書之印」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 主には『本草綱目』の拔粹のようだが、引用書目に『綱目』を擧げず、親見不可能な宋以前の書を多數記す。『證類本草』は擧げるので、その拔粹の可能性もある。また煙草に『景岳全書』を引くなど、新情報も採用する。比較的丁寧な近代に近い寫本。あるいは自筆稿本か。
 
韓目一三七〇頁・三木朝三八(分門瘟疫易解方。一册二九張。一蓑古貴615.135-G413b。金安國(朝鮮)等編。〔刊年未詳〕。木版。書高三〇・五×幅二二cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・九×横一七・五cm。有界、一〇行一八字。版心、上下細花紋魚尾。金安國序、嘉靖二一年(一五四二)。印、「末穏」「李」「直印」)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝。表紙に外題「分門瘟疫易解方」を墨書。嘉靖二一年の金安國「分門瘟疫易解方序」二葉、目なし。本文卷首に「分門瘟疫易解方ハングル文字」の内題、以下本文一卷。漢文とハングル文を交互に記す。末尾缺葉。跋なし。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「易解方 葉次」を刻す。每半葉匡郭、一〇行一八字、小字雙行。識語なし、一部上欄に漢字書き入れあり。「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。破損甚だしく、補修する。
 
韓目一三七〇頁・三木朝一一二(壽民妙詮。二册(零本)。奎4809。〔編者未詳、年紀未詳〕。寫本。書高三〇・八×幅一八・七cm。印、「世寶」「春宮」)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「壽民妙詮 一(二)」、綴じ目横に「共二」を墨書。端正な寫本。序なく、目一葉。本文卷首に「壽民妙詮卷之一」の内題、以下本文存二卷。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾の罫紙に筆寫。版心記載なし。每半葉、一〇行二〇字。識語・書き入れ等なし。「世/寶」「春/宮」「朝鮮總/督府圖/書之印」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「二册(零本)」に作るが、「存二卷二册(零本)」が適切。
 
韓目一三七〇頁・三木朝一二三(時種通編。一册六五張。奎12670。李鍾仁(朝鮮)纂輯。〔純祖一七年(一八一七)〕。木版。書高二七・八×幅一七・三cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一×横一三・八cm。有界、一〇行二二字。版心、上下花紋魚尾。卷首、上之十七年丁丑(一八一七)五月初言李鍾仁白序、家弟鍾元跋)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「時種通編 全」を墨書。整版本。卷首に「時種通編卷之上/完山李鍾仁壽甫纂輯/家弟 鍾元君善議定/延城李復延君七參考」と題し、以下に上之一七年丁丑の李鍾仁自序一葉、無記年の家弟・鍾元「跋」一葉、凡例二葉、目一葉。本文二卷。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「時種通編 葉次」を刻す。每半葉、一〇行二二字、小字雙行。識語なく、漢文の書き入れ、線引きあり。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損。
 書中に人「蔘」の文字を使う。目は「一册六五張」に作るが、「二卷一册六五張」が適切。
 
韓目一三七一頁(奎章中目二三二頁)・解題三三五頁・三木中二九(神應經。一册七五張。奎1984。陳會(明)撰、劉瑾(明)校。〔跋、仁祖二一年(一六四三)〕。古活字版(校書館木活字)。書高三四・六×幅二〇・九cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二三・四×一五・八cm。一〇行一八字。注雙行。版心、上下花紋魚尾。韓繼禧序、成化一〇年(一四七四)。金堉跋、癸未(一六四三)都堤調沈器遠(等諸臣銜名)。印、「帝室圖書之章」)
 原本による。無帙。朝鮮五鍼眼原裝、黄色厚手押目紋樣表紙。外題に「神應經 全」、書根に「甲 神應經 全」を墨書。成化一〇年の韓繼禧「重刊神應經序」二葉(主上殿下の六年〔一四七五?〕に、日本の僧・良心が本書と日本の和氣・丹波氏の廱疽を治す「八穴灸法」を〔李朝に〕獻上したので、聖上の命で神應經に八穴法を附して出版することにした、という)、洪煕乙巳(一四二五)の無名氏「神應經序」二葉(劉瑾に命じてその師・宏綱先生の所傳を一〇卷に整理させ、それより予が切要な部分を取って本書一卷とした、という)、「梓桑君鍼道傳宗圖」一葉、目なし。本文卷首に「神應經/宏綱先生陳會 善同 撰/醫士 臣劉瑾 永懐 重校」と題し、以下本文一卷。書末に「成化九年に日本の畠山殿の使副の良心がいうには、二〇〇年前の日本に和氣氏と丹波氏の名醫がいて、廱疽を甚だ治す八處の灸法『八穴灸法』がある」と前書きした「八穴灸法」二葉、「鍼灸吉日」二葉、癸未年の金堉跋と諸臣銜名一葉。料紙は朝鮮厚葉楮紙。古活字版だが、末尾の「鍼灸吉日」と跋計三葉のみ整版。有界、四周雙邊、白口・雙花黑魚尾。魚尾間に「神應經 葉次」を印す。每半葉匡郭、縱二三・四×横一六・六cm。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目は書名を「神應經」に作るが、「神應經。附 和氣・丹波氏、八穴灸法・鍼灸吉日」が適切。
 
韓目一三七一頁・三木中二九(神應經。一册七二張。一蓑古615.135-J562s。陳會(?)撰、劉瑾(?)重校、沈器遠等(朝鮮)奉勅編。〔跋、仁祖二一年(一六四三)〕。圖。古活字版(内醫院木活字)。書高三二・四×幅二〇・六cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・八×一三・四cm。一〇行一八字。注雙行。版心、上下花紋魚尾。韓繼禧序、成化一〇年(一四七四)。金堉跋、癸未(一六四三))
 マイクロフィルムによる。裝訂・表紙不鮮明。活字本。成化一〇年の韓繼禧「重刊神應經序」二葉、洪煕乙巳の無名氏「神應經序」二葉、「梓桑君鍼道傳宗圖」一葉、目なし。本文卷首に「神應經/宏綱先生陳會 善同 撰/醫士 臣劉瑾 永懐 重校」と題し、以下本文一卷。書末に「成化九年に日本の畠山殿の使副の良心がいうには、二〇〇年前の日本に和氣氏と丹波氏の名醫がいて、廱疽を甚だ治す八處の灸法『八穴灸法』がある」と前書きした「八穴灸法」二葉、「鍼灸吉日」二葉、癸未年の金堉跋と諸臣銜名一葉。全体は古活字版だが、末尾の「鍼灸吉日」と跋計三葉のみ整版。有界、四周雙邊、白口・雙花黑魚尾。魚尾間に「神應經 葉次」を印す。「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目は書名を「神應經」、編者を「陳會(?)撰、劉瑾(?)重校」に作るが、「神應經。附 和氣・丹波氏、八穴灸法・鍼灸吉日」「陳會(明)撰、劉瑾(明)校」が適切。前揭の神應經(1984)と同版本だが、目は前揭本の使用活字を「校書館木活字」、當本を「内醫院木活字」とする。
 
韓目一三七一頁・三木朝六五(新纂辟瘟方。一册二〇張。奎29453487787311429。許浚(朝鮮)奉敎撰。光海君五年(一六一三)。圖。古活字版(内醫院活字)。書高三三・四×幅二一・四cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二三×横一五・八cm。有界、一〇行一八字。注雙行。版心、上下花紋魚尾。李廷龜序、萬四一年(一六一三)。卷末、監校官李希憲〔等諸臣銜名〕。刊記、萬四十一年(一六一三)二月日内醫院奉 敎開刊。内賜記、2945「萬四十一年(一六一三)九月日内賜五臺山上」、3487校書館上」、11429「弘文館上」。頒賜記、7873「萬四十一年(一六一三)頒」。印、2945348711429「宣賜之記」)
 2945マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝。表紙に外題「辟瘟方」を墨書、見返しに「萬四十一年九月 日/内賜新纂辟瘟方一件五臺山上/左承旨李(花押)」の識語。活字本。萬四一年の李廷龜「新纂辟瘟方序」二葉、目三葉。本文卷首に「新纂辟瘟方/御醫忠勤貞亮扈 聖功臣崇禄大夫楊平君臣許浚奉 敎撰」と題し、以下本文一卷。跋なし。書末に「萬四十一年二月 日内醫院奉 敎開刊/監校官通訓…李希憲/通訓…尹知微」の刊記。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「新纂辟瘟方 葉次」を印す。每半葉匡郭、一〇行一八字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「宣賜/之記」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 
韓目一三七一頁・三木朝九〇(良方金丹。二册。奎7842。〔編者未詳、年紀未詳〕。圖。寫本。書高二三・八×幅二〇cm
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「良方金丹 乾(坤)」を墨書した題箋を貼る。序なく、綱目二二葉。本文卷首に内題・編著者名なく、直接本文二册。一部ハングル注記あり、末尾の「藥材俗名」には全漢藥名にハングル字をあてる。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾、版心記載なし。每半葉匡郭、一〇行約二二~二五字前後、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 
韓目一三七一頁・解題三五八頁・三木朝八八(諺解臘藥症治方。一册三七張。奎316334795254。〔撰者未詳、刊年未詳〕。木版。書高三三・三×幅二二・三cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・七×横一七cm。版心、上下花紋魚尾。表紙書名、臘藥症治方解。版心書名、症治方。印、3479「湘庫」「帝室圖書之章」、5254「帝室圖書之章」、3163「學部圖書」「編輯局保管」)
 3163マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙外題の墨書「萬春方」に線引きし、「諺解臘藥症治方」に改める(鉛筆で?)。半葉が正方形に近い幅廣の整版。序なく、目四葉。本文卷首に「諺解臘藥症治方」の内題、以下本文は漢文とハングル文を交互に記し、一卷。跋なし。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「症治方 葉次」を刻す。每半葉、一〇行一八字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「學部/圖書」「編輯局保管」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 
韓目一三七一頁・三木朝六二(諺解痘瘡集要。一册(零本)。거람古貴615.135-H41e-v.2。許浚(朝鮮)奉敎撰。〔宣祖四〇年(一六〇七)〕。木版。書高三三×幅三二・二cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二二・七×横一七cm。有界、一一行二〇字。版心、上下花紋魚尾)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙の四周雙邊題箋に外題「諺解痘瘡集要 卷下」を墨書。序・目なし。本文卷首に「諺解痘瘡集要卷下ハングル文/御醫 許浚 奉敎撰」と題し、以下本文一卷。跋なし。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「諺解痘瘡集下 葉次」を刻す。每半葉匡郭、一一行二〇字、小字雙行。識語なし。上欄に漢文書き入れ多し。「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳、いささか破損。
 目は「一册(零本)」「幅三二・二cm」に作るが、「存下卷一册(零本)」「幅二二・二cm」が適切。
 
韓目一三七一頁・解題三五九頁・三木朝六三(諺解胎産集要。一册八一張。奎181182。許浚(朝鮮)奉敎撰。宣祖四一年(一六〇八)。木版(後刷)。書高三六・八×幅二三・三cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二四・七×横一二・二cm。有界、一一行二〇字。版心、上下花紋魚尾。卷末、鑑校官李希憲、李{+各}。刊記、萬三十六年(一六〇八)正月日内醫院開刊。印、「帝室圖書之章」)
 181マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「諺解胎産集要 全」を墨書。整版。序なく、目五葉。本文卷首に「諺解胎産集要ハングル字/御醫臣許浚奉 敎撰」と題し、以下本文は漢文・ハングル文を交互に記し一卷。跋なく、書末に「萬三十六年正月 日内醫院開刊/監校官通訓…李希憲/通訓…{+各}の刊記。料紙不詳、有界、上下雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「諺解胎産集要 葉次」を刻す。每半葉、一一行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「서울/大學校/圖書」。蟲損不詳。
 
韓目一三七一頁・三木朝六三(諺解胎産集要。一册五八張。거람615.135-H41e。許浚(朝鮮)奉敎撰。〔年紀未詳〕。寫本。書高二五・二×幅二四cm
 マイクロフィルムによる。朝鮮四鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙の四周雙邊題箋に外題「諺解胎産集」を墨書。幅廣の寫本。序なく、目二葉。本文卷首に「諺解胎産集要ハングル文/御醫臣許浚奉 敎撰」と題し、以下本文は漢文とハングル文を交互に記す、一册。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、一一行二〇字、小字雙行。識語なし。一部に漢字で書き入れ。後部を缺く。「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損、かなり破損。
 
韓目一三七一頁・三木未著(牛痘節目。一册一三張。奎21389。忠淸道(朝鮮)編。開國四九〇年(一八八一)。寫本。書高二三・八×幅一五cm
 マイクロ燒き附けによる。朝鮮五鍼眼裝。表紙に外題「牛痘節目」を墨書。寫本。牛痘を行う醫士に關する諸規定を記した文書。序等なし。第一葉中に「開國四百九十 年 月 日/官/巡牛痘醫士節目」の一文あり。書末に三七邑の醫士三九人の名を列記し、每年一二月に徴收する税額(計六〇二一兩五錢)も記す。識語・書き入れ等なし。藏印は「서울大學校/圖書」らしき小圓印記のみ。蟲損不詳。
 目は書名を「牛痘節目」に作るが、「牛痘醫士節目」が適切。
 
韓目一三七一頁・三木關四(牛馬羊猪染疫病治療法。一册一五張。一簑古貴636.089-Um1c。〔著者未詳〕〔仁祖一四年(一六三六)〕。木版。書高三一・四×幅一九・一cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・二×横一五cm。有界、九行一七字。版心、上下花黑魚尾。刊記、崇禎九年丙子月日海州牧開刊)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「牛馬羊猪染疫病治療法 全」を墨書。見返しに一蓑氏の解題紙を貼る。整版本。序・目なし。本文卷首に「牛馬羊猪染疫病治療法」の内題、以下本文は漢文とハングル文を交互に記す。書末に「崇禎九年丙子八月 日海州牧開刊」の刊記。料紙不詳、有界、四周雙(一部單)邊、白口・雙黑魚尾、魚尾間に「□□ 葉次」を刻す。每半葉、九行一七字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。未詳印記三顆あり。落張あり、破損大。
 
韓目一三七一頁・三木未著(醫家神方。一册三四張。一蓑古615.135-Eu47。〔著者未詳〕。〔憲宗二年(一八三六)〕。寫本。書高二六×幅一六cm。卷末、丙申(一八三六?)秀望日事書于龜南室)
 マイクロ燒き附けによる。裝訂・表紙未詳。表紙に外題「醫家新方」を墨書し、新を神に訂正する。寫本。序・目葉なく、本文卷首に「醫家神方」の内題、以下直接本文。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、一〇行二二字、小字雙行。書末に「丙申季夏望日畢書于龜南堂」の識語。上欄に漢字の書き入れ。「京城/大學/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は識語を「丙申(一八三六?)秀望日事書于龜南室」に作るが、「丙申(一八三六?)季夏望日畢書于龜南堂」が適切。
 
韓目一三七一頁・三木朝九五(醫鑑集要。七編七册。奎12678。〔編者未詳、年紀未詳〕。寫本。書高二八×幅一八・五cm
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「醫鑑集要 一(~七)」と簡目を墨書。序なく、總目等あり。本文卷首に「醫鑑集要編一」の内題、以下本文七卷。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、主に一〇行、字數判定不能。小字雙行。識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 本書は『東醫寶鑑』の拔粹で、書名はそれを表す。
 
韓目一三七二頁・三木朝五七(醫林撮要。一〇册(零本)。古7608-8。楊禮壽(朝鮮)撰。〔肅宗二年(一六七六)〕。古活字版(戊申字)。書高三四×幅二二cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二四・三×横一六・七cm。一〇行一八字。注、雙行。版心、上下内向花紋魚尾。印、「内賜之記」「密陽朴氏家藏」。内賜記、康煕十五年十一月十九日 内賜行副護軍醫林撮要一件命除謝恩右承旨臣丁(手決)。所藏本、卷五・一〇・一一(三册)缺)
 マイクロ燒き附けによる。裝訂・表紙未詳。表紙に外題「醫林撮要 一(~十三)」を墨書。序なく、代醫學姓氏(伏羲~本國明醫〔楊禮壽・許浚〕)三一葉、卷一目四葉。本文卷首に「醫林撮要卷之一/弘農後人退思翁撰」と題し、以下本文存一〇卷(卷五・一〇・一一缺)。跋なし。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「醫林撮要幾 葉次」を印す。每半葉、一〇行一八字、小字雙行。識語なし。一部に讀點、上欄に漢文の書き入れあり。「内賜/之記」「密陽/朴氏/家藏」「京城帝/國大學/圖書章」の印記。蟲損不詳。
 美しい活字大本だが、卷一二・一三は卷頭・卷末の「十二」「十三」の文字一部を燒き取って「十」「十一」に改竄、全一一卷本に見せようとする。ただ版心は未改竄。韓目にいう「内賜記」はマイクロ燒き附けで確認できず。
 
韓目一三七二頁・三木朝一三四(醫方活套。一册九七張。古7608-10。黄度淵(朝鮮)著。〔序、高宗六年(一八六九)〕。木版。書高二八×幅一六・六cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・一×横一三・九cm。有界、行字數不同。版心、魚尾無。惠庵序、己巳年(一八六九)。贊化堂主人序。刊記、惠庵先生原本同附鍼己巳孟秋)
 マイクロ燒き附け・マイクロフィルムによる。裝訂不詳。表紙に外題「醫方活套」を墨書。整版本。見返しに四周雙邊で、上段に「己巳孟秋」、下段に「惠庵先生原本 同附鍼線/醫方活套/損益之書…贊化堂主人識」の封面。己巳年の惠庵「惠庵心書古今三統醫方活套序」一葉。本文は「惠庵心書古今三統醫方活套鍼線」、および「醫方活套」の各葉を三段に分けて上統・中統・下統を配す。跋なし。料紙不詳、おおむね無界、四周雙邊、白口・無魚尾、版心に「活套上(中・下) 葉次」を刻す。每半葉、行字不定。識語・書き入れ等なし。「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 劣惡な刊本。目は刊記(封面)記載を「鍼」に作るが、「鍼線」が適切。
 
韓目一三七二頁・三木未著(醫寶。一册六八張。一蓑古615.135-Eu47a。〔編者未詳、年紀未詳〕。圖。寫本。書高一九・五×幅一八・八cm。内容、小兒門・婦人門)
 マイクロフィルムによる。裝訂・表紙不詳。幅廣の寫本。序なく、目一葉。本文卷首に「醫寶」の内題なく、以下本文は小兒門・婦人門の存一册。文中の一部注にハングル文あり。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、一六行約二八字、小字雙行。書尾に「醫寶一」の識語。讀點・强調點の書き入れ多い。「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「醫寶。一册六八張」に作るが、「〔醫寶〕。存一册六八張」が適切。『東醫寶鑑』の拔粹か。

韓目一三七二頁・三木未著(一蓑古615.135-Eu47b。醫本。〔著者未詳、年紀未詳〕。一册八二張。寫本。書高二六・四×幅一六・七cm
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、表紙に「醫本」を墨書。寫本。序・目・内題・編著者名なく、本文一册のみ。主に漢文で、ごく一部の細字注にハングル文あり。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、一〇行二三~二六字、小字雙行。識語なし。上欄に漢文の書き入れ多く、本文に讀點・强調點も多い。「京城/大學/圖書」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。

韓目一三七二頁・三木朝一三三(一蓑古615.135-H991e-v.1。醫宗損益。黄度淵(朝鮮)著。〔高宗五年(一八六八)〕。一册(零本)。木版。書高二三・四×幅一七cm。四周單邊。半葉匡郭、縱一九・三×横一四cm。有界、一〇行二一字。版心、上黑魚尾。惠庵題序、歳戊辰(一八六八)。所藏本、第一册(一册)外缺)
 マイクロフィルムによる。朝鮮裝、押目紋樣表紙。表紙の四周單邊題箋に外題「醫宗損益」を墨書。整版本。戊辰年の惠庵「序」一葉(「丙辰…附方…四卷/聖上丁卯成醫方損益六卷。今又輯藥性一卷…/益附錄三編…」)、「醫方損益附餘目錄」五葉、凡例二葉、綱領二葉。本文卷首に「醫宗損益附餘 閏集」の内題、以下本文は人參から白礬まで。主に漢文で、細字注に一部にハングル文あり。跋なし。料紙不詳、有界、主に四周單邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「醫方損益」、魚尾下に「附餘 所載藥名 葉次」を刻す。每半葉、一〇行二一字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「京城帝/國大學/圖書章」の印記。蟲損。
 本書は『醫方損益』に附餘の本草書。目は「醫宗損益。一册(零本)。所藏本、第一册(一册)外缺」に作るが、「醫宗損益附餘。一卷一册」が適切。

韓目一三七二頁・解題三九五・三木朝一三三(奎12367。醫宗損益。黄度淵(朝鮮)著。〔高宗五年(一八六八)〕。一二卷、附、合七册。木版。書高三〇×幅一九・五cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱一九・七×横一四cm。有界、一〇行二一字。注、雙行。表題紙、放藝室原本…武橋贊化堂藏板。自序…丁卯(一八六七)…惠庵題。第七册卷首序、歳戊戌(一八六八)惠庵題)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「醫宗損益 一(~七)」、綴じ目横に「共七」を墨書。見返しに四周雙邊で「游藝室校訂/醫宗損益/武橋/賛化堂藏板」、その上に横書きで「同治戊辰新」の封面。丁卯年の惠庵「醫宗損益自序」五葉、目二葉、凡例二葉、引用書目三葉。本文卷首に「醫宗損益卷之一 子集」の内題、以下本文一二卷、六册。漢文で、ハングル字見えず。附餘一册あって見返しに四周雙邊で「游藝室原本/醫宗損益附餘/武橋/賛化堂藏板」また上に横書きで「校對無訛」の封面。戊辰年の惠庵「序」一葉(「丙辰撰附方便覽十四卷/聖上丁卯成醫方損益六卷。今又輯藥性一卷…/益附錄三編…」)、「醫方損益附餘目錄」五葉、凡例二葉、綱領二葉。本文卷首に「醫宗損益附餘 藥性歌 閏集」と題し、以下本文は人參から白礬まで。當附餘の書誌は前揭一蓑古615.135-H991e-v.1本に同。識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「第七册卷首序、歳戊戌(一八六八)」に作るが、「第七册卷首序、歳戊辰(一八六八)」が適切。

韓目一三七二頁・三木未著(一蓑古615.135-In1s。人文須知。〔編者未詳、年紀未詳〕。一册四七張。寫本。書高三二×幅一八・八cm。内容目次、紅疹治法總論・種痘始終等賦虚實相似論・痘瘡經驗神方・用藥總論)
 マイクロフィルムによる。裝訂・表紙不詳。表紙に外題「人文須知」を墨書。寫本。序・目なし。本文卷首に内題・編著者名なし。册頭に第三八張の筆寫一紙あり。以下本文。跋なし。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・無魚尾の罫紙に筆寫し、下象鼻に葉次を書く。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。識語なし。文中に線引き、上欄に漢文の書き入れあり。未詳印記二顆および「京城/大學/圖書」の印記。蟲損不詳。

