あなたが育てる(あるいは駄目にする)日本人のリテラシー

下記のようなありふれた記事が、リテラシーの育成のための良質な教材になる。この記事を教材にして、今日から直ぐに、あなたの家庭で、リテラシー育成の教育を始めることができる。

たとえ意図的ではないにせよ、メディアは、日本人のリテラシー育成のために、こんな素晴らしい教材を提供してくれている。それを利用しようとしないどころか、事あるごとに、「マスコミが日本を駄目にしている」と馬鹿の一つ覚えを繰り返し、自分の子供には学校の勉強ばかり強いて、こんな素晴らしい教材で一緒に勉強する素晴らしいリテラシー育成の機会を逃している、そんなあなたが、日本人のリテラシーを駄目にする全国キャンペーンの一翼を担っている。

一人住まいの人は、自分で、家族のいらっしゃる方は家族と一緒に、あるいは職場で、考え、議論してみるがいい。その作業に加わった人々は皆、メディアに対する空虚な攻撃では決して得られない充実感を味わえるだろう。

○規制とは何か、誰のためにあるのか?規制がある場合とない場合とを比べたら、規制があったほうが幸せな人々が増えるからこそを存在意義があるのではないだろうか?

○規制の逸脱行為が誰かを不幸にする時に、規制は意味があるだろうに、むしろ規制によって不幸になる人が増えるとしたならば、一体その規制に何の意味があるのだろうか?それは、国家による、みかじめ料、お布施、あるいは振り込め詐欺に過ぎないのではないか?

○下記の記事から、新大久保周辺を「民宿特区」にして、「ようこそJapan」キャンペーンを展開する。そういう発想がなぜできないのだろうか?

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<もぐり民宿>新宿・新大久保周辺 警察が摘発に力入れる

8月14日14時18分配信 毎日新聞
 警視庁新宿署は6月以降、新宿・新大久保地区周辺で外国人が経営する無許可営業の宿泊施設の摘発に力を入れている。アジア料理店が多く集まるなど、多国籍街として知られる同地区。母国語が通じる気安さやアジアでも有数の歓楽街・歌舞伎町まで徒歩約15分というアクセスの良さから外国人観光客に人気の「民宿」だが、観光客からは「安くて便利だから選んだが、違法とは知らなかった」と戸惑いの声が漏れる。【町田徳丈】

 新宿署は6-7月、保健所に無許可で宿泊施設を営業したとして、旅館業法違反容疑で10軒を摘発し、韓国籍と台湾籍の経営者ら計5人を逮捕した。

 7月15日に逮捕された台湾籍の58歳の夫婦は木造2階建てアパートを改築し、03年ごろから「民宿」を営業していた。部屋数は10室。1泊5000-8000円で月120万?150万円の売り上げがあったとみられている。

 夫婦は保健所の警告に従わずに営業を続けていた。調べに対し「民宿はもうかる。違法だと思わなかった」と話したという。

 同様の宿泊施設は、円安・ウォン高で韓国からの観光客が多くなった2?3年前に急増。新宿区保健所によると、看板を出している店舗だけでも20軒前後、確認されている。担当者は「購入したり借り上げたアパートに素泊まりさせているだけなので収益性が高いのだろう。雨後のたけのこのように増えた」と話す。ライバル店同士が「あそこは無許可」と通報する告発合戦もあったという。
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