捜索活動の見直しを
-HIV事件最終報告書の再公開実現に向けて-
田辺三菱製薬 御中

    かつて御社のサイトで公開されていた「三菱ウェルファーマ株式会社 HIV事件社内調査委員会 HIV事件に関する最終報告書 2007年7月9日」がいつの間にか消えてから随分と経ちました。極めて大切な資料です。非常に立派な報告書で、被害の実態を把握するための唯一の原資料でした。名画のように盗まれたわけではありませんよね?だとしたら、どこに迷子になってしまったのでしょうか?まだ捜索中なのでしょうか?見付けるまでになぜそれほど長い時間がかかるのでしょうか?捜索方法に問題があるのではないでしょうか?

    私達市民が懸念するのは、心ないデマの発生です。「自分の会社にとって都合の悪い文書だから廃棄してしまったに違いない」という下衆の勘繰りです。長年にわたってあの資料を自社サイトで公開してきた御社に限ってそんな恥知らずな真似は絶対やらない、そう私達は確信しています。どうか捜索活動を見直してください。そして一日も早く報告書を見付けて再公開してください。そうすれば下衆の勘繰りも一瞬にして消えていくでしょう。

池田正行

目次へ戻る