韓目一三七二頁・三木中一・三木日二八(一蓑古615.135-H41j-v.1-3。訂正東醫寶鑑湯液篇。許浚(朝鮮)奉敎撰。〔刊年未詳〕。三卷三册。書高二七・二×幅一七・七cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・九×横一四・八cm。無界、九行二一字。版心、上下黑魚尾。表紙書名、寶鑑湯液)
 マイクロフィルムによる。中國四鍼眼裝。表紙に外題「寶鑑湯液 天(~人)」および簡目を墨書。序・目なし。本文卷首に「訂正東醫寶鑑湯液篇卷之一/御醫忠勤貞亮扈 聖功臣崇禄大夫楊平君臣許浚奉 敎撰」と題し、以下本文存三卷。跋なし。料紙不詳、無界、四周雙邊、白口・雙黑魚尾、魚尾間に「東醫寶鑑湯液篇幾 葉次」を刻す。每半葉、九行二一字、小字雙行。一部に版木削り殘しのレ點等あり。識語・書き入れ等なし。「方鍾/鉉章」「方鍾鉉藏書(圓印)」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。絲切れ。
 當版は徳川吉宗が幕府醫官に校訂させて復刻し、一七二四年と一七三〇年に京都の書店から發賣した江戸時代初の官版醫書。一七九九年にも大坂で同版木にて後刷りされた。明治になると三木佐助が廣東人華僑の麥梅生との合辨で、一八七一~七九年までに當版木を売った。これから句讀訓点を削り去り、淸國で一八九〇年に後印されたのが當本。目は〔刊年未詳〕に作るが、〔日本一七二四年刊、淸一八九〇年後刷〕が適切。

韓目一三七三頁・三木未著錄(古615.135-j489。濟癃篇。〔編者未詳、年紀未詳〕。一册四七張。寫本。書高二〇×幅二〇・八cm)
 マイクロフィルムによる。裝訂・表紙不詳。表紙に外題「濟癃篇」を墨書。序・目なし。本文卷首に「濟癃篇 運氣總論」と題し、以下本文は全漢文。書中に「濟癃篇/五行衍論序」とあり、「歳在靑龍七月上幹(?)草窓道人序」と記す。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、一二行二五~二六字、小字雙行。識語なし。線引きあり。書き入れ等なし。「서울/大學校/圖書」の印記のみ。蟲損不詳。
 目は〔編者未詳、年紀未詳〕に作るが、〔靑龍七月、草窓道人序〕が適切。草窓道人は草堂道人の訛、濟癃は濟生と同意かもしれない。韓國中央圖書館の尹子美(草堂道人)『草堂遺訣』(一七三六跋)に「運氣行論序」があり、同圖書館には『濟生論(運氣論)』もある。すると當書は一八世紀の尹子美編著と關聯する可能性もあろう。

韓目一三七三頁・三木朝一三九(奎15239~15241。濟嬰新編。李在夏(朝鮮)纂、姜海遠(朝鮮)訂。高宗二六年(一八八九)。一册二九張。木版。書高二七・七×幅二〇・一cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・八×横一六・五cm。有界、一一行二一字。注雙行。版心、上花紋魚尾。歳己丑(一八八九)姜永老序。歳己丑六月李在夏書。刊記、聖上卽祚二十六年己丑五月日 設牛痘局於嶺營新刊)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「濟嬰新編 全」を墨書。活字本。己丑年の姜永老「序」一葉、同年の李在夏「序」一葉。目なし。本文卷首に「濟嬰新編卷上/白夏 李在夏 錦石纂/晉陽 姜海遠 東庵 訂」と題し、以下本文「牛痘考 英國德貞」から二卷。種痘圖・器具圖あり。跋なし。書末に「聖上祚二十六年己丑五月日/設牛痘局於嶺營/新刊」の刊記。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・單花魚尾、魚尾下に「濟嬰新編卷上(下) 葉次」を刻す。每半葉、一一行二一字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「木版」に作るが、「活字本」が適切。

韓目一三七三頁・三木朝一一四(奎724、725、2077、2201、7645。濟衆新編。康命吉(朝鮮)奉敎撰。〔正祖二三年(一七九九)〕。八卷、目錄、合五册。木版。書高三四・八×幅二二・四cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱三四・八×横二二・四cm。有界、一〇行二一字。版心、上花紋魚尾。李秉模序、歳己未(一七九九)。康命吉跋、己未(一七九九)。印、724・725「帝室圖書之章」、2077「奎章之寶」、2201「帝室圖書之章」。所藏本、2077・7645目錄一册外缺、2201一卷五(一册)缺)
 724のマイクロフィルムによる(目のみ原本で調査)。朝鮮五鍼眼裝。濃黄色厚手押目紋樣表紙に外題「濟衆新編 目 一(~五)」、綴じ目横に「共五」、書根に「一(~五) 濟衆新編」を墨書。整版本。己未年の李秉模「濟衆新編序」二葉、凡例一葉、總目二葉、引用書目二葉、目三八葉。本文卷首に「濟衆新編卷之一/内局首醫臣康命吉奉 敎撰」と題し、以下本文八卷。書末に己未年の康命吉跋二葉。料紙は中葉朝鮮楮紙。有界、四周雙邊、白口・單花魚尾、象鼻に「濟衆新編」、魚尾下に「卷幾 篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二四・一×横一七・七cm、一〇行二一字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 大本で、肉太の美しい刻字。目は匡郭を「縱三四・八×横二二・四cm」に作るが、「縱二四・一×横一七・七cm」が適切。

韓目一三七三頁・三木朝八二(奎15598。舟村新方。〔編者未詳〕〔一九二七〕。一册一一六張。寫本(後寫)。書高三一×幅二一cm)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙外題は四周單邊の題箋に「舟村新方 全」を墨書。寫本。「舟村新方目」一葉、以下は内題・編著者名なく直接本文一册。一部に細字のハングル注あり。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾、版心に葉次のみ記す。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。「昭和二年謄寫/原本李王職藏書」の識語あるが、書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。

韓目一三七三頁・三木朝一三五(一蓑古615.135-G588j。重訂方藥合編。公之子(?)編。〔高宗二一年(一八八四)〕。一册七五張。木版。書高八八×幅一九cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二一・四×横一五・六cm。行・字數不同。版心、ハングル二字。卷首、甲申(一八八四)…公之子書、己巳(?)…惠庵序。附、補遺)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押し目紋樣表紙。四周單邊の題箋に「方藥合編源圖」を墨書し、「源圖」に墨線を引く。見返しの封面は四周雙邊で、上欄に「惠庵先生遺稿」、下欄に「重訂方藥/合編/内附/補遺方/吾師乎惠庵公…是編凡三刊而活套之行于世也…余方重訂悲公之功成…受業渼隱生勤識」と記す。龍集二一年甲申年の公之子「方藥合編源因」半葉、己巳年の惠庵「醫方活套原序」半葉。目は「增益本草目」「活套上統目」「活套中統目」「活套下統目」の四段組七葉。本文前半は上段「藥性綱領」・下段「活套鍼線」一三葉、後半の「惠庵心書方藥合編」が四段組で三卷(統)。跋なし。書末に「惠庵心書方藥合編 成 乙酉二月冶洞新刊」の木記。さらに「石隱補遺方」二葉も四段組であり、末尾に「乙酉中秋冶洞新刊」の木記。また「輸症霍亂自辛巳以後集驗方」一葉を附す。料紙不詳、無界、四周單邊、白口、魚尾不定。版心は前半が象鼻に「藥性綱領」、下段象鼻に「活套鍼線」。後半は四段組で版心一段「藥性綱領」、二段「方套上」、三段「方套中」、四段「方套下」を刻す。每半葉の行字不定、小字雙行。識語なく、上欄に書き入れ多。「京城/大學/圖書」の印記。蟲損不詳。絲切れ、破損大。
 彫板劣惡・構成亂雜で、淸末の『本草醫方合編』の影響を受ける。目は「方藥合編」「公之子(?)編」「〔高宗二一年(一八八四)〕」「一册」に作るが、「〔重訂〕方藥合編」「惠庵著、公之子(朝鮮)編」「高宗二二年(一八八五)、冶洞刊」「三卷・附、合一册」が適切。

韓目一三七三頁・三木朝一三五(古7660-1。重訂方藥合編。黄道淵(朝鮮)著、黄泌秀(朝鮮)編。美洞、高宗二二年(一八八五)。一册八六張。木版。書高二九×幅一九・五cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二二・二×横一五・九cm。行字數不同。版心、魚尾無。序、龍集二一年甲申(一八八四)…公之子(泌秀)受業渼隱生勤識。刊記、乙酉(一八八五)中秋美洞新刊)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「方藥合編」を墨書。見返しの封面は四周雙邊で、上欄に「惠庵先生遺稿」、下欄に「重訂方藥/合編/内附/補遺方/吾師乎惠庵公…是編凡三刊而活套之行于世也…余方重訂悲公之功成…受業渼隱生勤識」と記す。龍集二一年甲申年の公之子「方藥合編源因」半葉、己巳年の惠庵「醫方活套原序」半葉。目は「增益本草目」「活套上統目」「活套中統目」「活套下統目」の四段組七葉。本文前半は上段「藥性綱領」・下段「活套鍼線」一三葉、後半の「惠庵心書方藥合編」が四段組で三卷(統)。跋なし。書末に「惠庵心書方藥合編 成」の木記。さらに「石隱補遺方」二葉も四段組であり、末尾に「乙酉中秋美洞新刊」の木記。料紙不詳、無界、四周單邊、白口、魚尾不定。版心は前半が象鼻に「藥性綱領」、下段象鼻に「活套鍼線」。後半は四段組で版心一段「藥性歌」、二段「方套上」、三段「方套中」、四段「方套下」を刻す。每半葉の行字不定、小字雙行。彫刻劣惡、構成亂雜。識語なく、上欄に書き入れ多。「京城帝/國大學/圖書章」の印記。蟲損不詳。
 目は「重訂方藥合編。黄道淵(朝鮮)著。一册」に作るが、「〔重訂〕方藥合編。黄度淵(朝鮮)著、黄泌秀(朝鮮)編。美洞、高宗二二年(一八八五)。三卷・附錄、合一册」が適切。

韓目一三七三頁・三木朝一三五(一蓑古615.135-H349j。證脈方藥合編。惠庵(朝鮮)著。治洞、〔高宗二二年(一八八五)〕。一册九一張。木版。書高二九・六×幅一八・八cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二一・三×横一六cm。有界、一二行三六字。版心、魚尾無。序、二一年甲申(一八八四)…〔惠庵子〕。刊記、乙酉(一八八五)二月治洞新刊。印、「李敎承印」)
 マイクロフィルムによる。裝訂・表紙不詳。見返しの封面は四周雙邊で、上欄に「惠庵先生遺稿」、下欄に「證脈方藥/合編/内附/補遺方/吾師乎惠庵公…是編凡三刊而活套之行于世也…余方重訂悲公之功成…受業渼隱生勤識」と記す。龍集二一年甲申年の公之子「方藥合編源因」半葉、己巳年の惠庵「醫方活套原序」半葉。本文卷首に「新增證脈方藥合編 西齋/方藥書…/成書此…/…丁亥玄月受業渼隱生勤署」と題し、以下その本文一卷、「增益本草目」「活套上統目」「活套中統目」「活套下統目」の四段組七葉、上段「藥性綱領」・下段「活套鍼線」一三葉、「惠庵心書方藥合編」が四段組で本文三卷(統)。跋なし。書末に「惠庵心書方藥合編 成 乙酉二月冶洞新刊」の木記。さらに「石隱補遺方」二葉も四段組であり、末尾に「乙酉中秋冶洞新刊」の木記。また「輸症霍亂自辛巳以後集驗方」一葉を附す。料紙不詳、無界、四周單邊、白口、前部單魚尾、中部無魚尾、後部雙黑魚尾。前部象鼻に「新增證脈方藥合編」。中部は四段組で版心一段「藥性綱領」、二段「方套上」、三段「方套中」、四段「方套下」を刻す。每半葉の行字不定、小字雙行。識語なし。上欄に書き入れ多。「京城帝/國大學/圖書章」の印記のみで、「李敎承印」は未見。蟲損不詳、版心切れ。彫板劣惡・構成亂雜。
 目は「方藥合編」「一册」に作るが、「〔新增證脈〕方藥合編」「三卷・附、合一册」が適切。

韓目一三七三頁・三木未著錄(古615.135-C35。察病用藥訣。〔編者未詳、年紀未詳〕。一册一六張。寫本。書高三〇×幅二五・五cm)
 マイクロフィルムによる。裝訂・表紙不鮮明。表紙に外題「察病用藥訣」を墨書。寫本。序・目等なし。本文卷首に内題・編著者名なく、以下本文。脈診・引經藥・臟腑補寫藥等を記す。全漢文。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、行字數不定。識語・書き入れ等なし。「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。

韓目一三七三頁・三木朝六九(奎4492、4493、6797。鍼灸經驗方。許任(朝鮮)著。〔仁祖二二年(一六四四)〕。一册八一張。木版。書高三一×幅二〇cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・四×横一四・九cm。有界、九行二〇字。版心、上下花紋魚尾。序、卷首「許任識」。跋、歳甲申(一六四四)四月…李景奭。印、「湘庫」「帝室圖書之章」)
 4492マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「鍼灸經驗方 全」を墨書。整版本。無記年の許任「鍼灸經驗方序」三葉、目二葉。本文卷首に「鍼灸經驗方」の内題、以下本文七四葉。書末に甲申年の李景奭「鍼灸經驗方」跋三葉。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「鍼灸經驗方 葉次」を刻す。每半葉、九行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「湘庫」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

韓目一三七四頁・解題四六五・三木朝六九(奎809。鍼灸經驗方。許任(朝鮮)著。〔仁祖二二年(一六四四)〕。一册一九張。古活字(戊申字)版。書高三五・三×幅二三・三cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二四・八×横一七cm。一〇行一七字。注、雙行。版心、上下花紋魚尾。卷首「序…許任 識」。跋、歳甲申(一六四四)四月…李景奭)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「鍼灸經驗方 全」を墨書。活字版。無記年の許任「鍼灸經驗方序」四葉、目二葉。本文卷首に「鍼灸經驗方」の内題、以下本文七五葉。書末に甲申年の李景奭「鍼灸經驗方」跋二葉。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「鍼灸經驗方 葉次」を印す。每半葉、一〇行一七字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「一册一九張」に作るが、「一册八三張」が適切。

韓目一三七四頁・三木朝六九(一蓑古615.135-H41c。鍼灸經驗方。許任(朝鮮)著。〔年紀未詳〕。一册七四張。寫本。書高二五×幅一七・六cm。李景奭跋、歳甲申(一六四四)。印、〔未詳〕)
 マイクロフィルムによる。朝鮮四鍼眼裝、押目紋樣表紙。寫本。表紙の四周單邊題箋に「鍼灸經驗方」を墨書。無記年の許任「鍼灸經驗方序」三葉、目二葉。本文卷首に「鍼灸經驗方」の内題、以下本文。書末に甲申年の李景奭跋一葉。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙黑魚尾の罫紙に筆寫、版心に記述なし。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。年の識語・上欄にハングル字の書き入れあり。未詳圓印一顆、および「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。絲切れ。

韓目一三七四頁・三木朝六九(一蓑古615.135-H41ca。鍼灸經驗方。許任(朝鮮)著。〔刊年未詳〕。一册五一張。木版。書高三〇・四×幅二〇cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・四×横一四・六cm。有界、九行二〇字。版心、上下花紋魚尾。序、許任識)
 原本による。韓國五鍼眼改裝、黄色厚手押目紋樣表紙。書高三〇・六×幅二〇・七cm表紙に外題なく、書根記載は裏打ちで不詳。無記年の許任識「鍼灸經驗方」序三葉、目存一葉、甲申年の李景奭「鍼灸經驗方」跋二葉。本文卷首に「鍼灸經驗方」の内題、以下本文。料紙は黄變した薄葉朝鮮楮紙で、白色中葉韓國楮紙で總裏打ち。有界、四周雙邊、白口・内向き雙花魚尾、魚尾間に「鍼灸經驗方 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・五×横一六・〇cm、九行二〇字、小字雙行。識語なし。印記は「京城帝/國大學/圖書章」および不詳圓墨印一顆。

韓目一三七四頁・三木朝六九(古615.135-H41c。鍼灸經驗方。許任(朝鮮)著。〔年紀未詳〕。一册四五張。寫本。書高二一×幅一八cm。表紙書名、針灸方)
 マイクロフィルムによる。朝鮮四鍼眼裝。表紙に外題「針灸方」を墨書。細字で疾病每の治療法を記した後に、序なく「鍼灸經驗方目」一葉半、以下内題・編著者名なく直接本文。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾、版心記載なし。每半葉、九行約一七~二〇字、小字雙行。識語なし。「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「許任(朝鮮)著」に作るが、〔許任(朝鮮)著〕が適切。

韓目一三七四頁・三木朝一六(古7608-9。鄕藥集成方。〔權採(朝鮮)等撰。〔刊年未詳〕。一册(零本)。古活字版(内醫院活字)。書高二四・五×幅一六・三cm。四周單邊。半葉匡郭、縱一九・六×横一三・八cm。一五行一八字。版心、上下内向花紋魚尾。所藏本、卷二五~二七・一册)
 マイクロフィルムによる。裝訂・表紙不鮮明。活字本。序・目なし。本文卷首に「鄕藥集成方卷第二十五」の内題、卷二七末尾まで以下本文を存。篇名に墨蓋子を冠する。跋なし。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「集成方卷幾 葉次」を印す。每半葉、一五行一八字。識語・書き入れ等なし。「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳、やや破損。
 目は「四周單邊」に作るが、「四周雙邊」が適切。以下の一蓑古615.135-G995h-v.42615.135-G995h想白古615.153-H991-v.70と同版。

韓目一三七四頁・三木朝一六(一蓑古615.135-G995h-v.42。鄕藥集成方。權採(朝鮮)等編。〔刊年未詳〕。一册(零本)。古活字版(内醫院活字)。書高二四・二×幅一六・四cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・二×横一三・五cm。一五行一八字。版心、上下花紋魚尾)
 マイクロフィルムによる。裝訂・表紙不鮮明。序・目なし。活字本。本文卷首に「鄕藥集成方卷第四十二」の内題、以下本文存一卷。篇名に墨蓋子を冠する。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「集成方卷四十二 葉次」を印す。每半葉、一五行一八字。年の識語・書き入れ等なし。「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「一册(零本)」に作るが、「存卷四二・一册(零本)」が適切。7608-9615.135-G995h想白古615.153-H991-v.70と同版。

韓目一三七四頁・三木朝一六(古615.135-G995h。鄕藥集成方。〔權採(朝鮮)等撰〕。〔刊年未詳〕。一册(零本)。古活字版(内醫院活字)。書高二三・七×幅一六cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・三×横一三・四cm。一五行一八字。版心、上下内向細花紋魚尾。印、〔?〕。所藏本、總八五卷中、存卷六一~六三(合一册)、外缺)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、表紙不詳。表紙に外題なし。序・目なし。活字本。本文卷首に「鄕藥集成方卷第六十一」の内題、以下本文存卷六三まで。全漢文。篇名上に墨蓋子を置く。跋なし。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「集成方卷幾 葉次」を印す。每半葉、一五行一八字。識語・書き入れ等なし。不詳印一顆、また「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不明。絲切れ、やや破損。

韓目一三七四頁・三木朝一六(想白古615.153-H991-v.70。鄕藥集成方。權採(朝鮮)等撰。〔刊年未詳〕。一册(零本)。古活字版(内醫院活字)。書高二四・五×幅一六・三cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・二×横一三・五cm。一五行一八字。版心、上下内向花紋魚尾。印、想白書屋。所藏本、八五卷中、存卷七〇(一册)、外缺)
 マイクロフィルムによる。朝鮮四鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙の四周單邊題箋に外題「鄕藥集」を墨書。序・目なし。活字本。本文卷首に「鄕藥集成方卷第七十」の内題、以下本文一卷存。跋なし。篇名に墨蓋子を載せる。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「集成方卷七十 葉次」を印す。每半葉、一五行一八字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「想白書屋」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳、絲切れ、かなり破損。
 7608-9一蓑古615.135-G995h-v.42615.135-G995hと同版。

韓目一三七四頁・三木朝一五(古7409-1。鄕藥採取月令。尹淮(朝鮮)拔。一九三一年。一册一〇張。寫本。書高二七×幅二〇・三cm。尹淮跋、宣徳六年(一四三一))
 マイクロフィルムによる。朝鮮八鍼眼裝、假表紙。表紙に外題「鄕藥採取月令」を墨書。序目なし。寫本。本文卷首に「鄕藥採取月令/宣徳六年十二月 日…/…/…尹淮拜手稽首拔(ママ)」と題し、以下本文は正月から一二月順に採取する漢藥名を擧げ、以下に鄕名等を漢字で記す。全漢文。書末に年の「宣徳三年閏四月 日崇政大夫/下良敬拔」を記す。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、一五行約二二字。識語なし。誤寫字の訂正あり。「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。


子部道家類

韓目一三〇五頁・三木未著錄・韓醫藥書攷未著錄(古615.135-So56s.-v.1。素問句讀俗解。〔著者未詳〕〔一九――〕。一册(零本)。木活字版。書高二七・九×幅一九・三cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・六×横一五・二cm。一〇行一三字。版心、上下内向花紋魚尾。表紙書名、黄帝内經素問俗解。版心書名、素問俗解)
 マイクロフィルムによる。裝訂・表紙不詳。表紙に外題「黄帝内經素問俗解」を墨書。序・目なし。活字本。本文卷首に「素問句讀俗解卷之一」の内題、以下本文は至眞要論第二十までの存卷一のみ。跋等なし。各漢字下に俗解のIdu(吏讀)文字を刻す(図版參照)。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「素問俗解卷幾 葉次」を印す。每半葉、一〇行一三字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「서울/大學校/圖書」の印記のみ。蟲損不詳。
 目は「道家類」に分類するが、「醫家類」が適切。本書は近代以前の韓籍として恐らく現存唯一の中國醫學古典に關する書、かつ目上の孤本。


子部農家類

韓目一三六三頁・三木關一八(古7100-7。救荒撮要。申洬(朝鮮)編。武城、〔跋、顯宗一年(一六六〇)〕。一卷、補遺、合一册。圖。木版。書高二八・七×幅一九・五cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二〇×横一六cm。有界、一二行二四字。版心、上花紋魚尾。李澤序、嘉靖三三年(一五五四)。申洬跋、庚子(一七二〇)。刊記、崇禎紀元後丙寅(一六八六)夏四月下澣武城田以采 朴致維梓。한글飜譯文附)
 コピー本による。裝訂・表紙不鮮明。表紙に外題「救荒撮要」を墨書。整版本。嘉靖三三年の李澤(次知)序一葉、目なし。序首に「救荒撮要」、以下本文五葉。さらに「救荒補遺方」一三葉を附す。書末に庚子年の申「新刊救荒撮要跋」一葉、末行に「崇禎紀元後丙寅夏四月下澣武城田以采朴致維謹梓」の刊記。本文は漢文の後にハングル文で譯を記す。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・單花魚尾、魚尾下に「救荒撮要(救荒補遺) 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・七×横一六・一cm、一二行二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「京城帝/國大學/圖書章」の印記のみ見える。蟲損不詳。
 目は書名を「救荒撮要」、跋年を「申跋、庚子(一七二〇)」に作るが、書名は「〔新刊〕救荒撮要」、跋年は「庚子(一六六〇)申跋」が適切。また刊年を〔跋、顯宗一年(一六六〇)〕に作るが、刊記からすると「肅宗一二年(崇禎紀元後丙寅、一六八六)」となるが、實際はより以降。

韓目一三六三頁・三木關一八(一蓑古361.5-G939。救荒撮要。明宗(朝鮮)命撰。〔一九――〕。一册一六張。木版(後刷)。書高二七×幅一九cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二三×横一六・二cm。有界、一二行二三字。版心、上花紋魚尾。宋時烈序、庚子(一六六〇)。申洬拜跋、庚子(一六六〇)。刊記、崇禎紀元後丙寅(一六八六)夏四月下澣武城田以采 朴致維梓)
 コピー本による。朝鮮鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「救荒撮要」を墨書。整版本。庚子年の宋時烈「新刊救荒撮要序」二葉を前附する以外は前揭一蓑古361.5-G939と同書誌。見返しに漢詩二首あって「右俗離偶僧二愚詩二首」の識語。書き入れ等なく、「京城/大學/圖書」の印記のみ見える。蟲損不詳。
 目は書名を「救荒撮要」に作るが、「〔新刊〕救荒撮要」が適切。一蓑古361.5-G939と同版だが、兩本の著編者・刊年など目記載の相異は問題。

韓目一三六三頁・三木關一八(一蓑古361.5-G939a。救荒撮要。明宗(朝鮮)命撰。〔刊年未詳〕。一册一五張。木版。書高二五×幅一七・八cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・七×横一四・四cm。有界、一〇行一七字。版心、上下細花紋魚尾)
 コピー本による。朝鮮鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「救荒撮要」を墨書の四周單邊題箋を貼る。整版本。嘉靖三三年の李澤(次知)序一葉半、目なし。序首に「救荒撮要」、以下本文八葉。書末半葉に己卯年の金堉稽の刊行跋あって「聖祖が本書を刊行するにあたり、辟瘟方を後附することにした」、と記す。以下は「辟瘟方」一〇葉で、ともに本文は漢文の後にハングル文で譯を記す。さらに全漢文の「臘藥證治方」五葉を附す。料紙不詳、三書とも有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「救荒撮要(辟瘟、臘藥證治方) 葉次」を刻す。前二書は每半葉匡郭、縱二〇・二×横一六・五cm、一〇行一七字、小字雙行。「臘藥證治方」は每半葉匡郭、縱一九・五×横一六・二cm、一〇行二〇字。識語・書き入れ等なし。「方鍾鉉/藏書(圓印)」および不詳印記一顆。破損大。
 目は「救荒撮要。〔刊年未詳〕。一册一五張」に作るが、「救荒撮要一卷、附辟瘟方一卷。仁祖一七年己卯(一六三九)刊。附臘藥證治方一卷。〔刊年未詳〕。合一册二六張」が適切。

韓目一三六三頁・三木關一八(거람古361.5-G939。救荒撮要〔諺解〕。明宗(朝鮮)命撰。〔跋、肅宗一二年(一六八六)〕。一册三四張。木版。書高二四・二×幅一八cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二四・二×横一八cm。有界、一〇行一七字。版心、上下花紋魚尾。宋時烈序、庚子(一六六〇)。申洬跋、庚子(一六六〇)。刊記、崇禎紀元後丙寅(一六八六)夏四月下澣武城田以采 朴致維梓。「救荒補遺方」)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、表紙不鮮明。表紙に外題「救荒撮要 全」を墨書。整版本。庚子年の宋時烈「新刊救荒撮要序」二葉、嘉靖三三年の李澤(次知)「序」一葉半、目なく、以下に直接本文一卷。李序頭に「救荒撮要」、さらに「救荒補遺方」一卷。書末に庚子年の申「新刊救荒撮要跋」一葉、その末行に「崇禎紀元後丙寅夏四月下澣武城田以采朴致維謹梓」の刊記。兩本とも本文は漢文の後にハングル字で譯を記す。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「救荒撮要 葉次」を刻す。每半葉、一〇行一七字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 版式から見て前揭本の中で最古の版本と思われ、當跋の一六八六刊本だろう。目は「救荒撮要〔諺解〕」に作るが、「救荒撮要、附救荒補遺方」が適切。

韓目一三六五頁・三木關一八(一蓑古361.5-g939s。新刊救荒撮要。世宗(朝鮮)著、明宗(朝鮮)命撰。〔年紀未詳〕。一册一六張。寫本(後寫)。書高三一・七×幅一七・三cm。表紙書名、救荒撮要。宋時烈序、時庚子(一六六〇))
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、表紙不鮮明。表紙の題箋に外題「救荒撮要 全」を墨書。寫本。庚子年の宋時烈「新刊救荒撮要序」および嘉靖三三年の李澤序一葉强、目なく、直接本文。李序前に「救荒撮要」、以下本文一卷。書末に庚子年の申跋半葉。本文は漢文の後にハングル文で譯を記す(以上の内容は一蓑古361.5-G939にほぼ同)。以下に雜多な内容を書寫し、九宮八穴□・急病對宮流注法・諸般病症所屬・看目執症・花甲通元□・九宮流注法・看日干支法、以下は祭祀文・暦書からの拔粹、汁醤・神曲(麹)の製造法など。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉の行數・字數は不定。識語・書き入れ等なし。「京城/大學/圖書」の印記。蟲損不詳。


史部政法類

韓目八一二頁・三木關二八(奎2216。新註無寃錄。崔致雲(朝鮮)受命編。〔世宗二二年(一四四〇)〕。一册一〇三張。木版(後刷)。書高三六・八×幅二四・三cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二五・七×横一八・二cm。有界、一一行二三字。版心、上下花紋魚尾。卷首、正統三年(一四三八)…柳義孫奉敎序。至大改元(一三〇八)…王與(元)序。洪武一七年(閻逢困敦)甲子(一三八四)…羊角(明)序。庚申(一四四〇)崔萬里跋。印、「侍講院」)

 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「無寃 全」を墨書。整版(後刷)本。正統三年の柳義孫「新註無寃序」二葉、至大元年の王與「新註無寃序」一葉、洪武一七年の羊角「新註無寃序」二葉、目二葉、凡例(?)一一葉。本文卷首に「新註無寃卷上」の内題、以下本文二卷。書末に庚申年の崔萬里跋一葉。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「無寃上(下) 葉次」を刻す。每半葉、一一行二三字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「侍講院」(大小二種)「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。

韓目八一二頁・三木關二八(奎12120、12382。新註無寃錄。崔致雲(朝鮮)受命編。〔世宗二九年(一四四七)〕。一册一〇一張。木活字版。書高三四・八×幅二一・四cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二七・二×横一六・七cm。一一行二四字。注雙行。版心、上下花紋魚尾。正統一二年丁卯(一四七七)□生…孫肇瑞跋)
 12120マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、表紙不鮮明。活字本。正統三年の柳義孫「新註無寃序」一葉、至大元年の王與「新註無寃序」一葉、洪武一七年の羊角「新註無寃序」二葉、目二葉、凡例一一葉。本文卷首に「新註無寃卷上」の内題、以下本文二卷。書末に正統一二年の孫肇瑞敬跋一葉。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「無寃上(下) 葉次」を印す。每半葉、一一行二三字、小字雙行。見返しに「己巳六月□新粧」の識語。書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「서울/大學校/圖書」の印記。相當に版心切れと蟲損・破損。
 目は「一册。一一行二四字」に作るが、「二卷一册。一一行二三字」が適切。2216と同版。

韓目八一二頁・三木關二八(奎26660。〔新註無寃錄〕。崔致雲(朝鮮)受命編。〔日帝時〕。一册一六枚。寫本。書高一五×幅一一cm。版心書名、無寃錄)
 燒き附け寫眞による。裝訂・表紙不明。整版本。寫眞は卷下第一葉裏~九葉表、第一一葉表の一六枚が現存。恐らく日本統治時代の撮影。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「無寃下 葉次」を刻す。每半葉、一一行二三字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。印記なし。蟲損不詳。
 目は「〔日帝時〕。一册一六枚。寫本」に作るが、「〔日帝時撮影〕寫眞。一六枚。木版」が適切。

韓目八一二頁・三木關二八(古5130-5。新註無寃錄。王興(元)編、崔致雲(朝鮮)等受命註。平安監營〔刊年未詳〕。二卷一册。圖。木版。書高三四×幅二一・三cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二六×横一六・八cm。有界、一一行二三字。版心、上下内向花紋魚尾。正統三年(一四三八)…柳義孫奉敎序、至大改元年(一三〇八)…王興序、洪武一七年(一三八四)…臨山 羊角山叟序、正統一二年丁卯(一四七七)…孫肇瑞跋。刊記「丙寅(一五〇六)秋平安監營開刊」。印、「欲辯忘言、順興人安?玹彦玓、匪瀬堂藏」。墨書、「乙巳(?)三月日平安監營 印送」「刑曹上」)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、表紙不鮮明。表紙に外題「無寃 全」を墨書。整版本。正統三年の柳義孫「新註無寃序」一葉、至大元年の王與「新註無寃序」一葉、洪武一七年の羊角山叟「新註無寃序」二葉、目二葉、凡例的な文一一葉。本文卷首に「新註無寃卷上」の内題、以下本文二卷。書末に年の正統一二年の孫肇瑞敬跋一葉、末行に「丙寅秋平安監營開刊」の木記。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「無寃上(下) 葉次」を刻す。每半葉、一一行二三字、小字雙行。見返しに「乙巳三月 日平安監營印送」「刑曹上」の識語。書き入れなし。「欲辯/忘言」「順興人/安□玹/彦□氏」「匪瀬/堂藏」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。わずかに蟲損。
 目は編者「王興」に作るが、「王與」が適切。

韓目八一三頁・三木關三〇(一蓑古340.1-G93j。增修無寃錄。具允明(朝鮮)、金就夏(朝鮮)重訂。〔跋、正祖二〇年(一七九六)〕。二卷一册六七張。活字版(芸閣印書体字)。書高三〇・八×幅一九cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・七×横一三・七cm。一〇行二〇字、注雙行。版心、上白魚尾。跋、當廳二〇年(一七九六)丙辰…具允明。印、「奎章之寶」。表紙「内賜」)
 マイクロフィルム燒附けによる。裝訂・表紙不明。表紙に外題「增修無寃」および「内賜」を墨書。活字本。「增修無寃凡例」二葉、同字訓三葉、同目四葉、序なし。本文卷首に「增修無寃大全上(下)」の内題、以下本文二卷。書末に當宁二〇年丙辰の具允明「增修無寃」跋五葉あって、徐有隣に「增修無寃」の翻諺を命じて上之十六年に刊印し、金就夏の添註に「增」を加えて區別したという。「增修」文頭に「附」、「大全」文頭に「增」を陰刻して區別。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「增修無寃大全上(下) 葉次」を印す。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「奎章/之寶」の印記のみ。蟲損不詳。
 目は「增修無寃、當廳二〇年」に作るが、「增修無寃大全、當宁二〇年」が適切。

韓目八一三頁・三木關三〇(奎26624。增修無寃錄。具宅奎(朝鮮)增修。〔正祖二〇年(一七九六)〕。一張。木版。書高三三×幅二二・四cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二四・一×横一八・二cm。一〇行二〇字。注雙行。版心、上下花紋魚尾。版心書名、增修無寃錄目錄)
 マイクロフィルムによる。裝訂・表紙不鮮明。整版本。存目一葉のみ。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・雙花黑尾、魚尾間に「增修無寃 二」を刻す。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「서울/大學校/圖書」の印記。やや蟲損。

韓目八一三頁・三木關三〇(一蓑古340.61-J527m。增修無寃錄。具宅奎(朝鮮)訓釋、具允明(朝鮮)重訂。〔刊年未詳〕。一册(落張)。圖。木版。書高三三×幅二二・四cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二四・七×横一八・三cm。有界、一〇行二〇字。版心、上下花紋魚尾。表紙書名、無寃錄)
  原本による調査。韓國五鍼眼改裝、鮮黄色厚手押目紋樣表紙。書高三三・二×幅二三・四cm。原表紙に外題等の記載なく、香色の舊表紙に「無寃 上下」を墨書。整版本。書頭は破損で缺葉し、序なし、目は途中から二葉を存する。本文卷首に「增修無寃上篇」の内題、以下本文二卷。書末も破損で末尾二篇(檢地・論人身骨條)を缺葉する。上欄に見出し的な眉注(漢文)を刻す。全文にGugyeol【口訣)字を小字で刻入する。料紙は中葉朝鮮楮紙で總裏打ち、有界、四周單邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「增修無寃上(下) 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二四・九×横一八・九cm、一〇行二〇字、小字雙行。一部に讀點あるも、識語・書き入れ等なし。「京城/大學/圖書」の印記のみ。蟲損なし。
 目は「具宅奎(朝鮮)訓釋、具允明(朝鮮)重訂。一册(落張)」に作るが、「〔具宅奎(朝鮮)訓釋、具允明(朝鮮)重訂〕。二卷一册(落張)」が適切。

韓目八一三頁・三木關三〇(奎2865、2970、3621、6162~6167、6998、7796、12381。增修無寃錄大全。具宅奎(朝鮮)增修、具允明(朝鮮)重訂。正祖二〇年(一七九六)。一册七六張。古活字版(原文:芸閣活字、跋文:丁酉字)。書高三〇・六×幅一九・二cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・六×横一三・八cm。一〇行二〇字。注雙行。版心、上白魚尾。卷首(12381)、庚戌三月一二日巡營甘結。卷末(12381)、屍帳書式筆寫添附。跋、當宁二〇年丙辰(一七九六)…具允明)
 2865マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題等なし。活字本。「增修無寃凡例」二葉、「增修無寃字訓三葉、序なし、目四葉。本文卷首に「增修無寃大全上」の内題、以下本文二卷。書末に當宁二〇年丙辰の具允明跋五葉。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「增修無寃大全上(下) 葉次」を刻す。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。年の識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「一册」に作るが、「二卷一册」が適切。一蓑古340.1-G93jと同版本。

韓目八一三頁・三木關三〇參(奎6201。增修無寃錄大全。具宅奎(朝鮮)增修、具允明(朝鮮)重訂。〔正祖二〇年(一七九六)〕。一册七六張。木版。書高三一・五×幅一九・五cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・三×横一三・八cm。有界、一〇行二〇字。版心、上白魚尾。跋、當宁二〇年丙辰(一七九六)…具允明)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「〔增修〕無寃 全」を墨書。整版本。「增修無寃錄字訓」三葉、「增修無寃錄凡例」二葉、目錄四葉。本文卷首に「增修無寃大全上」の内題、以下本文二卷。書末に當宁二〇年丙辰の具允明跋五葉。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「增修無寃大全上(下) 葉次」を刻す。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。年の識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「一册」に作るが、「二卷一册」が適切。

韓目八一四頁・三木關三〇參(奎3208、4962~4975、5364、11014、11015。增修無寃錄大全。具宅奎(朝鮮)增修、具允明(朝鮮)重訂。正祖二一年(一七九七)。一册七七張。木版。書高三三×幅二一cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一×横一三・五cm。有界、一〇行二〇字。版心、上白魚尾。跋、當宁二〇年丙辰(一七九六)…具允明。印、3208「學部圖書、編輯局保管」、11014・11015「帝室圖書之章」。刊記、丁巳七月嶺營新刊)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「無寃」を墨書。整版本。「增修無寃凡例」二葉、「增修無寃字訓」三葉、目四葉、序なし。本文卷首に「增修無寃大全上」の内題、以下本文。書末に當宁二〇年丙辰の具允明跋五葉、また「丁巳七月/嶺營新刊」の木記あり。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「增修無寃大全上(下) 葉次」を刻す。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。年の識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「一册」に作るが、「二卷一册」が適切。

韓目八一四頁・三木關三〇參(古340.61-G93j。增修無寃錄大全。具宅奎(朝鮮)增修、具允明(朝鮮)重訂。光武九年(一九〇五)〕。二卷一册三八張。活字版(整理字)。書高三一×幅二〇cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二二・一×横一四・七cm。一〇行二〇字。注雙行。版心、上白魚尾)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題等の墨書なし。活字本(陰刻文字とも)。「增修無寃」四葉、凡例二葉、「增修無寃字訓」三葉、序なし。本文卷首に「增修無寃大全」の内題、以下本文二卷。跋なし。全文は漢文。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「增修無寃大全上(下) 葉次」を印す。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。識語なし。文中に讀點および上欄・文中にIduによる書き入れあり。「法官養/成所藏/書之印」「서울大學/校法科大/學圖書章」の印記。蟲損不詳。

韓目八一四頁・三木關三〇參(古340.6-G93m。增修無寃錄大全。〔王與(元)著、具允明(朝鮮)增修〕。〔一九――〕。二卷一册。活字版(全史字)。書高三〇・六×幅一九・九cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二二×横一四・七cm。一〇行二〇字。注雙行。版心、上白魚尾。表紙書名、無寃錄)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「無寃 全」と簡目を墨書。活字本。目四葉、凡例二葉、字訓三葉、序なし。本文卷首に「增修無寃大全上」の内題、以下本文二卷。跋なし。全文は漢文。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「增修無寃大全上(下) 葉次」を印す。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。識語なし。文中上欄にIduによる書き入れあり。「法官養/成所藏/書之印」「서울大學/校師範大/學藏書印」の印記。やや蟲損。
 340.61-G93jと同版。目340.61-G93jの活字を「整理字」、當本を「全史字」に作るが、いずれが適切か。

韓目八一四頁・三木關三〇參(古5130-1。增修無寃錄大全。王與(元)著、具允明(朝鮮)增修。〔刊年未詳〕。二卷一册。圖。木版。書高三一×幅二〇・五cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・二×横一三・六cm。有界、一〇行二〇字。版心、上白魚尾。跋、當宁二〇年丙辰(一七九六)…具允明)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「無寃 全」を墨書。整版本。目四葉、凡例二葉、字訓三葉、序なし。本文卷首に「增修無寃大全上」の内題、以下本文二卷。書末に當宁二〇年丙辰の具允明跋五葉。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「增修無寃大全上(下) 葉次」を刻す。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「京城帝/國大學/圖書章」の印記のみ。いささか蟲損。

韓目八一四頁・三木關三一(奎2969、3620、4319、4329、4335~4337、4959~4961、5178、5365、5366、5779~5788、5812~5815、6161、6279、6997。增修無寃錄諺解。具宅奎(朝鮮)增修、具允明(朝鮮)重訂、徐有隣(朝鮮)諺解。〔正祖一六年(一七九二)〕。三卷二册。活字版(芸閣印書体字)。書高三二・八×幅一九・四cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二二×横一三・八cm。有界、一〇行二〇字、注雙行。版心、上白魚尾。印、2969「史館藏」、4335「帝室圖書之章」、5779「摛文院」、6997「學部圖書」「編輯局保管」。所藏本5815、卷一~二(一册)外缺。國漢文混用)
 6997原本よる。朝鮮五鍼眼改裝、黄色押目紋樣表紙。表紙に外題「無寃諺解 上(下)」、書根に「乾(坤) 無寃諺解」を墨書。書高三〇・九×幅一九・二cm。活字本。序・目なし。本文卷首に「增修無寃諺解卷之一」の内題、以下本文三卷。跋なし。原文にはハングル使用の讀點(?)を小字雙行で印し、一字落としの諺解文は漢字・ハングル字を混用。料紙は中葉朝鮮楮紙、有界、四周雙邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「增修無寃諺解幾 葉次」を印す。每半葉匡郭、縱二二・二×横一四・七cm、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「編輯局保管」「學部/圖書」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。やや蟲損後に補修。
 目は「具宅奎(朝鮮)增修、具允明(朝鮮)重訂、徐有隣(朝鮮)諺解」に作るが、〔具宅奎(朝鮮)增修、具允明(朝鮮)重訂、徐有隣(朝鮮)諺解〕が適切。

韓目八一四頁・三木關三一(거람340.092-Se61j-v.1-2。增修無寃諺解。徐有隣(朝鮮)譯。〔正祖一六年(一七九二)〕。三卷二册。活字版(芸閣印書体字)。書高三〇・八×幅一九・三cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二二×横一三・九cm。一〇行二〇字、注雙行。版心、上白魚尾)
 コピー本による。裝訂不鮮明。押目紋樣表紙。表紙に外題「無寃諺解 乾(坤)」を墨書。活字本。序・目なし。本文卷首に「增修無寃諺解卷之一」の内題、以下本文三卷。跋なし。原文にはハングル小字を訓點的に挿入、諺解文は漢字・ハングル字の混用。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「增修無寃諺解幾 葉次」を印す。每半葉匡郭、縱二二・三×横一四・五cm、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「서울/大學校/圖書」の印記以外はコピーになし。蟲損不詳。
 目は「徐有隣(朝鮮)譯」に作るが、〔徐有隣(朝鮮)譯〕が適切。

韓目八一四頁・三木關三一(一蓑古340.092-Se61j-v.1-2。增修無寃錄諺解。徐有隣(朝鮮)譯。〔正祖一六年(一七九二)〕。三卷二册。木版本。書高三四・四×幅二一・三cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・八×横一三・七cm。有界、一〇行二〇字。版心、上白魚尾。表紙書名、無寃錄諺解)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「無寃諺解 乾(坤)」を墨書。整版本。序・目なし。本文卷首に「增修無寃諺解卷之一」の内題、以下本文三卷。跋なし。漢字原文にはハングル字使用の訓點(?)、諺解文は漢字・ハングル字混用。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「增修無寃諺解幾 葉次」を刻す。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「京城/大學/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目は「徐有隣(朝鮮)譯」に作るが、〔徐有隣(朝鮮)譯〕が適切。

韓目八一四頁・三木關三一(古340.6-Se61m。增修無寃錄諺解。〔王與(元)著、具允明(朝鮮)增修、徐有隣(朝鮮)飜諺〕。〔刊年未詳〕。二卷一册。木版。書高三一・七×幅一九・四cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・四×横一三・六cm。有界、一〇行二〇字。版心、上白魚尾。表紙書名、無寃錄)
 原本による。朝鮮五鍼眼原裝、薄茶押目紋樣厚手表紙。表紙に外題「無寃諺解」、書根に「一 無寃解」を墨書。整版本。序・目なし。本文卷首に「增修無寃諺解卷之一」の内題、以下本文卷二まで存。料紙は中葉朝鮮楮紙、有界、四周雙邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「增修無寃諺解幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二二・一×横一四・七cm、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「서울大學/校師範大/學藏書印」の印記のみ。やや蟲損(蟲孔やや大)、一部を補修。
 目は「二卷一册」に作るが、「存二卷一册、缺第三卷一册」が適切。

韓目八一四頁・三木關三一(古5130-7。增修無寃錄諺解。〔王與(元)著、具允明(朝鮮)增修、徐有隣(朝鮮)飜諺〕。〔刊年未詳〕。三卷二册。圖。木版。書高三〇・八×幅二〇・五cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・八×横一四・九cm。有界、一〇行二〇字。版心、上白魚尾)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「無寃諺解 上(下)」、綴じ目横に「共二」を墨書。整版本。序・目なし。本文卷首に「增修無寃諺解卷之一」の内題、以下本文三卷。跋なし。漢字原文にはハングル字使用の訓點(?)、諺解文は漢字・ハングル字混用。料紙不詳、有界、四周雙邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「增修無寃諺解幾 葉次」を刻す。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「京城帝/國大學/圖書章」の印記のみ。蟲損不詳。


漢籍の部

子部醫家類

中目二二九頁(奎중2860。經史證類大全本草。慎微(唐)纂。重刊。籍山書院、順治一四年(一六五七)。三一卷一一册。圖。木版。書高二八×幅一八・三cm。表紙書名、大觀本草。楊必達序、順治一四年(六五七)。艾晟序、大觀二年(一一〇八)。王大獻後序、萬曆丁丑(一五五七)。刊記、順治丁酉(一六五七)歳夏月重鍥于籍山書院。印、「帝室圖書之章」)

 錦布貼り三帙に收める。朝鮮五鍼眼改裝、香色厚手押目紋樣表紙。外題と書根に「大觀本草 一(~十一)」、表紙に目、綴じ目内に「共十一」を墨書。封面なし。順治丁酉年の楊必達「重刻大觀本草序」三葉、順治丙申年の秦鳳儀「重刊大觀本草敍」四葉、萬庚戌年の趙瑞吾「重刻本草序」五葉、萬庚戌年の金勵「重刊大觀本草敍」四葉、不詳「重刻本草敍」二葉(以下缺)、大觀二年の艾晟「經史證類大觀本草序」二葉(末尾に「大德壬寅孟春/宗文書院刊行」の木記)。「補注本草奏勑」二葉、目三六葉。本文卷首に「重刊經史證類大全本草卷之幾/知南陵縣事關東楊必達 重梓 春穀義民王秋原刊/邑擧人秦鳳儀(許允成/何天駿) 貢士(劉篤生/劉弘基) 仝校」と題し、以下本文。卷三一末尾に「順治丁酉歳夏月/重鍥于籍山書院」の木記。書末に萬丁丑年の王大獻「重卷本草後序」四葉。料紙は中國楮紙でやや黄變、有界、四周單邊、白口・雙(一部單)白魚尾、魚尾間に「○本草幾」、下魚尾下に葉次、下象鼻の一部に刻工名と字數を刻す。每半葉匡郭、縱二四・五×横一六・七cm、一二行、二三字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損・破損を補修し、製帙するが、その後も蟲損。版心切れ。
 目は「慎微(唐)纂」とするが、人名の誤讀につき「唐慎微(宋)纂」が適切。

中目二二九頁(奎중4955。景岳全書。張介賓(明)著。金閭、書葉堂藏板。嘉慶二四年(一八一九)。六四卷三二册。木版。書高二三・八×幅一五・四cm。魯超序。印、「學部/圖書」「編輯局保管」)
 錦布貼り八帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題・書根の記載なし。黄色の見返しに四周單邊で「張介賓先生著/景岳全書/金閭書業堂藏板」と上欄に「嘉慶二十四年夏鐫」を刻した封面、「掃葉山房/督選書籍」の印記。無記年の魯超「序」四葉、目一〇葉。本文卷首に「景岳全書卷之一入集/會稽 張介賓 會卿著/會稽 魯 超 謙庵訂」と題し、以下本文。跋なし。料紙はやや黄變した薄葉竹紙、有界、左右雙邊、白口・黑單魚尾、象鼻に「全書卷幾」、魚尾下に「卷名と篇名」、下象鼻に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一九・九×横一四・二cm、九行、二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「學部/圖書」「編輯局保管」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目は「書葉堂藏板」に作るが、「書業堂藏板」が適切。

中目二二九頁(奎중4810。景岳全書發揮。葉桂(淸)著。醉六堂、光緒五年(一八七九)。卷首・四卷、合四册。木版。書高二四・二×幅一五・四cm。褚逢春序、道光二四年(一八四四)。孫{木+永}後序、道光二四年。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 無帙。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題と書根に「景岳全書發揮一(~四)」、綴目下部に「共四」を墨書。扉に淡靑色紙に四周雙邊で「呉門葉天士先生著/景岳發揮/眉壽堂原本」の封面、その裏に「光緒己卯春日/呉氏醉六堂雕」の木記。道光二十四年の褚逢春「序」三葉、道光甲辰年の張肇「序」三葉、道光甲辰年の程翔霄「序」二葉、例言二葉、目一五葉。本文卷首に「景岳全書發揮卷一/長洲葉 桂天士甫著」と題し、以下本文。各卷末に「五世孫{木+永}校刊/光緒己卯海昌後學顧崑耘芝氏重校」の刊記。書末に道光二四年の孫{木+永}「後序」二葉。料紙は薄葉竹紙、有界、左右雙邊、白口・黑單魚尾、象鼻に「景岳全書發揮」、魚尾下に「卷幾 篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一七・八×横一四・〇cm、九行、二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

中目二二九頁(奎중6152。啓矇眞諦。鄧苑(淸)撰。二册。活字本。書高一七・二×幅一一・三cm。張壽大序、光緒八年(一八八二)。年希坒序、康煕丁酉年(一七一七)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色中手表紙。外題と書根に「啓矇眞諦」を墨書。扉に四周雙邊で「啓矇眞諦」の封面。光緒八年の張壽六「序」三葉、同年の曹晉墀「序」一葉、同年の胡崧「序」二葉、目なし。本文卷首に「啓矇眞諦一草亭目料全書/淸江博望鄧 苑撰 /廣甯偶齋年希坒初梓/嬀川芝樵胡 重刊」と題し、以下本文。第二册に康煕丁酉年の年希坒「原序」一葉、また甲辰年の同氏偶齋「異授眼科序」一葉。跋なし。料紙は日本から輸入の楮紙。銅活字で無界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「啓矇眞諦」、魚尾下に卷名、下象鼻に葉次を印す。每半葉匡郭、縱一二・〇×横九・四cm、一二行、二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 眼科書。目は序者名を「張壽大」に作るが、「張壽六」が適切。

中目二二九頁(想白・古615.135-Y58g-v.7/8。古呉童氏重校醫宗必讀。李中梓(明)著。鴻文堂(刊年未詳)。一册(零本)。石印版。書高二〇・一×幅一三・五cm。表紙書名、校正醫宗必讀。印、「想白文庫」「想白書屋」、卷七~八所藏)
 マイクロフィルムによる。外題は「校正醫宗必讀 四册」を墨書。本文卷首に「古呉童氏重校醫宗必讀卷之七/雲間李中梓士材父著 門人包時化象蕃父參/姪孫李廷芳衡伯父訂」と題し、以下本文卷七と八。石印本で無界、四周雙邊、白口・黑單魚尾、象鼻に「醫宗必讀」、魚尾下に「卷幾 葉次」を印す。每半葉二〇行、四四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「서울/大學校/圖書」および不詳印記二種。

中目二二九頁(奎중3335。霍亂論。王士雄(淸)述。吟春書屋、咸豐一年(一八五一)。一册四〇張。木版。書高三〇・二×幅一八・二cm。諸葛令序、道光一八年(一八三八)。金堂跋、道光一九年(一八三九)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題なく、書根に「全 霍亂論」を墨書。扉に「咸豐元季辛亥/吟春書屋校刊」の木記、その裏に四周雙邊で「霍亂論」の封面。道光一八年の諸葛令「序」一葉、道光戊戌年の王士雄(一八〇八~一八六七)「自序」二葉、道光一八年の張洵「霍亂序」二葉、例言二葉、目二葉。本文卷首に「霍亂論/武林王士雄孟英述」と題し、以下本文。書末に「錢塘趙善才募捐重刻 浙杭湖墅長盛紙行藏板」の刊記、道光一九年の謝金堂跋一葉。料紙は中葉宣紙、無界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「霍亂論」、魚尾下に「卷上(下) 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・二×横一四・九cm、九行、二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目は「一册」に作るが、「二卷一册」が適切。

中目二三〇頁(韓目一三六八頁)・解題一九八頁(奎중1742。軍中醫藥。王鳴鶴(明)編輯。〔光海君時〕。一册一八張。古活字版(訓錬都監字)。書高三四・二×幅二一・四cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二四・六×横一五・四、九行一六字。注、雙行。上下花紋魚尾。印、「弘文館」「帝室圖書之章」)
  無帙。朝鮮五鍼眼原裝、黄色厚手押目紋樣表紙。外題と書根に「軍中醫藥 全」を墨書。序・跋なし。本文卷首に「軍中醫藥/淮陰王鳴鶴編輯/姑蘇袁世忠校正/門生(小字雙行で「廣陵方元壯/貴陽鍾伏武」)仝校」と題し、以下本文。跋なし。料紙は厚葉朝鮮楮紙、有界、白口、魚尾間に「軍中醫藥 葉次」を印す。識語・書き入れ等なし。「弘文館」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 堂々たる大本で美本。中國に本書傳存の記なく、清刊の佚名氏『軍中醫方備用』あるのみ。編者の王鳴鶴は『明史』に載る實在の軍官なので、本書は中國佚書に相違ない。

中目二三〇頁(奎중4121。奇效良方。方賢(明)纂集。跋、成化九年(一四七三)。六九卷二〇册。木版。書高三五・二×幅一八・八cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・四×一三・四cm。有界、一一行二四字。版心、大黑口。上下黑魚尾。安商輅序、成化六年(一四七〇)。岳正序、成化九年(一四七三)。印、「帝室圖書之章」)
 錦布貼り五帙に收める。朝鮮五鍼眼改裝、黄色厚手押目紋樣表紙。表紙外題に「奇效良方 目(~六十六至九終)」、また簡目と「共二十」を墨書。書根に「一(~二十) 奇效良方」を墨書。成化六年の淳安商輅「奇效良方序」五葉、同年の萬安「奇效良方序」五葉、成化七年の姚「奇效良方序」四葉、成化七年の陳鑑「奇效良方序」と方賢以下太醫院の纂集者計七名を列記して計五葉、總目二葉、目一〇七葉。本文卷首に「奇效良方卷之一/奉政大夫大醫院使呉興方賢 纂集/脩職郎太醫院御醫臨江楊文翰 校正」と題し、以下本文。「奇效良方瘡疹論卷之六十五」に紹定庚寅年の無名氏「奇效良方瘡疹論序」を前附する。書末に成化九年の岳正「奇效良方後序」四葉あり。料紙は厚葉白棉紙、有界、四周雙邊、黑口・雙黑魚尾、魚尾間に「奇效良方卷之幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二二・四×横一四・一cm。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 堂々たる大本の美本。日本の内閣文庫や中國にある成化七年序刊本と同版か。

中目二三〇頁(奎중5080。蘭臺軌範。徐靈胎(淸)著。〔序、道光二八年(一八四八)〕。八卷五册。木版。書高二三・六×幅一五・二cm。徐靈胎序、乾隆二九年(一七六四)。謝嘉孚序、道光戊申年(一八四八)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」。合綴、愼嘉孚)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「蘭臺軌範 一(~五)」と「共五」、書根に「一(~五) 蘭臺軌範」を墨書。乾隆二九年の徐靈胎「序」二葉、凡例三葉、總目二葉、「卷一湯方目」二葉。本文卷首に「蘭臺軌範卷一/呉江徐靈胎洄溪」と題し、以本文八卷。跋なし。料紙は竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「蘭臺軌範」、魚尾下に「卷幾 卷名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一七・三×横一二・二cm、九行、二五字、小字雙行。書末に徐靈胎『愼疾芻言』一卷二四葉を合綴し、封面一葉、道光戊申年の謝嘉孚「序」一葉、乾隆丁亥年の徐靈胎「引」一葉を前附する。每半葉匡郭、縱一六・二×横一一・一cm、九行、二一字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目は「合綴、愼嘉孚」に作るが、「合綴、徐靈胎著、愼疾芻言一卷二四葉」が適切。

中目二三〇頁(韓目一三六八頁)(奎중2113。痘科釋意。翟良(明)輯。〔年紀未詳〕。四册。圖。寫本。書高二九・五×幅一八・二cm。翟良序。内容、痘科類編釋意(上・中・下)、痲科彙編、馬之騏纂)
 無帙。朝鮮五鍼眼原裝、薄茶色厚手押目紋樣表紙。表紙に外題「痘科釋意 元(~貞)」と目、書根に「天(地・人・無記)」を墨書。見返しに四周單邊で「面部吉凶之圖」を寫す。無記年の無名氏「痘科類編釋意序」一葉半。本文卷首に「痘科類編釋意卷之上/益都翟良輯」と題し、以下本文三卷。跋なし。
 第四册は別書「痲科彙編」一卷で、戊戌年の趙進義「序」一葉があり、本書を「痲疹彙編」という。本文卷首に「痲科彙編卷之五/邯山馬之騏纂/北海翟 良定」と題し、以下本文。跋なし。料紙は厚葉朝鮮楮紙、無界、無邊。每半葉、一〇行、二四字、小字雙行。識語なし。第四册のみに朱引き、書き入れあり。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目は「年紀未詳」に作るが、李朝後期一九世紀の筆寫だろう。本書は下揭の「痘科彙編」から作成した書らしい。本書に關する中國の著『販書偶記續編』に「痘科彙編釋意三卷 翟良、無刻書年月、約順治間刊」とあるのみで、傳存の記なく、中國佚書の可能性大。

中目二三〇頁(韓目一三六九頁)(奎중2263。痘科彙編。翟玉華(?)著。嶺營藏板、純祖七年(一八〇七)。四卷二册。木版。書高二八・七×幅一八cm。四周單邊、半葉匡郭、縱一八×横一二・三cm。有界、九行二〇字。上黑魚尾、尹光頴序、崇禎三年(一六三〇)。印、「穉奎」「金算書章」「光山」)
  無帙。朝鮮五鍼眼原裝、薄茶色厚手押目紋樣表紙。外題と書根に「痘科彙編 乾(坤)」を墨書。朝鮮版で、見返しに四周雙邊で「丁卯中春鋟梓/痘科彙編/嶺營藏板」の封面。崇禎三年の尹光頴「序」二葉、無記年の無名氏「痘科彙編序」二葉、目九葉。本文卷首に「痘科彙編卷一/益都翟玉華纂著/雲林唐上正音釋」と題し、以下本文四卷。跋なし。料紙は朝鮮厚葉楮紙、有界、四周單邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「痘科彙編」、魚尾下に「卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一七・五×横一三・一cm。識語・書き入れ等なし。「穉/奎」「金算/書章」「光/山」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目は「翟玉華(?)著」に作るが、「翟玉華(明)著」が適切。明版の特徴が明瞭だが、中國や日本に本書傳存の記なく、中國佚書とみていい。

中目二三〇頁(奎중二三〇六。痘科彙編。翟玉華(?)著。〔年紀未詳〕。四卷二册。寫本。書高二五・四×幅一七・五cm。印、未詳)
 無帙。朝鮮五鍼眼原裝、茶色厚手押目紋樣表紙。外題は「玉華纂 乾(坤)」を墨書。書根に記載なし。無記年の無名氏「痘科彙編序」二葉、目は卷四上下のみで、他卷はなし。本文卷首に内題・編著者名なく、卷四(下)にのみ「痘科彙編卷之四目」を記す。本文四卷。跋なし。料紙は朝鮮薄葉楮紙、無界、無邊。每半葉、九行、二〇字、小字雙行。識語なく、卷四後半にのみ書き入れ多し。舊藏印四顆のほか「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目は「翟玉華(?)著」「年紀未詳」に作るが、「翟玉華(明)著」が適切で、李朝後期一九世紀の筆寫だろう。中國佚書の可能性大。

中目二三〇頁(奎중3462。黴瘡祕錄。陳司成(明)著。光緒一一年(一八八五)。二册。木版。書高二五・九×幅一六・八cm。逸史序、光緒一一年(一八八五)。陳司成序、崇禎壬申年(一六三二)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題は「黴瘡祕 一(二)」、書根に「乾(坤) 黴瘡祕」を墨書。扉に左右雙邊で「光緒乙酉年新鐫/黴瘡祕/莫釐山人署檢」の封面。光緒一一年の逸史「序」三葉あって、「…近得倭刻海寧陳君九韶祕一册…」と記す。崇禎壬申年の陳司成「黴瘡祕自序」三葉、その裏に半葉の凡例あって、「批評傍訓例言 典藥寮醫員大藏大和氣惟亨批評/門人 村上圖基傍訓/○惟亨取捨抑揚此書之義、不敢…」と記す。凡例一葉、目一葉。本文卷首に「黴瘡總説/海寧陳司成九韶甫著」と題し、以下本文二卷。跋なし。料紙は中國宣紙。日本獨特の鰲頭注本で、本文にも傍注する。本文は有界、鰲頭注は無界。左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「黴瘡祕標記」、魚尾下に「卷上(下) 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二一・〇×横一五・〇cm、本文は八行一五字、鰲頭注は一六行八字。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 當本は文化五年(一八〇八)刊の淺井南皐(和氣惟亨)『黴瘡祕標記』二卷二册と同年刊の村上等順『黴瘡祕別記』一册に基づく淸版。目は「陳司成(明)著」に作るが、「陳司成(明)著、和氣惟亨(日本)批評、村上圖基(日本)傍訓」が適切。

中目二三〇頁(奎중3459。本草述。劉若金(淸)著。忠救堂藏板〔跋、康煕三八年(一六六九)〕。三二卷一九册。木版。書高二五・二×幅一六・八cm。呉驥序、康煕丙午年(一六六六)。譚瑄序、康煕三八年(一六九九)。鮑橚跋、康煕三八年(一六九九)。印、「帝室圖書之章」)
 錦布貼り四帙に收める。朝鮮五鍼眼改裝、香色厚手押目紋樣表紙。表紙に外題「本草述 一(~十九)」と簡目、綴目横に「共十九」、書根に「一(~十九) 本草述」を墨書。見返しに四周雙邊で「浙西(高念祖/陳言揚)訂正/劉尚書本草述/忠救堂藏板」の封面。康煕丙午年の呉驥「本草述原序」九葉、康煕三八年の譚瑄「本草述序」九葉、康煕三八年の高佑「本草述序」七葉、康煕己卯(三八)年の陳訏「敍」六葉、總目錄一六葉。本文卷首に「本草述卷之一/潛江劉若金雲密父著 男湜校訂」と題し、以下本文三二卷。書末に康煕三八年の鮑「跋本草述後」二葉。料紙は竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「本草述」、魚尾下間に「卷之幾 篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・七×横一五・〇cm、一〇行、二〇字、小字雙行。識語・ 書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。僅かに蟲損、版心切れ、黄變。

中目二三〇頁(奎중7409。本草述。劉若金(淸)著、薛恮秉(淸)校。靑閣珍藏、光緒二年(一八七六)。三二卷二四册。木版。書高二四×幅一五・五cm。四周單邊。半葉匡郭、縱一九×横一四cm。有界、一〇行一九字。上黑魚尾。嘉慶庚午(一八一〇)、劉雲密「重刻本草述序」。康煕丙午(一六六六)、呉驥「本草述原序」。刊記「嘉慶庚午還讀山房校栞」。光緒丙子(一八七六)仲三月姑蘇?、靑閣珍藏、印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り六帙に收める。第一册のみ朝鮮五鍼眼改裝、黄色厚手押目紋樣表紙、それ以外は中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題なく、書根に「本 篇名」を墨書。紅色の扉に四周單邊で「潛江劉雲密先生著/本草述/嘉慶庚午還讀山房校栞」の封面、裏に「光緒丙子仲參月/姑蘇□(宋?)靑閣珍藏」の木記。嘉慶庚午年の薛鎬(蓉塘)「重刻本草述序」五葉、嘉慶一五年の呉寧瀾「序」五葉、康煕三八年の譚瑄「本草述序」二葉、康煕己卯(三八)年の陳訏「序」二葉、康煕三八年の高佑「原序」三葉、康煕三九年の毛際可「序」二葉、康煕丙午年の呉驥「本草述原序」三葉、總目一六葉。本文卷首に「本草述卷之一/潛江劉若金先生著 武進薛秉氏校訂」と題し、以下本文三二卷。卷三二末尾の〔四〕葉〔と跋文〕を缺く。書末に康煕三八年の鮑「跋本草述後」二葉。料紙は竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「本草述」、魚尾下に「卷之幾 篇名 葉次」、下象鼻に「還讀山房」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・一×横一三・八cm、一〇行、二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。やや破損後に補修。
 目は以前の配架號「奎7409」に作るが、現在は「奎5098」。

中目二三〇頁(奎중4716。四種須知。朱本中(淸)纂。還讀齋藏版〔序、康煕一五年(一六七六)〕。一二册。木版。書高二五×幅一五・八cm。表紙書名、四種。周陳俶序、康煕一五年(一六七六)。印、「帝室圖書之章」)
 無帙。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「四種 子(~亥)」と篇名、書根に「子(~亥) 四種」を墨書。黄色紙の見返しに四周雙邊で「沈蘧夫先生鑑定/四種須知/急救 格物/修養 飲食 還讀齋藏版」の封面。無記年の韓作棟「序」六葉、康煕一五年の周陳俶「急救須知序」二葉、凡例三葉、無記年の黄山□「序」二葉、「急救須知目」二葉。本文卷首に「急救須知/古歙 朱本中(道名/泰來)凝陽子纂」と題し、以下本文は急救須知(内科・外科・五官科・女科・幼科)四卷六册、修養須知二卷二册、格物須知一卷二册、飲食須知一卷二册からなる。全體に亂葉・落葉あり。跋なし。料紙は竹紙、有界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「救急(格物・修養・飲食)」、魚尾下に「篇名 葉次」、を刻す。每半葉匡郭、縱一七・二×横一一・九cm、八行、二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。やや破損。
 本書はもと個人叢書。目は「一二册」に作るが、「七卷一二册」が適切。

中目二三一頁(奎중4808。産科心法。汪喆(淸)纂。重刊。光緒五年(一八七九)。二册。木版。書高二四×幅一五・二cm。劉偉成序、光緒四年(一八七八)。汪喆原序、乾隆四五年(一七〇六)。梅花生跋、道光壬辰年(一八三二)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 無帙。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題なく、書根に「一(二) 産科心法」を墨書。見返しに四周雙邊で「象山劉七賢堂重刻/産科心法」の封面、その上欄に「光緒己卯年」を刻す。光緒四年の劉偉成「重産科心法序」一葉、目三葉。本文卷首に内題・編著者名なく、以下本文二卷。書末に道光壬辰年の梅花生「跋」一葉。料紙は薄葉竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「産科心法」、魚尾下に「上(下)集 葉次」、下象鼻に「劉七賢堂重刊」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・〇×横一三・一cm、九行、二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。絲切れ。
 目は「二册」に作るが、「二卷二册」が適切。

中目二三一頁(奎중4644。傷科補要。錢秀昌(淸)著。上海、弘湲志遠堂藏板〔跋、咸豐八年(一八五八)〕。二册。圖。木版。書高二四・四×幅一五・三cm。蘇昌阿序、嘉慶一四年(一八一四)。李林松序、嘉慶一九年(一八一四)。錢秀昌序、嘉慶一三年(一八〇八)。王煥菘跋、咸豐戊午(一八五八)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 無帙。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題と書根に「傷科補要 一(~四)」を墨書。深紅色の見返しに四周雙邊で「上海錢秀昌著/傷科補要/引溪志遠堂藏板」の封面、その上欄に「嘉慶戊寅春鐫」を刻す。嘉慶己巳年の蘇昌阿「序」六葉、嘉慶壬申年の張範東「序」三葉、嘉慶癸酉年の朱茂常「序」三葉、嘉慶一九年の李林松「序」二葉、嘉慶庚午年の盛鏞「序」五葉、嘉慶戊辰年の錢秀昌「自序」二葉、嘉慶一三年の陸雨田「序」二葉、嘉慶庚午年の于克家「序」一葉、參訂門人一葉、總目一葉、凡例二葉。本文卷首に「傷科補要卷一/上海錢秀昌松溪氏編輯(男 丹書杏園/婿何錦華鶴汀)同較」と題し、以下本文四卷。書末に嘉慶庚午年の陳炳「跋」一葉、咸豐戊午年の王煥菘「跋」一葉。料紙は薄葉竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「傷科補要」、魚尾下に「卷幾 篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・三×横一三・四cm、九行、二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目は「弘湲志遠堂藏板」に作るが、「引溪志遠堂藏板」が適切。

中目二三一頁(奎중3624。傷寒古方通。張機(漢)著、王子接(淸)注。上海、樂善堂板、雍正九年(一七三一)。六卷二册。木版。書高二三・八×幅一五・四cm。魏茘彤序、雍正辛亥年(一七三一)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「傷寒古方通」と「共二」、書根に「乾(坤) 傷寒古方通」を墨書。扉に「東呉王晉三注/傷寒古方通/岸吟香題」の封面、裏に「上海四馬路/樂善堂臧板」の木記。雍正辛亥年の魏茘彤「序」五葉、後半缺葉年の「自序」三葉まで、總目七葉、條目七葉。本文卷首に「傷寒古方通卷一/古呉/王子接晉三註/葉 桂天士校」と題し、以下本文六卷。跋なし。料紙は竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「古方」、魚尾下に「篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一七・二×横一二・九cm、一〇行、二二字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 當本は岸田吟香の上海樂善堂が、輸入した日本版木の訓點を削り落として一八八〇年代に印刷したもの。一部に削り忘れの一、二點が殘る。

中目二三一頁(奎중3625。傷寒論本旨。張機(漢)著、章楠編註。偁山書藏板〔序、道光一九年(一八三九)〕。九卷一二册。木版。書高二三・九×幅一五cm。呉永和序、道光一九年(一八三九)。章楠序、道光一五年(一八三五)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り二帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題と書根に「傷寒論本旨 一(十二)」を墨書。黄色の見返しに四周雙邊で「長樂陳修園先生鑑訂/會稽章虚谷先生編註/傷寒論本旨/坿/葉天士先生温病論 偁山書屋藏板/薛生白先生濕熱條辨 聚文堂發兌」の封面、上欄に「活人新書」を刻す。道光己亥年の呉永和「傷寒論本旨活人新書序」三葉、道光一六年の梁栢臺「活人新書序」二葉、道光一五年の章楠「醫門棒喝二集傷寒論本旨自序」二葉、「仲景先師原序」二葉、「仲景先師傳略」一葉、總目二葉。卷一目一葉。本文卷首に「醫門棒喝二集傷寒論本旨卷一/張仲景先師原文/會稽虚谷章 楠編註/山陰/冀子陳祖望/允錢 昌/校訂」と題し、以下本文九卷。跋なし。料紙は竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「棒喝二集」、魚尾下に「卷幾 篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一六・二×横一二・九cm、八行、二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目は書名を「傷寒論本旨」に作るが、「醫門棒喝二集傷寒論本旨」が適切。

中目二三一頁(奎중4798。徐氏醫書八種。徐大椿(淸)編。重刊。掃葉山房藏板、光緒四年(一八七八)。一八卷一〇册。木版。書高二三・八×幅一五・二cm。胡鳳丹序、同治一二年(一八七三)。徐大橋序、雍正五年(一七二七)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」。内容、難經經釋・醫學源流論・愼疾芻言・神農本草・醫貫砭・醫案・傷寒類方・蘭臺軌範)
 無帙。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題と書根に「徐氏醫書八種 一(~十)」を墨書。扉に四周單邊で「呉江徐靈胎先生著/醫書八種/難經經釋 醫學源流論 愼疾芻言/神農本草 醫貫砭 醫案/傷寒類方 蘭臺軌範」の封面、また「蘇州/掃葉山房永/記精造書籍」の朱印記、その裏に「光緒四年重刊/掃葉山房藏板」の木記。同治一二年の胡鳳丹「徐氏醫書六種序」三葉、雍正五年の徐大椿「敍」二葉、「難經經釋凡例」二葉。本文卷首に「難經經釋卷上/盧國秦越人扁鵲著 呉江後學徐大椿靈胎釋」と題し、以下本文二卷。
 神農本草は乾隆元年の徐大椿「序」二葉、凡例二葉、目次四葉。本文卷頭に「神農本草經百種
/呉江徐靈胎洄溪著」と題し、以下本文一卷。
 傷寒類方は乾隆二四年の徐大椿「序」二葉、目
五葉。本文卷頭に「傷寒論類方/呉江徐大椿靈胎編輯」と題し、以下本文一卷。
 醫學源流論は序なく、本文卷頭に「醫學源流論卷上/呉江徐靈胎洄溪著」と題し、以下本文二卷。
 醫貫砭は乾隆六年の徐大椿「序」二葉、本文卷頭に「醫貫砭/呉江徐靈胎洄溪著」と題し、以下本文二卷。
 蘭臺軌範は乾隆二九年の徐靈胎「序」二葉、凡例三葉、總目二葉、卷一湯方目二葉。本文卷頭に「蘭臺軌範卷一/呉江徐靈胎洄溪著」と題し、以下本文八卷。
 愼疾芻言は道光戊辰の謝嘉孚「序」一葉、乾隆丁亥の徐靈胎「引」一葉。本文卷頭に「愼疾芻言」と題し、以下本文一卷。
 醫案は咸豐五年の王士雄「洄溪醫案序」一葉、目次四葉。本文卷頭に「洄溪醫案/呉江徐大椿著 海昌後學王士雄編」と題し、以下本文一卷に「許辛木農部札」二葉を附刻する。
 全書に跋なし。料紙は黄變した薄葉宣紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「書名」、魚尾下に「卷幾」、下象鼻に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一七・六
×横一二・六cm、九行、二五字、小字雙行。洄溪醫案のみ九行二一字、黑口・單黑魚尾、魚尾下に「洄溪醫案 葉次」を刻す。全書に識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

中目二三一頁(奎중5420。西藥大成藥品中西名目表。江南製造總局(淸)編。光緒一三年(一八八七)。一册三五張。古活字版。書高二九・二
×幅一七・三cm。英文書名、Vocabulary of name of MaterialMedica。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」。附、人名地名兩表)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼康煕原裝、香色薄手表紙。外題と書根に「西藥大成藥品中西名目表 全」を墨書。光緒一三年の中文序「西藥大成藥品中西名目表 附人名地名兩表」半葉と、一八八七年の英文序「Vocabulary of name of Materia Medica -Occuring in the Translation -」半葉があり、英國醫師・來拉(Dr. Royle)著の『西藥大成』("Royle'sManual of Materia Medica, andTherapeutics")の譯といい、末尾に江南製造總局排印と記す。目錄なし。本文は二段の横組みだが、葉次は中國式に進む。英語・ラテン語の名をAlphabetical順に配列し、その漢字譯(意譯・音譯の雙方あり)を示す。跋なし。鉛活字本。料紙は宣紙、無界・無邊・無魚尾、象鼻に葉次を漢字で、各半葉上欄中央に洋數字で頁を印す。每半葉、五〇行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。絲切れ。
 目錄は「江南製造總局(淸)編」「古活字版」「Material」に作るが、「Dr.Royle(英)著、江南製造總局(淸)譯編」「鉛活字版」「Materia」が適切。

中目二三一頁(奎중5122。西藥略釋。孔繼良(淸)譯撰。羊城・博濟醫局藏板、光緒一二年(一八八六)。四卷四册。木版。書高二四・七
×幅一三cm。林湘東序、光緒元年(一八七五)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題は四周單邊の紅色題箋に「西藥略釋 卷一(~四)」を印刷。書根に「一(~四) 西藥略釋」を墨書。扉に「光緒十二年重刊/西藥略釋/羊城博濟醫局藏板」の封面、その上欄に「新增」を印する。一八七六年の第二版英文序半葉あって初版は一八七一年と記す。その裏に一八八六年の第三版英文序半葉、光緒元年の林湘東「序」二葉、書末に英文(活字)・中文併記の目錄九葉。本文卷首に「西藥略釋/孔繼良譯撰/嘉約翰校正」と題し、以下總論・本文四卷。跋なく、書末に羊城仁濟大街博濟醫局ほか上海等の四書店で販賣の醫書一五種の廣告あり。一部藥物につき洋式植物圖を文中に附す。料紙は中國厚葉楮紙、有界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「西藥略釋」、魚尾下間に「卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一五・二
×横一一・六cm、一〇行、二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

中目二三一頁(奎중5347。西醫眼科。〔編者未詳〕。羊城・博濟醫局藏板、光緒六年(一八八〇)。一册八八張。圖。木版。書高二四・七
×幅一三・一cm。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題と書根に「西醫眼科 全」を墨書。黄色紙の扉に四周雙邊で「光緒六年新鐫/西醫眼科/羊城博濟醫局藏板」の封面。「眼球圖」ほか圖版と説明六葉。「西醫眼科撮要總目」三葉、序文なし。本文卷首に内題・編著者名なく、以下本文一卷。跋なく、書末に羊城仁濟大街博濟醫局ほか上海等の四書店で販賣の醫書一五種の廣告あり。料紙は中葉竹紙、有界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「西醫眼科撮要」、魚尾下に「篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一五・五
×横一一・五cm、一〇行、二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は書名を「西醫眼科」に作るが、「西醫眼科撮要」が適切。

中目二三一頁(古615.153-J563-v.1-6。石室祕錄。陳士鐸(淸)敬習、金以謀(淸)訂定、李祖詠(淸)參攷。校經山房〔淸版本〕。六卷六册。木版。書高二四
×幅一五・四cm)
 紺布貼り中國一帙(破損)に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題は「禮(~數)集 一(~六)」を墨書。全六册の書根全体に「石室祕錄」を墨書。黄色の見返しに四周雙邊で「中淸殿天師岐伯編輯/山陰陳士鐸 敬習/石室祕錄/校經山房藏板」の封面。無記年の呂道人「序」三葉、康煕丁卯年の廣德眞人「序」二葉、康煕丁卯年の岐伯「序」三葉、目錄五葉。本文卷首に「石室祕籙卷之一/山陰陳士鐸遠公甫敬習/義烏/金以謀孝芑甫訂定/李祖詠子永甫參攷」と題し、以下本文六卷。書末に金以謀の跋文半葉あって、原本は康煕戊辰に傳えられたという。料紙は薄葉竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾。象鼻に「石室祕籙」、魚尾下に「卷之幾 篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・四
×横一四・一cm、一三行、二八字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。表紙の破損甚。
 淸後期の廉價本。

韓目一三七〇頁(中目の前揭古615.153-J563-v.1-6も参照のこと)(奎12669。石室祕錄。〔編者未詳、年紀未詳〕。一册二九張。寫本。書高二四・二
×幅二三・八cm。内容目次、正醫法、逆醫法、外治法、中治法、碎治法、寒治法
 マイクロフィルムによる。朝鮮四鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「石室祕錄 全」を墨書。序・目錄・内題・編著者名なく、直接本文一册。跋なし。料紙不詳、無界、無邊、無魚尾。每半葉、一六行約二五字、小字雙行。識語なし。一部上欄に漢字の書き入れあり。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目錄は「〔編者未詳〕。一册」に作るが、「〔陳士鐸(淸)著〕。存一册(零本)」が適切。

中目二三一頁(奎중4906。孫眞人備急千金要方。孫思邈(唐)編。〔序、康煕三〇年(一六九一)〕。卷首・九三卷一二册。圖。木版。書高二五
×幅一六・二cm。喩成龍序、康煕己巳年(一六八九)。黄芳穀序、康煕三〇年(一六九一)。方中聲跋、萬曆癸卯年(一五七三)。印、「内藥房」「帝室圖書之章」、一部腐蝕)
 錦布貼り三帙に收める。朝鮮五鍼眼改裝、黄色中手押目紋樣表紙。表紙は外題に「千金方 目錄(一~十二)」、綴じ目横に「共十二」、書根に「千金方」を墨書。康煕己巳年の喩成龍「序」六葉、康煕二八年の呉正治「重刻千金方序」一一葉、孫眞人像半葉と王楫贊半葉、萬曆癸卯年の方中聲「跋重校千金方後」三葉、萬曆戊子の陳攵燭「新刻千金方序」二葉、康煕三〇年の黄芳穀「序」二葉、嘉靖二二年の喬世寧「千金方序」五葉、林億等「本序」五葉・「校正凡例」七葉、「眞人列傳」三葉。目錄上二五葉・下三五葉。本文卷一第一葉缺。卷二卷首に「孫眞人備急千金要方卷之二 /宋朝奉郎守太常少卿充祕閣校理林億等校正」と題し、以下本文九三卷。卷九三末に缺葉あり。跋不詳。料紙は薄葉竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「千金方」、魚尾下に「卷幾 葉次」、一部の下象鼻に刻字數を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・一
×横一四・二cm、一〇行、二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「内藥房」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損やや大。
 蟲孔は日本より大。當版は『道藏』本系。

中目二三一頁(奎중5853。壽世傳眞。徐文弼(淸)編。到盛堂藏板〔序、乾隆三六年(一七七一)〕。八卷一册。圖。木版。書高一六・二
×幅一一・三cm。王世芳序、乾隆三六年(一七七一)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題の題箋は脱落。書根に「全 新編壽世傳眞」を墨書。黄色の見返しに四周雙邊で「豐城徐藎山編/壽世傳眞/聚文堂梓」、上欄に「延齡第一書」の封面。乾隆三六年の王世芳「壽世傳眞序」三葉の冒頭に「到盛堂藏板」とある。目錄五葉。本文卷首に「新編壽世傳眞/香山老人王世芳定 鳴峯 徐文弼編」と題し、以下本文八卷。跋なし。料紙は中葉竹紙、おおむね無界、四周單邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「壽世傳眞」、魚尾下に「卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一二・七
×横九・八cm、一四行二二字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 淸末期の廉價袖珍本。目錄は書名を「壽世傳眞」、刊行を〔序、乾隆三六年(一七七一)〕に作るが、「新編壽世傳眞」、〔淸末期〕が適切。

中目二三二頁・解題三二四頁・三木中七六(奎중2183。壽親養老新書。鄒鉉(元)編次。〔刊年未詳〕。四卷三册。木版。書高三〇・六
×幅二一・四cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二〇・六×横一六・五cm。有界、一〇行一九字。大黑口、上下黑魚尾。張士弘序、至正壬午年(一三四二)。中原樵西麓危徹孫、大德丁未年(一三〇七)。印、「承華章」「弘齋」「内賜」「帝室圖書之章」)
 無帙。朝鮮五鍼眼原裝、黄色厚手押目紋樣表紙。外題と書根に「壽親養老書 一(~三)」を墨書。目錄七葉、至正壬午年の張士弘「序」一葉、大德丁未年の危徹孫「序」一葉半、無記年の黄應紫「序」一葉半。本文卷首に「壽親養老新書卷之一/敬直老人鄒鉉編次/玉牎 黄應紫點校」と題し、以下本文四卷。跋なし。料紙は厚葉朝鮮楮紙、有界、四周單邊、黑口・雙黑魚尾、魚尾間に「壽親書卷之幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・〇
×横一七・四cm、一〇行一九字、小字雙行。識語なく、一部に朱點。「承華/章」「弘齋」「内賜」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 印記の「承華」は宮廷書庫の承華樓、「弘齋」は正祖王の雅號。堂々たる朝鮮版大本。目錄は「刊年未詳」に作るが、古びからして李朝一七世紀所刊か。三木誌は明宗・宣祖初期頃と推定する。

中目二三二頁(奎중4330。新刊校正增補圓機詩韻活法全書。王世貞(明)增校、唐謙(明)繡椊。〔明版本〕。一一卷四册。木版。書高二六・三
×幅一六・六cm。版心書名「圓機活法」。表紙書名「韻學全書」。印、「弘文館」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。朝鮮五鍼眼改(古)裝、澀引中手表紙。表紙に外題「韻學全書 一之三(~十之十一)」と簡目を墨書。書根に記載なし。序なく、目錄二葉(全一三卷)。本文卷首に「新刊校正增補圓機詩韻活法全書卷之一/弇州 山人 鳳洲 王世貞增校/金陵 三山 益軒 唐 謙 繡梓」と題し、以下本文存一一卷、缺卷一二・一三。跋不詳。料紙は薄葉竹紙、有界、四周雙邊、白口・單黑魚尾。象鼻に「圓機活法」、魚尾下に「韻學全書幾卷 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二一・六
×横一五・五cm、一一行三〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「弘文館」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は當本を醫家類に入れるが、詩學音韻書。また「唐謙(明)繡椊」「一一卷四册」「明版本」に作るが、「唐謙(明)繡梓」「存一一卷四册(缺卷一二・一三)」、字體・版式より「明〔萬曆初〕版本」が適切。

韓目一三七〇頁(想白古615.89-W1848s-v.3。新刊補注銅人腧穴鍼灸經。王惟一(宋)編修。〔刊年未詳〕。一册(零本)。圖。木版(後刷)。書高二五
×幅一五cm。四周單邊。半葉匡郭、縱一七×横一一。有界、一〇行二〇字。版心、不明。平水閑邪{耳+責}叟述序、旹大定丙午(一一八六)。印、「想白文庫」。所藏本、五卷中三卷(一册)外缺。卷末落張)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙外題の四周雙篇題箋に「新刊補註銅人腧穴鍼灸圖經 三」を墨書(後揭本と同題箋・同字体)。目錄等なく、本文卷首に「新刊補註銅人腧穴鍼灸經卷三/翰林醫官
藥奉 御騎/都尉賜臣王 惟一 奉」と題す。以下文中には大定丙午年の平水閑邦聵叟「鍼灸避忌太一之圖序」三葉などあるが、後半は腐觸・缺落。料紙不詳、有界、左右雙邊、版心は缺落で不詳。每半葉、一〇行二〇字、小字雙行。識語なく、「東醫寶鑑/銅人經」の書き入れあり。「文庫/想白」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損。
  目錄は「平水閑邪{耳+責}叟述序」「四周單邊」に作るが、「平水閑邦聵叟序」「左右雙邊」が適切。本來は後揭本と同帙・同版本で、目錄は朝である。

韓目一三七〇頁(古貴615.89-W1849s。新刊補注銅人腧穴鍼灸圖經。王惟一(宋)聖旨編修。勤有書堂〔刊年未詳〕。一册(零本)。圖。木版。書高二四・八
×幅一五・四cm。上下單邊、左右雙邊。半葉匡郭、縱一六・七×横一〇・九cm。有界、一〇行二一字。版心、不明。印、「金元龍」「三佛庵之印」。所藏本、五卷中卷一~二(合一册)外缺。版心部破損)
  マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙外題の四周雙邊題箋に「新刊補注銅人腧穴鍼灸圖經 一之二」を墨書。整版本で腐觸・大破後に裏打ち。目錄存五葉(卷二末尾から卷五まで)。目錄末尾に「崇化余志安刊于勤有書堂」の刊記。本文卷首に「新刊補註銅人腧穴鍼灸圖經卷一/翰林醫官
藥奉 御騎都/尉賜臣王 惟一 奉」と題し、以下本文存卷一全葉、卷二前半缺葉。經脈圖あり。料紙不詳、有界、左右雙邊、版心部缺落不詳。每半葉、一〇行二〇・二一字、小字雙行。線引きと書き入れあり。「金元龍」「三佛庵之印」「集玉齋」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 もと前揭本と同帙・同版本。金大定丙午年(一一八六)の平水陳氏刊本を元の崇化余志安勤有書堂(一三〇四~三六の刊本あり)が翻刻(臺灣國家圖書館藏)し、それを模刻したのが當版で、比較すると字樣ほかがやや違う。當本はおそらく三木誌にいう世宗時代一四三一年刊本だろう。

中目二三二頁(韓目一三七〇頁)・三木中一六(奎중1689。新刊補註銅人腧穴鍼灸圖經。王惟一(宋)編。重刊。内醫院〔純祖時?〕。五卷二册。木版(後刷)。書高三六
×幅二三・二cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・七×横一七・四。有界、一二行一九字。上下花紋魚尾。表紙書名「銅人經」。夏竦序、天聖四年(一〇二六)。刊記「順治十一年(一六五四)甲午六月下澣内醫院重刊。都堤調金堉〔等諸臣銜名〕」。印、「帝室圖書之章」)
  マイクロ燒き附け本による。朝鮮裝訂、厚手押目紋樣表紙。外題は「銅人經 一(二)」を墨書。天聖四年の夏竦「序」二葉、目錄六葉(末尾に「崇化余志安刊于勤有書堂」の刊記)。本文卷首に「新刊補註銅人腧穴鍼灸圖經卷一/翰林醫官朝散大夫殿中省尚藥奉 御騎/都尉賜紫金魚袋臣王惟一奉/聖旨編修」と題し、以下本文五卷。書末に「順治十一年甲午六月下澣内醫院重刊」の朝鮮刊記半葉。また「折量法」一葉を附す。有界、左右雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾下間に「銅人卷幾 葉次」を刻す。小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

中目二三二頁・解題三三一頁・三木中一三(奎중2168、2169。新刊仁齋直指方論醫脉眞經。楊士瀛(宋)撰。〔光海君時〕刊。一册三七張。古活字版(訓錬都監字)。書高二九・二
×幅一九cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇×横一三・九cm、九行一六字。注、雙行。上下花紋魚尾。版心書名、直指脉。楊士瀛序、景定壬戌(一二六二)。印、二一六八「承華章」「弘齋」「廂庫」「帝室圖書之章」、二一六九「帝室圖書之章」)
 奎중2168は無帙。朝鮮五鍼眼原裝、黄色厚手押目紋樣表紙。外題は「直指方論醫脉眞經 全」、書根に「直指脉 全」を墨書。景定壬戌年の楊士瀛「醫脉眞經序」一葉、目錄なし。本文卷首に「新刊仁齋直指方論醫脉眞經/三山名醫仁齋楊士瀛登父撰次/建安儒醫翠峯詹宏中洪道校定」と題し、以下本文一卷。跋なし。料紙は厚葉朝鮮楮紙、有界、白口、魚尾間に「直指脉 葉次」を印す。每半葉匡郭、縱二〇・〇
×横一五・〇cm。識語・書き入れ等なし。「承華/章」「弘齋」「廂庫」「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 奎중2169は無帙。裝訂・版式ともに奎중2168と全同。外題と書根に「醫脉眞經 全」、を墨書。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 奎중2168の印記「承華」は宮廷書庫の承華樓、「弘齋」は正祖王の雅號。目錄は〔光海君時〕(一六〇八~一六二二)の印刷と推定するが、表紙・料紙に黄ばみや古びがおよそなく、あたかも一九世紀の印本にみえる。

中目二三二頁(韓目一三七一頁)・三木中四四(奎중605、1095。新編醫學正傳。虞摶(明)編。完營〔純祖一九年(一八一九)?〕。八卷八册。木版。書高三五・二
×幅二三・三cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二四×一七・二cm。有界、一一行二〇字。版心、上下花紋魚尾、書名「醫學正傳」。虞摶序、正德一〇年(一五一五)。刊記「歳己卯季夏内醫院校正完營重刊」。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 無帙。朝鮮五鍼眼改裝、濃黄色厚手押目紋樣表紙。表紙に外題「醫學正傳 一(~八)」と綴目横に「共八」、書根に「一(~八) 醫學正傳」を墨書。正德乙亥年の虞摶「醫學正傳序」二葉、凡例二葉、卷一目錄一葉。本文卷首に「新編醫學正傳卷之一/花溪恒德老人虞摶天民 編集/姪孫虞守愚惟明 校正」と題し、以下本文八卷。跋なし。料紙は朝鮮厚葉楮紙、整版、白口。魚尾下に「醫學正傳幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二四・一
×横一七・九cm、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。僅かに蟲損(蟲孔大)。

中目二三二頁(奎중3897。瘍醫準繩。王肯堂(明)編。〔序、萬曆三六年(一六〇八)〕。六卷六册。木版。書高二六・四
×幅一六・八cm。版心、書名「外科」。王肯堂序、萬曆三六年(一六〇八)。印、「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。朝鮮五鍼眼改裝、黄色厚手押目紋樣表紙。表紙に外題「瘍醫準繩 目錄附/一(~六)」、簡目、綴目横に「共六」を墨書。書根の記載は判讀不能。萬曆三六年の王肯堂「瘍醫準繩自序」二葉、目錄三一葉。本文卷首に「瘍醫準繩卷之一/金壇王肯堂輯」と題し、以下本文六卷。跋なし。料紙は中國竹紙、有界、四周單邊、白口・單黑魚尾。象鼻に「篇名」、魚尾下に「外科幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・六
×横一四・三cm、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

中目二三二頁(奎중6225。易筋經圖説。〔著者未詳〕。上海・同文書局〔淸版本〕。一册一一張。石印。書高一八・六
×幅一二cm。印、「集玉齋」。附、八段錦圖)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題は四周單邊の題箋に「易筋經圖説 附八段錦圖」を印刷。書根に記載なし。扉に四周雙邊で「附八段錦圖/易筋經外經圖説/上海同文書局石印」の封面。序・目錄なし。本文卷首に「易筋經外經圖説 外壯練力奇驗圖」と題し、以下本文と圖一卷。跋なし。料紙は宣紙、無界、四周雙邊、白口・單黑魚尾。象鼻に「易筋經圖説」、魚尾下に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一四・六
×横九・五cm、八行一八字(第一葉のみ)。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 圖附き導引書。目錄は書名を「易筋經圖説」に作るが、「易筋經外經圖説」が適切。

中目二三二頁(奎중4902。靈樞經。張志聰(淸)註。〔序、康煕一一年(一六七二)〕。九卷一二册。木版。書高二二・八
×幅一五・二cm。表紙書名「黄帝内經靈樞」)
 錦布貼り二帙に收める。朝鮮五鍼眼改裝、香色厚手光澤押目紋樣表紙。外題は「黄帝内經靈樞」を墨書。書根に記載なし。康煕壬子の張隱庵「靈樞經序」五葉、目錄六葉。本文卷首に「靈樞經/錢塘張志聰隱庵集註/同學張文啓開之參訂/長男張兆璜玉師校正」と題し、以下本文九卷。跋なし。料紙は竹紙で、一部を薄葉楮紙で裏打ち。有界、左右雙邊、白口・無魚尾、象鼻に「靈樞」、中央に「卷幾」、下象鼻に「葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・〇
×横一三・五cm、九行二二字。一部上欄に小字で注を刻す。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。かなり蟲損し(蟲孔大)、一部補修。
 目錄は書名を「靈樞經」に作るが、「靈樞經〔集註〕」が適切。

中目二三二頁(奎중3941。玉機微義。劉宗厚(明)著。〔明版本〕。卷首、五〇卷、合一二册。木版。書高二七
×幅一六・八cm。奠士安序、洪武二九年(一三九三)。稽王遅序、正統五年(一四四〇)。印、「帝室圖書之章」。一部腐蝕)
 錦布貼り二帙に收める。朝鮮五鍼眼改裝、灰紫色中手押目紋樣表紙。表紙に外題「玉機微義 目錄(一之五~五十終)」・簡目、綴目横に「共十二」、書根に「玉機微義 目(~十一)」を墨書。正德丙寅の汪舜民「重刊玉機微義序」四葉、正統己未の楊士奇「玉機微義序」六葉、洪武丙子の劉純・莫士安「玉機微義序」四葉、正統庚申の王暹「書玉機微義後」三葉、門類目錄一葉、目錄七四葉。本文卷首に「玉機微義卷之一」、以下本文五〇卷。跋なし。料紙は竹紙、有界、四周雙邊、白口・雙黑魚尾。魚尾間に「玉機幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・五
×横一五・〇cm、一〇行二一字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。かなり蟲損(蟲孔大)、一部補修。
 目錄は刊行を〔明版本〕、序者を「奠士安」「稽王遅」に作るが、〔序、正德丙寅(一五〇六)〕、「莫士安」「王暹」が適切。

中目二三三頁(奎중4524。玉機微義。劉宗厚(明)著。上海、四馬路、樂善堂〔序、正德一年(一五〇六)〕。五〇卷一六册。木版。書高二六・六
×幅二〇cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・七×横一七・二cm。無界、九行一六字。版心、大黑口、上下向花紋魚尾、中下向黑魚尾、下上向黑魚尾。汪舜民重刊序、正德丙寅(一五〇六)。廬陵楊序、正統己未年(一四三九)。呉興莫序、洪武丙子(一三九六)。呉陵劉純序、洪武丙子(一三九六)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 無帙。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題なく、書根に「一(~十六) 玉機微義」を墨書。扉に四周雙邊で「明劉宗厚著/玉機微義/岸吟香題」の封面、裏に「上海四馬路/樂善堂臧板」の木記。正德丙寅の汪舜民「重刊玉機微義序」二葉、正統己未の楊士奇「玉機微義序」二葉、洪武丙子の莫士安「玉機微義序」三葉、洪武丙子の劉純「玉機微義序」二葉、門類目錄一葉、目錄七一葉。本文卷首に「玉機微義」、以下本文五〇卷。書末に正統庚申の王暹「書玉機微義後」二葉。料紙は竹紙、無界、四周雙邊、大黑口、上花魚尾、中下黑魚尾。上中魚尾間に「玉機微義卷幾」、中下魚尾間に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・五
×横一八・〇cm、小字雙行。全文の所々に一二點、レ點が殘る。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 當本は岸田吟香(一八三三~一九〇五)の上海樂善堂が一六六四年(一七八四年後印)の和刻版木を使用、日本訓點を除去して一八八七年前後に印刷したもの。目錄は刊年を〔序、正德一年(一五〇六)〕に作るが、〔日本一七世紀翻刻、一九世紀上海樂善堂後印〕が適切。

中目二三三頁(奎중6471。玉凾經。杜光庭(唐)撰。崔嘉彦(淸)註。〔序、順治四年(一六四七)〕。一册四一張。木版。書高二二・六
×幅一四・二cm。程林序、順治丁亥(一六四七)。應旄頊。印、「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。韓國五鍼眼改裝、香色中手表紙。外題に「玉凾 全」、書根に「玉凾經」を墨書。順治丁亥の程林「玉凾經序」二葉、無記年の〔程〕應旄(一七~一八世紀)「序」五葉、無記年の杜光庭自序一葉。目錄なし。本文卷首に「玉凾經上卷/唐廣成先生杜光庭撰/紫虚眞人崔嘉彦註/新安程 林雲來較」と題し、以下本文三卷。跋なし。料紙は藁紙、有界、四周單邊、白口・無魚尾。象鼻に「玉凾經上(中・下)」、下象鼻に「葉次 居易齋」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・六
×横一二・八cm、八行二〇字。識語・書き入れ等なし。不詳陰刻印および「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。やや蟲損後に補修。
 目錄は「崔嘉彦(淸)註」「應旄頊」「一册四一張」に作るが、「崔嘉彦(南宋)註」「〔程〕應旄」「三卷一册四一張」が適切。

中目二三三頁(奎중5077。溫熱經緯。王士雄(淸)纂。楊照黎(淸)、汪日{示+貞}(淸)共評。松韻閣、光緒一一年(一八八五)。五卷四册。木版。書高二三・六
×幅一五cm。趙夢齡序、咸豐二年(一八五二)。楊照藜序、咸豐五年(一八五五)。唐文溶跋、同治二年(一八六三)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「溫熱經緯 一(~四)」、綴目横に「共四」、書根に「一(~四) 溫熱經緯」を墨書。扉に四周雙邊で「溫熱經緯」の封面、裏に「光緒乙酉年/松韻閣重栞」の木記。咸豐二年の趙夢齡「序」一葉、咸豐五年の楊照藜序三葉、咸豐二年の王士雄序一葉、同治二年の汪曰楨序一葉、目錄なし。本文卷首に「溫熱經緯卷第一/海甯王士雄孟英纂/定州楊照藜素園評/烏程汪曰楨謝城評/仁和沈宗淦辛甫參」と題し、以下本文五卷。書末に同治二年の唐文溶跋一葉。料紙は薄葉竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾。象鼻に「溫熱經緯」、魚尾下間に「卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・三
×横一二・二cm、九行二五字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は評者を「楊照黎」「汪日{示+貞}」に作るが、「楊照藜」「汪曰楨」が適切。

中目二三三頁(奎중2898。王氏醫案。王士雄(淸)著、周鑅輯錄。吟春書屋、咸豐一年(一八五一)。一册五五張。木版。書高三〇
×幅一七・六cm。道光三〇年(一八五〇)序。周鑅序、道光二三年(一八四三)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」。回春錄)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題と書根に「王氏醫案 全」を墨書。扉に「咸豐元季辛亥/吟春書屋校刊」の木記、裏に四周雙邊で「王氏醫案」の封面。道光三〇年の楊照藜序三葉(第二葉を二枚綴じる)、道光三〇年の周鑅序一葉、例言二葉、目錄なし。本文卷首に「王氏醫案卷一原名回春錄/杭州王士雄孟英著 同郡周 鑅光遠輯錄」と題し、以下本文二卷。跋なし。料紙は宣紙、無界、四周雙邊、白口・單黑魚尾。象鼻に「王氏醫案」、魚尾下間に「卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・三
×横一五・〇cm、九行二四字、小字雙行。傍注と眉注を刻入する。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は「一册五五張」に作るが、「二卷一册五五張」が適切。

中目二三三頁(奎중2899。王氏醫案(續編)。王士雄(淸)著、張鴻柳(淸)輯〔咸豐一年(一八五一)〕。八卷二册。木版。書高三〇・一
×幅一七・五cm。趙夢齡序、庚戌(一八五〇)七月。爕痩石跋、庚戌(一八五〇)秋七月。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」。原名、仁術志)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「王氏醫案續編 一(二)」、綴目横に「共二」、書根に「上(下) 王氏醫案續編」を墨書。庚戌年の趙夢齡序一葉、庚戌年の莊仲方序一葉、例言二葉、無記年の無名氏序一葉、目錄なし。本文卷首に「王氏醫案續編卷一原名仁術志/浙西王士雄孟英醫案 山左張 鴻柳吟手輯」と題し、以下本文八卷。書末に庚戌年の爕痩石「跋」一葉。料紙は宣紙、無界、四周雙邊、白口・單黑魚尾。象鼻に「王氏醫案續編」、魚尾下間に「卷幾 葉次」」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・八
×横一四・八cm、九行二四字。傍注と眉注を刻入。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は「王氏醫案(續編)」に作るが、「王氏醫案續編」が適切。

中目二三三頁(奎중3758。外科正宗。陳實功(淸)著。〔序、崇禎二年(一六二九)〕。二卷(零本)。木版。書高二六・二
×幅一六・二cm。王象晉序、崇禎二年(一六二九)。印、「經筵」「帝室圖書之章」。所藏本、卷一・二(二册))
 錦布貼り一帙に收める。朝鮮五鍼眼改裝、灰クリーム色厚手押目紋樣表紙。外題に「外科正宗 一(二)」を墨書。書根の記載不明。崇禎二年の王象晉「外科正宗序」四葉、目錄六葉(四卷本)。本文卷首に「新刊外科正宗卷之一」、以下本文存二卷。料紙は薄葉竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾。象鼻に「外科正宗」、魚尾下に「卷之幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二一・五
×横一三・七cm、八行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「經/筵」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし、版心切れ甚。
 目錄は「外科正宗」に作るが、「〔新刊〕外科正宗」が適切。

中目二三三頁(奎중4633。外科正宗。陳實功(淸)著。掃葉山房藏板。咸豐一〇年(一八六〇)。一二卷六册。木版。書高二三・七
×幅一五・四cm。徐大椿序。許槤序、咸豐一〇年(一八六〇)。「集玉齋」)
 無帙。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題と書根に「外科正宗 一(~六)」、綴目横に「共六」を墨書。扉に「重訂外/科正宗/樂恬散人許槤/題于蘇臺」の封面と「掃葉山房/督造書籍」の印記、裏に「仁記鳩校刊/咸豐十年歳庚/申
□□□/掃葉山房藏板」の木記。無記年の徐大椿「徐敍」一葉、咸豐一〇年の許槤「敍」二葉、凡例二葉、目錄六葉、附錄四葉。本文卷首に「外科正宗卷一/明崇川陳實功著/海甯許 楣辛木訂/呉江徐大椿靈胎評/海甯蔣光焴寅昉校」と題し、以下本文一二卷。跋なし。料紙は竹紙、有界、左右雙邊、大黑口・單黑魚尾。魚尾下に「外科正宗卷幾 篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一七・六×横一三・二cm、九行二一字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

中目二三三頁(奎중5280。衞生要術。潘霨(淸)編、重刊。光緒二年(一八七六)。一册四一張。木版。書高二四・二
×幅一三・八cm。潘霨序、咸豐八年(一八六八)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題なし、書根に「全 衞生要術」を墨書。扉に「光緒丙子重栞/衞生要術/壺客署」の封面。咸豐八年の潘霨序二葉。本文卷首に内題・編著者名なく、以下本文一卷。跋なし。料紙は宣紙、匡郭なく無界・無邊・無魚尾。版心に「衞生要術 葉次」を刻す。每半葉、八行二二字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損。
 圖附き導引術書。

中目二三三頁(古貴615.135-So57e-v.1。銀海精微。〔明初版本〕。一册(零本)。圖。木版。書高二二・四
×幅一三・一cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・六×横一一・四cm。有界、一〇行二一字。版心、上黑魚尾。齊一經序。卷末墨書、白龍〔庚辰?〕坤月上瀚元陽子書、庚午(?)十一月下瀚買入一册)
 コピー製本にて閲覽。どうも日本改裝、澀引き表紙らしい。外題なし。無記年の齊一經序一葉に日本の訓點あり。無記年の無名氏「銀海精微序」三葉、目錄なし。本文卷首に「銀海精微卷之上」、以下本文で、書末に「銀海精微卷之一終」とある。料紙は藁紙らしい。有界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「銀海精微」、魚尾下に「上卷 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二一・九
×横一一・九cm、一〇行二一字、小字雙行。書末に識語あるが、「醫道通仙有理傳」以下はコピーなし。書き入れ等なし。缺葉を補寫するが、日本の筆ではなく、朝鮮所筆らしい。「서울/大學校/圖書」の印記のみ。蟲損なく、絲切。
 當本は日本舊藏本。目錄は〔明初版本〕に作るが、〔明萬曆初期版本〕が適切。

中目二三三頁(奎중4795。醫經原旨。薛雪(淸)註。簡香濟藏板。〔序、乾隆一九年(一七五四)〕。六卷六册。木版。書高二四・四
×幅一五・五cm。薛雪序、乾隆一九年(一七五四)。「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 無帙。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「醫經原旨 一(~六)」、綴じ目横に「共六」、書根に「一(~六) 醫經原旨」を墨書。見返しに四周單邊で「河東薛生白集註 惹水楊采靑重校/毉經原旨/甯郡/簡香濟藏板」の封面、上欄に「隴右趙使君鑑定」。乾隆一九年の薛雪「醫經原旨/緒言」二葉、目錄二葉。本文卷首に「醫經原旨 薛雪集註」と題し、以下本文六卷。跋なし。料紙は薄葉竹紙、無界、左右雙邊、白口・單黑魚尾。象鼻に「醫經原旨」、魚尾下に「篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一七・三
×横一三・二cm、一〇行二一字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

中目二三三頁(奎중5079。醫門棒啺。章楠(淸)著。聚文堂藏板、同治六年(一八六七)。四卷四册。圖。木版。書高二三・八
×幅一五cm。紀樹馥序、道光九年(一八二九)。〔章楠〕跋、道光九年。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「醫門棒喝 一(~四)」、綴じ目横に「共四」、書根に「一(~四) 醫門棒喝」を墨書。見返し紅紙に四周雙邊で「海甯應 澍秋泉/河間紀樹馥芷塘/校刻/醫門棒喝/傷寒論本旨卽出 聚樂文堂藏板」の封面、上欄に「同治六年丁卯仲春」。道光九年の紀樹馥「序」一葉、道光丙戌年の田鼎祚「敍文」三葉、道光丁亥の田晉元「序」三葉、道光九年の韓鳳修「序」二葉、道光五年の章楠「自序」三葉、道光九年の史善長「敍」二葉、條例六葉、道光九年の章楠「自題」二葉、卷一目錄一葉。本文卷首に「醫門棒喝卷之一/會 稽 虚 谷 章 楠 著/山陰/受業孫廷鉦震遠參訂/雪帆居士田晉元評點」と題し、以下本文四卷。卷末行に「粤東省城西湖/街正文堂承
(接?)」の刊記。書末に道光七年の孫廷鉦「跋」二葉と、道光九年の虚谷山人「虚谷小影・自贊」。料紙は中葉竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾。象鼻に「醫門棒喝」、魚尾下に「卷幾 篇名 葉次」、上欄に眉注を刻す。每半葉匡郭、縱一六・七×横一二・七cm、八行二〇字。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は「醫門棒啺」に作るが、「醫門棒喝」が適切。

中目二三四頁(奎중4831。醫方論。費伯雄(淸)編。上海掃葉山房藏板。光緒一四年(一八八八)。四卷二册。木版。書高二七・四
×幅一九・七cm。費伯雄序、同治四年(一八六五)。「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼改裝、香色薄手表紙。表紙に外題「醫方論 一(二)」、綴じ目横に「共二」、書根に「上(下) 醫方論」を墨書。黄色の見返しに四周雙邊で「光緒戊子年鐫/醫方論/上洋/掃葉山房藏板」の封面。同治四年の費伯雄「序」二葉、發凡二葉、目錄なし。本文卷首に「醫方論卷一/武進費伯雄晉卿甫著/男應蘭編次/孫榮祖/承祖/紹祖/校字」と題し、以下本文四卷。跋なし。料紙は薄葉竹紙、無界、左右雙邊、白口・單黑魚尾。象鼻に「醫方論」、魚尾下に「卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一六・四
×横一一・五cm、八行一八字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

中目二三四頁(奎중4828。醫醇賸義。費伯雄(淸)著、費應蘭(淸)編次。掃葉山房藏板。光緒二年(一八七六)。四卷四册。木版。書高二四
×幅一五・六cm。費伯雄序、同治四年(一八五六)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「醫醇賸義 一(~四)」、綴じ目横に「共四」、「一(~四) 醫醇賸義」を墨書。黄色の見返しに四周雙邊で「光緒戊子年鐫/醫醇賸義/上洋/掃葉山房藏板」の封面と、「掃葉山房/督造書籍」の印記。同治二年の費伯雄「序」三葉、無記年の「李小湖先生題辭」二葉、發凡一葉、目錄二葉。本文卷首に「醫醇賸義卷一/武進費伯雄晉卿甫著/男應蘭編次/孫榮祖/承祖/紹祖/校字」と題し、以下本文四卷。跋なし。料紙は薄葉竹紙、無界、左右雙邊、白口・單黑魚尾。象鼻に「醫醇賸義」、魚尾下に「卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一六・九
×横一一・〇cm、八行一八字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

中目二三四頁(奎중4370。醫學金鍼。陳念祖(一七五三~一八二三)(淸)著、潘霨(淸)增輯。敏德堂、光緒四年(一八七八)。八卷四册。木版。書高二五
×幅一五・二cm。柯逢時序、光緒四年(一八七八)。潘霨序、光緒丁丑年(一八七七)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「醫學金鍼 一(~四)」、綴じ目横に「共四」、書根に「一(~四) 醫學金鍼」を墨書。扉に四周單邊で「醫學金/鍼八卷」の封面、裏に「光緒四年夏五/月敏德堂潘刊」の木記。光緒四年の柯逢時「醫學金鍼序」二葉、光緒丁丑年の潘霨序一葉、例言二葉、目錄なし。本文卷首に「醫學金鍼卷一/長樂陳念祖原本/呉縣潘 增輯」と題し、以下本文八卷。跋なし。料紙は宣紙、有界、四周雙邊、白口・單黑魚尾。象鼻に「醫學金鍼」、魚尾下に「卷幾 篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・七
×横一二・九cm、八行一八字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

中目二三四頁(韓目一三七二頁)・解題三九六頁・三木中八六(奎중604。醫學入門。李梃(明)著。〔刊年未詳〕。一九册。圖。木版。書高三五・四
×幅二二・六cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二〇・三×横一六・九cm。有界。一〇行一七字。版心、上下花紋魚尾。李梃述、萬曆乙亥年(一六三五)。李梃書、萬曆庚辰年(一六四〇)。印、「帝室圖書之章」)
 無帙。朝鮮五鍼眼原裝、黄色厚手押目紋樣表紙。表紙に外題「醫學入門 一(~十九)」、綴じ目横に「共十九」、書根に「一(~十九) 醫學入門」を墨書。「編註醫學入門内集卷首上目錄第一册」一葉、萬曆乙亥年の李梃「醫學入門引」一葉、「醫學入門目錄」三葉、「集例」四葉、圖説五葉、用藥檢方總目三八葉、釋方六葉、音字六葉(以上第一册)。第二册は「編註醫學入門内集卷首下」。本文卷首に「編註醫學入門内集卷之一」の内題、以下本文七卷。書末に萬曆庚辰年の李梃「習醫規格」四葉。料紙は厚葉朝鮮楮紙、有界、四周雙邊、白口・單花魚尾。象鼻に「入門幾」、魚尾下に「篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二三・四
×横一八・〇cm、一〇行一九字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。僅かに蟲損。
 堂々たる朝鮮版大本で美本。刻字もすばらしい。目錄は「醫學入門」「一九册」「一〇行一七字」に作るが、「編註醫學入門」「七卷一九册」「一〇行一九字」が適切。

中目二三四頁(奎중4799。醫學入門丹臺玉案。孫文胤著。重刊。五鳳藏板〔跋、順治一四年(一六五七)〕。六卷六册。圖。木版。書高二四
×幅一五・二cm。孫文胤序。李明睿跋、順治丁酉年(一六五七)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 無帙。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「醫學入門丹臺玉案 一(~六)」、綴じ目横に「共六」、「一(~六) 醫學入門丹臺」を墨書。黄色の見返しに四周雙邊で「孫對薇先生參著/醫學入門丹/臺玉案/五鳳樓藏板」の封面。不詳年の不詳氏(孫文胤?)「重刊丹臺玉案自序」二葉(以下缺葉)、目錄六葉。本文卷首に「丹臺玉案卷之一/明新安休邑後學孫文胤對薇父參著/當湖孝廉友弟屠壽徴山靜父較正/懐寧縣庠盟弟游必遠自邇父/古 潤 内 弟江國春如一父/仝閲」と題し、以下本文六卷。卷一末に順治丁酉の李明睿跋。料紙は薄葉竹紙、無界、四周單邊、白口・無魚尾。象鼻に「丹臺玉案」、版心中間に「幾卷 篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・九
×横一三・九cm、九行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は「醫學入門丹臺玉案」に作るが、「〔醫學入門〕丹臺玉案」が適切。

中目二三四頁(韓目一三七二頁)・三木中四四(奎중2302。醫學正傳。虞摶(明)編。〔刊年未詳〕。八卷八册。木版。書高二七・四
×幅一九・七cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二二×横一五・二cm。有界、一一行二三字。版心、上下花紋魚尾。虞摶序、正德一〇年(一五一五)。印、「侍講院」「帝室圖書之章」)
 無帙。朝鮮五鍼眼原裝、黄色厚手押目紋樣表紙。表紙に外題「醫學正傳 一(~八)」、書根に「一(~八) 醫學正傳」を墨書。正德乙亥年の虞摶「醫學正傳序」三葉、凡例二葉、卷一目錄一葉。本文卷首に「醫學正傳卷之一/花溪恒德老人虞 摶天民編集/姪孫虞守愚惟明校正/博採諸方集成一書故名曰正傳」と題し、以下本文八卷。書末に無記年の滄洲翁先生跋一葉。料紙は薄葉朝鮮楮紙(卷一は總裏打ち)、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾。象鼻に「醫學正傳」、魚尾間に「卷之幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二一・七
×横一五・五cm、一一行二四字、小字雙行。識語なし。一部に缺葉を補筆、朱點・墨點・書き入れあり。「侍講院」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。やや蟲損後に補修。
 目錄は「一一行二三字」に作るが、「一一行二四字」が適切。

中目二三四頁(奎중5248。二神方。來{澓-彳}(明)撰。〔跋、萬曆四五年(一六一七)〕。一册二二張。木版。書高二四
×幅一六cm。沈國華序、萬曆乙卯年(一六一五)。來{澓-彳}序、萬曆甲寅年(一六一四)。張鳳躍跋、萬曆己巳年(一六一七)。印、「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。韓國四鍼眼改裝、香色厚手押目紋樣表紙。外題に「二神方 全」を墨書。書根に記載なし。萬曆乙卯年の沈國華「二神方引」三葉、萬曆甲寅年の來復「刻瘡瘍神方序」三葉、戊戌年の梁
□□「記背疽仙方引」二葉、目錄なし。卷首に内題・編著者名なく、本文は背疽方二首と按語、眼藥方七首の處方を記す。書末に萬曆乙卯年の來復「跋治眼神方」三葉、萬曆丁巳の張鳳躍「重刻二神方跋」二葉、「白下張汝麟梓」の刊記。料紙は薄葉竹紙、無界、四周單邊、白口・無魚尾。象鼻に篇名、下魚尾に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱二一・九×横一四・三cm、九行一八字。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損後に補修。
 目錄は「來{澓―彳}」「萬曆己巳年(一六一七)」に作るが、「來復」「萬曆丁巳年(一六一七)」が適切。

中目二三四頁(奎중5307。引痘新書。邱熺(淸)編。本立堂藏板、同治一三年(一八七四)。一册三一張。圖。木版。書高二二・六
×幅一五・八cm。{千+阝}江序、道光辛卯年(一八三一)。邱熺序、嘉慶二二年(一八一七)。印、無記)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼改裝、香色薄手表紙。外題に「引痘新書 全」、書根に「引痘新書」を墨書。黄色の見返しに四周雙邊で「同治甲戌重鐫/引痘新書/本立堂藏板」の封面。道光辛卯年の畭古「引痘新書序」一葉、道光八年の顔曾望序一葉、嘉慶丁丑の温汝適「序」一葉、「繙譯英吉利夷醫種牛痘原説」三葉、嘉慶二一年の邱熺「引痘略自序」二葉、種痘圖二葉、目錄なし。本文卷首に「引痘略/南海邱熺浩川手輯」と題し、以下本文一卷。跋なし。料紙は薄葉竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「引痘略」、魚尾下に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一八・三
×横一四・〇cm、一〇行二一字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は書名を「引痘新書」序者名を「{千+阝}江」に作るが、「引痘略」「畭古」が適切。

中目二三四頁(韓目一三七二頁)・解題四〇〇頁・三木中一二(奎중1149、1150、1696、1744。仁齋直指方論。楊士瀛(宋)編撰、睿中(?)校定。〔序、景定甲子年(一二六四)〕。二六卷六册。古活字版(戊申字)。書高三五・五
×幅二二・九cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二四・八×横一七・二cm、一〇行一八字。注雙行。版心、上下花紋魚尾。版心書名、直指方。楊士瀛序、景定甲寅年(一二六四)。印、奎중1149「春宮」「帝室圖書之章」、奎중1150「廂庫」「帝室圖書之章」、奎중1744「侍講院」「春坊藏」「帝室圖書之章」。奎중1149、卷二三~二六(一册)缺。奎중1744、卷一~二(一册)缺)
 奎중1150による。無帙。朝鮮五鍼眼原裝、黄色厚手押目紋樣表紙。表紙に外題「仁齋直指方論」「共六」、書根に「一(~六) 仁齋直指方論」を墨書。景定甲子年の楊士瀛「直指方序」一葉、綱目三葉、目錄二葉。本文卷首に「新刊仁齋直指方論卷之一/三山名醫仁齋楊士瀛登父 編撰/建安儒輩翠峯詹中 洪道 校定」と題し、以下本文二六卷。跋なし。料紙は厚葉朝鮮楮紙、〔金屬〕活字。有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「直指方幾 葉次」を印す。每半葉匡郭、縱二五・二
×横一八・一cm、一〇行一八字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「廂庫」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。喉附近は以前の濡れで黄變。
 整版と見まがうばかりの精緻な〔金屬〕活字版で美本、大本。

中目二三四頁(奎중3460。雜病證治類方。王肯堂(明)輯。〔萬曆年間〕。八卷八册。木版。書高二六
×幅一六・五cm。印、「帝室圖書之章」)
 錦布貼り二帙に收める。朝鮮五鍼眼改裝、香色中手押目紋樣表紙。表紙に外題「雜病證治類方 一(~八)」、「共八」、簡目、書根に「一(~八) 雜病證治類方」を墨書。目錄八葉。本文卷首に「雜病證治類方第一册/金壇王肯堂輯」と題し、以下本文八卷。跋なし。料紙は中葉竹紙で黄變、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「篇名」、魚尾下に「類方幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・六
×横一四・〇cm、九行一八字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。やや蟲損。

中目二三五頁(奎중4956。竹林女科證治。〔編者不詳〕重刊。光緒九年(一八八三)。四卷四册。木版。書高二三・四
×幅一五cm。沈銛序、光緒九年(一八八三)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。外題なく、書根に「一(~四) 竹林女科證治」を墨書。扉に四周雙邊で「重刊竹林女科/元咸署首」の封面、裏に「光緒之季愼/當塗黄氏鐫」。光緒九年の沈銛「竹林女科敍」二葉、目錄三葉。本文卷首に「竹林女科證治卷一」、以下本文四卷。書末に「姑孰黄曾行之氏校字」を刻す。跋なし。料紙は中葉竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「竹林女科證治」、魚尾下に「篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・二
×横一二・七cm、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は「〔編者不詳〕重刊」に作るが、「〔編者不詳〕黄愼重刊」が適切。

中目二三五頁(奎중4885。重鐫本草醫方合編。汪昂(淸)著輯。掃葉山房藏板、光緒一四年(一八八八)。四卷六册。木版。書高二四・四
×幅一五cm。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「重鐫本草醫方合編 一(~六)」と「共六」、書根に「一(~六) 重鐫本草醫方合編」を墨書。黄色の見返しに四周雙邊で「光緒戊子年新鐫 内附經絡歌訣/重鐫本草醫/方合編/掃葉山房/藏板」の封面。各葉の上段に『本草備要』、下段に『醫方集解』を配す。上段は藥性總義・凡例一一葉、目錄七葉。本文卷首に「增訂本草備要卷之一/休寧汪 昂訒庵著輯男汪 端其兩/弟汪 恒殿武參訂姪汪惟龍子錫」と題し、以下本文四卷。跋なし。下段は凡例六葉、目錄一二葉。本文卷首に「醫方集解卷上之一/休寧汪 昂訒庵著輯 男汪 端其兩/弟汪 恒殿武參閲 姪汪惟龍子錫/全較」と題し、以下本文三卷。跋なし。料紙は薄葉竹紙、無界、四周單邊、白口・無魚尾、版心に「本草備要 部名 藥名 卷幾」「醫方集解 卷上(中・下)之幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・五
×横一二・二cm、九行一七字(上段)・二一字(下段)、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

中目二三五頁(韓目一三七三頁)・解題四三四頁・三木中八七(奎중1796。增補萬病回春。龔廷賢(?)編輯。〔刊年未詳〕。一〇卷一〇册。木版。書高三三・四
×幅二〇・六cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・二×横一四・一、有界、一一行二一字。版心、上下花紋魚尾。版心書名、回春。龔廷賢序。印、「帝室圖書之章」)
 無帙。朝鮮五鍼眼原裝、黄色厚手押目紋樣表紙。表紙に外題「增補萬病回春 一(~十)」、綴じ目横に「共十」、書根に「一(~十) 增補萬病回春」を墨書。無記年の龔廷賢「增補萬病回春序」二葉、凡例二葉、目錄三葉。本文卷首に「增補萬病回春卷之一/太醫院醫官金谿雲林龔廷賢子才編輯」と題し、以下本文一〇卷。跋なし。料紙は厚葉朝鮮楮紙、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「回春卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二一・二
×横一四・七cm、一一行二二字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 堂々たる大本。目錄は「龔廷賢(?)編輯」「一一行二一字」に作るが、「龔廷賢(明)編輯」「一一行二二字」が適切。また〔刊年未詳〕に作るが、三木誌は『英宗實錄』ほか史料の記載から英祖二九年の刊本と推定する。

中目二三五頁(奎중3474。增注類證活人書。朱肱(宋)撰。〔光緒年間〕。二一卷四册。木版。書高二九・二
×幅一七・二cm。版心書名、類證活人書。朱肱序、大觀元年(一一〇七)。張蕆序、大觀五年(一一一一)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼康煕原裝、灰色がかった香色薄手表紙。表紙に外題「增注類證活人書 一(~四)」、綴じ目横に「共四」、書根に「一(~四) 增注類證活人書」を墨書。大觀元年の朱肱「增注類證活人書序」と政和八年の朱肱「重校證」附記二葉、大觀五年の張蕆「增注類證活人書序」二葉、政和元年の朱肱「進表」等三葉、謝啓一葉、辨誤一葉、目錄一八葉。本文卷首に「增注類證活人書卷一/明 新安師古呉勉學校」と題し、以下本文二一卷。書末に卷二二として「增注類證活人書卷二十二/無閡居士李子建撰/新安師古呉勉學校」の「傷寒十勸」一卷、活人書釋音・傷寒藥性、徐大椿「活人書論」一葉を附す。料紙は宣紙、有界、左右雙邊、小黑口・雙黑魚尾、魚尾間に「類證活人書幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・〇
×横一三・六cm、一〇行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は卷數を「二一卷」に作るが、「二二卷」が適切。

中目二三五頁(奎중3626。增輯傷寒類方。張機(漢)著、徐大椿(淸)編釋。古呉潘氏藏板、同治五年(一八六六)。四卷四册。木版。書高二六
×幅一五・四cm。沈丙榮序、同治四年(一八六五)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」。欄眉註)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「增輯傷寒類方 一(~四)」、綴じ目横に「共四」、書根に「一(~四) 增輯傷寒類方」を墨書。扉に四周雙邊で「同治丙寅冬刊/增輯傷寒類方/古呉潘氏藏板」の封面。咸豐五年の序一葉、同治四年の陳丙瑩「增輯傷寒類方序」三葉、無記年の潘霨序三葉、乾隆二四年の徐大椿「原序」二葉、目錄一葉。本書は上段が『長沙方歌括』、下段が『傷寒論類方』で、上下で記載方を一致させている。上段本文卷首に「長沙方歌括/古閩陳念祖原本/貴州蕭庭滋/古呉潘 霨/增輯/古越汪 均校閲」と題し、以下本文。下段本文卷首に「傷寒類方 古呉潘 霨增輯/苕上趙斯鎛參校/呉江徐大椿編釋」と題し、以下本文四卷。書末に「傷寒附方/太醫院院使錢編輯」を上下不分で附す。跋なし。料紙は薄葉宣紙、上段無界、下段有界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、魚尾下に「卷幾 方名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・三
×横一二・五cm、上段九行一〇字、下段六行一六字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は序者名を「沈丙榮」、また「欄眉註」と記すが、「陳丙瑩」「上段附刻、長沙方歌括」が適切。

中目二三五頁(韓目一三七三頁)・解題四四二頁・三木中二一(奎중2181。纂圖方論脉訣集成。高陽生(?)編輯。内醫院、光海君四年(一六一二)。四卷四册。木版。書高三一・七
×幅二〇・七cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一・五×横一六・一cm、有界、一〇行一七字。版心、上下花紋魚尾。許浚序、萬曆九年辛巳(一五八一)。刊記、萬曆四十年(一六一二)閏十一月 日内醫院奉校開刊。印、「廂庫」「帝室圖書之章」)
 無帙。朝鮮五鍼眼原裝、黄色厚手押目紋樣表紙。表紙に外題「纂圖方論脉訣集成 一(~四)」、綴じ目横に「共四」、書根に「一(~四) 纂圖」を墨書。序・目錄なし。本文卷首に「纂圖方論脉訣集成卷之一/高陽生編輯/校正」と題し、以下本文四卷。書末に萬曆九年の許浚「纂圖脉訣跋」三葉、その末尾に萬曆四〇年の内醫院奉敎開刊の刊記。料紙は中葉朝鮮楮紙で一部黄變、有界、四周雙邊、白口・雙花魚尾、魚尾間に「脉訣幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二一・五
×横一七・〇cm、一〇行一八字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「廂庫」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 一六一二年刊と思えぬほど古びなし。大本。目錄は「一〇行一七字」「内醫院奉校」に作るが、「一〇行一八字」「内醫院奉敎」が適切。

中目二三五頁(韓目一三七三頁)・三木中二一(奎중520。纂圖方論脉訣集成。高陽生(?)編。内醫院〔刊年未詳〕。四卷四册。木版(後刷)。書高三六
×幅二三・二cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱二一×横一六・一cm、有界、一〇行一八字。版心、上下花紋魚尾。許浚序、萬曆九年(一五八一)。刊記、萬曆四十年(一六一二)…内醫院奉敎開刊。印、「帝室圖書之章」)
 無帙。朝鮮五鍼眼原裝、黄色厚手押目紋樣表紙。表紙に外題「纂圖方論脉訣集成 一(~四)」、綴じ目横に「共四」、書根に「一(~四) 纂圖脈訣」を墨書。上掲本と同版の後刷(上掲本は初刷)。料紙は厚葉朝鮮楮紙。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。僅かに蟲損(蟲孔大)。
 目錄は〔刊年未詳〕に作るが、〔光海君四年(一六一二)刊、後刷〕が適切。

中目二三五頁(奎중3334。鍼灸素難要旨。高武(明)撰述。上海・樂善堂藏板〔淸版本〕。三卷二册。木版。書高二八・九
×幅一八cm。黄易序、嘉靖丁酉年(一五三七)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼改裝、香色中手改裝表紙。表紙に外題「鍼灸素難要旨 一(二)」、綴じ目横に「共二」、書根に「一(二) 鍼灸素難要旨」を墨書。扉に四周雙邊で「四明梅孤子著/鍼灸素難要旨/岸銀香題」の封面、裏に「上海四馬路/樂善堂臧板」の木記。嘉靖丁酉年の黄易「鍼灸素難要旨敍」二葉、「鍼灸要旨書目」二葉、凡例一葉、總目四葉、九鍼式(圖)一葉。本文卷首に「鍼灸素難要旨卷之一/四明高武選述/法橋岡本一抱子重訂」と題し、以下本文三卷。跋なく、書末に日本の奥附が微かに見える。料紙は薄葉竹紙、無界、四周單邊、白口・單白魚尾、魚尾下に「鍼灸幾」、下象鼻に「葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・六
×横一五・〇cm、九行一九字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 當本の原名は「鍼灸節要」で、岸田吟香の上海樂善堂が輸入した日本版木(一七一五年刊、一七五三年後印)の訓點を削り落とし、一八八七年前後に印刷したもの。一部に削り忘れの一、二點等が殘る。目錄は〔淸版本〕に作るが、〔日本一八世紀翻刻、一九世紀上海樂善堂後印〕が適切。

中目二三五頁・三木中八六(奎중1096。編註醫學入門。李梃(明)著。〔刊年未詳〕。卷首・五卷、合九册。木版。書高三五・七
×幅二二・六cm。四周單邊、半葉匡郭、縱二二・八×横一六・八cm。有界、一〇行一八字。版心、上下花紋魚尾。版心書名、入門。李梃序、萬曆乙亥年(一五七五))
 無帙。朝鮮五鍼眼原裝、黄色厚手押目紋樣表紙。表紙に外題なく、書根に「一(~十五) 醫學入門」を墨書。萬曆乙亥年の李梃「醫學入門引」一葉、以下書誌事項は前掲の奎중604醫學入門と同。後刷本。厚葉朝鮮楮紙、識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損後に補修。首卷上下、卷一上中下・卷三・卷四上下・卷五下を存す殘缺本。
 目錄は「一〇行一八字」「卷首・五卷」に作るが、「一〇行一九字」「存、首卷上下、卷一上中下、卷三、卷四上下、卷五下」が適切。

韓目一三七四頁・三木中八六(古615.135-Y52p。編註醫學入門。李梃(明)著。〔年紀未詳〕。一册六一張。寫本。書高三六・五
×幅二四cm。所藏本、卷三上外感)
 マイクロフィルムによる。裝訂・表紙不鮮明。寫本。萬曆己卯年の「傷寒序」一葉、上欄に「入門第十册」と記す。目錄なし。本文卷首に「編註醫學入門外集卷之三」、以下本文は「河間劉先生温暑纂要」「仲景張先生傷寒纂要」からなる。跋なし。料紙不詳、無界、四周雙邊、白口・單花魚尾、版心記載なし。每半葉、一〇行一九字、小字雙行。識語なし。一箇所に「唐本除/作陰」の眉注あり。「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。やや破損。

中目二三五頁(奎중4500。洴辟百金方。惠麓酒民(淸)編。木衙藏板〔淸版本〕。一四卷八册。木版。書高二三・七
×幅一五・三cm。柔兆埶徐、惠麓酒民序。印、「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「洴澼百金方 一(~八)」、綴じ目横に「共八」、書根に「一(~八) 洴澼百金方」を墨書。茶色の見返しに四周雙邊で「福大將軍鑑定/洴澼百金方/木衙藏板」の封面。柔兆埶徐年の惠麓酒民「序」三葉、凡例二葉、總目二葉。本文卷首に「洴澼百金方卷一/惠麓酒民 編次/汪巵居士 重訂」と題し、以下本文一四卷。跋なし。料紙は薄葉竹紙、有界、四周單邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「洴澼百金方」、魚尾下に「卷幾 篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・〇
×横一三・八cm、九行二四字。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は醫家類に分類し、書名を「洴辟百金方」に作るが、兵法書で「洴澼百金方」が適切。

中目二三五頁(奎중5346。皮膚新編。〔編者未詳〕。羊城、博濟醫局藏板、同治一三年(一八七四)。一册五三張。木版。書高二四・一
×幅一三・四cm。印、「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「皮膚新編 全」、書根に「全 皮膚新編」を墨書。朱色の扉に四周雙邊で「同治十三年新鐫/皮膚新編/羊城博濟醫局藏板」の封面。序なく「皮膚諸症論」三葉、目錄一葉。本文卷首に「皮膚新編/美國 嘉約翰口譯/莆田 林湘東筆述」と題し、以下本文一卷。跋なし。書末に横書きで皮膚症狀鑑別表四葉を附す。料紙は中葉竹紙、有界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「皮膚新編」、魚尾下に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一五・二
×横一一・四cm、一〇行二四字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 本書はキリスト敎宣敎師による西醫書。目錄は〔編者未詳〕に作るが、「嘉約翰(美)口譯、林湘東(淸)筆述」が適切。

中目二三六頁(奎중4887。華氏中藏經。華佗(淸)著。掃葉山房、光緒一一年(一八八五)。二册。木版。書高二四・二
×幅一五・四cm。孫星衍序、嘉慶一三年(一八〇六)。鄧處中序。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」。合册、祕製大黄淸寧丸方)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「華氏中藏經 一(二)」、綴じ目横に「共二」、書根に「一(二) 華氏中藏經」を墨書。扉に「嘉慶十三季太歳戊辰春/華氏中藏經/平津館孫氏刊版」の封面、裏に「光緒乙酉夏白堤八字/橋朱氏槐廬家塾珍藏」の木記と「掃葉山房/督造書籍」の印記。嘉慶一三年の孫星衍(平津館)「重校華氏中藏經序」二葉、その裏面に「光緒甲申小春/月白堤八字橋/孫谿槐廬家塾」の木記と「光緒歳在閼逢涒灘國子監肆業生呉縣朱記榮校刊/江寧劉文楷模鐫」の刊記。甲寅年の鄧處中「華氏中藏經序」二葉、その末尾に「光緒歳在閼逢涒灘國子監肆業生呉縣朱記榮校刊」の刊記と、「光緒甲申小春/月白堤八字橋/孫谿槐廬家塾」の木記。目錄なし。本文卷首に「華氏中藏經卷上/賜進士及第…孫星衍校」と題し、以下本文三卷。跋なく書末に「光緒甲申小春/月白堤八字橋/孫谿槐廬家塾」の木記と「光緒歳在閼逢涒灘國子監肆業生呉縣朱記榮校刊」の刊記。さらに嘉慶一五年の孫星衍「素女方序」一葉および素女方一卷、末尾に「光緒甲申小春/月白堤八字橋/孫谿槐廬家塾」の木記と「光緒歳在閼逢涒灘國子監肆業生呉縣朱記榮校刊」の刊記。また扉に四周單邊で「祕製大黄/淸寧丸方/孫氏平津館」の封面、裏に「光緒甲申冬月呉縣/朱氏槐廬家塾珍藏」の木記と「掃葉山房/督造書籍」の印記。辛未年の五松居士「製大黄丸方序」二葉、その末尾に「光緒甲申小春/月白堤八字橋/孫谿槐廬家塾」の木記。書末に「光緒歳在閼逢涒灘國子監肆業生呉縣朱記榮校刊」の刊記。料紙は薄葉竹紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、魚尾下に「華氏中藏經上(中・下、素女方・淸寧丸方) 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一五・五
×横一一・二cm、一一行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は「華佗(淸)著」「掃葉山房」「二册」「合册、祕製大黄淸寧丸方」に作るが、「華佗(漢)著」「朱記榮校刊」「三卷二册」「合册、素女方一卷・祕製大黄淸寧丸方一卷」が適切。

中目二三六頁(奎중4888。黄帝甲乙經。皇甫謐(晉)撰。掃葉山房、光緒一一年(一八八五)。一二卷四册。木版。書高二四・四
×幅一五・二cm。卷頭書名、鍼炙甲乙經。高保衡等序、皇甫謐序。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙。表紙に外題「黄帝鍼炙(ママ)甲乙經 一(~四)」、綴じ目横に「共四」、書根に「一(~四) 黄帝鍼炙(ママ)甲乙經」を墨書。扉に四周單邊で「黄帝甲乙經/十二卷」の封面、裏に「光緒乙酉仲冬月/四明存存軒鋟版」と「掃葉山房/督造書籍」の印記。無記年の高保衡・孫奇・林億「新校正黄帝鍼灸甲乙經序」二葉、無記年の皇甫謐「黄帝三部鍼灸甲乙經序」「序例」二葉、卷一目錄一葉。本文卷首に「鍼灸甲乙經卷之一」、以下本文一二卷。跋なし。料紙は薄葉宣紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「甲乙經」、魚尾下間に「卷之幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一六・八
×横一三・二cm、一二行二〇字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は「黄帝甲乙經」「掃葉山房」「鍼炙」に作るが、「鍼灸甲乙經」「存存軒」「鍼灸」が適切。

韓目一二七四頁・三木七六(奎중2183。壽親養老新書。鄒鉉(元)編次。〔刊年未詳〕。四卷三册。木版。書高三〇・六
×幅一六・五cm。有界、一〇行一九字。版心、大黑口、上下黑魚尾。張士弘序、至正壬午年(一三四二)。中元樵西麓危徹孫序、大徳丁未年(一三〇七)。印、「承華章」「弘齋」「内賜」「帝室圖書之章」)
 朝鮮五鍼眼裝、黄色押し目紋樣表紙に「壽親養老書一(~三)」、綴じ目横に「共三」、書根に「一(~三) 壽親養老書」を墨書。書高三〇・五
×幅二一・三cm。整版本。目錄七葉、至正壬午年の張士弘序一葉、大徳丁未年の危徹孫序一葉半、大徳乙巳の無名氏序半葉、無記年の黄應紫序一葉。本文卷首に「壽親養老新書卷之一/敬直老人鄒鉉編次/玉牎 黄應紫點校」と題し、以下本文四卷。跋なし。料紙は中葉朝鮮楮紙、有界、四周單邊、黑口・雙黑魚尾、魚尾間に「壽親書 卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・二×横一七・五cm、一〇行一九字、小字雙行。識語・書き入れなく、朱讀點あり。「内賜」「承華/章」「弘齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。僅かに蟲損後、補修。料紙は一部變色
 目錄は韓籍「儒家類」に分類するが、漢籍「醫家類」が適切。


子部儒家類

中目二〇二頁(奎중2131。藥言寶典。呂嵓(唐)著。〔跋、光緒一〇年(一八八四)〕。一册三三張。活字版(全史字)。書高二九・三
×幅一九cm。四周單邊。半葉匡郭、縱二一・二×二〇cm、一〇行二〇字。版心、上白魚尾。卷頭書名、浮佑帝君藥言寶全。金奭跋、光緒甲申年(一八八四))
 無帙。朝鮮五鍼眼裝、香色厚手押目紋樣表紙。表紙の四周雙邊題箋に「藥言寶典」を印刷。活字本。見返しに四周雙邊で「藥言寶典」の封面。無記年の「自序」二葉(善行を勸め、惡行を戒める事は服藥に同じと言い、勸善と戒惡の要諦を各八篇記したという)、目錄一葉。本文卷首に「孚佑帝君藥言寶典卷上」、以下本文二卷。書末に光緒甲申年の金奭「跋」一葉(本書は「孚佑帝君全書」より選輯したという)。料紙は薄葉朝鮮楮紙、有界、四周單邊、白口・單白魚尾、象鼻に「藥言寶典」、魚尾下に「卷上 篇名 通册葉次」を印す。每半葉匡郭、縱二一・三
×横一五・八cm、一〇行字。識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 儒學書。目錄は「藥言寶典。一册」に作るが、「〔孚佑帝君〕藥言寶典。二卷一册」が適切。

中目二〇二頁(奎중1823、1933。養正圖解。焦竑(明)纂。〔序、肅宗三〇年(一七〇四)〕。二卷二册。活字版(戊申字)。書高三三・五
×幅二一・七cm。左右雙邊。半葉匡郭、縱二四・三×横一六・三cm、九行一六字。注、雙行。版心、上下花紋魚尾。卷首、肅宗御製養正圖贊。〔肅宗〕序、時甲申(一七〇四))
 無帙。朝鮮五鍼眼原裝、黄色厚手押目紋樣原表紙。表紙に外題「養正圖解 乾(坤)」を墨書、書根に記載なし。整版と活字の混合本。「肅廟御製養正圖贊」四葉あって、末行から「養正圖解上下二册迺太史焦竑所纂也」と記し出す甲申年の〔肅宗〕「御製養正圖序」二葉、以上六葉は整版。以下は活字で目錄一葉。卷首に内題・編著者名なく、直接本文二卷。書末に整版で己巳年の無名氏(英祖?)「當宁御製養正圖解卷下小識」五葉。料紙は中葉朝鮮楮紙、有界、左右雙邊(本文)、白口・雙花魚尾、魚尾間に「養正圖解幾 葉次」を印す。每半葉匡郭、縱二四・二
×横一七・三cm、九行一六字。識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 善行を勸める儒學書。圖はない。美本。目錄は「注、雙行」に作るが、雙行注はない。

中目二〇二頁(奎중1968、2474。養正圖解。焦竑(明)纂。〔一九--〕。二册。寫本。書高三一・二
×幅二〇・四cm。〔肅宗〕序、甲申(一七〇四)。〔英祖〕跋、己巳(一七四九))
 無帙。朝鮮五鍼眼原裝、黄色厚手押目紋樣表紙。表紙・書根に外題等の記載なし。上掲本と同内容の寫本。料紙は中葉朝鮮楮紙、無界、無邊、白黑口・無魚尾。每半葉、九行一五・一六字。識語・書き入れ等なし。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。


子部道家類

中目二一三頁(奎중4480。養生篇。錢國寶(淸)選注。〔淸版本〕。一册四八張。木版。書高二五
×幅一五・四cm。表紙書名、養眞篇。錢國寶序。印、「摛文院」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。朝鮮五鍼眼改裝、クリーム色厚手押目紋樣表紙。表紙に外題「養眞(生に訂正)篇 全」、書根に「全 養生篇」を墨書。無記年の錢國賓「玄旨小引」二葉、無記年の錢國賓「律敍」三葉、目錄なし。本文卷首に「養生篇上卷/錢塘白寉山人錢國賓選註/布衣弟國相較政」と題し、以下本文二卷。跋なし。料紙は竹紙、有界、四周單邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「養生篇」、魚尾下に「上(下)卷 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二一・三
×横一四・六cm、九行一八字。讀點・强調點も刻す。識語・書き入れ等なし。「摛文院」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。やや蟲損。
 導引書。目錄は「錢國寶」に作るが、「錢國賓」が適切。

韓目一三〇八頁(奎12350。黄庭經。〔編者未詳、年紀未詳〕。二册。寫本(後寫)。書高二五・九
×幅一六・八cm。内容目次、卷一「上淸黄庭内景經」、梁邱子注釋。卷二「太上黄庭外景經」、務成子註)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押し目紋樣表紙に「黄庭經 乾(坤)」を墨書。寫本。本文卷首に「上淸黄庭内景經/三洞經敎部/梁邱子注釋」と題し、無記年の無名氏序半葉、務成子注序四葉。以下本文一卷。第二册は「太上黄庭外景經」で、無記年・無名氏の敍半葉あり。以下本文一卷。また「太淸中黄眞經」一卷を附す。跋なし。料紙不詳、有界、四周單邊、白口・單花魚尾の印刷罫紙で、版心に葉次のみ記す。每半葉、一〇行二二字、小字雙行。識語・書き入れなく、漢文眉注あり。「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。
 目錄は韓國本の「釋家類」に分類し、「黄庭經。二册」に作るが、漢籍「道家類」「黄庭經二卷。附、太淸中黄眞經。二册」が適切。


子部西學類

中目二七二頁(奎중4649、4650。内科新説。合信(英)著、管茂材(淸)撰。上海、仁濟醫館藏板、咸豐八年(一八五八)。一册一一七張。木版。書高二四・二
×幅一五・三cm。合信序、咸豐八年(一八五八)。印、「帝室圖書之章」)
 無帙。中國四鍼眼原裝、香色薄手表紙に四周雙邊の外題「内科新説」を印刷し、書根に「全 内科新説」を墨書。扉に四周雙邊で「咸豐八年新鐫/内科新説/江蘇上海仁濟醫館藏板」の封面。咸豐八年の合信「内科新説序」二葉、例言二葉、目錄二葉。本文卷首に「内科新説卷上/英國合信氏著 江甯管茂材同撰」と題し、以下本文二卷。跋なし。料紙は竹紙、無界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「内科新説」、魚尾下に「卷上(下) 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・八
×横一三・三cm、行字、小字雙行。句讀點を刻す。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なく、僅かに破損。
 目錄は「一册」に作るが、「二卷一册」が適切。

中目二七二頁(奎중5279。内科闡微。嘉約翰(John GlasgowKerr、美)口譯。羊城、博濟局藏板、同治一二年(一八七三)。一册二九張。木版。書高二三・八
×幅一四・二cm。嘉約翰序、同治癸酉(一八七三)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色中手原表紙。表紙に記載なく、書根に「全 内科闡微」を墨書。黄色の扉に「同治十二年新鐫/内科闡微/羊城博濟醫局藏板」の封面。同治一二年の林湘東「序」二葉、同治癸酉年の嘉約翰「序」一葉、凡例存三葉(第三葉缺)、目錄三葉。本文卷首に「内科闡微/美國 嘉約翰口譯/甫田 林湘東筆述」と題し、以下本文一卷。跋なし。料紙は宣紙、有界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「内科闡微」、魚尾下に「篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一五・二
×横一一・三cm、九行二五字。句讀點を刻す。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 西洋醫學診斷學書。目錄は「博濟局藏板」に作るが、「博濟醫局藏板」が適切。

中目二七二頁(古1900-14。道之本原全體要論。〔著者未詳〕。英華書院〔淸版本〕。一册一七張。木版。書高一八・三
×幅一二・三cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱一二・五×横九cm、無界、八行二二字。版心、上黑魚尾)
 無帙。中國四鍼眼裝、灰色厚手表紙。表紙・書根に記載なし。黄色扉に四周雙邊で「存養省察聖人功化/道之本原全體要論/英華書院刊」の封面。序・目錄・内題・編著者名なく、直接本文一六葉。跋なし。料紙は中葉竹紙、無界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に書名なく、魚尾下に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一二・五
×横九・五cm、八行二二字。識語・書き入れ等なし。「Ex/Biblioth・Regia/Berolinenfi」「京城帝/國大學/圖書章」の印記。蟲損なし。
 キリスト敎の簡略な書。

中目二七三頁(奎중4922、4923。博物新編。合信(英)著。上海、墨海書館藏板、咸豐五年(一八五五)。一册八〇張。圖。木版。書高二四・四
×幅一五・三cm。印、四九二三「集玉齋」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手原表紙。表紙に四周雙邊の外題「博物新編」を印刷、書根に記載なし。扉に「咸豐五年新鐫/博物新編/江蘇上海墨海書館藏板」の封面。序なし、初集目錄一葉、同圖二葉。本文卷首に「博物新編初集/英國醫士合信著」と題し、以下本文三集。跋なし。料紙は竹紙、無界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「博物新編幾集」、魚尾下間に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一八・九
×横一四・〇cm、一〇行二四字。句讀點も刻す。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は「一册八〇張」に作るが、「三集一册八〇張」が適切。合信はBenjamin Hobson(一八一六~七三)の漢名。

中目二七三頁(奎중3309。餅藥造法。軍政局(布)編。金楷理(美)口譯。〔光緒年間〕。一册六〇張。圖。木版。書高二九・六
×幅一七・三cm。印、「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼康煕綴原裝。香色薄手表紙に外題「餅藥造法」、書根に「餅藥造法」を墨書。序・目錄なし。本文卷首に「餅藥造法/布國軍政局原書/美國 金楷理 口譯/崇明 李鳳苞 筆述」と題し、以下本文一卷。跋なし。以下に「餅藥造法附圖」「克虜礟彈附圖」を附錄。料紙は宣紙、本文有界、左右雙邊、黑口・雙黑魚尾、魚尾間に「餅藥造法 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一七・九
×横一三・六cm、一〇行二二字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。
 大砲の火藥と砲彈の書。

中目二七四頁(奎중4832-4834。婦嬰新説。合信(英)著、管茂材(淸)撰。上海、仁濟醫館藏版、咸豐八年(一八五八)。一册六二張。圖。木版。書高二四・二
×幅一五・二cm。合信序、咸豐八年(一八五八)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 コピー本による。中國四鍼眼裝。表紙に四周雙邊で外題「婦嬰新説」を印刷。扉に四周雙邊で「咸豐八年新鐫/婦嬰新説/江蘇上海仁濟醫館藏板」の封面。咸豐八年の合信「序」二葉、目錄二葉、圖七葉。本文卷首に「婦嬰新説/英國醫士合信氏著 江甯管茂材同撰」と題し、以下本文一卷。跋なし。料紙不詳、無界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「婦嬰新説」、魚尾下に葉次を刻す。每半葉匡郭、縱一九・六
×横一三・七cm、小字雙行。句讀點も刻す。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損不詳。

中目二七五頁(奎중4704、4705。西醫略論。合信(英)著、管茂材(淸)撰。上海、仁濟醫館藏板、咸豐七年(一八五七)。一册一八四張。圖。木版。書高二四・二
×幅一五cm。上海仁濟醫館序、咸豐七年(一八五七)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 コピー本による。中國四鍼眼原裝、表紙に四周雙邊で外題「西醫略論」を印刷。扉に四周雙邊で「咸豐七年新鐫/西醫略論/江蘇上海仁濟醫館藏板」の封面。咸豐七年の合信「序」一葉、目錄二葉、例言一葉。本文卷首に「西醫略論卷上/英國醫士合信氏著 江甯管茂材同撰」と題し、以下本文三卷。文中に圖多し。跋なし。料紙不詳、無界、四周雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「西醫略論」、魚尾下に「卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一九・六
×横一三・五cm、一〇行二四字、小字雙行。句讀點も刻す。識語・書き入れ等なし。「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記あって、「集玉齋」は見えず。蟲損不詳。
 目錄は「一册」に作るが、「三卷一册」が適切。

中目二七八頁(奎중6361。衞生要訣。海得蘭(英)著。傅蘭雅(英)口譯。鴻文書局、光緒一四年(一八八八)。一册三二張。石印本。書高一五
×幅八・七cm。周善祥序、光緒一三年丁亥(一八八七)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼改裝、香色薄手表紙。表紙に外題なく、書根に「全 衞生要訣」を墨書。扉に四周雙邊で「衞生要訣」の封面、その裏に四周單邊「光緒戊子夏月/鴻文書局石印」の木記。光緒一三年の周善祥序一葉、目錄なし。本文卷首に「衞生要訣/英國 海得蘭手著/傅蘭雅口譯/新陽趙元益筆述/桐鄕周善祥採輯」と題し、以下本文一卷。跋なし。料紙は宣紙、石印。無界、四周單邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「衞生要訣」、魚尾下に葉次を印す。每半葉匡郭、縱一一・八
×横七・五cm、一五行三〇字、小字雙行。句讀點も印す。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

中目二七八頁(奎중5353。衞生要旨。嘉約翰(John GlasgowKerr、美)口譯。益知書會、光緒九年(一八八三)。一册四二張。木版。書高二四・二
×幅一九・七cm。嘉約翰序、光緒八年(一八八二)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)。
  歐米書の譯本につき目錄書誌のみ轉載する。以下同。

中目二七八頁(奎중2895。儒門醫學。海得蘭(英)撰、傅蘭雅(英)口譯。〔序、同治六年(一八六七)〕。三卷四册。木版本。書高二九・四
×幅一六・八cm。海得蘭序、西紀一千八百六十七年。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」。卷末、Vocablary of the Chinese names of medicine)

中目二八〇頁(奎중4012。全體圖説。稻惟徳(英)譯。益知書會、光緒一〇年(一八八四)。一册二二張。木版。書高二六
×幅一五cm。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」。所藏本、上下一册)

中目二八〇頁(奎중5372、5373。全體新論。合信(英)著、陳修堂(淸)撰。上海、墨海書館藏板、咸豐一年(一八五一)。一册七一張。圖。木版。書高二四・三
×幅一五・二cm。合信序、咸豐元年(一八五一)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)

中目二八〇頁(奎중2886。全體通考。徳貞(英)著。同文館聚珍版、光緒一二年(一八八六)。卷首・本文計一八卷、合一六册。圖。活字版。書高二八・四
×幅一七・八cm。白廣壽序、光緒一〇年(一八八四)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)


史部政法類

中目一六〇頁(奎중4104。補註洗寃錄集證。宋慈(宋)著、王又槐(淸)集證、阮基新(淸)補註。〔序、道光二三年(一八四三)〕。四卷四册。木版。書高二八・六
×幅二一・六cm。童濂序、道光二三年(一八四三)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」。附「刊檢骨圖格」。欄上註)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手原表紙。表紙に外題なく、書根に「一(~四) 補註洗寃錄集證」を墨書。見返しに四周單邊で「補註洗/寃錄集/證 作吏要言附」の封面。道光二三年の童濂序二葉、總目三葉、卷一目錄一葉、當目錄末行に「内閣侍讀銜中書舎人江都鍾淮小亭甫校刊」の刊記。本文卷首に「補註洗寃錄集證卷一」、以下本文四卷三册。第四册は「附刊檢骨圖格」(冒頭に乾隆三五年を記す)一三葉、乾隆甲申年の陳宏謀「作吏要言」一葉、「作吏要言/延平要玉屏明府鎭著/松江朱性齋總憲椿增」と題し、以下本文一卷。書末に「國士監典簿前平陰縣知縣許喬林石華校刊」の刊記。全書に朱の讀點・强調點を印刷し、上欄には紺字注を上段、朱字注を下段に印刷する。料紙は薄葉宣紙、無界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「補註洗寃錄集證(附刊檢骨圖格・作吏要言)」、魚尾下に「卷幾 篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一六・二
×横一三・六cm、一〇行一八字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。僅かに蟲損。

中目一六〇頁(奎중3891。洗寃錄詳義。許槤(淸)編校、葛元煦(淸)重刊。光緒五年(一八七九)。卷首・四卷、合五册。木版。書高二九・五
×幅一七・六cm。王寶時序、光緒四年(一八七八)。葛元煦序、光緒二年(一八七六)。印、「集玉齋」「帝室圖書之章」)
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手原表紙。表紙に外題「洗寃錄詳義 目錄(~四)」、綴じ目横に「共五」、書根に「目錄(~四) 洗寃錄詳義」を墨書。扉に四周單邊で「洗寃錄/詳義/每部壹/元陸角(別の朱印)/聖淸光緒己卯歳在屠維單/…」の封面。光緒四年の王寶時「重刻洗寃錄序」二葉、光緒三年の王思沂序二葉、無記年の夏同善序二葉、光緒丁丑年の呉大廷敍二葉、光緒三年の潘霨「重刻洗寃錄詳義」三葉、光緒二年の葛元照序二葉、淳祐丁未年の宋慈「刻洗寃錄詳義敍」二葉、目錄二一葉。本文卷首に「洗寃錄詳義卷幾/海甯許槤編校」と題し、以下本文四卷。跋なし。匡郭内は二段組みで、上段に注、下段に本文、上欄にも注を刻す。料紙は薄葉宣紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「洗寃錄詳義」、魚尾下に「卷幾 篇名 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・五
×横一三・六cm。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。

中目一六〇頁(奎중3980。洗寃錄摭遺。葛元煦(淸)編。〔序、光緒二年(一八七六)〕。一册六三張。木版。書高二九・五
×幅一七・八cm。葛元煦序、光緒二年(一八七六))
 錦布貼り一帙に收める。中國四鍼眼原裝、香色薄手原表紙。表紙に外題「洗寃錄摭遺 全」、書根に「全 洗寃錄摭遺」を墨書。光緒二年の葛元煦「序」一葉、目錄三葉。本文卷首に「洗寃錄摭遺卷上/仁和葛元煦理齋」と題し、以下本文二卷。跋なし。料紙は宣紙、有界、左右雙邊、白口・單黑魚尾、象鼻に「洗寃錄摭遺」、魚尾下に「卷上(下) 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱一八・二
×横一三・三cm、九行二五字、小字雙行。識語・書き入れ等なし。「集玉齋」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「서울/大學校/圖書」の印記。僅かに蟲損。
 目錄は「一册」に作るが、「二卷一册」が適切。


集部小説類

中目三〇一頁(韓目一四二六頁)(奎중2333。博物志。張華(晉)撰、周日用(晉)等註。〔刊年未詳〕。一〇卷一册五七張。木版。書高二八・四
×幅一八・二cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱一九・九×横一八・七cm。有界、一〇行一八字。版心、大黑口、上下黑魚尾。都穆跋、弘治乙丑(一五〇五)。印、「弘文館」「帝室圖書之章」)
 朝鮮五鍼眼裝、黄色押目紋樣厚手表紙。表紙に外題「博物志 全」、書根に「全 博物志」を墨書。書高二八・三
×幅一八・二cm。整版本。序・目錄なし。本文卷首に「博物志卷之一/晉 司 空 張華茂先撰/汝 南 周日用等注」と題し、以下本文一〇卷。書末に弘治乙丑年の都穆「跋」一葉。料紙は薄葉朝鮮楮紙、有界、四周雙邊、小黑口・雙黑魚尾、魚尾間に「物志卷幾 葉次」を刻す。每半葉匡郭、縱二〇・二×横一四・五cm、一〇行一八字、小字雙行。後刷本。識語・書き入れ等なし。疲れ本。「弘文館」「帝室/圖書/之章」「朝鮮總/督府圖/書之印」「京城帝/國大學/圖書章」「서울/大學校/圖書」の印記。蟲損なし。
 目錄は「子部類書類」に分類するが、漢籍「集部小説類」が適切。

韓目一四二六頁(古0330-2。續博物志。李石(宋)撰。〔刊年未詳〕。一册七五張。木版。書高二九・二
×幅一八cm。四周雙邊。半葉匡郭、縱一九・五×横一四cm。有界、一〇行一八字。版心、黑口、上下内向黑魚尾。印、「永城後人 宋時雍」。所藏本、卷一第一~三張落張、卷一〇第二~四張缺)
 マイクロフィルムによる。朝鮮五鍼眼裝、押目紋樣表紙。表紙に外題「續博物志 全」を墨書した四周雙邊の題箋を貼る。整版本。序・目錄等缺葉。卷二首に「續博物志卷第二/前都官員外郎隴西李 石撰」と題し、以下本文一〇卷。書末に缺落で未詳年の方(?)衞「續博物志後記」一葉。料紙不詳、有界、四周雙邊、黑口・雙黑魚尾、魚尾間に「續物卷幾 葉次」を刻す。一部文字を墨丁にする。每半葉、一〇行一八字。識語なし。讀點、線引き、上欄・文中の書き入れあり。「서울/大學校/圖書」の印記のみ見える。破損・蟲損大。
  目錄は韓國本の「子部類書類」に分類し、「一册」に作るが、漢籍「集部小説類」「一〇卷一册」が適切。

(完)